ハンドメイド、ストーンウィーバー

連日朝晩の冷え込みが激しいニューメキシコ。
まきを大量にトラックに積み込んだ姿が見られるようになりました。
冬だー!なんだかあまり夏を満喫しないまま終わってしまった・・・・。
さてさて、今日は新しい入荷があったので、インレイのジュエリーのご紹介です。
オンラインショップには掲載されていない、さらに限定店舗のみでのお取り扱いとなっております「Stone Weaver」のジュエリー。

こういった、さまざまなカラーのインレイジュエリーを作る「工場」で生まれています。
話が長くなりそうなので、さてどこからどう話そうかと迷うところなんですが、まずは簡単な説明。
「落としても壊れないインレイジュエリー」として知られるストーンウィーバー社は、白人オーナー率いる、総勢40名近いネイティブ作家の会社です。子供のころからインディアンジュエリー製作に従事していたオーナーのもと、ネイティブ作家の得意分野を生かした分業をすることで、トップクオリティのインレイジュエリーを作っており、ストーンウィーバーのジュエリーは全米の様々なギャラリーで取り扱われています。材料は、すべて天然にこだわったハイグレードのもの。それを細かくカットしてデザインされた美しい作品は、デザインから磨きまですべてが最高級の、高級感あふれるインレイジュエリーです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
インレイジュエリーをつくる会社、工場はたくさんあります。値段もピンからキリまで。
その中でどれを選ぶかというのはとても判断に迷います。
昨日、オーナーが「太古の作り方」と言いながら笑いました。
インレイジュエリーを大量に作るところでは、「インレイ部分」はハンドメイド(手作業)でも、シルバーの部分は型で大量に作られたものを使うところがほとんど。コストも時間も節約できるからです。
その時代に、まだ、すべて「ハンドメイド」で作っている自分たちのことを、「石器時代の恐竜みたいだ」と冗談を言っていました。
石、磨き、作り方すべてに、こだわりがあり、自信がある。
他のインレイジュエリーには値段では負けても他は絶対に負けない。
ずっと昔のこと、売り込みに行った時に「インレイは石がすぐとれて採算に合わない」と言われた時、オーナーのスティーブは、階段の踊り場から自分のしていたインレイのジュエリーを投げたそうです。
それでも壊れていないジュエリーを差出し、
「これでも壊れやすいって言える?」と言ったとか。
ストーンウィーバーの作り手たちは、すべてネイティブの人たちです。
20年以上やっている人もいれば、日替わりでやってくる人もいる。雇用状況の厳しいネイティブアメリカンに職を与える場でもあります。





ぜひ、お近くの店舗でご覧になってみてください。

参加してくださった皆様

Ernie Listerのイベントに参加してくださった皆様、
本当にありがとうございました!!!
今頃、帰路の飛行機の中のはず。
たくさんのお客様に来ていただけたということで、とてもうれしく思っております。
帰ってきたらお土産話をゆっくり聞きたいと思います!
やはり、本人に会って、作品を作っているところをみるというだけで、作品への見方が全然違ってきます。
「感動を少しでも共有すること」がジュエリーの魅力を知ってもらうとても重要な一歩。
さて、今日はチャールストンルイスがハンティング(狩)シーズンの真っただ中、いらっしゃいましたー。

真剣に話をするのは、狩りの話。
鹿笛の種類を一生懸命説明してくれました。
この大きな狩用バックパックの中に入っていたもの、

いざというときになめる、グランドキャニオンの「塩」

鍾乳洞的に塩がはえている!?神聖な場所があるらしい。
ホピの人々は先祖がグランドキャニオンの地下から来たという神話があり、この塩のかたまりをネックレスにする人もいるんだとか。
それよりも気になったTシャツには、

俺の6パックを見ろ!と書いてあります。割れた腹筋、6パックがビール缶の6パックとかけられているTシャツ。うれしそうです。。。
今日はいつものオーダーとは少し違った、新しいデザインを一緒に考えました。どんなデザインでオーダーしてもチャールストンらしさが出て、安定した技術に脱帽します。
出来上がるのが楽しみです!

明日からErnie Listerイベントです。

いよいよシルバーウィークですね!

土曜日からとなっております。
出発前、何回も電話がかかってきては、モカシンは持っていこうと思うけどどうかな。ネックレスはターコイズとコーラルどっちがいいかな。とちょっと楽しんでいる様子でした。
◆スケジュール◆
9月19日(土) 13:00~START マライカMITI青山店
東京都渋谷区渋谷2-1-11 郁文堂ビル1F
TEL 03-3797-6679
9月20日(日) 13:00~START トムホーン町田店
東京都町田市原町田4丁目9-16
TEL 042-860-6366
9月22日(火・祝) 13:00~START マライカ大須店
愛知県名古屋市中区大須3-32-3 名古屋大須商店街
TEL 052-252-5501
9月23日(水・祝) 13:00~START マライカMITIうめきた店
大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪北館5F
TEL 06-6485-7577

アーニーリスターの圧倒的な存在感とエネルギーをぜひ直接会って、話して感じてください。ジュエリーのエネルギーの源、その魂を感じられると思います。

今週末からです!


奈良のしか公園、以上に!?鹿が寄ってくる、アリゾナ州ウィリアムスにあるDeer Farmに寄ってみました。
いろんな種類の鹿がたくさん。Deer Farmだし鹿はまぁまぁ、わかるわかるって感じでしたが、
バイソンや、リャマ、山アラシ、トナカイといる動物が特殊で面白かったですよ。


こんな近くでバッファローみたの、初めてでした。
グランドキャニオンに行く時に、時間がちょっと余ったなぁなんて時はいいかもしれません。
帰路、なにやらたくさんの人がハイウェイの横に車を止めて写真を撮っている!


「雨が、ここから降っています」
という珍しい画が撮れました。
さてさて、ついに今週末からに迫りました!!

今日は、最終打ち合わせ。
本当に本当に楽しみです!


インディアンジュエリーの始まりの歴史、ターコイズについて、ジュエリーの作られ方について、などなど今回もいろいろとお話してもらえると思います。
前回来られた方も、また違う話で楽しめると思いますのでまたアーニーに会いに行ってくださいね!!

ジェシーリング&ペンダント

人気の、Jesse Robbinsの新作入荷してます。
待望の、リングとペンダント!!


両方とも、コインシルバーです。
渋い。
すべて、インゴッドのコインシルバーから作られていますので同じように見えても一点一点ちがいます。その荒さとコインシルバーの柔らかみがたまらない作品です。

ジェニファーカーティス新入荷

最近、幅広のヘビーゲージバングルにハマり中のジェニファーカーティス

美しい・・・です。
細身のアイテムは本当に人気ですぐに品切れになってしまうので、実はそっちもがんばって作ってほしいところなのですが、やっぱりこういった作品は一点ものの素晴らしさがあります。
本人が作りたいものを作っているというのが、その作品にも響いてくるような気がします。

そしてこのハンドメイドチェーン。
ジェニファーカーティスと、長年連れ添ったパートナーであるRay Skeetのコラボレーション作品。パートナーであるレイは革職人でもあり、実は様々なアーティストのボロタイのレザー部分はレイが作ったものだったりします。

こういった重みのあるチェーンをハンドメイドする人は今ほとんど見かけません。
ハンドメイドならではの「重み」なのかもしれませんが、それが心地いい!!
他2種類入荷しています。

Ernie Lister レクチャー&デモ

もう9月になってしまいました!
ついに決定しました、Ernie Listerの二回目の来日です。

昨年デモンストレーションを行ったのですが、アーニー本人の強い希望と来られなかったお客様の声があり、贅沢にも!!
今月、再びアーニーリスターの来日が決定しました!!!
アーニー自らの希望で、今回はジュエリーの歴史などについて簡単なレクチャー「講義」の時間をとることになっており、現在その準備中です。
歴史をつないでいく作家、アーニーリスターならではの話を、本人のパワフルなトーク力で語ってもらえる・・・贅沢すぎます。
もちろん、今回用に新作ジュエリーも用意してくれています。
「作家に会い、直接作品を見て、そのストーリーを聞く」
それだけで、インディアンジュエリーとの距離がぐっと縮まり、作品への見方も変わってきます。
ぜひぜひお時間の都合をつけていただいて、参加してください!!!!

こちらは去年の様子。

久々!サントドミンゴモザイクインレイ


シルバージュエリーが流行る中、今年のインディアンマーケットにはサントドミンゴのアーティストがたくさん来ていました。
先月、サントドミンゴの年に一回行われるフィーストデーに行ってきたのですが、
200人以上いるであろうダンサーの人たちが、炎天下の中ひたすら踊り続ける様子は圧巻でした。
ほとんどの人たちが、ヒシネックレスやモザイクインレイのジュエリーを身につけていました。
サントドミンゴ族をはじめ、プエブロの人たちの文化は非常に厳しく守られています。
村に入ると、基本は写真はNG、もちろんこういった儀式のときは監視役がいて、カメラを持って歩いているだけで警察に・・・なんてこともあります。
そうやって頑なに守られてきている伝統だからこそ、部族のつながりや祈りの強さを非常に感じられるのだとも思います。
伝統文化を優先しながら、その一部であるインレイやヒシジュエリーを作っていく、、、何十年も変わらない暮らしを続けている人も多いです。

これもその代表的モチーフ、サンダーバード。
こういうモチーフを若者が継承していることに何とも言えない「誇り」というか、「アイデンティティ」を感じたりします。

細かいモザイクインレイのバレッタ。

個人的にも大好きなアーティスト、Mary Lovato。
Maryの父、Leo Corizは、サントドミンゴのジュエラーの中でも先駆者としてインレイ、トゥファキャストなど様々なスタイルを確立し数々の賞を受賞したパイオニア的存在でもあります。「Gentle Morning Rain」優しい朝の雨なんてニックネームがついていたそうです。
Mary Lovatoは御歳78歳。
まさに歴史をつないでいます。
ちなみに、その上のサンダーバードは、Mary Lovatoの息子、Isaac Corizの作品。
Maryの作品は、シルバーとのコントラストとモザイクインレイの素朴さがたまりません。