とある晩夏のヒトリゴト

さてさて最近入荷情報が続いてますけど、ちょっとここらで一息。
日本では残暑厳しいという今年の9月。
ここニューメキシコでは一足先に秋の訪れを感じてます。
日差しはいまだに強いけれど、朝晩はめっきり涼しく、時に肌寒くなり、ある植物は枯葉色に移り変わりつつ、またとある植物は今を精一杯生き抜こうと花を咲かせる。
その花には蟻が集まり、蜜を糧として命をつなぎ、その蟻を介して、その花は別の個体として命をつなぎ、来年も花を咲かせる。
生命のサイクルは、暑さが一段落ついた今も休むことは無く、厳しい冬の訪れに備えてるんですね。

9月中頃には、春夏と人々がダンスを踊り、種を蒔き、豊作を願ってきたコーンの収穫も最盛期を迎えると同時に、薪ストーブがまだ一般的なインディアン達は、薪の調達も少しずつ始めたりする訳です。
収穫という喜びの時期でもあり、きたるべく冬に備える期間でもある大切な季節。
大切じゃない季節があるかと言われれば、そんなものはもちろん無いのだけれど、生きる土地に感謝し、大地の鼓動と季節の胎動を肌で感じ、それらに根ざした生活をする人々の近くで生きてみると、ふと言葉では表しにくい「何か」を感じてしまうような気がします。
そんな「何か」を、彼ら彼女らが手作りするジュエリーを通して、ほんのすこしでも皆様に感じて頂けたらなぁ、なんて思いながら、我々駐在スタッフも日々頑張っています。


「っていうかブログなんだから言葉で表してよ!」
な~んて言われたら、身もフタもないんですけどね…。
でも言葉っていう概念では捉えられないからこそ、その「何か」は、カチナだったり、ラグやバスケット、ジュエリーの模様、ストーリーテラーのトラディショナルソングやダンス、祈りに形を変えて、現在を生きるインディアン達に受け継がれているのかな?なんて思ったり。
たぶん
Don’t Think.Jast Feel it!
ってことなんでしょうね。

…っていうブログを書いてみようとおもうんだけど、どうかなぁ?聞いてる?わんこ達?

ほとんど寝てるし!!