ラッシュ!

サマータイムになってから日に日に暖かくなってるニューメキシコ州です。
日も長くなって仕事終りに犬の散歩に行けたりと、サマータイムも慣れるといい感じです。
さて、ここのところ怒涛の入荷ラッシがあったのをご存知でしょうか?
早い者勝ち!! Dan Jacksonのニューアイテム
絶妙な色合いが人気!!Edward & Patricia Becenti
細工の細かさは溜息もの、HOPIジュエリー
などなど…是非お見逃しなく!!
特にオススメしたいのがこちら!

Sunshine Reevesの新着!
ナンバーエイトターコイズのブレスレット。
10万円
詳細はコチラから→ ★★★
このデザインはマライカで別注したスペシャルアイテムです!
立体的なシャドーボックスなどのデザインを得意とするサンシャインならでは。
このシャドーボックスにこの土台の組み合わせは初めてなんだとか。
気合の入った一品です。
そうそう!ターコイズのニュースも!
たらん!

こちらナンバーエイトなんですよ。
まるでロイストンのような…ローンマウンテンのような…
なんといってもこの美しいスパイダーウェブ…うっとりします。
こちらは某有名ナンバーエイトコレクターから見せてもらった超レア!!ナンバーエイトです。
たった4パウンドだけしか取れなかったという代物です。
いつの日か〝ナンバーナイン〟なんて愛称で市場にでまわったり?!
ストーリーがついて回るターコイズ市場。こんな名前でホントに出回ったりするかもですね~。
さてさて、ナンバーエイトの顔とは違いながらもこの美しさ。。。個人的にはかなり好きです。
買うか買わないか…勝負の時ですかねぇ。

フェティッシュのお話

京都寺町店のリニューアルに伴い、少しストップしていた入荷がどんどんアップされています!!!
大物から定番ものまで。
こちら
こちら
お見逃しなく!!
さて、フェティッシュが、お店に少し入荷しているのをご存知でしょうか??

フェティッシュとは、主にズニ族に信仰を持って使われている動物やカチナの形をした置物です。
本物のフェティッシュは儀式に使われ、メディスンマンによって清められ宗教的な意味を持ったもののことを指すそうです。
こういった特別な意味をもつフェティッシュはズニの人々の家に飾られ、儀式があるときに用いられ、家族代々受け継がれていくので市場に売りに出ることはありません。
なので宗教的に厳密に言うと、私たちが手にすることができるのは「フェティッシュ」ではなく「カービング」というのだそうです。
ですがこの「カービング」作りはジュエリーと同じようにズニの人々の大切な職業なので、本来の意味にかかわらず「フェティッシュ」と呼ばれ、私たちが売り買いできるようになっています。

フェティッシュは大理石、鹿の角、サーペンタイン、シェル、ターコイズなどすべて天然の素材が使われているのが特徴。
熊やマウンテンライオン、コヨーテ、ボブキャットなどもともと伝統的に作られていた動物から派生して、今では様々な動物が作られています。
よく見る口から心臓にかけて矢印が入っているのは、動物に息を吹き込むために作られています。
アローヘッド(やじり)やターコイズが乗っているのは、動物を悪いものから守るための魔よけ。

儀式で用いられたフェティッシュは、自分の身を守ってくれるというわけで、信仰深いズニの人々は狩に出るときや旅に出るときにもっていくそうです。
メディスンマンによって清められたフェティッシュは、神様と同じ。
日本で神棚にお米をささげるように、すごく信仰深い人はフェティッシュにも食べ物を備えるんだそうです。
そのフェティッシュが派生して、ネックレスやピアスとして身につけられるようになったり、

インレイが施されるようになったり、

細かい細工で競い合うようになったりして、
単純な動物の形から、現在はひとつのアートとして確立しています。
お守りなので、贈り物にもいいそうですよ。
少ししか入荷してないので取り扱いしている店舗は少ないのですが、お店で見つけたらぜひ手にとって見てくださいね!
フェティッシュのネックレスは少しだけネットに掲載してます☆

持ってきてくれました。

先日ブログで書いた、受賞は逃したものの、ものすごく美しいリンドンツォーシーの作品。
こちらです!

ロシアの「インペリアルイースターエッグ」からヒントを得た作品だそうで、ウィキペディアで調べてみると・・・・。
インペリアル・イースター・エッグ(英語:Imperial Easter Egg)は、ロマノフ朝のロシア皇帝アレクサンドル3世、ニコライ2世が、皇后や母后であるマリアとアレクサンドラのために、金細工師のピーター・カール・ファベルジェに依頼して作らせた美しく精緻な美術工芸品のイースター・エッグで、多くのものにはサプライズと呼ばれる創的な仕掛けが仕込まれている。
1885年から1917年の間に58個作られたとされているが数については異説もある。現在、その所在が確認されているのは44個であり、約4分の1の14個が行方不明である。
オークションに出品すると10億円の値打ちが出るものもある。
だそうです。
ずっとこのアイディアを作品にしたかったそうですが、この卵の形をどうやって形作るか、試行錯誤していたそう。
ある日ボウルのような形の鉛を見つけ、それでシルバーをたたいてみたところどんどん丸くなっていって、ようやくこのアイディアを実現することができたそうです。
中を開くと、これまたすごい!

ふたには、ラピスがインレイされていて、中にはターコイズ。底にはジェイドが!!
中のターコイズは昼の空を表し、上のラピスは夜空を表しているそうです。ラピスの中に入ったパイライトが、まるで天の川のように見えるのです!
重さなんと約5キロのこの作品。
サイドのデザインもすばらしいです。

ここにもジェイドがインレイされています。
ちょこんと乗ったサバクツノトカゲに遊び心も感じますね。
写真の角度を変えようと動かしてみたものの、簡単には動きませんでした。
まさに芸術!!!

時代を超えるアーティスト

先週末は風速60マイル(約100キロ)の強風が吹き、花粉症の人がすごく辛そうな週末でした。
その後は雪が降り、その前の暖かかった気候がうそのような、さすが予想できないニューメキシコの天気!という感じ。
今日も朝は道が凍ってました・・・・。
さて、メキシコ編もひと段落しまして、アーティスト工房訪問の続きを。
今日は時代を超えるアーティスト、Lyndon Tsosie のご紹介。
現代的なインレイや様々な素材とコラボしたジュエリーも制作する傍ら、昔のジュエリーの製法もとりいれ、まさに時代を超えたジュエリーを作るリンドン。
前回のショーではイタリアの昔の陶器からヒントを得た、非常にすばらしいポットを制作しました。
(いつもながら写真がなくてすみません・・・。)
が、残念ながら受賞ならず・・・・。
3ヶ月間、これ一本で作ってきた本人、かなーーーり落ち込んでました。。。
デザイン、技術、そのときのエントリー作品の数、などなど様々な理由が重なって、最終的には運もあったりして、「受賞する」というのは本当に大変な事なんですね。
さて、そんな彼の工房訪問。
今回はコインシルバーのバングル作成をしてくれました。
コインを溶かし、トゥファストーンに流し込んで銀の板をつくります。


できた板を、バングルの形に切って、スタンプを打っていきます。

デザインは思いつくままに・・・・。
昔ながらのやり方で大胆にどんどんスタンプを打っていきます。

バンプアウトと呼ばれるオスとメスのあるスタンプでデザインを浮き出します。


スタンプをしてデザインが決まったら、金属バットのようなメタルの上から、
バンバンとバングルを曲げていきます。


繊細なインレイワークもやる傍らで、オールドスタイルを作るときはなんでも大胆!にどんどん進めていくのが印象的でした。
彼のお家には、様々な絵画やアートの本がずらっと並んでいました。
アラスカ、アフリカ、アジア、ヨーロッパ・・・・。
常に芸術を研究している証です。
ナバホの伝統も大事にしているとのことで、儀式に使う羽根などを見せてもらいました。
色々な情報があふれる現代の中から、自分の感性で選んでいく。
いつも明るいリンドンの、芸術的一面をみた一日でした。
コインを使った作品、インレイとのコラボ、コチラにあります☆

最終回・メキシコの夜

そんなこんなであっという間の一週間…
思い出すとやっぱりメキシコのイメージはイロトリドリ。
個人のやってるホテルだと内装もカラフルに凝っていてステキです。
メキシコ好きならご存知!フリーダ・カーロの絵が壁を彩ります。

夜の町並みもご紹介!
夜と言えど活気のある街中。
金曜日の夜ともなれば広場にはマリアッチの楽団、恋人に歌を贈りたいカップル、ただ飲んで騒ぎたい人、いろんな人が集まってなにやら楽しげな雰囲気です。

そして柔らかくライトアップされた教会もまた昼間みる感じとは違ってステキです。
芸術を愛するメキシコ。いたずらの心配がないのでしょう、教会の前にはオブジェがいっぱい並べられています。

こちらはテキーラのお店。ズラーリと並んだ色んな種類のテキーラ。

ノンベイさんいらっしゃい!
棚の上には、たっぷり飲みたい人はお徳用のテキーラタンクが。
店先で入れてくれます。

中にはこんなテキーラも…わかります?!

そういもむしー!!!ぎゃー!とか言いつつモノは試し、頂きました。
まぁ感想はあえて控え待ておきます。
そしてメキシカン料理に欠かせないスパイス、チリ!
こんなにも種類が!
 
締めくくりは南米らしく熱~い愛の歌を歌って頂きました。
今度は仕事じゃなく遊びにくるぞー!!

カラフルな刺繍って乙女ですよね。

食べてばっかりじゃないか!
なんて声が聞こえてきそうなので、そろそろ仕事の話でも書きましょう…。
今回のメキシコではうんと刺繍モノのお洋服を見て参りました。
市場に山のようにある刺繍のお洋服!いかにも南米を連想させるカラフルな色使いがステキです。
それにしてもこの大半が各村で作られる手刺繍である事にびっくりです。
エスニック好きならやはりこの“ぬくもり”の感じるハンドメイドってやつに弱いですよね。
私の訪れたこの地域は刺繍モノならなんでもござれ!の街で、これらはどうやらその周辺の村から集まってくるとの事した。
お店の中ではおばあちゃんがせっせと刺繍しておりました。
カメラに向かってにっこり!
実は撮る直前にささっとお召変えをされてました。乙女さん♪

子供が着るとほんと可愛い☆

手刺繍をするような街ってやはりどこか長閑です。
その前日にいたメキシコシティの騒音とは全然違う雰囲気です。
トゥクトゥクという3輪タクシーが走れば3輪自転車の物売りも通る。

このThe☆南米なカラフルな街並みがホント可愛いです。

こんなPOPなミニカーをよく見ました。

時間のない中、言葉もわからない私のサポートを一生懸命してくれたお店のスタッフ。
ちょっとキメてます。

そうそう…帰りに面白いもの見つけました!
サボテンの塀です!

サボテンにこんな使い道があったなんて。
外観をナチュラルに保ちつつ、有刺鉄線の役割もあり。
うむ、かしこーい!

とてもおいしゅうございました。

メキシコ体験記、開口一番何書こう…ってモヤモヤしていましたが、やはり私らしく食レポートからいこうと思います☆
始めに言い訳からなんですが、メキシコでは限られた日程でなかなかバタバタやってたんです。だからいつも以上に『倒れちゃいかん!』と色んなところでしっかり食べたワケです。。
それはそれは屋台から市場から路上の物売りから…
タコス売りのおじさん。

おひげの立派なマンゴー売り。

売上げはブラジャーの中に…チーズ売りのおばちゃん。

旅行をしても普段はそこまで冒険しない方なんで、今回のご飯はかなり楽しかったです。
Theローカルフード!堪能させてもらいました。
メキシコの街を歩いて感じるのはやはり太陽の国!という事。単に日差しが強いってだけではなく、どこもかしこも活気があるんです。なんでしょうか、漠然と〝生きる〟って言葉が似合うこの感じ。特にその活気が味わえたのが市場!



日本にはなかなかない“朝から外食”の文化。市場は朝からごはんを食べる人で大賑わいです。
おばあちゃんが器いっぱいのカットフルーツにクリームをもりもりのせて食べているかと思えば、横で暑い中いちゃつきながら食べてるカップル…なんか思うがままでいいですね。
お店の人はてきぱきと元気があるし、結構家族でやってるお店もあって、まだ10歳くらいの子供がせっせと野菜を切ったり、豆の皮をむいたり。たぶん昭和には日本にもあった活気なんだろうな~なんてそんな光景があります。
お惣菜屋から肉屋からチーズ屋から花屋まで、いろ~んなお店が並んでいます。
適度にテキトーでそれが居心地いいんですね。惣菜はポイッと袋にいれちゃう感じとか、海外屋台に来たぞ!って盛り上がります。
この日の朝ごはんはこんな感じ。

暑い国だけあってチリのピリッとした辛味もあればライムの酸味もあって非常にうまい!
料理名は分からなくても楽しめます。
そうそう、こんなのも試しましたよ♪

サボテン!!

こっちではさっと湯がいてサラダにしたり、炒めたり、はたまたミキサーでフレッシュジュースにしたりします。
お味はというと…『メガブみたいでうまい!』ちょっとぬめりがあるんです。
あとメキシコは魚介もおいしいんです。
えびたっぷりのスープにアボガドのスープとか。

レストランにいくと必ず何かに入ってるアボガド。
聞けばこっちのアボガド、1Kg300円程度なんです!安い!!
まぁ…そんなこんなでたっぷりと(仕事もしつつ)ローカルフードを堪能した結果はというと…

見事にデリケートな胃腸にヒットしました☆
久々にのたうち回る腹痛でした。
でもコレ、現地では『モクテスマの呪い』っていうらしいですよ。旅行者達が必ず見舞われる食あたりはメキシコの最後の皇帝の呪いなんだとか…。
恐るべしメキシコ!

遅くなりましたが、受賞者の発表!

先週末はアリゾナ州で行われたジュエリーショーに行ってきました!
各アーティストたちが気合を入れて作る大作、さて今年は誰が受賞したんでしょうか??
こちら、相変わらずの活躍を見せるSunshine Reevesのコンチョベルト

部門1位を獲得!
そして写真はないんですが、Tony and Ola Eriacho 部門第二位!
Raymond Yazzie 部門第二位!
様々なアーティストがこの日のために大作を作っていたのですが、
前日に終わったからエントリーできなかった・・・・。という声を多々聞きました。
ジャッジする時間が必要なので、エントリーする作品はショーの二日前に会場に持っていかないといけないという内部事情がありまして、
遠くからくるアーティストは最後の2日間追い上げの時間をとられてしまうというわけで、
今回は作品のエントリー自体をしている人が少なかったかなーという印象でした。
でもたくさんのいいものが仕入れられて、オーダーもできて、
充実したショーでした☆
すこしだけ収穫のご紹介。




それにしても砂漠のニューメキシコからすると南国のアリゾナの町は、
暑かった!!!
日差しが強くて肌がガサガサ・・・。
メキシコ出張に行った駐在員、多忙&何かのウイルスに感染?したらしくダウンしてましたが本日なんとか復活しました。
そのうちご報告ができるかと・・・・。
海外出張、いろいろ問題はつき物ですね-。