久々!サントドミンゴモザイクインレイ


シルバージュエリーが流行る中、今年のインディアンマーケットにはサントドミンゴのアーティストがたくさん来ていました。
先月、サントドミンゴの年に一回行われるフィーストデーに行ってきたのですが、
200人以上いるであろうダンサーの人たちが、炎天下の中ひたすら踊り続ける様子は圧巻でした。
ほとんどの人たちが、ヒシネックレスやモザイクインレイのジュエリーを身につけていました。
サントドミンゴ族をはじめ、プエブロの人たちの文化は非常に厳しく守られています。
村に入ると、基本は写真はNG、もちろんこういった儀式のときは監視役がいて、カメラを持って歩いているだけで警察に・・・なんてこともあります。
そうやって頑なに守られてきている伝統だからこそ、部族のつながりや祈りの強さを非常に感じられるのだとも思います。
伝統文化を優先しながら、その一部であるインレイやヒシジュエリーを作っていく、、、何十年も変わらない暮らしを続けている人も多いです。

これもその代表的モチーフ、サンダーバード。
こういうモチーフを若者が継承していることに何とも言えない「誇り」というか、「アイデンティティ」を感じたりします。

細かいモザイクインレイのバレッタ。

個人的にも大好きなアーティスト、Mary Lovato。
Maryの父、Leo Corizは、サントドミンゴのジュエラーの中でも先駆者としてインレイ、トゥファキャストなど様々なスタイルを確立し数々の賞を受賞したパイオニア的存在でもあります。「Gentle Morning Rain」優しい朝の雨なんてニックネームがついていたそうです。
Mary Lovatoは御歳78歳。
まさに歴史をつないでいます。
ちなみに、その上のサンダーバードは、Mary Lovatoの息子、Isaac Corizの作品。
Maryの作品は、シルバーとのコントラストとモザイクインレイの素朴さがたまりません。