Aaron Andersonのこだわり

昨日、アーロンアンダーソンに新しいオーダーをしました。
アーロンは背が高く、いつも陽気で気さくなお兄さんといった感じ。
トレーダーに非常に人気のアーロンは、今多忙だからちょっと待っててと言われる事もしばしばですが、新しいオーダーにはいつもYeah!とハイテンションで答えてくれます。
そんなアーロンのお話。
アーロンと言えば、トゥファキャスト
シルバーを作った事がある人、トゥファをやってみた事がある人なら、アーロンの作品の素晴らしさは一目瞭然だそうです。
というのも、トゥファキャスト初心者は、石にデザインをしてシルバーを流し込んでも、はみでたりゆがんだりして、トゥファからとりだしたシルバーを、磨いて形を整えます。
石のデザインと磨きあがりの作品は多少違ってきたりします。
ですがアーロンのジュエリーは、トゥファの上でのデザインがすべて
石を削ってデザインされたそのものの形がジュエリーになっています。

磨きは、鏡面仕上げで質感を変えたいところと、ほんの少しの乱れを訂正する程度。
トゥファでしか出せない質感、細かいデザイン、すべての魂がトゥファストーンを削って行くところに注がれています。
昨日、「デザインのバランスを整えるのが難しい」と陽気なアーロンが新しいオーダーについて真剣に考えていました。
「丸い石には、角のあるデザインが合う。四角い石には丸みのあるデザインが合う。鋭すぎるデザインは自分は好きじゃない。」とすべての作品がアーロンならではの感性でデザインされています。

「シルバーを流し込む場所を変えて、表面の質感を出してみようかな」と新たなアイデアも浮かんだ様子。
伝統的でも、現代的でもある彼の作品。

こだわりのあるアーティストの作品、素晴らしいです。
彼の作品はこちらから→→