100周年インディアンマーケット

先週末はサンタフェのインディアンマーケットでした。

去年は開催はされましたが、人数制限などがあり例年とは少し違った様子でした。

今年は「元に戻った」と言えるインディアンマーケットだったのですが、なんと初日の土曜日は一日中雨。

雨が降って夏とは思えない寒さで、アーティストたちも近くのお土産屋さんやスーパーでレインコートやらパーカーやらを買う始末。

今年は100周年ということで色々と盛り上がっていたのですが、雨で土曜日は少し客足が少なかったような気がします。

雨が降ることはありますが、30分とかですぐ止むぐらいの雨しかみたことがなかったのでお客様も、アーティストも終日雨の話。

でも日曜日はしっかり晴れ、たくさんのお客様が訪れていました。いつものアーティストに挨拶をして、サンタフェでしか仕入れができないアーティストものを何点か仕入れて、色々歩き回って私もクッタクタ。

そんな中、11月に行われるナバホネーションのプレジデント(大統領)の候補者の一人である彼、右側の人がインディアンマーケットで選挙活動をしていて、スティーブアルビソ(左)と記念写真。

現職のプレジデントとの一騎打ちの11月の選挙、この新しい候補者は少し改革派で、若者に絶大な指示を受けています。

 

こちらがメインの通り。人が多いですが、やはりまだ海外からのお客様は少なかったので国内のコレクターや観光客の方が多かったです。

アーティストはいつも会えると思いながら毎回写真を撮りそびれてしまうのですが、みんな各々元気に忙しく出店していましたよ!

 

こちらはマーケットでたくさん歩く前の腹ごしらえ。サンタフェバイトという有名なハンバーガー屋さんのバーガーにアボカドトッピングが個人的には好きです。

 

アメリカではいいターコイズのものが本当にどんどんと減っています。そしてズニのクラスターの作品。市場をチェックしながら、今後どういうものをオーダーして行こうか考えるいい機会でもありました。

8月はアメリカもジュエリーの季節

お久しぶりです!アメリカ駐在員ブログ、久々の投稿になってしまいましたがこちらアメリカニューメキシコ州は8月は大盛り上がりしております。

先週、ギャラップインタートライバルセレモニアルというお祭りが行われました。

この夏、アメリカでは色々なイベントがパンデミック前の規模に戻っていて、このセレモニアルも大きく開催されました。

アメリカ駐在R、実はこのセレモニアルのジュエリーの審査員をさせて頂いてまして、今年もジュエリーの審査をしました。

丸一日ジュエリーを眺め、審査員同士で意見を言い合いながら決めていきます。

こちらはバスケットの大賞。

この後審査員が全員集まって、どれを賞全体の一位にするか議論をしていきます。

そして、賞全体の一位となったのが、レイモンドヤジーのインレイのバングルでした。その名も、「遺産」と呼ばれる作品。

 

その下には、リンドンツォーシーのシルバーセットが並んでいます。

今年は100周年ということで、賞金も1万ドルという大金。新聞にも大きく取り上げられています。

そして、今週末はサンタフェのインディアンマーケットが開催されます。

こちらも100周年で、ようやく今年はコロナになる前の大きな規模に戻って開催されます。

そんな中でアメリカの高ぶりを感じ、日本でも猛暑に負けず、ジュエリーを眺めて気持ちを高めて頂けたらと思います。

ゴールデンウィークのオンラインセミナー

もうすぐゴールデンウィークですね。

こちらアメリカは連休はありませんが、少しずつ人が動き始めているような感じです。昨日の全米ニュースで、アメリカではじめてナバホネーションが集団免疫を獲得するかもしれないというニュースをやっていました。

それだけワクチンが広まっているようで、まだ「気を付けて」という状況ですが少しずつ良くなっているのだと実感します。

今年の連休は、家でいろいろ楽しみを見つけて過ごすというのが主流になりそうですね。

ネットショッピングや、先日シェアしたインディアンジュエリーの知識サイトを見たりしてみてください!

オンラインショップにはホピ、クリフトンモワが新入荷。

久々のホピの新入荷。

クリフトンモワは例年技術が向上していると思います。

カットはどんどん細かくなって、モチーフがどんどん詰め込まれていく、ジュエリーづくりを楽しんでいるのを作品から感じられます。

 

そしてお知らせ。

HISさんにてオンラインセミナーを開催させていただくことになりました。連休土曜の朝九時から、ZOOMのアプリを入れていただければ誰でも見られるようになっていますので興味がある方はぜひ参加ください。

今回は入門編で、ネイティブアメリカンってどんな人?というテーマでお送りいたします。

お時間が合わない方は見逃し配信もありますが、当日参加していただけると質問など受け付けられるかと思います!

 

インディアンマーケット2019

こんにちは。

熱気あふれるサンタフェからとんぼ返りで戻ってきた駐在Rです。

熱気あふれるのは人の多さだけではなく、気温もとても高かった今回のインディアンマーケット。メキシコ人がワゴンで売るアイスが飛ぶように売れていました。

今回はツイッターで少し現地レポートしましたが、実際の所結構忙しくて時間がないのも事実。。。二日間って結構短いです。

一通り、写真を掲載します。

ウェズウィリーのハミングバードバングル。18金とローンマウンテン。朝の8時に売れたそうですが、いくらかは怖くて聞いてません(笑)

ライルセカテロ

こちらはホピ族のラモン ダラングワマ。

石をよく選びに来て買ってくれるホピ&ナバホ族のアーティスト。

コンテンポラリーな、アートなジュエリーに全体が傾いていく中こういった伝統的なものが受賞するとうれしいです。

こちらはダンジャクソン氏。

新作のバングルを勧めています(笑)

サンタフェのお祭りは一瞬で終わってしまいましたー!!

現地レポートはツイッターからお届けします。

マライカインディアンジュエリーツイッターから、最新情報をお届けすることになりましたー!フォローお願いします。

 

アイコンはクラスターを施したマライカ象。

世界の民芸、工芸品のすばらしさを伝えるマライカです。

 

ではサンタフェインディアンマーケットに行ってまいりまーす!

8月はネイティブアメリカンの夏祭り。

8月はネイティブアメリカンの夏祭り。

アメリカ、ニューメキシコ州では今週、来週とお祭りの賑わいをみせています。

ギャラップではセレモニアルというお祭りが今週末行われ、

 

来週は、サンタフェインディアンマーケット。

↓2018年

インディアンマーケット

↓2017年

インディアンマーケット

 

アーティストたちもせっせと作品作りに励みます。

サンシャインリーブスのコンチョベルト、スタンプワークを施したところです。ここにセットする石を選んでいました。

この時期のお祭りには、ニューメキシコ州近辺の人だけではなく全米のネイティブアメリカンのアート作家が集まります。

というわけで8月は全米からたくさんのお客様やコレクターが集まり、アーティストにとっては寝る間を惜しんで働きづめになるという一年で最も忙しい月。

お客様や地域の人々にとってはお祭りですが、アーティストにとっては多忙を極める時期でもあります。

ロデオとペリーショーティ

Perry Shorty  Coin Silver Bracelet

ペリーショーティの新作が、オンラインショップに新しく掲載されています。

一本のバングルからでも感じられるペリーの優しさ。着けたときもしっかりとそれを感じることができます。この細身のシンプルなバングルはリクエストして作ってもらったものです。

さて、先週末はイベント出展でラスベガスのNFR(ナショナルファイナルロデオ)というロデオイベントに行ってきました。

カウボーイ、カウガールが全米から集まるこのイベント、この10日間、ラスベガスのMGMホテルのライオンもカウボーイハットスタイルです。

MGM GRAND at NFR

NFR ロデオ

ウェスタン文化はまだまだアメリカに根強く残っています。

現地の楽しみ、フリマ

先週は久々にフリーマーケットに行ってきました。

アメリカのフリマはその土地柄が出てとても面白いので旅行の際に機会があったらぜひ行ってみてください!だいたいどんなに小さい町でもフリマは行われているような・・・。

ニューメキシコ州ギャラップ、ネイティブランドならではのフリマ、アジアで言うナイトマーケットの昼間版ってところでしょうか。それぞれの家庭の不用品を売る人、農産物を売る人、ネイティブフードを売る人、かき氷を売る人、ジュエリーを売る人、などなどそれぞれ。

今、収穫時期ならではの目的はだいたい皆さんが食べ物!

これは「スチームコーン」。ただのトウモロコシではなく、ネイティブコーンといってキビのようなもちもちとしたコーンを、地面に掘った大きな穴の中で蒸して作ったもの。この時期にしかない食べ物です。

これは「ニールダウンブレッド」。その名の通り、膝(ニール)を床に着けた態勢ひたすら石で擦ってこまかくしたトウモロコシを丸めて蒸したもの。手のひらサイズのこのブレット一つ作るのに、3本ほどのトウモロコシがいるのだとか。作るのはかなりの大仕事。

メキシコ人もたくさん出店してます。こちらはスイカとチリ。

アコマやサントドミンゴのパンはネイティブフードには欠かせないもの。

ナバホティー、セージや儀式に使うハーブ類も売っています。

フライブレッドやマトンシチュー、現地フードの食べ歩きも楽しいです。ジュエリーなどはやけに安いなと思ったらシルバーじゃなくてニッケルだった!なんてこともあるのでその点は注意。

 

インディアンマーケット

例年大盛況のサンタフェインディアンマーケット。

観光で来る方も多く見られましたが、やはり何か買わずにはいられないのがマーケットの楽しみです。今年は300人以上のアーティストが入れ替わったと聞いていましたが、新しいアーティストの若手の作品を見ることができて確かに少し雰囲気は変わったかな、という感じでした。マライカで取り扱いのあるアーティストはみんな忙しそうで、何よりです!

アーランドベンのブースの様子。新しい作風が見られるのもショーの楽しみ。知っているアーティストがいるからと言っていつも同じものがあるわけではもちろんなく、今どんなものを作っているのか、というのを知れるいい機会。

ゴールドにローンマウンテン、アーランドベンの作品は作った先からすぐに売れてしまうので、今回はほとんど受注なんだ、と言っていました。

アーニーリスター

大盛況だったライルセカテロ。シンプルな作りでもこだわりと着け心地、合わせやすさで例年人気が上がっていてうれしい限りです。

 

↑突然歌い出すパウワウの歌い手さんたち。

売っていたドラムを叩いているうちに、人だかりができていました。

いい買い付けもできましたので追って紹介しますね!

サンタフェインディアンマーケット2018

早くもこの季節がやってきました。今日はインディアンマーケットの前夜、受賞作品の発表を見てきました。まず目に入ったのはこのコンチョベルト。

ベロニカベナリー

カルヴィンロバトの奥様、ピーラーロバト

こんな風に飾られています。ジュエリーのショーケースには毎年たくさんの人が群がります。

ナバホラグはこんな風に。

ジュエリー部分の総合一位はこの作品。暗くてちょっと見づらいですかね。

そして、ショー全体の総合一位はこちら。

じゃん!!!

ラコタ族、ケビンポウリヤーのバッファローホーンの様々な文化の人々をインレイしたベルトでした。

すばらしいアートの世界です!

明日はまたいろいろと収穫があることでしょう。

以上受賞速報でした。