ハイグレード石&ゴールドもの

ご無沙汰しております。

こちらニューメキシコ州も寒くなってきて、冬支度を始めている人も多々。アメリカは相変わらずの毎日ですが、日本からの旅行で帰国時の陰性証明が要らなくなったので、ワクチン接種さえ終わっていればアメリカに来ることができるようになりました。

とはいえ、円安とアメリカ国内のインフレはまだまだ続いてますのでなかなかアメリカに行くにはかなりの気力と体力が必要ですね。

手の込んだズニの作品、ハイグレードの石もの、ゴールドの作品など、日本に流れていっているたくさんの作品はどれを取っても「今後はこの金額では絶対に出せません」と断言できる程、刻々とジュエリーの価格が上がっているのをここニューメキシコ州でもひしひしと感じています。

少しずつ集めていたハイグレードの石を作品にしてもらったものが、続々オンラインショップに掲載されています。

以前日本の雑誌でも、「インディアンジュエリーに投資する」という特集が組まれていましたが、本当にハイグレードの石を使ったインディアンジュエリーはレアで高価になっています。

ハワードネルソンのビズビーリング。

ビズビーの価格も信じられないぐらいに高騰してます。

こちらは鉱山主から買ったキャンデラリアをロンべドニーにセットしてもらいました。ロンべドニーのハンドメイドベゼルとスタンプ、そしてスパイダーウェブのバランスが素晴らしい作品。

 

こちらも鉱山主から買ったハイグレードアパッチブルー。このリングの作家、キーヤジーはハイグレードターコイズを使うことでも知られていますが、今回は特別にこちらからターコイズをお願いして作ってもらいました。

 

こちらは総14金リングシリーズ。

ゴールドの要望もとてもとても多いですが、財産として考えるぐらいの価格にはなってしまいます。石はというと、、、、長年金庫で保管していたまさしく「財産」となるターコイズの王様を大切にセットしてもらいました。

 

ほとんど見ることのできなかったゴールド作品を、ホピの作品でもお願いして数点作ってもらっています。ゴールド作品を特別オーダーしたからこそこの価格で出せますが、カスタムで一点、とかだともっともっと金額が高くなります。

 

こちらはまた珍しい作品。作家は エディソンサンディスミスです。

この石は70年代からエディソンがクッキーの缶の中に忍ばせていたものだそうです。自らカットし、大きな石のリングに仕上げてくれました。

エディソンはこちらからお願いしない限り、石ものはこういったグリーンのカラーが好きでよく使っています。「アーティストの石の好み」というのは長年バイヤーをやっていないと分からないとても大切な情報でもありまして、いくら売れるからと言って「アーティストが好きじゃなさそうな石」はなるべく渡さず、テンションが上がりそうな好みの石でお願いするように実は心がけていたりします。