ダレルキャドマンのこだわり

早くもクリスマスが迫ってきましたが皆様ギフトなどのぬかりはないでしょうか?

今年はインディアンジュエリーの福袋が出るとのこと!中身はTwitterの方でチラ見せしていますが、めちゃ豪華。ファン必見です。。。

さて今日はダレルキャドマンと長々と話をしていました。

 

今日はこんな感じの半円ワイヤーのバングルや三角ワイヤーのバングルを持ってきてくれたのですが、その流れで「このリングの周りに全てコンチョを全部つけるのを次回は作るよ」と言ってくれました。

実はダレルキャドマンのスゴいところは、デザインのためなら面倒くさいことをたくさんやってくれるというところ。

いつも、「人と違うものを作る」ということを考えながら作ってくれているので、同じバンプアウトでもトップ部分を変えてくれたり、

 

そしてこれシリーズが人気だと肌で感じてくれると、それを何も言わずにピアスにしてくれたり。

ダレルへのオーダーが増えるということはお客様に気に入ってもらえているということなので、そのお客様の感度に敏感に反応してくれるのがダレル。

 

ちなみに今日、私もこのピアスをつけています。。。

 

最初はエッジの部分をスタンプに合わせて切り込みを入れていた作品が多かったのですが、エッジが丸いとどうしてもレディース向けになってしまってメンズのお客様が残念がっているというのを知り、今では「メンズの感じ」というとしっかりとダレルらしさのある手間をかけたデザインを残しながらも、シンプルでヘヴィーな仕上げにしてくれるようになりました。

 

スタンプワーク一つをとっても、全てきっちりと、そして一つ一つが微妙に違う。それは他の人とは違うものを作るというスタンスがいつも一致しているからで、それだからたくさんの作風を作って、私たちにいつも驚きを与えてくれます。

シルバースミスは自分の仕事でもあるけど、プライベートなことでもあると語ってくれたダレルは、残念ながら仕事場に人を呼んだり自分の作品を作っているところを人に見せることはほとんどありません。だからこそ、こうやって話しながらダレルの考えを聞くのはとても貴重な機会。いつも次はどういう作風にしようか、このワイヤーは丸ワイヤーじゃなくて四角ワイヤーにしてみたんだ、とか細かいこだわりや企画を話しながら作品を作ってもらっています。

これぞインディアンジュエリーの楽しみ。

同じ作家が作っていると思えないほどたくさんのレパートリーができるのは技術があってこそです。