ホワイトサンズその1

いやー

ピスタチオってこんなふうにできるんですねぇ。
流石アメリカ。ラージサイズさいこーです。
もちろんコレたべられます
持ち帰りもあります。

うそです。  
どでかい看板です。
今回ちょっと遠出しまして、Alamogordo(アラモゴード)という町までやってきました。 
ニューメキシコの南側に位置していて、住人の30%前後がヒスパニック/ラテン系の人々だそうです。
どーりでメキシコ色が強いわけです。
目的地はホワイトサンズ。
日本からも多くの観光客が訪れるあそこです。
観光地なんですが、すぐ隣が軍のミサイル演習場で、演習が行われる時には広範囲封鎖されるそうです。
ちなみにこの辺で(実際には100マイルほど離れてはいますが)1945年7月16日人類最初の核実験が行われました。
現在このトリニティ実験場はミサイル演習場の一部となっていて、年に2回一般開放されてます。
ちょっと日本人としてはいろいろ考えてしまいます。 
アラモゴードから15分ほど車を走らせるとホワイトサンズ国定公園の入り口があります。
もちろん見つけにくくて、スルーします。
しばらく車を走らせます。
スルーしたことに気付きます。
Uターンします。
車を走らせます。
仰々しい検問所があります。
武装した国境警備員に止められます。  

要するに、国境が近いので、メキシコ側(南から)の車線に検問所を設けてるんですね。いやーパスポート持っててよかったー。
そんなこんなでようやっとホワイトサンズ国定公園にたどり着けたのでした。
前振りが長くなりすぎたので後半につづく。

魅惑のランダーブルー

入手困難!緊急入荷!ランダーブルーのペンダントです!

…と告知したかったのですが、、、、
コチラの商品は、もう既にSold outです。。ゴメンナサイ。
しかし!
まだございます!コチラの商品を御覧下さい!

詳細はここをクリック
形の整った、極上ランダーブルー。
ナバホのベテランアーティスト、Steve Arviso氏が、まさに石の美しさを100%引き出すデザインで作ってくれました。
とても「シンプルな作り」ですが、これが決して「簡単な作り」というわけではありません。
バチカン(チェーンを通すところ)の部分や、石の下部にあしらわれたシルバードロップ。
このランダーの色と形状を最大限に活かした、素晴らしいバランス感覚です。
中心には、丁寧なSteve Arviso氏独特のワイヤー使いで石が縁取られます。
いろいろなこだわりが溶け込んで、「シンプル」
恐れ入ります。。
エスニックコーディネートの中心に、さりげなくランダーをキラリと光らせても良し。
カジュアルなコーディネートにひと味の遊びとしてランダーをそえるも良し。
どんな着こなしにも見事に調和するランダー。
なんて贅沢!!
なかなかお目にかかる事のできない部類の逸品だと思います!

アルパカに会いに、ペルーへ行く・最終章

さてさて、ちょっと更新が滞ってしまいました
ただいますでにニューメキシコでございます
後半ペルー戦がどたばたしてしまい、ブログ更新の時間が取れませんでした
ひーすみません
そんな言い訳はさておき、ペルー編最終章でございます!
古都クスコはインカ帝国の都でした。
インカ帝国の石積みの技術はとても高度で、その堅牢さに、入植したスペイン人を「インカの石積みはかみそり1枚入る隙もない」と驚嘆させたほどです。
そのため、スペインの植民都市として改造されたときも、基本の土台や道などは、そのままに使われました。
そんな歴史が、こんな散歩しがいのある小道をつくるんですねー
おっと、ちょっと画像がぶれていますが、ピスコサワーの精のしわざです
小道と見たら入りたい人間としては、この雰囲気のある石畳の道を歩いているだけで大満足!!
タモさんやちいさんが散歩したら、いい番組になりますねー
しかもサイドにはこんな雰囲気のある入り口が。いいですねー
タイル製で、スペイン語と、インカ語でもあったケチュア語で看板が書かれています
そぞろ歩いていると、地元のおじちゃんが「これ見てみ、見てみ」と手招きしてくれます
行ってみるとそこには・・・
おおお、かの有名な12角の石ではありませんか!
これはインカの石積み技術を今に残す、インカ技術の頂点とも言うべき石なんです。
こんなややこしい形に削ったのも、技術を見せ付けるためなんでしょうねー
おじちゃんありがとう!!あまりにも普通にあるから、見落とすところだったよ!!
ちなみに、そのミステリアスな遺跡と、文字を持たない文化から、インカ帝国は古代文明だと思われることが多いですが、実は日本で言うと、1192作ろう、くらいの時代に成立した国家なんだそうです。
ペルーの人たちは、今でも自分たちは「インカの末裔である」と言う意識を強く持っています。
その象徴が、これ
ペルーの国民飲料、インカコーラ!
ペルーでは本家コカコーラをしのぐ、まさに売り上げNo.1飲料でございます。
普通のコーラより、ちょっと甘くて、癖がない感じ。
なんとなーく、地元のお祭りの、かき氷(レモン)の味を思い出してじんときます。
街中ではインカコーラTシャツとか売ってます。
今回は夏には間に合わないので買えませんでしたが、来年の夏には・・・
とほんのりたくらみつつ。
さてさて、仕入れのこともかかないと、遊んでいるかと思われちゃいますね。
市場を歩いていて、たまに見かけるのがこれ。
二匹並んだ、素朴な牛のやきもの。
シーサーの牛バージョンみたいなかんじです。
これ、”トリト”とよばれる、ペルーのお守り牛なんです。
牛の夫婦だとか、どっちも雄牛だとか、いろんな話があってどれが本当かわかりませんでしたが、なんだかとっても癒される素朴さ!
と、いうことで、仕入れちゃいました
ミニお守り牛!!
素朴さそのまんまに、小さくなりました
手作りの商品は、皆様のお手元までお届けするのに、いろいろなハードルを越えなくてはいけないのですが、
なんとかお店までこの子達をたどり着かせたいと思います!!
そして、もうひとつ今回イチオシなのが・・・
クスコの手織りラグ!!
おや、よく見ると、足元にお守り牛が・・・。
手作業で糸をつむぎ、
天然染料で染め上げ、
手作業で織り上げた、
完全ハンドメイドのラグです。
ちなみにこれが、科学染料で染めた、安いバージョン。これも手織りで悪くはないですが、さっきのに比べると段違いです!!
トルコのキリムなどお好きな方には、かなりおすすめです。
一枚一枚色や柄が違うので、皆様のお目にかかるのがどの子かわかりませんが、
運命の一枚に出会えますように。
そのためにはまたいろいろハードルを越えないといけませんねー
皆様のお手元に素敵な子をお届けするために、
ペルー・アメリカを問わず、仕入れスタッフ一同がんばっておりますよ!!
・・・熱烈アピールしてみました
さて、そろそろ遠くからツッコミが聞こえますね
「で、アルパカどうなったのさ!!!」
そうです、アルパカです!!
アルパカに会いに着たんです私!
アルパカ、いましたよ!!ここに!!え、見えない?おかしいなー
ここですよここ
・・・・・・・・遠っ!!
遠いし、しかも、これはアルパカよりちいさい、ビクーニャ・・・
・・・いいんです、私、ビクーニャ、好きだし。
しかし遠い・・・・・・・・(泣)
キュートなアルパカの写真を期待されてた方、ごめんなさい!!!
こ、この、つぶらな瞳に免じてお許しくださいーーー
ゆるして☆
うん、許しちゃう。
その目なら、許しちゃう!
早くこの子もお店に並べたいですねー
・・・さて、長らくお付き合いいただきましたペルー編、
今回で最後になりました。
今回私はペルーは初めてでしたが、すっかり虜になってしまいました。
古い町並み、
ミクスチャーされた独自の文化、
どこか懐かしいにおい、
ラテン的陽気で、フレンドリーな人たち。
マチュピチュだけでなく、ペルーそのものを、ぜひ一度、味わってみてください!!
それではまた。
次回は再び、ニューメキシコからお会いしましょう。

アルパカに会いにペルーへ行く4

タイトル飽きたので変えました。(勝手)
やはりあのふかふかの生き物に会わずには帰れませんからね!!
と言うことで、今日はクスコの街へ。
こんな雲より高い山の上に街があるなんて、そんなわけないじゃなーい
と、思ったら、クスコ以外にも普通に街がある・・・
人間の可能性をすごく感じますねーーー
さて、クスコクスコと言っていますが、クスコって何??と言う方のために、簡単に解説。
ペルーのあった辺りには、その昔インカ帝国というのが栄えておりました。
大航海時代真っ只中の1500年代、昨日も触れました、ピサロ提督がスペインからやってきます。
そして、インカ帝国内にあった、帝位をめぐる対立を利用して、ピサロはインカ帝国を滅ぼしたのでありました・・・

という、インカ帝国の都だったのが、ここクスコの町なんですねー
さてさてこのクスコ、標高3600メートル、富士山のてっぺん近くの高さにあります。
酸素濃度が4分の3くらいになるので、ちょっと慣らさないと、高山病になってしまいます。
高山病予防になる、といって、ホテルですすめられたのがこのお茶。

緑茶みたいでさっぱりしているこのお茶、おいしかったので3杯も飲んでしまいましたが、
このお茶、コカ茶といって、コカの葉、
いわゆるコカインの原材料なのでございます・・・
こちらではコカ茶は普通に常飲されていますし、違法でもなければ、もちろんトリップしたりすることもありません。
が、このコカ茶、日本やアメリカに持ち込むと、つかまっちゃいますので気をつけてくださいねーー
残念、おいしいのに・・・
ここで、今回ペルーでお世話になっている、Mさんが高熱&高山病でダウンし、スペイン語ができないまま街をさまようことに。
さいわい、クスコ出身のおにいさんと知り合っていたので、その人に街を案内してもらいました。
(またこれがイケメンで!!そのうち写真で紹介したいとこですわ)

クスコはリマに比べて、ぐっとローカルな田舎町といった感じ。
山に囲まれた盆地です。
インカ帝国が滅びたときに、クスコの街自体は徹底的に破壊され、その土台の上に、スペイン風の都市が立てられました。
今でも、インカ帝国の精緻な石組みの土台と、スパニッシュコロニアルの見事な融和を目にすることができます。
石畳の通りの入り口で、伝統衣装を着たおばちゃんを発見!!
にっこり手招きしているので、写真を撮ったところ、
すごい勢いで、「写真撮ったんならお金払いなさい」と要求されてしまった・・・
し、しまった、罠だった・・・恐るべし年の功・・・
しかし、おばちゃんの手元にたまらない誘惑を感じ、つい2ソル(70円くらい)払ってしまう私。
ユキちゃん;「小銭じゃなく紙幣よこせメー」
きゃー小脇からユキちゃん!!
たまらんです
布の袋に入ってるこのシチュエーションがまた・・・。
2ソル分のSMILE、頂きました!!
さてさて、ホテルに戻って熱の下がったMさんと合流し、再び仕入れの旅へ。
クスコといえば、名産品はやはりクスコの古布。
ウールを精緻に織り上げ、年月を経て古びた味わいがなんともいえない布で、
インカ文明の名残を今に伝える、南米を代表する古布です。
つむぎから全て人の手で織られたもので、同じものがひとつとしてないのも魅力。
今回の収穫をちょっとだけ紹介しちゃいます。
定番使えるショルダーバッグ旅をしたくなるバックパック旅をしたくなるたっぷりボストン
どこのお店にどんな形のどんな柄のものが行くのかは、まだまだ先のお楽しみとなりますが、
もしもこの子達をお店で見かけたら、地球の裏側から時空を超えてやってきた、彼らの旅に思いを馳せていただけると幸いです。
そして・・・
ビクーニャやアルパカには会えませんでしたが、
アルパカっ毛でできたような、キュート野良を発見!!
つい仕事を忘れ、抱っこして歩いてると、ラグ屋さんのセニョリータがよってきました。
抱っこさせて撮影。
え、絵になりすぎちゃうよ!!
このセニョリータ、なんと13歳だそう。
顔、出来上がりすぎですーーー!!
さてさて、明日はクスコ最終日。
アルパカ・ビクーニャ・リャマ・・・に、会えるのでしょうか?!
乞うご期待!!

ニューメキシコブロガー・ペルーへ行く3

さてさて、ペルー仕入れも2日目。
今まではリマの新市街にいましたが、今日は古いマーケットを求めて旧市街へ。
そう・・・
リマの旧市街と言えば・・・

そう、世界遺産・リマ歴史地区でございます!!!
これでもか!
これでもか!
とばかりに、素晴らしいスパニッシュコロニアルの建物が、そこいらじゅうに建っていて、
アンティーク大好き人間には、もうツボ!どツボ!なのです!
朝早くから行動開始したものの、狙いのお店のオープンが11時だったため、
これ幸いと仕方なく、その辺りを歩き回ることに。

これはペルーの大統領府の一部。
右下の警察のおっちゃんたち、、
「ハポネス(ジャパニーズのこと)?ハポネス?コニチハ、アリガト!」
とかフレンドリーに声かけてくれましたが、
全員がっつり銃を握ってます
ひー、普通に銃口が間近に見えるよ!!
とかいいつつ、銃を間近に記念撮影をするわたし。
いぇーい
ちなみに、高級住宅地である新市街にはまったくいなかった野良くんが、この辺りではのほほんと寝てます。
エスパニョール・のら;「この近辺は屋台が多いので、食に困ることはありませんが、新市街の辺りは、フジモリ元大統領が屋台を撤去したので、住みにくくてかなわんのですよ全く」
ふーん、そうなんですか。
個人的には、のほほんとした野良わんこがうろうろしている街が、私は好きです。
わんこ大好きなのもありますが、
そういう街はだいたい屋台が多いんですよねー
で、屋台でご飯食べてる人が落としたものとか、残した骨とか、屋台のあまりものを店主のおばちゃんがあげたりとかして、犬もあんまりおなかをすかせてなくて、
おなかをすかせてないから、むやみにイライラしてなくて、のほほんと生きてる。
で、屋台が多い街は、そんなに豊かな暮らしじゃない人が多い街がほとんどだけど、
屋台は安いから食べるには食べていけるし、行きつけの屋台でおばちゃんと仲良くなったりして、孤独なご飯を食べる人が少ない。
野良わんこがそこいらで昼寝してる街って言うのは、そういう街なような気がします。
まぁ、狂犬病とか、どんどん野良が増えちゃったりとか、いろいろ問題もあるので、一概には言えませんが・・・
さて、野良について語るのはこの辺にして、旧市街。
ここの一番のみどころ、カセドラル(大聖堂)でございます!

ここは、1500年代、スペインからやってきたフランシスコ・ピサロが、
ここに植民都市リマを築いたときに造られたという、ペルーで最も古い大聖堂。
ピサロさんのご遺体なんかもあるんだそうで・・・。ぶるぶる
このピサロさんという人、昔この大聖堂の前に銅像があったらしいんですが、ペルーでは「インカ帝国の破壊者」として反発感情を持つ人が多いので、
ペルー市民の感情を害する、として撤去されてしまったんだそうです。
複雑な歴史の舞台ですが、大聖堂の造形は、ため息が出るほど!!美しいのです

スペインの歴史が一番華やかな頃の、夢のかけらのようでした。

ニューメキシコブロガー・ペルーへ行く2

さてさて、一夜開け、いよいよ本格的にペルーの首都・リマにて仕入れ開始!!

朝のリマはこんな感じ。わりと静かですねー
さてさて、早速マーケットへ。

たくさんの小さなお店が連なっていて、バザールのようになっています。
さてさて、素敵なものはあるかしらー

ここにあるのは全部手作りだからねー、と、ゆるい接客で案内してくれるおかあちゃん。
ペルー名産の粘土細工の置物たちが、所狭しと並んでいます。
ペルーは昔スペインの植民地だったため、クリスチャンが多く、土着の文化と結びついた、キュートな粘土細工の人形がたくさんあります。
大きな教会!!

ナシミエントと呼ばれる、キリスト生誕をあらわす置物です。
もともとはスペイン人の侵略があったときに、強制的に広められたキリスト教ですが、こうしてペルーのセラミック人形を見ていると、キリストさんもマリアさんも、みんなインディオ風の顔をしていて、まわりにはインディオの生活も描かれていて、
すべての歴史を融合して、今は自然なかたちでここにあるんだ、ということを強く感じます。
さてさて、ペルーと言えば、皆さんお待ちかね・・・

アルパカさんです!!!
きゃーーーーーー!!
ふかふかがいっぱい!!ふかふかがいっぱい!!
キュート過ぎて呼吸が荒くなるほどです、はぁはぁはぁ・・・
ここはアルパカ専門店。各種アルパカで作ったグッズがおいてあります。

・・・・ん??なんか、中国から派遣されてきたような動物がいますが・・・
形はパ○ダですが、しっかりアルパカ製。メイド・イン・ペルーなのです
そ・し・て・・・・・

どーん!!!
でました、巨大アルパカ!!
隣に並んだインディオのおねえさんと、ほぼ同じ身長!!
しかもちゃんとアルパカっ毛でふかふか・・・・うふふふふふふ
ただ、金額のほうもかなりうふふなので、ちょっと考え中。
そのかわり、おおきめふかふかアルパカを捕獲しましょうねーーー

なにせ、こんなつぶらな目をされた日にゃあ、つれて帰らずにはおれません!!
高さ30センチ以上の、超ふかふかアルパカ、ゲットです!!
さてさて、他にもいろいろ収穫がありましたが、またのお楽しみ。
仕事が一段楽したら、これですこれ。

ピスコサワー!!
レモン風味のカクテルで、さっぱり系の、ペルーを代表するカクテルです。
ピスコというお酒、ぶどうのお酒なんですが、40度くらいあって強い!!
おかげで、ピスコサワーいっぱいで、いい具合のほろ酔い加減・・・
ほろ酔い加減でホテルに帰る途中、素敵な教会を発見。

スペイン統治時代の、コロニアル様式の建物が、街中のいたるところに残っています。
こういう歴史のミクスチャーも大好きですが、インカの文明が色濃く残る、ペルーの昔ながらのものもいいんですよねー
明日はそういった、昔ながらのペルーの文明を残した、古くて新しい品をお届けしたいと思います!!

ニューメキシコブロガー・ペルーへ行く1

さて、突然ですがペルー編です。
本日より一週間、ペルーに仕入れ出張の辞令が下りましたので、行ってまいります!!
リアルタイムで1日ずつお届けしますので、皆様もはらはらどきどきお楽しみください。
事件は、リアルタイムで進行中・・・(24)
さてさて、そんなこんなで、アルバカーキ空港から、テキサス州ヒューストンに抜けて、ペルーへと参ります。
アルバカーキからヒューストンへ、国内線に乗って飛ぶわけですが、
国際線より低空飛行をする国内線、
Googleアースを見ているように、地面がしっかり見えるのが楽しいところ。

なんだかジョアン・ミロの絵のようですが、これはテキサスらへんを空から見たところ。
道の先っちょの四角いところが家と庭なわけですが、
なんて贅沢な土地の使い方!!
隣のおうち、どんだけ離れてるんですか!!
そして、田んぼの中で育った私にはカルチャーショックな光景。

この丸いの、畑です。
畑とか、田んぼとか、四角いものだと思って育った私にはカルチャーショック!!
これがいっぱい、とにかくいっぱいあって、まるでモザイクタイルを見ているような、幾何学の美しさ。

この丸い畑、とにかくでかいんですねー
Googleアースで、セミノール、テキサス、とかで、検索していただけると、この丸一個がどれだけ大きいか見ていただけます。レッツトライ!
おそらく、パイプ式のスプリンクラーで水をあげるのに、動力が1個ですむからこの形になったのだと思いますが、耕作地が限られている日本では、なかなか応用できない形ですわー
さて、そろそろヒューストン。
乾いた大地ニューメキシコから来た私には、まぶしいばかりの森が続きます。しっとり。
しっとりしてると、雲もわくんだなー・・・
とおもったら、山火事です・・・

だいじょぶかこれ!?
まあ、後ろに湖も見えるし、大丈夫でしょう・・・
そして、見えてきましたヒューストン!!


郊外の住宅地です。
ハリウッド映画に出てくるよな住宅地ですなー
下の写真、よく見ると、各家庭にプールが!!
そして、はるかかなたに、エメラルドの都のような、ヒューストンの中心街が・・・

テキサスって、ニューメキシコと同レベルの田舎だと思ってましたが・・・
すみません、なめてました(泣)
まったく都会です・・・
だって、空港の洗練具合からして違います!!

都会の空港です!あーばん!!あーばんです!
飲み物だってこんなおしゃれ

ストロベリーとブルーベリーのダブルベリーが入った、ヨーグルトと豆乳のスムージーです!!
ひさびさの出会いに、つい興奮。
だって、だって、ニューメキシコではこういうの、めったにお目にかかれないんですもん!!
まあ、普段からナチュラルライフがあふれてるニューメキシコでは、わざわざこういうナチュラル志向になる必要がないんですねぇ
ナチュラル志向になるのは、ナチュラルから離れてしまった人間なんだなあ、と思い知らされたり。
さて、ひまなので、ヒューストン空港をぶらつきつつ、ネタ探し。
お、おとうさん、上、上ーーーー!!

と思ったら、レストランの看板娘、カジキマグロさんでした

カジキさん;「どうも長いこと刺さってましてね」
そこはかとなく、かに道楽を感じますね・・・
そういえば、どうしてこういう看板って、シーフード系なんでしょうねぇ
そんなこんなで、スムージーもおいしくいただき、いざペルーの首都、リマヘ!!
・・・・・・・・・
真っ暗になってしまい、空撮はできず。
しょうがないので、機内ビジョンの映画、「HACHI~約束の犬」を見ながら号泣。
そのまま6時間、リマへ到着!!
・・・って、真っ暗で写真とれないー!(夜11時半)
しょうがないので、街中の明るいところで一枚。

はではで、金ぴか!!
カジノだそうです。
ホテルのブランケットもかわいい!!

さてさて、明日から本格的に仕入れです。
素敵なものをたくさんゲットしたいと思います!!!

イースターの街

今日はアメリカではイースター。キリスト教でいう、復活祭の日です。
家族みんなで集まり、子供たちは庭に隠されたイースター・エッグ(プラスチックの卵にお菓子や小銭を入れたもの)を探す、というのが、ここニューメキシコ周辺のイースターの祝い方。
なんだか楽しそうだし、街にでも出てみようか?
ってことでやってきました、近くの街のダウンタウン。

・ ・・・・・・
誰もいないじゃないの!!!
それもそのはず、日本で言ったらお盆なので、軒並み個人店はCLOSE。
そうですよねー。休みますよねそりゃ。
私だってそりゃ休みます。
でも、いつもは人がいっぱいでちょっと写真が撮りにくいダウンタウン、
この機会にパパラッチしてしまおうでないの!!(めげない)
このあたりはルート66という、古き良きアメリカを象徴する道路が走っていて、アメリカでももうほとんど見られない、古き良き街並みが残っているところ。

屋根のおじさん;「まいど!らっしゃい!」
ルート66の看板娘のおじさん。
昔は手になんか持ってたっぽいところが泣かせます。
この映画館のあたりは、100年前の建物をそのまま使っていたりして、まさにオールドアメリカンそのままの雰囲気。


日本でいったら、3丁目の夕日的なノスタルジーを感じる街なんでしょうねー
隣は、壁に描かれたイェイ(ナバホの精霊)がキュートなカフェ!
なんだか街路樹の根元にも、ココペリがいたりしてたまりません

そして何より、このあたりは壁画がいっぱいあって、それも見どころのひとつ。
この街は居留地に近く、インディアンジュエリーのお店もいっぱいなので、ネイティブアメリカンにちなんだ壁画がいっぱい描かれています。



メキシコの街みたいですねー!
壁画フェチ(?)の私にはたまりません

角の楽器屋さんにも壁画がばっちり。
寄って撮ってみると、


なんだか、壁画の左上の部分に、日本近辺の地図が書かれています。
兵隊さんのような絵も。
文章を読むに、どうも、ナバホのコードトーカーについての壁画のようです。
第二次世界大戦中、ナバホ族の人々が伝令兵として従軍していたのを、ナバホコードトーカーといいます。
ナバホ語は発音が難しいうえ、文献なども無かったので、暗号をナバホ語で伝達すれば、解読が非常に困難だったんですね。
そのために、たくさんのナバホ族が、サイパンやグアム、硫黄島、沖縄などに従軍していました。
(「ウィンドトーカーズ」っていう映画がありましたねー)
今でも、ナバホの先人たちの勇敢さを語り継ぐ碑などが各地にあります。
こんなところで日本の地図を見るとは・・・と、なんだか不思議な気持ち。
お、また素敵な街路樹カバー(?)発見!

・・・って、さっきのココペリを切り取った本体のほうでないの(笑)
しっかり活用してます
そんな誰もいないイースターの町でした。

イースター用のお花の十字架。素敵です

つやつやのジェットのルーツ

さて、今日のこちらニューメキシコは、昼間25度まであがり、ようやく!!春らしくなって来ましたよー!!
犬も久々の暑さでばててますよ

犬1「春ですねー」
犬2「春です」

こっそり日陰ですずむな!!
まあ、春といっても、夜は氷点下まで下がり(涙)、
花が咲き乱れるようなことも無く(涙)、
なんだか荒野にじんわりと緑色が増えてきたような???
とかいうくらい、地味な春でございますが。
さてさて、このところどんどん入荷している、Zuni族のインレイもの。

細かな仕事は、まさに伝統工芸!!
配色センスでまったく仕上がりが変わる、繊細な作品です。
インレイに良く使われている黒い部分。
これは、ジェットという鉱物でできています。
Zuni族のRaylan Eddakieさんに聞いたところ、Zuni村から程近い所で採れる、アコマジェットというものを使っているのだそう。
「高速走ってくと、道端にごろごろしてる黒いのあるでしょ、あれだよー」
とのこと。
ふむふむ、せっかくだから、見てみよう!
と車を走らせることZuniから1時間ほど、

なーんだかそれっぽいもの見えてきましたよ!

な、なんだか溶岩チック!!
このもこもこが、ジェットが採れるところらしい。
ジェットって、そもそも何?と思ったら、古代の樹木が堆積して化石化したもの、いわゆる石炭の仲間で、通常の石炭よりも密度が高くて、艶のあるものらしいです。
石炭!!
ジュエリーの材料屋さんでは、こんな感じで売っています。

持ってみると、驚くほど軽い!!
やわらかく、加工がしやすい石なので、インレイにはうってつけなのだそう。
これをつやつやに磨き上げると、あの美しいジェットの艶が出るんですねー!

これはCalvin Lovatoのジェットのヒシネックレスです。
研磨技術一流のCalvinにかかると、あのもこもこが石炭が、こんな高級感のあるジュエリーに!!
ということでジェット探訪記でした