トゥファキャストの原点

先週の投稿に続き、アーロンアンダーソンのご紹介です!

スタジオにお邪魔させていただいて貴重なものを見せてくれたので、共有せずにはいられない!ということで今に至ります。

“Best of Tufa”のアーロンアンダーソンが、お父さんに教えてもらったというとても古いトゥファキャストの技法。
トゥファキャストの原点といっても過言ではないかと思います。

通常、1つのトゥファにデザインを彫り出し、もう1つの平らなトゥファを合わせてシルバーを流し込みます。
しかし、この古い技法では2つのトゥファにデザインを掘り出していきます。
このとき2つのトゥファは対象であることが絶対条件となります。

(リングサイズとなるトゥファで作った棒がピッタリとハマるように溝を掘る)

(リングの片側(半分)のデザインを彫っていく)

(片面完成)

(もう片側も全く同じように彫り進める)

ここまできたらイメージができやすいのですが、通常のプレートを作成してリング状に曲げていく工程ではなく、リングをそのまま立体に作成する技法になります。

デザインが完成したらいよいよキャスティング。

力強いというか生命力が凄いというか…
なんとも言えない感情がこみ上げて、なぜかアーロンとハイタッチをするほど2人ともテンションが上がってました。

とは言うのもこの技法、時間も素材費も普通より高くなり、きれいに成功させることも難しいということでアーロンも久しぶりに挑戦したみたいです。

そして、作成途中ですが磨き上げたリングがこちら。

インパクトがものすごい!
見ただけで分かる重厚感と着けてわかる重量感。
この魅力は他では味わえないと思います。

という貴重なものを見せていただいたのでご紹介させていただきました。

しかし!
申し訳ありませんが、今現在では入荷の予定はありません…
今後検討していきます。

シンプルだからこそ難しく、シンプルだからこそ奥深い。
そんな魅力に触れることができました。

 

〇オフショット〇

(フェイクヘアーとバンダナのナバホスタイルのアーロン)