シンプルなゴールドアイテム

連休、いかがお過ごしでしょうか?

気をつけながらも、少しずつ外出ができるようになっているここニューメキシコ州。学校、映画館など人が集まる場所は再開まではまだ行きませんが、少しずつ規制が緩まっている感じです。

例年このシルバーウィーク近辺にはアーティストを日本に呼んでデモンストレーションを行っているのですが、今年はもう早々に断念せざるを得なくなりました。

来日するはずだったのは、Arnold Goodluck 氏

日本に行ったことは一度もないので、昨年の計画段階からとても楽しみにしていたので残念がっていますが、落ち着いたら絶対にリベンジを果たしたいと思います!

スタイルの幅が広いアーノルドグッドラック。インディアンジュエリー初期の時代におじいさんがすでに有名だったというのは知る人ぞ知る話ですが、この動画を見てアーノルドが今の多彩なデザインになった所以が分かるかと思います。

(グッドラック家がどうしてグッドラックという名前になったのかというところまでさかのぼりますよ。)

 

 

そのアーノルドにオーダーした、シンプルな金シリーズ。

ゴールドをオーバーレイして、中にスタンプワークが施されています。

インディアンジュエリーには見えないけど、実はインディアンジュエリーというところが萌えポイントです。

最近、インディアンジュエリーをさりげなく身に着けたいというお客様も非常に多く、特にゴールドのものはどんなスタイルにも合うテイストで探している方が多いので、ごつすぎず、でも薄すぎず、しっかりとしたゴールド使いでちゃんと価値を持った作品を作ってもらいました。

こちらは18金のロゼッタビーズを使用しています。

ゴールド使いのシンプルな作品ってあるようでなかなかない。季節、年代、スタイルを問わずちゃんとした作品を毎日身に着けるという幸せを味わえます。

特別な日のギフト、記念日の贈り物としてもおススメです。

総12点入荷しています。

 

 

 

 

 

プエブロの今

 

ホピ族、ベネットカゲンヴェマの作品。今日ベネットと会い、久々にジュエリーをたくさん持ってきてくれました。

ホピ族に限らず、プエブロの小さい民族はコロナで今もかなりの影響を受けています。

小さい村に感染が広まったら民族の人口減少としても危機で、観光業で生計を立てている部族でも村自体をクローズしています。

私の知っている限り、ズニ族、ホピ族、サントドミンゴ族、アコマ族などすべてのプエブロの村に、今も外部者は入ることはできません。

村の入り口には検問が張られていて、村の居住者でなければ出入りすることができないようになっています。

どこのプエブロでも例年夏に様々な儀式を行っています。

レインダンス、ビーンダンス、カチナダンス、フィーストと呼ばれる収穫祭など。

それらの儀式が今年どうなったかというのが気になっている方も多いかと思います。10人以上の集まりは一応今でも州では禁止されているのですが、ネイティブアメリカンの儀式はそのネイティブアメリカンの政府の決定にゆだねられています。

基本的には儀式は中止にはなっておらず、ほとんどの儀式が行われています。

でも、すべて内部者のみでの開催。

ズニのレインダンスは通常全てのキヴァが一回ずつ行うそうなのですが、今年はメインのキヴァ一回だけの開催。それでもやはり感染者が少しずつ増えていた状況下での開催は、賛否両論あったようです。

ホピの儀式もすべて、少数で見学者などを制限して開催。今でも私たちはホピに買い付けに行くことはできないので、買い付けは作品を送ってもらうか、または街に出てきてもらって会って買い付けをしています。

儀式の意味は「祈り」

祈りを捧げるという意味が今だからこそある。そう言っていました。

外部の人に見てもらうためではなく、外部の人のためにも儀式をやって祈る。今はそういう時期だと、儀式で大事な役割を持つベラタワホングバも言っていました。

ジュエリーを作ることも、その祈りを込めること。だから作り続ける。

儀式を公開するということは、それを見に来てくれた人にも祈りを捧げるという意味もあるのですが、それができない今、ジュエリーへ込める思いも高まっている感じがします。

改めて、「みんなの幸せを祈ってジュエリーを作る」という行為が尊く思えた今日でした!

 

ラベンダーピットビズビー

寒くなってきたので、急に冬支度を始めています。薪を売る人が増え、石炭を売る人も見かけます。石炭ストーブを使っている家庭もまだ多いです。

さて、今日はいつも人気のビズビーの話。

アリゾナ州の南東、メキシコとの国境に近い町、ビズビー。そう、ビズビーって町そのものの名前です。

1880年から、銅、銀、金の鉱山として栄えた町。

コッパークイーンマインと呼ばれた銅山の中心の町として栄えてきました。1910年代には第一次世界大戦のために銅を大量に供給したとして知られています。

その時に採掘する方法として使われたのが「オープンピット」という採掘方法で、それにより大量の銅を採掘できるようになりました。ビズビー鉱山と言えば、オープンピットというイメージです。日本語では、露天掘りと訳されます。

 

その中でもラベンダーピットという名前で有名なこのオープンピット。このオープンピットの計画を実行したフェルプスドッジコーポレーションという会社のジェネラルマネージャー、ハリソンM.ラベンダー(1890–1952)にちなんで名付けられました。

以下は英語版ウィキペディアを訳したもの。・・・・・・・・

フェルプスドッジコーポレーションは、1950年にサクラメントヒル鉱山の跡地にラベンダーピットをオープンしました。 1974年までの生産量は合計で8,600万トンの鉱石で、平均して約0.7%の銅、約60万トンの銅が産出され、副産物として金と銀が含まれていました。約2億5600万トンの廃棄物が除去されましたが、その一部は追加の銅のために酸浸出されました。

ターコイズもこの採掘活動の副産物でした。ビスビーターコイズは、ビスビーブルーとも呼ばれ、世界で最も美しいターコイズの1つです。このピットでの採掘作業は1974年に終了しました。ラベンダーピットのすぐ北にある未開発のコチス鉱床には、0.4%の酸溶解性銅を含む推定1億9000万トンの岩が含まれています。

このピットは300エーカー(1.2km²)の面積をカバーし、深さは900フィート(274 m)です。

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ビズビーの町が鉱山として一番活発だったのは1960年代。その頃には町の人口は1万人弱いましたが、現在では5000人ほど。ラベンダーピットが停止したのは1974年で、コッパークイーンマイン自体が停止したのは1975年です。

表情が特徴的なビズビーターコイズはインディアンジュエリーでも多くのファンがいます。もう公的には採掘がされることはないビズビーは、年々どんどんと値段が上がり、見かけることもとても少なくなっています。

鉱山自体は閉鎖しているので、1975年以降新しく採掘されたビズビーというのは存在し得ないのですが、廃棄物として山になっている場所に不法侵入してターコイズを探すとか、鉱山関係者の許可を得てターコイズを探すとか、そういう形で市場に出ることはまだ稀にあるそうです。

その中で、このラベンダーピットの副産物として売られていたビズビーは、ラベンダーピットビズビーと呼ばれています。もちろんそれがラベンダーピットから出たというのを知る人しかその名前を付けることができませんし、その当時はラベンダーピットから出たかどうかなんて大して重要ではなかったと思うので、これがラベンダーピット!と言えるビズビーは非常に少ないです。

去年そのラベンダーピットビズビーを少し手に入れることができたので、それを使って作品を作ってもらいました。

見た目は普通のビズビーと変わりませんが、個人的な感想としてはどことなくビンテージ感があるという感想です。

インディアンジュエリーの手法としても古い手法であるトゥファキャストで、シンプルに。石の表面には穴や少しラインがありますが、それも60年代、70年代の風景を想像すると趣すら感じます。

 

18金のジュエリー

九月を迎えたら一気に寒くなり、今日はヒーターを使用しているニューメキシコです。

昨日、新規感染者がナバホネーションではゼロ!ニューメキシコの週自体も4月以来初めて50人を切り、ようやく下火になった感じがしています。

銀の価格、そして金の価格が高騰しているので、金のジュエリーというものを探している方も多くなっています。

こちらが半年間の金の価格のグラフ。七月上旬から安定的に高い値段での取引が続いています。

パンデミックに入る前にオーダーしていた、18金のジュエリー。

こちらがオンラインショップにも掲載されています。

 

シンプルなジェシーロビンズの作品ですが、中心に18金のコンチョをあしらっています。

インディアンジュエリーでゴールドと言えば14金なのですが、それよりも金の純度の高い18金は日本人にはなじみがあるかと思います。

こちらは同じスタイルのバングル。サンバースト部分のサイドにもスタンプがあるのが特徴です。

ジェシーの作品はデザインの古さはありながらもきれいに仕上げられているので、オールドジュエリー独特の汚れみたいなものが全く感じられず、本当にどんなスタイルにも合わせることができます。

そして、特別に18金でオーダーしたすごい作品がこちらです。

石はランダーブルー。

作家はアーニーリスター。

金貨を溶かし、18金の純度にして叩き出して成形した作品。

コインシルバーならぬ、「コインゴールド」。

リングも特別オーダーしましたが、こちらはすでに旅立っていきました。

 

18金だとやはり色に黄色みがあって、「金」という感じがします。

 

こちらの作品はコレクションアイテムとなっており、価格はお問合せとなっていますので、興味のある方はぜひお問い合わせください。