最近めっきり寒くなり、ニューメキシコ州でも風邪を引く人続出です。
と言う事で、こんな田舎町でも手に入るパーカーを求め、ご近所のWALMARTへ。
『あれれ…並んでるの半袖なんですけど。そちらにあるのは水着では…?!』
そうでした…。インディアン、体感温度が違うんでした。
この厳しい荒野で耐え抜いてきたDNAを受け継いでるだけあって強いわ~!
…まぁ、そんな話はいいんです。
今日はZUNI族の巨匠でもご紹介しようと思いまして!
はい、優しい笑顔が印象的なお方!
『ドン・ディーワさんです!!!』
(本人がこう発音するので…。)
ZUNI族の知り合いのお友達だった事もあって、マライカではドン・デワと直接取引をしています。
こちら現地でも人気の作家さんだけあってトレーディングポストにもアイテムはたくさんあるのですが、やっぱり作り手の生の声を聞けるのは違いますね。
今日はそんな『へぇ~』な生の声をお届け致します。
Don Dewaと言えば、この“スピナーサンフェイス”と呼ばれる回転式のサンフェイスでお馴染み!
どことなく高級感が漂っています。
この一見すましたジュエリーに、実はいろんなドンのこだわりが凝縮されているのです。
ドン・デワのこだわり①『全て手作り』
サプライ(材料屋)にはそれは豊富にパーツがそろっています。
リングの型からペンダントのトップ部分まで。
その出来合いのパーツをつなげるだけで、まぁそれなりの物が出来ちゃうんです。
ドン曰く、
『そんな物はアートではない』と。
なのでドンは1から手作りです。
ベゼルから、ボロタイのパーツに至るまで。
そんなわかりませんよ!ってところまで気を遣うから、こんなにも精巧なジュエリーが出来るんですね。
続きましてこだわり②『素材のチョイス』
インレイの黒い部分といえば加工しやすい柔らかなジェットが主流ですが、ドンの黒い部分はピンシェルの黒い部分でできています。
ピンシェルといえば通常こげ茶色なんですが、中には稀に、こんな黒い物もあるんだそうです。
なんでそんな見つけるのに苦労するピンシェルを使うのかというと、全てはこの横顔のフォルム。
横から見た時の立体感、そして丸みを作った事による光の反射を大事にしているんだそうです。
これをジェットで作ってしまうと、
仕上げでシルバーを磨いた時に硬度の低いジェットだと磨いてる間に削れてぺたんこなってしまうんだそうです。
そう言われれば、ジェットのインレイ物って平たいですよね。
『なーんかドンデワの仕上がりは違うんだよね。』っていう秘密。
こういうちょっとしたトコロの差なんですね。
ドンさんのこだわり、まだまだありそうで、紐解くのが楽しみです。。。
そんなドンデワ、ほんと気のいいおじさんって感じです。
そしてちょっと品があるのもステキ。
今回ご紹介したジュエリーはまだ店頭に並ぶ前の新着ホヤホヤです☆
クリスマスなど、特別な贈り物にいかがでしょうか?
彼のジュエリーは間違えなく一生ものですよ!!