もうすぐ農業の季節です。

最近、とても暖かくなってきました。
農業をやるネイティブアメリカンにとって、そろそろ種のまき時です。
今日はGerald Lomaventemaに会ったら、鍬をかかえていました。彼も農業人でした。
彼のジュエリーは近日入荷しますので、お楽しみに!
さてニューメキシコは非常に寒暖の差が激しく、昨日は30度ぐらいあったのに、今日は雪が降っている!ということもよくあります。なので農業をやる人にとっては、種や苗の植え時が非常に重要です。
6月初の遅い霜が終わってから10月の初霜がくるまでの間に収穫できるように、感覚を頼りに風や気候を読み、いい時期を見計らって種や苗を植えます。
知り合いのインディアンたちは、私達がもう暖かくなったからいいんじゃない?と言っても、いやまだ雪が降るよと言って、毎年そのいいころあいの時期を計っています。
家の敷地や湖の近くで農業をする人も多いです。
特に農業がさかんなホピでは、乾燥地帯なので水を引かず、自然の雨にだけ頼る農業もよく行われ、ドライファーミングと呼ばれます。そんな中でも育ちやすいコーンと、カボチャ、ズッキーニやマメがよく植えられます。
コーンは唯一彼らがうまく育てることができる野菜であり、彼らの命はコーンでつながれてきたことから、ジュエリーのモチーフや、祈りの際にもコーンの粉が使われます。
収穫期のフリーマーケットや市場は、まさにコーン祭りといった感じです。
いくらコーンを食べられるか!なんて競争をすることもありました。
知り合いのインディアンは、最高12本!と言っていました・・・。
どんな時でも、食べ物があることへの感謝を忘れてはいけない!とネイティブアメリカンから学ぶことは多々あります。

↑去年、コーンがすくすく育った様子。