新アーティスト アルバートネルズ

さて、今日はまた涼し気な気持ちになれるジュエリーをご紹介。

新しいアーティスト、アルバートネルズの作品です。

 

シンプルでありながら、どこか現代アートな雰囲気も漂うアルバートの作品。

オーバーレイとインレイの組み合わせを作っているナバホ族のアーティストです。

ワイヤーで描かれているオーバーレイ部分は、水の流れを表したもので銀板をカットし、均一にロウ付けされています。

地金の銀板も厚みがあるので、細身でもしっかりとした重厚感を感じられ、作り方は伝統的だけれど、ハイセンスで現代的なファッションにマッチします。

少しオーバーサイズの白シャツに一本着けた着こなしが想像できそうなこのボロタイ。

ボロタイはネクタイの代わりとしてお使いいただけるので、年齢を問わず、フォーマル感が出ます。

インレイの石の絶妙な配置もセンスがいいなと感じる作品。黒の革ひもで長めにつけるのもありです。

 

こちらはアシンメトリーにターコイズを配置していますが、一点目の作品とは違い石留めがなく銀型にインレイを施したタイプ。

とてもきっちりとしていて真面目なアルバートの性格が表れた作品たちです。

 

ロンベドニーの最近のブーム

オンラインショップでお買い物を楽しんでいただきありがとうございます!

どうしようかなーと迷っている時間も楽しみの一つ。どのジュエリーを選んだとしても、長く楽しんでいただけたら嬉しいです。

さて、最近カスタムオーダーを立て続けにいただいているロンベドニー氏。

 

この作りを見ればわかりますが、作る数は少なく、今現在他のギャラリーもあまり扱っていないのでロンベドニーの作品を一点は持っておきたいという方がとても多いです。

 

↑ロンベドニーの動画は非常にレアです。(ちょっと緊張気味)

こんな感じの少しファンキーさのある人で、少ない道具で作る光景が見られると思います。

小さくなったハンマーと、少しのスタンプだけでこれだけの作品を生み出す、ザ、インディアンジュエリー職人。

そのロンベドニーが今ハマっているのが、リングの裏側にロゼッタやダイヤモンドをつけるというデザイン。

新入荷の石付きリングはすべてこのスタイルで出来上がりました。

一つで二度おいしい感じがしてしまいます。

同じように見えて、リングやバングルのスタンプや幅、厚みやデザインの大きさが少しずつ毎回違います。この二面スタイルも今だけかもしれません。

石を渡してお願いすると、何も言わなくても自分で少しずつ大きさやデザインを変えてくれるその職人ぶりが頼もしいです。

 

涼しくなるターコイズ

こんにちは!

再び久々の更新となってしまいました。商品情報をもっと出したいと思っているのに気づけば久々に。

ニューメキシコ州も40度近い暑さの毎日ですが、日本に比べ湿気はないのでまだ過ごしやすいんだと思います。

本当に暑い毎日ですが、ターコイズのジュエリーを身に着けるだけで気分も変わりますので、今日は涼しげな新入荷のジュエリーを紹介します!

見るだけで気分が上がって、「涼」って感じです。

ターコイズを手でカットしているので、実は入荷する度に少しずつ石のサイズが変わっています。

 

シンプルに涼し気な雰囲気のこちらはスティーブイエローホースの作品。

ターコイズがトップにあしらわれたとても細身のリング。スティーブイエローホースも自分でターコイズをカットしています。

スタンプがシンプルでとてもクリーンで、いい意味でインディアンジュエリーっぽくない着けやすいペンダント。

少しインディアンジュエリー感が欲しい方はこちらのスタンプの細身リング。

一見レディ―スっぽくみえるけど、メンズでさらっとリネンシャツなどに着けるのもおススメです。

一点ジュエリーを着けるだけで涼しい気分になりますよ!

 

ナバホ族のオーバーレイ作品

ブログの更新が久々になってしまいました!

どこも世界中大変な状況にありますが、アメリカ駐在は元気でアーティストのみなさんも少しぺーすを落としながらではありますが、ジュエリーも少しずつ新しく入荷することが出来ています!

さて今日は、マライカでは10年も前から定番のアーティストとなっているチャーリージョンについて。

ナバホ族のオーバーレイ作品で有名な人と言えば、ナバホラグ柄のダンジャクソン、そして故スティーブンJビゲイです。

そのスティーブンJビゲイが叔父にあたる、チャーリージョン。叔父と言っても歳はチャーリージョンとほとんど変わらないので、同時期に同じような作品を作って来た一人です。

チャーリージョンの仕事は、とにかく細かく正確。

伝統的スタイルからインレイまで、実はすべてのスタイルを作れる器用な人でもあり、地元のバスケットボールチームのロゴをシルバーで切り抜き作ったり、警察官のバッチをカスタムで切り抜いて作ったり、一点ものでありながらその正確さにはいつも脱帽させられるアーティスト。

日本で取り扱いがかなり少ないのは、他ギャラリーやトレーディングポストなどにあまり売りに行かないから、彼の作品は地元のトレーディングポストでも普通に見る機会はとても少ないです。

オーバーレイの作品だとどうしても重くなりがちですが、それを軽すぎず、重すぎずのちょうど着けやすい重みで作っているのがチャーリージョン。

彼の真骨頂はこのハンドカットのサンバースト。

ラインのスタンプを打つのではなく、すべて糸鋸で切っています。

そして、革細工もできるチャーリーはボロタイ部分も自分で編んでいます。

真の職人!というのはこういうこと。

彼の技術を思う存分に発揮するにはやはりボロタイやバックルなど大きな作品になるのですが、もう少し着けやすい日本人サイズで作ってもらったのがこちらのバングルやリング、ペンダント。

カットとスタンプが両方施されていて、燻しとのコントラストも他には似たものがない唯一無二の作品です。

 

オンラインでしかコミュニケーションができない今、オフラインでずっとジュエリーを作り続けてそれを手渡しで会って渡すという「ザ、ネイティブアメリカンジュエラー」の人たちの生活がまたどんどん変わっていきそうです。

今はというとナバホネーションの感染拡大は少しずつ停滞してきていて、ニューメキシコ州での生活も元に戻り始めていますが、学校はまだ開かず、もちろん夏のイベント類はすべて中止。

インディアンマーケットというネイティブアメリカンジュエリー界の稼ぎ時であるはずの8月は、作り手にも売り手にも初めての非常に厳しい夏となりそうです。

都会では反対派と賛成派に真っ二つに分かれていますが、今はナバホネーションやニューメキシコ全体でもほとんどの人がフェイスカバーまたはマスクを着用しています。まだまだ先は長そうなこの生活ですが、そんな中にいるアーティストが作ったんだと作品への思いを馳せて、ジュエリーを通して世界のつながりを感じていただきたいと思います!