豪華な新作届いてます。

インゴッド、最高級インレイ、トゥファキャスト・・・。
美術館クラスのとても貴重なジュエリーがオンラインショップにも登場しています。
まずはトゥファキャストからご紹介。
最近日本でもメキメキと人気度を上げているトゥファキャストのジュエリー。
(トゥファキャストについてはこちらを参考にしてください★)
何といっても、石を削ってそれを型として使い作り上げるジュエリーは同じものが一つとなく、同じ型を使うにも2回か3回が限度。
ほとんどのトゥファキャストのアーティストは、一回に一個の型を使い、その方は二度と使う事がありません。
こちらがトゥファキャストの型になる石灰岩。

トゥファキャストは非常に古いインディアンジュエリーの手法の一つ。
そのジュエリーをジュエリーとして確立させたのは、Aaron Andersonだと思います。
彼は古い手法のトゥファキャストと現代的なデザインを合わせ、多くの白人バイヤーを魅了し続けています。
アーロンは「型をつけて売る」というのを初めて試したアーティストでもあります。
最初は、「型を人に見せたらコピーされちゃうよ」とか「型なんていらない」とか「なぜ型をつけるのか意味がわからない」とか、色々言われたそう・・・。
それが今では型をつけることがアーロンのジュエリーの証!
型をつけたところで、誰にも同じジュエリーが作れないという自信があるからできるんですね。
というわけで、新作は同じトゥファキャストのアーティスト、Steve Laranceのジュエリー。
モチーフ、裏の細かい刻印、丁寧な模様が刻まれたトゥファキャスト、スティーブも白人さんバイヤーに非常に人気があるアーティストです。
特にモチーフと色使いは、女性に圧倒的な人気を誇ります。
今回の入荷分は、伝統的なラフなインレイとの組み合わせやハイグレードストーンとの組み合わせの作品もあります。

裏には細かく美しいスティーブのクラン【氏族】である太陽が刻印として刻まれています。

他にも、こちらからご覧ください!→→
そしてそして、インレイの最高峰、Raymond Yazzie氏のリングが入荷してます!!!
先週のジュエリーショーで1位を獲得した巨匠。
一個のリングを作るのに、3カ月。。。。年間に制作する数もほんの数個ほど。

ハイグレードローンマウンテン、コーラルの質はもちろん、インレイの丸み、シルバー部分に一つ一つ細いのこぎりを入れながら作られるサンバースト【太陽光線】のデザイン、
そして丁寧に均等に削られたシルバー、インディアンジュエリーの最高峰の宝石です。
ぜひお手にとってご覧になってみてください。
青山店にございます。
インゴッド部門では、伝統的でシンプルなリングが入荷。

シンプルで力強いスタンプワーク。
こちらはとても人気の作品なので気になるかたはお早めに。
そしてアーニーリスター渾身のリング。

アメリカでは、ゴールドの作品がとてもよく売れています。
ドルよりも、金の方が信用できる・・・。というわけで金の値段も高騰中。
特に今は円が高いので、今がゴールドの作品を買うチャンス!
そしてもう一人、マライカでは昔から非常に人気のあるアーティスト、Dennis and Nancy Edaakieの作品も入荷しています。

色合い、デザイン、細かい細工。
女性にももちろんですが、古着やエスニックにはとても相性がいいので男性にも実は人気なのですよ~。
こちらから→→

さて今年の受賞者は??

先週末行われた大きなジュエリーショー。
受賞者は・・・・。
Ivan Howard リングで1位を獲得!

開始から2分で売れた!というリングの写真は残念ながらありませんが、得意のワイヤーワークをふんだんに施したリングが受賞してました。
Thomas Curtis バックルで2位を獲得!

シンプルなスタンプワークが賞を獲得するのは本物の証!といった気がします。
今年結婚50年を迎えるカーティス夫婦。

Wes Willie バングルで2位を獲得!
Jennifer Curtis ボロタイで特別賞を獲得!
たくさんのアーティストの激しい戦いの中、そしてどんどんアーティスティックなジュエリーが増えていく中、多くのアーティストがリボンを獲得していてとてもうれしかったです!
会場は、ものすごくたくさんの人。

とてもステキにジュエリーを着こなす人が多く、見入ってしまいます。


かわいい☆ナバホガールです。
インディアンのダンスを披露するたくさんのイベントも行われていました。

↑ディアダンサー

↑バッファローダンサー

↑フープダンサー
アーティストたちの普段見られない!?大作もたくさん見られました!
収穫はまた後日ご報告します!

Lyndon Tsosie先日入荷分です。

本日は競争率の高い、オールドスタイル×コインシルバーを使った作品が大量に届きましたので、まだ日本に到着前なのですがお見せします。
作家はこの人。

Lyndon Tsosie リンドンツォーシー
一つ一つの作品に対する愛と、新しいデザインを追求するチャレンジ精神のあふれたリンドンの作品。
今回入荷した分は、すべてコインシルバー(石の周りのベゼル部分とバチカン部分はスターリングシルバー)です。
実はリンドンはコインシルバーを使っていても「Coin」の表示をしない事もあったりします。
コインシルバーの質感ってすごくお好きな方も多いので、ぜひ分かるように表示を!と提案したところ、今回入荷分の半分ぐらいに「Coin」と手彫りされています。
それでも半分・・・・。といったわけでまだコインの刻印を忘れている作品もありますが、すべてコインのとってもいい質感が出ています!
それでは作品のご紹介。
バングル

左の二つ

左 ナチュラルローンマウンテン7個使用 32万円
右 ナチュラルモレンシ使用  26万円

右の二つ

左 ハイグレードビズビー使用 25万円
右 厚みのあるコインシルバー  18万円

ペンダント

使用石は全てナチュラルローンマウンテンです。
上の3つ

左から、56,000円、56,000円、59,000円。
バチカンが大きめなのでターコイズネックレスに通しても使えます。
下の二つ

左から、59,000円、65,000円。
最後にリング。

左の二つ。

左、ナチュラルビズビー 18.5号 75,000円
右、ナチュラルビズビー 17.5号 89,000円

右の二つ

左、ナチュラルゴドバー 15.5号 95,000円
右、ナチュラルゴドバー 22号 110,000円

どうですかこの宝の山!
自分が欲しい~という気持ちをグッと我慢して・・・。
まだ届いたばかりで店舗に届くのはちょっと先になるかと思われますが、
競争率の高い商品ですので、気になる方はお先にお問い合わせください★
その他サイズなど気になる点もお問い合わせくださいね!
今週末は、1年に1度の大きなジュエリーショーがあります。
規模としては、全米で一番大きなジュエリーショー。有名アーティストも多数参加。
皆さんそのショーの準備で大忙しで、ここ一番の大作を3カ月前、人によっては半年前から、または2週間前から・・・制作していきます。
アーティストの皆さん、はりきってます!

お待たせしました!カスタム石増えました!

ようやく・・・・カスタムの石が増えましたー!!!
たいへん長らくお待たせしました。。。
キャリコレイク、ビスビー、コーラル、パイユートなどなど、石の種類も豊富になっていますのでぜひチェックしてみて下さいね!!
なかなかレアな石もたくさん入っています。
特にコーラルは、超ハイグレードのぷるんっとした非常に鮮やかなもの。
こちらから~!!
デザインのリストの中に気に入るデザインがなくても、ホームページの作品でこれ!というものがあればお好きな石と組み合わせてお見積もりが出せますのでお気軽にどうぞ★
ネットショップでは人気のカルビンロバトのジュエリーが入荷してます!
今回入荷分のブレスレットは、以前のとは少し違うのです。

フック部分がやりにくいという声がありまして、以前のカチッと止めるフックからこのひっかけるタイプを作ってみました。
どちらがいいのか。ぜひ試してみて下さい。
ひっかけるタイプでも落ちる心配がないように、ギリギリのサイズにフックを調節してもらっています。ガサツな私は、フックの方が安心だったりしますが。
話は変わって今日日本のラジオを聞いていたら、なんと8月全国で7000人ほどの人が熱中症で病院に運ばれたというニュースを聞いて、思わずえー!と叫んでしまいました。
まだまだ暑い日が続くのでしょうか。
ぜひターコイズを身につけて、さわやかな気分でお過ごしください★

インディアンのパワー!

Gallupで先週末に全米のインディアンが集まる祭典がありました。その名も『Gallup Inter-Tribal Indian Ceremonial』
今回で90thのこのお祭り!なかなかの歴史があるんですが、今年は例年に珍しく雨が多いニューメキシコ。色んなイベントがこのストームにやられてました。
こちらナイトパレードの様子。

各部族のダンサーや歌い手が部族の歌と踊りを披露して街を練歩くのですが…
パレードの中盤ナバホのブラスバンドの勢いにのってか、いきなりのストーム。それもあたり一面パニックになるような豪雨!!
翌日の新聞にはダンサーの写真が一面トップのはずが…
逃げ惑う人々の写真になってました(苦笑)

前夜のストームでパレードが中断したせいもあり、翌日の昼のパレードは大賑わい。ディズニーランド状態です。

パレードまでの待ち時間には物売りが綿あめやおもちゃなどを売り歩いてます。
中には家庭で作ったブリトーなんかも売ってたりします。
私達がゲットしたのは好物!マトンの入ったナバホバーガー★

揚げパンの中にマトンと野菜が入り、味付けは塩のみというなんともシンプルな一品なんですが、多少くさみのあるマトンがこっちにいると何故か旨い!!インディアンも大好きな一品です。
パレードから始まり、ロデオにダンスコンテスト、インディアンアートコンテストなどなど…



3日間に渡り繰り広げられるお祭りは内容も濃く、一年に一度のビックイベントです。
この時ばかりは観光客も多いし、普段はドライな街も大賑わいです。
そして…
実はこのセレモニオで日本に向けての大きなムーブメントがありました。
【インディアン・フレンドシップ・プロジェクト】
東日本大地震で被害にあった方達へ、アメリカ南西部のインディアン達が祈りの儀式とチャリティーを行いました。
有名なフルートプレーヤーが日本の為に歌を作り、祈りが届くようにと演奏してくれました。
そしてこのプロジェクトの発起人である『WILD WEST』の金田氏のスピーチに多くのインディアンの人々が耳を傾け募金をしてくれました。
中には涙を流す人々もいたそうです。
現地で働いていたスタッフの方が印象深い事をおっしゃっていました。『彼らは同じ地球の仲間の問題として感じている。』
確かに、アーティストがこの震災について話す時、他国で起きた問題というより地球の問題として語っていたのを思い出しました。
父なる空、母なる大地…
言葉だけじゃなく、今もインディアンの心の中には全てはつながっているという大きな心があるように感じました。
決して生活水準の高くないインディアンの人々にとって、$1がどれほど大きなものなのか…
募金箱のたくさんのしわくちゃの$1札には人々の温かさが感じられ改めて心を打たれました。
そしてこのプロジェクトにセレモニオの協会、街の人々も全面的に協力をしてくれていました。
協会は今回特別にチャリティTシャツにセレモニオのインディアンロゴの使用を許可してくれたそうです。

元々現地のインディアンが日本の為に義援先を探していた事から始まったこのプロジェクト。
ダイレクトに確実に届けられるように。
東北の人々に少しでも笑顔が取り戻せるように。
私達も金田さんの話に心打たれ、このプロジェクトをすこしお手伝いしました。そして参加できた事を心から嬉しく思います。
5ヶ月たった今でもまだまだ現地は復興していないと聞きます。
大きな痛手を受け、それでも前を向こうとがんばっている人々が少しでも笑顔が取り戻せるよう私達も願っています。
海を越えて南西部からも皆さんへの祈りが続いています。
このプロジェクトにご興味のある方は下記リンク先へどうぞ!
Indian Friendship Project

シンプル・スローライフ

再びこっちに戻ってきて一ヶ月が経とうとしています。
日本とこっちを行き来していつも感じる時差。
単にジェットラグってだけじゃなく、時間の流れが違うからそれに慣れるのになんとなく時間がかかるんです。
まぁある意味時差ぼけですね。
なにもかもギュッとつまった日本。
便利だけど忙しくて両手からこぼれていく感覚で過ごしていたような。
忙しくて白髪が生えてきた!なんて騒いでいたものの、こっちにきたらきたで、なんだか体がナマル感覚はなんなのでしょう?あぁ、日本の生活が恋しい…。
今住んでるインディアンの街は娯楽が映画館かカジノかバーくらい。
カジノはパスだし、バーはアル中が多いし、ってなると選択肢は映画のみ…。
一体アーティストのみんなさんは何をしているのだろう…?
Q〝お休みは何してらっしゃいます?〟
A〝何も。〟
 〝釣りとか?〟
 〝家でTV見てるかな。〟
郷に行ったら郷に従え。
日本にあったものをこっちで求めるな!
自分に言い聞かせながら一ヶ月過ごしたものの、やっぱり違和感がぬぐえず。
なんか癒されに行こう…
と言う事で近所の自然公園へ。

インディアンの住むリザベーションにはこんな国立公園並みの自然が普通に広がっています。

この日は風の音が聞えるくらい静かで人一人いませんでした。

なんかやっぱり落ち着く自然のパワー。
ワンコもごらんの通り↓

些細な事だけどちょっとした幸せを感じた1日。
これからシンプル・スローライフの練習です。

Rayのオーバーレイ。

ずーっと雨の降り続いていたニューメキシコ州。
昨日は大雨で道路が川のようになり、雨かと思ったらヒョウのようなものが降っていたり・・・。
さて、最近メキメキと腕を上げているホピのアーティストのご紹介。

Ray Namingha氏。
彼の作品、細かい細工と可愛いデザインで人気です。
プチペンダントから、バングルまで、作品にバラエティがあるのが特徴。

いつでも不変の人気のペンダント。
チャームに、重ねづけに。
珍しい時計も入荷してます。

こちらから→→
たくさん掲載されていますよー!

サントドミンゴの素敵な時間

先日サントドミンゴで「Feast」というお祭りがありました。
女達が腕をふるってテーブルいっぱいの御馳走を作り大盤振る舞い!男達は馬に乗って様々な伝統競技に大奮闘!
写真は御法度なこの伝統行事ですが、雰囲気は和気あいあいとしていてサントドミンゴの村を挙げた大運動会といった感じ。
老若男女走る走る。
なんとも長閑なイベントに私達もCalvin Lovatoの家族と一緒に見物させてもらいました。
観戦中、山ほど配られる果物とお菓子の嵐。ありがたくサントドミンゴのパンと一緒にお土産にもらってきました!
サントドミンゴ族はスパニッシュの入植により、独自の文化とスペインの文化が混ざったとてもユニークな伝統を持っています。
家にはマリア像の祭壇があったり、名前がスパニッシュだったり。でも同時にサントドミンゴの伝統も残っていて、儀式ではカチナが踊り、人々の衣装はまさにプエブロの装い。

以前Calvinは
『自分達はスパニッシュと戦うのではなく、共に生きることを選んだんだ。』
と話してくれました。
簡単には語れない歴史も勿論あるんだろうけれど、そういう風にサントドミンゴの人の口から聞けてなんだか心温まりました。

サントドミンゴと言えば〝ヒシネックレス〟が伝統的なジュエリーですよね。
最近はフィリピン産や中国産のビーズが手頃な価格で出回っていますが、今でもちゃんと貝や石を削って作る作家もいます。

こちらMartin Lovatoさん。(思わず熱がこもったこの形相!)
今のように機械がない時代はこんな火を起こすような器具を使って穴をあけていたんだそう。
そして石の上で転がして形を形成していたんだとか。
アンビリーバボー!

また、こちらが↑ヒシネックレスに続くサントドミンゴ族お馴染みのオールナチュラルなインレイのジュエリー!
なんとブレスのカーブまで貝の湾曲を利用して作ってます。
細かい石や貝を接着剤で土台に固めて行くわけですが、

今はこんな便利な注射器に入った接着剤を糊として使用していますが、昔は松脂(マツヤニ)を使っていたんだそうです。
昔に比べてだいぶ製法も近代化してきていますが、それでも変わらないのは四季を感じさせるナチュラルな色彩感覚。
素朴で温もりのあるジュエリーはまるでサントドミンゴの人々の気質が入っているようで、
やっぱりサントドミンゴのジュエリーっていいよね~!!って思ってしまう訳なんですね~。。。