なんかヒモ出てるよ…


新年明けて久々のLucion Koinvaの訪問。
ポケットからなんか出てますけど…

『あ~これねHosspuwiって言うんだよ。』
ヒモの先にロードランナーやイーグルなど神聖な鳥の羽を結びつけたHOPI族のお守りなんだとか。
年末にHOPI族の男性は祈りを込めて作り、それを新年に村人達は身に付け、しばらく身に付けた後は車のミラーにつけたりして一年のお守りにするんだそうです。
その後来たKevin Takalaもちゃんとつけてました。
HOPI族の人々は本当に信仰の深い部族。
今でも毎月色んな祈りの儀式があり、ちゃんと人々の信仰心が村に根付いています。
セレモニーに参加する事をすごく誇りにしているし、HOPI村を離れて暮らす村人もセレモニーの時期が来ると村に戻ってきます。
HOPI村を訪れた際に驚いたのが、時代が変わってもそのセレモニーの風景は昔の写真と同じだった事です。
今もちゃんと繰り返され、老若男女が参加しています。
そしてHOPI族のジュエリーにもその信仰心は表現されています。
例えば…
雨雲の下に見える?! ロングヘアカチナ
夏にコーンや作物の豊穣を願って雨をもたらす為に祈ります。
(Bennet Kagemveama作 35,000円)

聖なる羽を力強く広げるイーグルカチナ
初夏に人々の雨を願う祈りを精神世界まで持っていくという役割があります。
(Jason Takala作 42万円)

愛嬌たっぷり♪ マッドヘッド
道化やドラムなど実は色んな種類がいるマットヘッドはいづれも霊的なものと人々を繋ぐメッセンジャー。
(Alvin Talor作 20,000円)

悪い子はいねーかー?! ブロードフェイスカチナ
セレモニーの際悪魔を遠ざけ人々を守る〝なまはげ〟のようなカチナ。
(Lucion Koinva作 22,000円)

意味を知るほどにハマるHOPIのモチーフ。
作家によって同じモチーフでも雰囲気が違うのもまた見どころです。
シンプルなだけにその差がわかってくると面白い!
ちょっとこだわり派な方には是非おすすめ!!
わかる人にしかわからない奥深いHOPIジュエリーです。