LEGOブロックじゃあございません!
こちらはヒシネックレスのビーズになる貝や石のパーツです。
ヒシネックレスといえばサントドミンゴ族!
彼らの工房にはこんな色とりどりのナチュラルな素材がいっぱいです。なんていったって、これがジュエリーに華を添える絵具のようなもの!作家によってこだわりもそれぞれです。
先日、マライカでも人気のカルビン・ロバトの家庭にお邪魔して作っているところを見学させてもらいました。
マライカでも何回か紹介済みですが…
(過去の記事はこちらから→★★★)
さらっと作り方のおさらい☆
まず、こんな風に石を四角いチップにカットしていきます。
そしてドリルで穴開け!
それを仕上がりのデザインを想像しながらワイヤーに通して行きます。家族でワイワイ♪アイディアをだして作ってるそうです。
そしてこれを水を流しながらマシーンで研磨していきます。
(目の粗さの異なるヤスリを2つを駆使!!)
さらに…ここがカルビン・スペシャル!!
マシーンを変えてさらに磨きをかけること1時間半。
こうすることで表面が滑らか!そして上品な艶がでてきます。
それを今度は丈夫なナイロン糸に通して行きます。
ここも熟年工、わずかな欠けを鋭くチェックしつつ通しております。ここは奥さんのピーラーが上手で手慣れた手つきでス~イスイ。
そうして出来上がったのがこちら。
たら~ん♪ ウツクシイ!
カルビンの使う配色はいつも絶妙!
時にパステル、時に光を通す透けた素材。
幻のアンバー(と私の中では勝手に命名してますが…)
をつかっていた時はホント万華鏡の様に美しかったです!
なんで幻かと申しますと…アンバーに限らずですがワンシーズンぽっきりでなくなってしまったからです。
カルビンの話になるとどうしても熱が入ってしまいますね。
完成度の高さ、配色センスの美しさもさる事ながら、なんといってもカルビンの人柄が我々駐在員は大好きなのです。
顔をみれば〝モシモシ…〟と返す愛嬌。(Hiと勘違いしてる?!)
震災の際には一番に安否を気遣う電話をくれ、募金を募ってると聞けば片道3時間かけて訪ねてくる温かさ。
そしてこれはみなさんの為に…
実はカルビンはネックレスが仕上がると祭壇に置いて先祖に語りかけます。それを身に付けた人が幸せになるようにとお祈りを捧げているのです。
カルビン含めサントドミンゴの人々にとって、安価な輸入ものが出回る中でのジュエリー作りは厳しい状況ではありますが、みんな細々とですが頑張っています。
ハンドメイドの素朴な温もり、ナチュラルな素材が織り成す絶妙な配色の違いって、日本人は特に共感できる部分なんじゃないかと個人的には感じます。
そんなサントドミンゴ族ジュエリーはこちらから→★★★