ついに披露!Derrick Gordon

ここニューメキシコの住宅街には幾つもの教会があります。
学校よりも多いのでは?という程、あちこちに教会があり、日曜日になると訪れたカトリックの駐車で道は混み合ってます。
ナバホ族の人々の中にもカトリックは実に多く、ナバホの伝統を大切にしながらも宗教はべつなんですね。考えてみると、ホピズニでは『自分はカトリックだ』という話は聞きません。
ビジネスの考え方然り、宗教然り、ナバホ族は開放的な気がします。
さて、今回はゴスペルが趣味のデリックゴードンの紹介です。

ついに彼をクローズアップできる日がきました。
早くにご紹介したいアーティストでしたが、なにぶん1個ずつ丁寧に時間をかけて作る為、なかなか商品が揃わなかったのです。
彼はシルバースミスの中でもアーティスト色が強く、石1個ずつに対して沸いてきたイメージを形にします。なので一つとしてデザインが被りません。
ジュエリー製作を叔父のデルバート・ゴードンから習った為、似た雰囲気はありますが、比べて見ると、若いせいか何処となくデリックの方が大胆なデザインが多い気がします。

彼のジュエリーは平面だけではなく、三次元でイメージされています。なのでコンチョのレイヤーも楽しみの一つです。

こんなブレスレットの横顔はというと…

美人さんですねー!!
ここニューメキシコのトレーディングポストではスタンプワークの巨匠ゲイリーリーブスと並ぶ程のコーナーが設けられています。
彼自身も作品に絶対の自信を持っており、自ら商品を売り込んでくる事はありません。
私達が歓声をあげたのに大して笑顔になるくらいです。
そんなデリック自身の人物像はというと、とても家族が仲良く、小さなお子さんと奥さんを連れてシルバーサプライ(材料屋さん)に石を選びにいったりする姿を見かけます。
寡黙で温かい雰囲気のデリックに対して奥さんは陽気です。
デリックの後ろに隠れてこちらを伺うお子さんを見ているとこちらまでほんわかしてきます。
デリック・ゴードンの作品、他とは一線を引いた匠の技が光ります。
どうぞご覧ください!!