細身シルバーシリーズ入荷

雑誌にもよく使っていただく、アーノルドグッドラックシンプルなシルバーシリーズが入荷しました!


すでに売り切れているものも多いですが、まだいろんな種類があります。
サイズやデザインががあるうちにぜひ!
ターコイズ物との重ねづけ、一本シンプルに、ギフトに、と大人気の作品たちです。
しっかりした重みのある肉厚シルバーを使い、さまざまなサイズ&デザインでシンプルに仕上げてもらった新作です。
シルバーの厚みがあるものが多いので、このシリーズを作るのに銀を成形していくための革のハンマーを3本ダメにしたとか。。。

アーノルドの刻印は、名字の「グッドラック」からくる四つ葉のクローバー。
古いスタンプをたくさん駆使して、新しくもナバホの伝統を感じられる素朴な作品にしてもらいました。
毎日つけても飽きの来ない、気分がハッピーになるジュエリーです。
特にバングルは品切れが続いていますので、お早めにチェックしてみてください!
こちらから新作見られます。

アメリカで二番目の国立公園

以前こちらのブログでちらっと紹介したエルモロ国立公園
アメリカで二番目に国立公園に指定された場所で、その歴史は1600年代までさかのぼる・・・・という壮大な場所です。
ズ二の村から30分、とっても景色のいいハイウェイ沿いにあるので、たまに行きたくなる場所でもあります。

この国立公園は、ペトロぐリフと、数々のスペイン人が掘り残して行った名前が見どころ。


手で彫ったとは思えない美しいサインも数々残されています。
今でいえば、「落書き」ですが、こうやって年月がたつとアートですね。

学校の校外行事などでも訪れる場所です。
ウィキペディアより・・・・。
エル・モロ (El Morro) は、アメリカ合衆国ニューメキシコ州北西部のシボラ郡にある、未編入地域のコミュニティ。風景の美しさで知られるハイウェイ53号線(通称「エンシェント・ウェイ (Ancient Way)」)沿いに位置しており、北東に位置するニューメキシコ州のグランツから38マイル (61 km)、北西に位置するギャラップ (Gallup) から55マイル (89 km)のところにある。エル・モロという地名は、集落近くにある 砂岩の高台を指す言葉として、スペイン人のコンキスタドールたちが、「突出した高台」という意味で用い始めた。インディアンのズニ族は「岩に文字が書かれた場所」を意味する「アツイナ(A’ts’ina)」と呼んでおり、英語話者のアメリカ人は「インスクリプション・ロック (Inscription Rock)」と称してきた。エル・モロの集落から西へ、かつてのプエブロの交易路であるズニ=アコマ道 (Zuni-Acoma Trail)、別名エンシェント・ウェイと並走するハイウェイ53号線に沿って1.5マイル (2.4 km)ほど進んだ所に、エル・モロ国定公園 (El Morro National Monument) がある。
エル・モロは、芸術家のコミュニティであり、エル・モロ地域芸術協会 (the El Morro Area Arts Council) があり、さらにアート・ギャラリーや、交易所 (trading post) 兼コーヒーショップ(軽食堂)、カフェ、キャンピングカーの駐車場・キャンプ場、飼料・種苗店、古物委託販売店、ヒーリングアーツ・センター (healing arts center) がある。エル・モロは、東はエル・マルパイス国定公園 (El Malpais National Monument)、西はラマー (Ramah)、北はズニ山脈 (Zuni Mountains)、南はキャンディ・キッチン (Candy Kitchen) に至る、およそ1000平方マイル(およそ2600km²)以上の広大な領域に居住する、多彩な分野の芸術家、入植者、その他の人々が交わる場所となっている。
ニューメキシコに来て、歴史を感じたい方にお勧めですよ。

海と貝殻の結婚式

先週末、サントドミンゴの Joe And Angie Reano ファミリーでの結婚式がありました。


お父さんお母さんである、Joe と Angie はドレスアップ。
サントドミンゴの要である、モザイクインレイ。
お父さんとお母さんがジュエリーを作るので、それに合わせてテーマは「海と貝殻」
でデコレーションしていました。


相変わらず暑い気候の中、何週間もかけて準備した結婚式は、村全体が参加する本当に大きなものでした。

真夏日

連日真夏日が続いているニューメキシコ。
それでも朝晩はまだ寒いので、うっかり長そでジーパンにブーツなんて恰好で外に出たら、昼間の気温は何と
108F!

42度!!

それは暑いわけです。。。
それなのに!車のエアコンが壊れたので、仕方なく高いお金を払って修理しました。。。
湿度がないので、死にそうに熱いっていうよりも、こげそうに熱いって感じです。
真夏に近付いてきたので、先週はズニで大きなレインダンスが行われました。
炎天下の中、ダンスを踊り続けるというのは精神的にとてもキツイもの。でもどこの部族の人たちも、マスクをかぶりダンスをしている間は「人」ではなく「神」になっているので、そういうことは感じない、考えないという風に伝えられるそうです。
辛い修行や祈りをしたからこそ、得られるものがあるのだとか。
やはり精神世界の深いインディアン達です。
さて、オンラインショップにはようやく!
シンプルで品切れが続いていたブルースモーガンのジュエリーがそろいました。
きれい目のインディアンジュエリーとして、ファッションを問わず使え、値段も比較的お手頃なのでギフトにも人気です。雑誌の掲載も今年は多いです。
今週末の父の日にもいかがでしょうか??


今までオンラインショップにはなかったリングもそろっています。

バンプアウトのダレルビセンティ

今日は新アーティストの紹介です。
Darryl Becenti
ダレルビセンティ。


バンプアウトと呼ばれる、「オス」と「メス」があるセットのスタンプを多数、駆使して作られた作品。

こんな感じのスタンプの一つを万力にセットして、シルバーをはさんで、打っていきます。

こういった一本の普通のスタンプに比べると手間がかかり、同じ力の量で均等に押していくことや、きっちりしたライン引きが求められる上級技です。
立体感も出るので、このバンプアウトがある作品は人気があります。

この作品の石の周りには、フットボール型にしたバンプアウトを一個一個切り出し、一個一個ロウ付けしています。気が遠くなるような作業です。
見ただけで、すごい細工!と圧巻される作品たちばかりです。
Darryl Becentiの作品はこちらから。

削って、削って・・・。

先日箱根の寄木細工の話をテレビで見て、改めて、インレイってすごいなぁと思いました。
近年、ズニ族のインレイをする人たちがすごく減っています。
手間と時間がすごくかかる反面シルバーだけのものに比べてあまり高く売ることができなかったり、世襲制のズニの作品は若者たちがその仕事を継ぐことをやめてしまったり、海外製の安いインレイジュエリーが出回ってしまったり。
この流れはどこの伝統工芸にも通じることなのかなと思いますが、やはりそういう現状を目の当たりにするとさみしいものです。
伝統を継いでいくことと、市場や流行にのることがうまくハマればいいんですけどね、なかなかそうはいかず。。。。

シルバーの枠を作った後、
削っては、サイズを確認し、削っては、はめ、、、、。

無数の石の中から、色を選び、組み合わせ、デザインを考える。
果てしない作業です。

作風には、それぞれ個性が出てきます。

ズニ族のインレイには、家系がかなり密接にかかわってきます。母の作風を継いでいきます。

この作者、バージニアは現在63歳。子どもたちはみんな都市で仕事をしているそうです。
インディアンジュエリーは本当に伝統工芸なんだなと改めて思った今日でした。

新アーティスト、続々。。。

新アーティストが続々とオンラインショップに登場してます。

Orville White
彼の作品は今までも少し扱っていましたが、今回は多く揃いました!
シンプルなスタンプワークのしっかりした作品を作る人が減ってきているので、こうやって久々に揃うと新鮮でもあります。
人気のリングをはじめ、ペンダント、珍しいイヤリングもあります。
シンプルなので、ギフトやペアにも人気のアーティストです。

Jock Favor
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インディアンではなく、白人のアーティストであるジョック・フェーバー。3世代にわたってインディアンジュエリーやアメリカ南西部の文化に深くかかわってきた彼は、1800年代にインディアンジュエリーが伝わってきた、その時のままの製法を完全に再現したジュエリーを作り出します。現地のトレーディングポストでも、インディアンジュエリーの中に並ぶ唯一の白人アーティストとして認められた存在です。銀はすべてインゴッドシルバーから、石もすべてハンドカットされ、一見するだけでは全く新しい作品とは分からない素晴らしい技術を持ったアーティストです。
実は彼は以前トレーディングポストで「JF」の刻印を見かけてから、ずっと探していた作家。会えた時は、この人だったんだーと感激しました。
Jesse Robbinsの師匠でもあり、次に紹介するRandy Bubba Shackelfordともスタジオをシェアしながら製作を行っています。
彼らの作品を手に取る時に注目してほしいのは、作品の裏側。

インゴッドシルバーを時間をかけてパウンディングし、それをさらにリポウズさせていく、その手間が表われていて、裏側をながめているだけでインディアンジュエリーの世界の歴史を感じられるような、マニアックですが何とも言えずゾクゾクとしてしまう美しい裏側です。

Randy ‘Bubba’ Shackelford
こちらも同じくノンネイティブのランディーシャッケルフォードの作品。
遊び心がある昔のインディアンジュエリーのような、味のある作品。ペンダントは7点入荷しています。
Bubbaというのは、「兄弟」などという意味の彼のニックネーム。アーティスト名に入れるところが、彼の親しみやすさを感じるところです。

正確さやきれいさだけではない、インディアンジュエリーの風合いや味、表情を大事にした美しいジュエリー。
作りたいものを表現する、真の「アーティスト」ならではの一点ものの作品です。