クラスターの季節

春が近づいてきましたね~。
昨日、こちらでも桜を見つけて一人ではしゃいでました。
ニューメキシコではなかなか、四季を感じる事が出来ないもので・・・・。
日本ではたくさんのカラフルな花が咲く季節。
といえば、クラスタージュエリーの季節。

見ているだけで、うきうきしてくるようなHappyなジュエリーたちです。
春~夏真っ盛りまで、そして冬はワンポイントで活躍してくれます。
そんな季節に、新しいクラスターのアーティストが登場しました!!
女性アーティスト、
Phillip Coonsis

石のカラフル感、デザインセンス、女性にはたまらないジュエリー。
ズニ族の彼女ならではの、細かい細工・・・。
そして使用石は・・・・。
ターコイズ、マザーオブパール、スパイニーオイスター、コーラル、マラカイト、ワイルドホース、ジェット、シェル、サーペンタイン
ナチュラルな石の組み合わせでしか出来ない、絶妙な色合い。
実はこのアーティストの作品、すでに一部のお店では販売していたのですが、これを購入されたお客様は、ヨガのチャクラの色に通じるものがある!と言っていました。

なるほどね、スピリチュアルなパワーとシンクロしているのかも・・・なんて思ったり。
ピアス、ネックレス、ペンダントなど色々入荷してます。

ぜひチェックしてみて下さい→→

入荷続々・・・。

晴れているのに雪が降ったり、突然強風になったり、わけのわからない天気が続いているニューメキシコです。
今日は太陽は出ていますが、風速40マイル(約65キロ)に極寒というクレイジーなお天気。
花粉症の人にはとても大変な季節・・・。
木の少ないニューメキシコ州ですが、こちらでも花粉症は日本と同じく。
そして放射能がカリフォルニアまで届いたというニュースを本日やっていました。
心配すればきりがないですね。
さて、アメリカの荷物が届きまして入荷が続々と続いてます~。
Kevin Takala
Darrell Cadman
Michael Kirk
Clayton Tom
Derrick Gordon・・・・・。
どれも見逃せないものたちばかりです!
ちょうどホピのモチーフで登場したKevin Takalaも入荷してます。
すべてご紹介したいものばかりですが、
本日はクレイトントムの新作をご紹介
入荷するとすぐに売り切れになる事が多い彼の作品。
ナバホ族のインレイで作り上げられた、美しい美術品ばかりです。
新作のペンダント。

ナバホ族の神、「イェイ」のモチーフと、細かくデザインされたインレイが本当に見事。
オパールを使用しています。
こちらは、チェーンタイプのブレスレット。

彼の作品はシックな色合いで、若い方から年配の方まで幅広いお客さまに人気のある作品です。
そんなクレイトントムは長い髪を三つ編みにした、ガタイのよい「インディアン」という感じのお兄さん。
そしてナバホ族の「イェイ」が儀式に登場するのは、冬の間だけなのだそう。
奥深いインディアンの伝統が詰まった作品です。

ホピのモチーフ②

さてさて、本日はホピのモチーフのお話の続き。
こちら。

「ロングヘアーカチナ」
たくさんいるホピ、ズニのカチナの中では人気ナンバーワンではないでしょうか。
私も大好きなカチナだったりします。
このロングヘアーも、前回同様、命の恵みの雨を降らせてくれるカチナ。

こちらはケビンタカラのロングヘアーカチナ。


色々なバージョンがいます。
同じモチーフでも作者によって雰囲気が違うので、モチーフでジュエリーを集めてみてもおもしろいですよ。

↑これはかなりレア!真正面のロングヘアーカチナ。
長いあごひげと長い髪が天から地まで届き、雨がそこを伝って流れてくる。
そんな水をもたらすロングヘアーカチナは、ホピやズニ族の様々な儀式に登場します。
なので水やコーン、雨雲のデザインと一緒に刻まれることも多いのです。
さてこちらはマッドヘッド。

その名も泥の顔のカチナ。このカチナ、赤茶色い顔と飛び出た目&口、そしてサザエさんみたいな頭が特徴です。
こちらも有名で人気のカチナです。
百何種類と言われるカチナは、それぞれのカチナが色々な役割を持っています。
子供を叱るカチナ、おどかすカチナ、笑わせるカチナ、時にはムチでたたくカチナ・・・などなど。
マッドヘッドは3枚目のカチナ。お笑い系です。
儀式のときには面白いことをやって場を和ませてくれるカチナです。

暖かくなってきて、春の訪れを感じる今日この頃。
ホピの神話は、冬の間に語り継がれて、夏の間には通常かたられることはありません。
伝統を大事に守り続ける、そんなホピの人たちの神聖な気持ちに思いをはせてみたり。

ホピのモチーフ①

風にも負けず、冬の寒さにも負けず・・・・。
がんばれ東北!!
今日はそんな厳しいホピの村に住む人々のお話。
ホピには、様々なモチーフが使われていますよね。
自分たちの願い、祈り、神話を刻む道具でもあるジュエリー。
なんとなくかわいい!と思ったそのホピのモチーフにも、すべてホピの人々の魂が刻まれています。
すべてが、ホピ族人々の命をはぐくんでいるものなんですよ。
こちら、とうもろこし。

よく見るデザインですね。上には、雨をもたらす雨雲が刻まれています。
とうもろこしは、唯一ホピの村で育てることができる食糧。
ホピ族の人たちを生かしている、ホピ族のお母さんです。

その命のとうもろこしを育てるために必要な、太陽。
そして、水がもっともよくジュエリーに刻まれるモチーフ。

ホピの村ではとうもろこしや他の植物を育てるとき、人工的に水を与えないドライファーミングという農業をおこなっています。
水が少ないため、自然に降る雨にたよる作物の育て方をしています。
水は、ホピの命のとうもろこしを育ててくれるもの。
雨が降りますように、雪が降りますように、とジュエリーに刻みます。

ココペリも豊穣の精霊として親しまれています。
ココペリが笛を吹くと雨がふり、コーンが実る。
そんな願いを込めてジュエリーを刻んでいきます。


そんなホピの魂が込められたジュエリーは、ジュエリー以上の価値があります。
色々なことが起こって、身を守る「ターコイズ」を探している方が増えていると聞きました。空の石、海の石、大地の石・・・。
その石の価値ももちろんですが、願いや思いが込められているということがネイティブアメリカン、インディアンジュエリーのお守りとしての価値を作り上げていると思います。
熱く語ってしまいました。
続きは次回。。。
トップ画面からも、ホピのモチーフごとに分かれてみられるようになってますよ。
→→

祈りのチカラ

インディアンも、白人の方々も、祈るということが日常に根づいています。
たくさんの人々が日本に向けて祈ってくれている、その祈りのチカラが何とか届いてほしいと思う日々です。
本当に一日も早い復旧を願っています。
日本なら大丈夫。
本日はそんな祈りの一環、ナバホ族のサンドペイントのご紹介。
以前ブログでも御紹介したサンドペイント。
「サンドペイントとは、ナバホ族のメディスンマンが非常に神聖な儀式のときに地面に描く砂絵のこと。
通常は、儀式が終わったらすべて消されなければいけないものです。
このようなアートは観光客用に儀式とは関係なく書かれているものですが、ホピやズ二のカチナドール作家と同じく、誰でもが書けるわけではなく、メディスンマンから許された
数すくないアーティストしか書くことが出来ないそうです。」
というとても神聖なもの。
以前デモンストレーションしている所を撮影させて頂きました。

細かい砂をしきつめた上に、カラーの砂で描いていきます。

息をのむ細かさ。

祈りを込めて、時間をかけて。
魂のこもったアートです。

たくさんの部隊、活躍中。

こちらでは、毎日ニュースにかじりついています。
アメリカ、ロシア、中国…たくさんの国からの部隊が活躍していると聞き、本当にありがたく心強く思います。
無力ですが、アーティストたちと募金活動を始めました。
日本のみなさま、本当にがんばってください!!
あるアーティストが、
「神様がこんな震災を日本を選んで起こしたのは、日本はすぐに立ち直れるとわかっているからだ。」と言っていました。
こんなときだからこそ、ブログは前向きに!!
みなさま、お忘れかもしれません、ホワイトデー。
女性に人気のインレイのジュエリーなんかをさりげなく贈ってあげたりしたら、素敵な日になること間違いなしですよ。
さてニューメキシコでは今週末からサマータイムが適用されています。
夏が近づいてます。ターコイズの季節です!!!
こちらもかなり暖かくなってきましたが、気温差が激しくまだ夜はまきストーブにお世話になってます。
火を焚くのもだいぶ慣れてきました~。
そんな夏に向けて、こちらではターコイズネックレスやシンプルなブルーのターコイズのペンダントを着々とオーダー中。
シルバーの値段高騰中の中、アーティストのみなさん必死にがんばってくれています。
5月の連休前には届けられますように★
さて、以前アリゾナでドライブ中、とても珍しいものに遭遇しました。

その名も「ポニーエクスプレス」
車のない時代、馬やポニーで郵便を運んでいた時代。そんな時代のしきたりを今に残そうと、年に一回有志が集まって行うイベントだそうです。
たくさんの警察に誘導され、馬に乗ったカウボーイが郵便を運んでいます。
こちらは次の番のカウボーイスタンバイ中。


馬好きが多いから、ジュエリーにもよく馬が使われていますよ。
昔ながらの伝統を残すためには、努力が必要ですね。

お祈り

日本の皆様が無事であるよう、被害ができるだけ少なくなるようお祈り申し上げます。
本日は早朝にサンシャインから電話があり、「地震で日本が大変だ!」と。
寝ぼけながらもとりあえず電話を手にとりました。
家族は、映画「アルマゲドン」を見ているようだと。
こちらでも続々とたくさんのアーティストから電話をもらっています。
たくさんのアーティストが、日本の為に祈ってくれています。
「日本は強い国だから大丈夫」
「世界で3番目に大きい経済力を持っている国、すぐに復旧できる」
と前向きな言葉をいただいています。
世界中の祈りが届きますように。

殿堂入り!?サンシャイン氏

さて、今年のショーの受賞者は・・・・・。
ドーン。

サンシャインリーブス氏。
彼のコンチョベルトがカテゴリーでトップの賞を受賞していました。
毎年毎年、新たなアイディアで斬新な作品を生み出すサンシャイン。
さすがですね~。
このシリーズ、実はマライカでも扱っているバングルやリングのモチーフをコンチョベルトにしたものなんです。

こちら品切れになっています~。
同シリーズ、ペンダント編。


残念ながらこちらも品切れ。
こちらがまだ在庫ありの、リング。

受賞したことをしらないサンシャインに、発表会場でさっそく電話してみると・・・。
Really?Thats GOOD!!と冷静な返事。
おごらないところがサンシャインのいいところです。
いつも短パンのサンシャイン、ショー開けの今日は長いパンツをはいている!!
「今日は仕事しないで一日洗濯だから」とそんなおちゃめなこぼれ話でした。

Aaron Andersonのこだわり

昨日、アーロンアンダーソンに新しいオーダーをしました。
アーロンは背が高く、いつも陽気で気さくなお兄さんといった感じ。
トレーダーに非常に人気のアーロンは、今多忙だからちょっと待っててと言われる事もしばしばですが、新しいオーダーにはいつもYeah!とハイテンションで答えてくれます。
そんなアーロンのお話。
アーロンと言えば、トゥファキャスト
シルバーを作った事がある人、トゥファをやってみた事がある人なら、アーロンの作品の素晴らしさは一目瞭然だそうです。
というのも、トゥファキャスト初心者は、石にデザインをしてシルバーを流し込んでも、はみでたりゆがんだりして、トゥファからとりだしたシルバーを、磨いて形を整えます。
石のデザインと磨きあがりの作品は多少違ってきたりします。
ですがアーロンのジュエリーは、トゥファの上でのデザインがすべて
石を削ってデザインされたそのものの形がジュエリーになっています。

磨きは、鏡面仕上げで質感を変えたいところと、ほんの少しの乱れを訂正する程度。
トゥファでしか出せない質感、細かいデザイン、すべての魂がトゥファストーンを削って行くところに注がれています。
昨日、「デザインのバランスを整えるのが難しい」と陽気なアーロンが新しいオーダーについて真剣に考えていました。
「丸い石には、角のあるデザインが合う。四角い石には丸みのあるデザインが合う。鋭すぎるデザインは自分は好きじゃない。」とすべての作品がアーロンならではの感性でデザインされています。

「シルバーを流し込む場所を変えて、表面の質感を出してみようかな」と新たなアイデアも浮かんだ様子。
伝統的でも、現代的でもある彼の作品。

こだわりのあるアーティストの作品、素晴らしいです。
彼の作品はこちらから→→

明かりをつけましょボンボリに~♪

このボンボリってなんですか…?!
先日実家から飾られた雛人形の写メが届きました。
懐かしい日本の風習…そして、『ヨメに行け!』という無言の圧力…。親不孝をお許しください。
さて、花粉舞うこの季節、皆様いかがお過ごしでしょうか?!
せっかくの花も香りを楽しむドコロではない方結構多いのでは。
わたしも日本にいた頃は毎年この時期には泣かされてました。半分生きた心地がしないといっても過言ではなく。
でもこっちに来て見てびっくり!症状が出ないです。
こんな〝春うらら〟何年ぶりなのでしょう。

そのかわりといってはなんですが、風の強い日の砂埃はひどいもんで、目もあけられないほどです!さすが砂漠地帯、やるじゃんか!ほんと日本よりキメのこまかい砂なので口の中も靴も、なにもかもじゃりじゃりです。
春になるとこちらでも花が咲き、セージの青葉が生茂って、いつもの乾いた風景もほんの少し色づくんです。
庭先でも蜜の入ったランタンにハチドリが集まってきたり…なんてのどか光景を目にします。
ハチドリといえば、ズニ族のジュエリーでも良く目にしますよね。荒野というイメージのホピ族の村に比べると、ズニ族の村は湖があるせいかニューメキシコ州の中でも比較的
〝潤い〟のイメージがあります。土も赤くしっとりした感じです。
『湖がある=水源がある』
この砂漠地帯に住む人々にとっては大切なことなのです。
花も咲けば、緑もある、そして生き物も住める。それゆえか、ズニ族のジュエリーにはイロトリドリの鮮やかさがあります。
シルバーというキャンパスに、ターコイズ、サンゴ、ジェット、シェル…といった鮮やかな絵の具で描き出される
絵本のような世界を感じます。

↑Ruddell & Nancy Laconsello作 69,000yen
現地のギャラリーでもお馴染み、フラットインレイの第一人者ラコンセロ夫妻のジュエリーはこちらから→★★★

↑Sammy & Esther Guardian作 69,000yen

↑Sammy & Esther Guardian作 12,000yen
こんな小さな幸せがいつまでも続く村であってほしいです