芸術家の作品

昨日は大雪で、朝から道が凍っておそろしいドライビングでした・・・。
バレンタインセール、たくさんのお買い上げありがとうございました!!!
こういう機会に、新しいお客様にジュエリーを手に取っていただきジュエリーを知るきっかけになっていただけたらと思います。
またたくさんのいい商品を仕入れていきますのでお楽しみに★★★
さて、本日は巨匠Jason Takalaの工房訪問のご報告です。

仕入れを毎日していると、たくさんの作品を見ていく中ですごい人のすごさをついつい忘れがち・・・。
作品の話よりも日常生活の話の方が多くなりがちで・・・。
今回の工房訪問は、そんな一人ひとりのアーティストの技、他の人との違いを肌で感じ、あらためて作家のジュエリーに対する愛情を感じることができました。
Jasonの代表作、メイズその中のどこにすごさが隠れているのか。

すべて同じように見えますが、パターン(型)を使わないJasonは、一つ一つの作品をすべてコンパスで描き、その線に合わせてカットしていきます。

↑14金の上に描かれたメイズの下書き。
できあがりは特に、「マン」の人の部分はよーくみると全然形が違ったりします。
ホピのほとんどの人が、型を作ってそれをなぞって下絵を描いていくのですが、Jasonは一切型がないため、一つ一つ作品のイメージをスケッチブックにデッサンし、それをもとに
シルバーに絵を描くようにデザインを刻んでいきます。

カットの技もやっぱりすごい!!!
糸のこの選択から、カットの順番などジェイソンならではの細かい技が盛り込まれています。
(せっかくのジェイソンだけの技・・・・なので、あまり公表しないでおきますね。)

それにしても、気の遠くなる作業。
そして一瞬も気が抜けないカット。
重ねられた二枚のシルバーを、ハンマーで形をつけていく力技。

この細い体のどこにそんな力があるのか・・・ホントに脱帽です。
技術ももちろんのこと、イメージをデッサンして考えていくところなど、本当に芸術家の作る作品なんだなと感激します。
ない道具は自分で作り、
今までに誰もやったことのないようなデザインを常に追求し、
その根底には儀式を欠かすことのないジェイソンのホピの魂が宿っています。
ちょうど先週、雪を祈るためのダンスに参加したというジェイソン。
そのダンスのなかで、ホピの男性がキヴァの中で吸っていたという神聖な「ホピたばこ」もご披露いただきました。
なんだか、いろいろ感謝感謝の巨匠探訪でした。
次回はジェイソンお手製のステーキをごちそうになる予定(笑)
こちらの作品も近々入荷しますのでお楽しみに。
今ある作品を、これを知ってから見てみると、またいっそう素晴らしさが分かっていただけるかと思います。
Jason Takalaの作品はこちらから。