フェティッシュのお話

京都寺町店のリニューアルに伴い、少しストップしていた入荷がどんどんアップされています!!!
大物から定番ものまで。
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お見逃しなく!!
さて、フェティッシュが、お店に少し入荷しているのをご存知でしょうか??

フェティッシュとは、主にズニ族に信仰を持って使われている動物やカチナの形をした置物です。
本物のフェティッシュは儀式に使われ、メディスンマンによって清められ宗教的な意味を持ったもののことを指すそうです。
こういった特別な意味をもつフェティッシュはズニの人々の家に飾られ、儀式があるときに用いられ、家族代々受け継がれていくので市場に売りに出ることはありません。
なので宗教的に厳密に言うと、私たちが手にすることができるのは「フェティッシュ」ではなく「カービング」というのだそうです。
ですがこの「カービング」作りはジュエリーと同じようにズニの人々の大切な職業なので、本来の意味にかかわらず「フェティッシュ」と呼ばれ、私たちが売り買いできるようになっています。

フェティッシュは大理石、鹿の角、サーペンタイン、シェル、ターコイズなどすべて天然の素材が使われているのが特徴。
熊やマウンテンライオン、コヨーテ、ボブキャットなどもともと伝統的に作られていた動物から派生して、今では様々な動物が作られています。
よく見る口から心臓にかけて矢印が入っているのは、動物に息を吹き込むために作られています。
アローヘッド(やじり)やターコイズが乗っているのは、動物を悪いものから守るための魔よけ。

儀式で用いられたフェティッシュは、自分の身を守ってくれるというわけで、信仰深いズニの人々は狩に出るときや旅に出るときにもっていくそうです。
メディスンマンによって清められたフェティッシュは、神様と同じ。
日本で神棚にお米をささげるように、すごく信仰深い人はフェティッシュにも食べ物を備えるんだそうです。
そのフェティッシュが派生して、ネックレスやピアスとして身につけられるようになったり、

インレイが施されるようになったり、

細かい細工で競い合うようになったりして、
単純な動物の形から、現在はひとつのアートとして確立しています。
お守りなので、贈り物にもいいそうですよ。
少ししか入荷してないので取り扱いしている店舗は少ないのですが、お店で見つけたらぜひ手にとって見てくださいね!
フェティッシュのネックレスは少しだけネットに掲載してます☆