夕暮れ時の絵になる風景。
ルート66にはこんな寂れた街の味ある風景がたくさん転がっています。
アル中に声をかけられながら、片田舎で待つ事30分。
本日のゲスト登場です。
オールドスタイルを忠実に守り続けるシルバースミス
『Perry Shorty』の登場です。
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ペリーに初めて会ったのはハードミュージアムでのショー。
名前は聞くものの、なかなか本人の写真が流出しないペリーに会った時の衝撃たるもの!
なんでしょう…
この落ち着いた物腰の紳士は!(…そして男前…ポッ!)
ペリーファンにはもはや常識ですが、普段は牧師をしているペリー。ジュエリーはその忙しい本業の合間を縫って行っています。
なので現地のトレーディングポストに並ぶ事もごく稀ですし、世界中のコレクターがこぞって集めます。
インディアンジュエリーにはまったら一度は手に入れたい
コレクター物のペリーのジュエリー。
繊細で、かつ古めかしいにおいのするコインシルバーを使った逸品です。
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ジュエリーについて多くを語ろうとしないペリー。
『答えてしまうのは簡単だけど、そこはあえて言わないんだ。そうする事で手にした人はどうやって作っているんだろうって想像を膨らませるだろ…。』
なるほど!…でも聞きたーい!!
そんなシークレットベールに包まれたペリーのジュエリーですが、素材に使うコインについては話してくれました。
ペリーは通常1890年から1915年物の銀貨しか使いません。
そしてチャールズ・バーバラがデザインした事から〝バーバラコイン〟と呼ばれる銀貨が特にお気に入り。
ちなみにバーバラコインとはこんなデザインです↓
王冠を被ったリバティの横顔。
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ナバホのオールドスタイルにこだわり、その製法を今もなお
忠実に再現するペリーは伝承のジュエラーともいえるのかもしれませんね。
Slender Silver Marker、ナバホ族のジュエリーを始めたとされる伝説の人物。
その人から代々伝承されたオールドのジュエリー製法。ペリーはその6代目にあたります。
ペリーは義理の兄Ernie Listerから教わったとされます。
同じオールドスタイルでもワイルドな荒々しさが魅力のアーニー。
そして打って変わって、繊細なオールドスタイルなペリーの持ち味。
ナチュラル ロイストンの新作バングル!
クリスマスまでには日本上陸です。乞うご期待!!
月別: 2010年10月
お待たせしました、Gary Reeves入荷です★
ちょっと街を離れるとすぐこうです。
右端の方に、動物よけの柵がちらっと見えるんですが、
なんか乗り越えちゃってますねぇー
ちなみに、「これ誰の馬?」って言っても、
「んーと、野良馬??」
とかそんな感じです。
しかしその草・・・美味いのか??
水っ気なさすぎてポサポサですけど・・・。
さて、そんな話はいいから!というヤキモキな方もいらっしゃるでしょう。
久々に、Gary Reevesが入荷ですー!!★☆★☆
↑Garyと言えば、やっぱ星ですよねー、と言う意味で。
今後もペンダントやらいろいろ入荷予定なので、乞うご期待。
今回のオススメは、グリーンロイストンの3つ石バングル。
ちょっとアンニュイな視点からお届けしてみました。
こちらの作品、詳細はこちらをクリック→★★★
濃いグリーンのロイストンは、グリーン系ターコイズ好きには絶大な人気のあるターコイズ。
価格も比較的お安い為、入荷するとすぐに売れてしまう事もしばしばなんです。
ちなみにこの子は、今回入荷した3つ石の中で、
最も濃いグリーンの子ですが、
他にもブルー系ロイストン、グラデーション系ロイストンと揃ってます。
このグレードで、この大きさの石が3つ付いても
10万で大きくお釣りが来ます。
やっぱりロイストンはお買い得ですねぇ
ゲイリーのワイルドな作風にしっくりとあう石です。
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そしてそして、
今回、ゲイリーファンには見逃せないのが、こちら。
クリップクリークターコイズの細身3つ石バングル。
詳細はこちら→★★★
こちら、何がスペシャルかと言うと、
石からしてゲイリーがカット、研磨しているバングル
なんです!
・・・え、どういうこと????
となる方が多いと思うので、解説失礼致します。。
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通常、石のカットや研磨は、技術を要する為、
石自体は購入してきて、石に合わせてシルバー枠を作ってはめるのが、
ターコイズジュエリーの通常のやり方です。
ゲイリーも通常はそうしてジュエリーを作っています。
ですが、この作品は、
1つの固まり石だったものを、ゲイリーが3つにカットして、
自分の手で石を磨いてシルバー枠をつけたもの
なんです。
その分ワイルドなカットになっていますが、
よく考えたら、
インディアンジュエリーを初めに作った人たちは、
皆そうしていたんですよねぇ。
そのうちに、ジュエリー自体の質が上がっていって、
分業制が当たり前になって、
石の研磨をする人と、銀細工をする人は
今では違う人なのが当たり前ですが、
きっと初めのうちは、
自分で見つけた美しいターコイズのかけらを、
自分で大事に磨いて、枠をつけて、
自分で身につけたり、大切な人に渡したり
していたのだと思います。
そんなこんなで。
Garyファンには見逃せない、
ゲイリーのオールハンドメイド
というレア商品のご紹介でした。
クリップルクリーク以外にも、
ナンバーエイトやフォックスターコイズでも
ご用意してます☆
ということで、実験で今日は急にレイアウト中央ぞろえでお送りしてみました。
読みにくいかなー・・・
Don Dewaのこだわり
最近めっきり寒くなり、ニューメキシコ州でも風邪を引く人続出です。
と言う事で、こんな田舎町でも手に入るパーカーを求め、ご近所のWALMARTへ。
『あれれ…並んでるの半袖なんですけど。そちらにあるのは水着では…?!』
そうでした…。インディアン、体感温度が違うんでした。
この厳しい荒野で耐え抜いてきたDNAを受け継いでるだけあって強いわ~!
…まぁ、そんな話はいいんです。
今日はZUNI族の巨匠でもご紹介しようと思いまして!
はい、優しい笑顔が印象的なお方!
『ドン・ディーワさんです!!!』
(本人がこう発音するので…。)
ZUNI族の知り合いのお友達だった事もあって、マライカではドン・デワと直接取引をしています。
こちら現地でも人気の作家さんだけあってトレーディングポストにもアイテムはたくさんあるのですが、やっぱり作り手の生の声を聞けるのは違いますね。
今日はそんな『へぇ~』な生の声をお届け致します。
Don Dewaと言えば、この“スピナーサンフェイス”と呼ばれる回転式のサンフェイスでお馴染み!
どことなく高級感が漂っています。
この一見すましたジュエリーに、実はいろんなドンのこだわりが凝縮されているのです。
ドン・デワのこだわり①『全て手作り』
サプライ(材料屋)にはそれは豊富にパーツがそろっています。
リングの型からペンダントのトップ部分まで。
その出来合いのパーツをつなげるだけで、まぁそれなりの物が出来ちゃうんです。
ドン曰く、
『そんな物はアートではない』と。
なのでドンは1から手作りです。
ベゼルから、ボロタイのパーツに至るまで。
そんなわかりませんよ!ってところまで気を遣うから、こんなにも精巧なジュエリーが出来るんですね。
続きましてこだわり②『素材のチョイス』
インレイの黒い部分といえば加工しやすい柔らかなジェットが主流ですが、ドンの黒い部分はピンシェルの黒い部分でできています。
ピンシェルといえば通常こげ茶色なんですが、中には稀に、こんな黒い物もあるんだそうです。
なんでそんな見つけるのに苦労するピンシェルを使うのかというと、全てはこの横顔のフォルム。
横から見た時の立体感、そして丸みを作った事による光の反射を大事にしているんだそうです。
これをジェットで作ってしまうと、
仕上げでシルバーを磨いた時に硬度の低いジェットだと磨いてる間に削れてぺたんこなってしまうんだそうです。
そう言われれば、ジェットのインレイ物って平たいですよね。
『なーんかドンデワの仕上がりは違うんだよね。』っていう秘密。
こういうちょっとしたトコロの差なんですね。
ドンさんのこだわり、まだまだありそうで、紐解くのが楽しみです。。。
そんなドンデワ、ほんと気のいいおじさんって感じです。
そしてちょっと品があるのもステキ。
今回ご紹介したジュエリーはまだ店頭に並ぶ前の新着ホヤホヤです☆
クリスマスなど、特別な贈り物にいかがでしょうか?
彼のジュエリーは間違えなく一生ものですよ!!
バルーンフィエスタ2010
私たちの住む街から車で約2時間の所にある街
アルバカーキ
そこがこのお祭りの会場。
ここアルバカーキはとっても都会で栄えています。
インディアンの子供達も年頃になると
町を離れアルバカーキなどへ出てきます。
マライカでおなじみのアーティスト
Don Dewaの娘さんもその一人です。
じゃんっ☆
気球は夜明け前からスタンバイを始めます。
暗闇に照らし出される気球の明かりは
とても幻想的でステキです・・・
もちろん私たちも夜明け前にスタンバイ!!
真冬並みの装備をして会場へ向かいました。
いやぁ~寒いのなんのって・・・
そんな中でも
スウェットにハーフパンツで来ている人達も・・・
感覚の差って凄いなぁ・・・と関心(笑)
そしてメインイベント☆
気球の写真!!
100を超える気球がいっせいに飛んでいく様はまさに圧巻!!
とっても感動しました。
今年は10月2日~10月10日の9日間
開催されていた大きなお祭り!!
出店なんかもたくさんでてるんですよ~
日本ではあまり馴染みのない気球だと思いますので
一見の価値アリのイベントです!!
大人のインレイウォッチ
ユッカさんたち;「すくすく!!」
こちら、前回のブログでご紹介した、バスケットの材料、ユッカさんでございます。
すくすく育ってますねー
腰ぐらいまでの高さの物から、3mぐらいまで成長する物まで!
真ん中にまっすぐぴょんと伸びているのが茎で、ここに花が咲き、実を付けます。
葉っぱが繊維質でとっても丈夫なユッカさん。
根っこはすりおろして石鹸に、
実はスモモみたいで、食べてもおいしいユッカさん。
とってもありがたい植物、ユッカさん。
そして、晴れたニューメキシコの空がとっても似合うユッカさんなのです。
さてさて。
今回は、新入荷の時計をご紹介。
こちらの時計。
なんと、贅沢にも、キングマンターコイズを使用しています・・・!!
通常、こういったタイプはスリーピングビューティーという、インレイに適した、色むらのない石を使うんですよね。
この作品なんかはその代表です。
色むらがないし、比較的、切ったり彫ったりの加工のしやすい石ですし、何より、ナチュラルターコイズの中では比較的安価です。
ですが、このタイプのインレイ、もう見慣れちゃって・・・という通の方、多いんじゃないでしょうか??
そんな方には今回のキングマンインレイウォッチ!
どうですか!!この細かいウェブ!
透明感のある青!
まるで、ユッカさんの背景の、ニューメキシコの空のようです!!
・・・ちょっと興奮してしまいました、すみません
さておき。
通常、こういう作品には、キングマンは使いません。
切ったり削ったりして、ロスする工程が多いので、もったいなくてみんな高い石は使わないんですね。
なので、作った工房の方も、「試しに作ってみたけど、加工は難しいし、あんまり数は作れないし、なによりコストがかかりすぎて・・・」とぼやいていたほど。
スタビライズド加工されているとはいえ、これだけの発色と、美しいウェブをもつ石は、下手なナチュラルターコイズよりもずぅーっと高価なんです。
そんな少量作品、
あるだけ全部買い占めてしまいました
いぇい
だって、ステキなんですもん・・・
ごめん工房のおじちゃん!
出来上がりたての新作を、全て買い占めたのはわたくしです!
そんなキングマンを愛する工房のおじちゃんのチャレンジ時計、
明るい色のインレイと比べて、
身につけるとぐっとしっとりと落ち着いていて、
しかもさりげなくとがった感を演出。
大人の色気が全開になります・・・
とくに、男性陣には本当にオススメ。
詳細は→こちらをクリック
3点入荷しましたが、どれも色味が違って、個性のある子たちばかり。
じっくり見比べて、運命の1点を探してください。