夏のお手入れのハナシ

8月も後半ですね。
日本は残暑厳しいのかなぁ…。
こちらは暑いっちゃ暑いんですが、日差しさえ避ければ湿気がない分涼しいモンです。
そんなこんなで汗もかかないので、こちらはシルバーのお手入れも結構楽。
でも、日本は違いますよね。
夏の日差しの中、リング、バングル、ペンダントと、重ねづけしたりして楽しみたいものです。
でも、汗はシルバーの天敵です!
汗のなかの硫黄分と結合して、そのままほっとくとすぐに硫化して黒くくすんじゃいます。
硫黄分とくっつくので、硫化です。
なので使ったあとは汗等をきちんと拭き取って保管すると、きれいなまま長持ちします。
もしくすんでしまったら、マライカでも取り扱ってるポリマールなどで軽くくすみをおとすのがいいかと思います。
そして、これもポイントなんですが、ポリマール等は金属を研磨して輝きを出します。
かるくこすってくすみを落とすんですが、その際、目に見えない銀粉がジュエリーにも付着します。
で、コレがけっこう小さいだけにくすみやすい。
この前磨いたのになんでもうくすんでんだよ!!?」
なんてことあるのは、この細かい銀粉が付着して硫化して…って可能性が高いです。
(まぁもちろんその他の理由もあるとは思いますが)
なので、ポリマールで磨いたあと、水で濡らしてきつく絞った布(着古しのTシャツなんかがいいですね)で、そのジュエリーのシルバー部分についた銀粉を、さっと拭き取り、その後すぐに乾いた布で水気をしっかりとるんです。
そうすると、けっこうイケます。
(ただ、いろんな条件でくすみ等出ますので、あくまで筆者の経験談としてお読み下さい。)
注意したいのが、ちゃんとすぐ水気をとること、と、ターコイズ付近には水はつけないこと(水とか化学物質とかに弱いので)
もちろん扱い方は人それぞれです。ぴっかぴかにしておく方もいれば、そのまま放置し、風合いを楽しむ方もいます。
つや消し仕上げのものもあれば、ハイポリッシュのシルバーもあります。
同じスターリングでも質の善し悪しもあります。
「これが絶対にいい!」っていう手入れ方法は一概には言えないので、あくまで一案としてお読み頂ければ幸いです。
自分なりに、自分色にジュエリーを「育てていく」のも一つの楽しみかもしれませんね。
(文字のみでゴメンナサイ)