Hopiもの入荷しています。

マライカでは最近Hopiものが多数入荷しております。
これらの商品はいずれもHopiのメサに直接いって買い付けたものになります。
手頃な一万円前後からご用意しておりますので、ちょっとしたプレゼントやご自分へのご褒美にどうぞ!
さて今日はHopiにちなんでHopiの事を紹介したいと思います。

前にナバホの伝統的なパン、『フライブレッド』を紹介しましたが、こちらはHopiの伝統的なパン、その名は『Piki(ピキ)』になります。
パンというより、オブラードのような薄いペーパーのようなものです。
ブルーコーンを元に生地をのばした物で、味は淡白な感じですが、海草類に馴染みのある日本人には馴染みやすい味だと思います。
Pikiは一般的に売られておらず、セレモニーやショーなどの機会に頂く事が出来ます。
このPiki、今では作れる人がだいぶ減ったようです。
なぜなら熱い鉄板に手で生地を伸ばすので、それに最近の若い人達は耐えられないそうです。
作っている人に聞くと、
『マインドをコントロールしてるから熱くないわよ。』との事。凄い!ほんとに?!
これが作ってるところです↓

話は変わって、私達はインディアンから度々中国人に間違えられます。
自分達アジア人からしたら、日本人も中国人も韓国人も何となく一目で見分けがつきますが、インディアンからしたら一緒なのでしょう。
なので、逆に聞いてみました。ナバホホピズニ、それぞれ一目でわかる特徴はあるのだろうか?
答え、ナバホ=デカイ
   ズニ=小さい
   ホピ=日本人のような顔立ちである。
うーん。。そう言われてみるとReeves兄弟(Andy,Sunshine,Donovan達)はデカイな。
Jason Takalaは初めて会った時、親戚にいそうな人だなって思ったな。。
まぁ、一意見としてご参考ください。
日本人に似てるかわかりませんが、こちらは今年のミス・ホピの女の子です。
雰囲気もとても可愛い方でした。

新しいアーティスト続々増えてます!!!

ここ一週間、ニューメキシコの天気予報はずっと“晴れのちサンダーストーム”です。
湿度は日本に負けるものの、こちらの夏は肌が痛いくらいの強い日差しで、サングラスなしには昼間外を歩けません。ニューメキシコも夏真っ盛りです!
さて、ここのところ新しいアーティストが続々登場しています。
有名どころでいえば、エディソン・サンディースミスジェニファー・カーティスなどなど…
今日はその中でもハーマン・スミスをご紹介したいと思います。
ハーマンスミスの作品の代名詞といえば、やはりこのバタフライでしょう。

バタフライをモチーフにする人は数々いますが、オールドスタイルでスタンプ勝負のものなら、ハーマンのバタフライの右に出る人はいないと思います。
彼はゲージ(シルバーの厚み)にもこだわっていて、自身の力強いスタンプに負けないしっかりとした厚みを持たせています。
バタフライというと女性アーティストが好んで使うモチーフですが、彼のバタフライはただ可愛いだけじゃないところに魅力があると思います。
彼はオールドスタイルからコンテンポラリーなインレイものまで手がけますが、その中でも最もオススメしたいのが、彼のスタンプワークのテクニックです。
彼のスタンプはとても力強く、深く押されていながら、かつ正確です。
そのちょっとしたテクニックの差が仕上がりが大きく左右します。
彼のジュエリーはまだ日本では一般的ではありませんが、一つで主役ははれるジュエリーだと思います。
そんなハーマンの素顔はというと…
家族でアウトドアをするのが好きなようで、よくハンティングにいく話を聞きます。
愛妻家でもあり、フルーツたっぷりのケーキを奥さんにサプライズでプレゼントしたりと、優しい一面も垣間見れます。
マライカでは今後もハーマン・スミスのメンズもの含め、色んなアイテムを入荷します。
乞うご期待ください!

ついに披露!Derrick Gordon

ここニューメキシコの住宅街には幾つもの教会があります。
学校よりも多いのでは?という程、あちこちに教会があり、日曜日になると訪れたカトリックの駐車で道は混み合ってます。
ナバホ族の人々の中にもカトリックは実に多く、ナバホの伝統を大切にしながらも宗教はべつなんですね。考えてみると、ホピズニでは『自分はカトリックだ』という話は聞きません。
ビジネスの考え方然り、宗教然り、ナバホ族は開放的な気がします。
さて、今回はゴスペルが趣味のデリックゴードンの紹介です。

ついに彼をクローズアップできる日がきました。
早くにご紹介したいアーティストでしたが、なにぶん1個ずつ丁寧に時間をかけて作る為、なかなか商品が揃わなかったのです。
彼はシルバースミスの中でもアーティスト色が強く、石1個ずつに対して沸いてきたイメージを形にします。なので一つとしてデザインが被りません。
ジュエリー製作を叔父のデルバート・ゴードンから習った為、似た雰囲気はありますが、比べて見ると、若いせいか何処となくデリックの方が大胆なデザインが多い気がします。

彼のジュエリーは平面だけではなく、三次元でイメージされています。なのでコンチョのレイヤーも楽しみの一つです。

こんなブレスレットの横顔はというと…

美人さんですねー!!
ここニューメキシコのトレーディングポストではスタンプワークの巨匠ゲイリーリーブスと並ぶ程のコーナーが設けられています。
彼自身も作品に絶対の自信を持っており、自ら商品を売り込んでくる事はありません。
私達が歓声をあげたのに大して笑顔になるくらいです。
そんなデリック自身の人物像はというと、とても家族が仲良く、小さなお子さんと奥さんを連れてシルバーサプライ(材料屋さん)に石を選びにいったりする姿を見かけます。
寡黙で温かい雰囲気のデリックに対して奥さんは陽気です。
デリックの後ろに隠れてこちらを伺うお子さんを見ているとこちらまでほんわかしてきます。
デリック・ゴードンの作品、他とは一線を引いた匠の技が光ります。
どうぞご覧ください!!

ジェーソン・タカラのマジック!

このところ、ニューメキシコでは雷雨の日が続いています。
晴れていたかと思えば、突然もくもくと雨雲が発生し大粒の雨をもたらします。
そしてそんな雷雨が去った後には、空に虹が架かかります。
たぶん日本でも虹は架かるのでしょうが、地平線の見渡せるこちらの方が見つけやすいのでしょう。
さてさて、今回は言わずと知れたホピの巨匠ジェーソンタカラの新作が登場です!!

今回のこのブレスレットは彼自身も初の試みになる、3WAYブレスレットになります。
ジェーソン自体、長年温めていたアイディアだったようで、持ってきてくれた日も手品を見せるかのように嬉しそうに披露してくれました。
そんなスマイルのジェーソン・タカラがこちら。

そうなんです、このブレスレット“ただ者”じゃないんです!!
①まず、この水の少女のトップをつけた状態の豪華バージョンブレスレット
②そして、水の少女をはずした状態のシンプルなブレスレット(とは言ってもかなり幅広で迫力ありますが!)
③おまけに、この水の少女だけでペンダントになるんです!!!
どの状態もちゃんと成立してるのが凄いところ。
私達はこのブレスレットを手に入れるため幾度となくジェーソンタカラにコンタクトをとってきました。
そしてやっと手にいれたのがこちらのブレスレットになります。
ジェーソンファンの方は日本でも数多くいますが、こちらのタイプを持っている人はいないのではないでしょうか。
ジュエリーとしてもコレクションとしても価値ある一品になります。
ちなみにこの『水の少女』とは…
ホピの女性が雨乞いの儀式をする際の装いを表しているそうです。
なのでwater girlつまりは水の少女な訳です。
カチナじゃないのがまたレアですね。
使われている石はモレンシになります。
こちらのブレスレット、作りがおもしろいだけに是非実物をお手にとって見て頂く事をオススメします。
マライカでは全店にて取り寄せ可能です。お気軽にどうぞ!<

イェイ!クレイトン・トムの入荷☆

先日7月4日はアメリカの独立記念日でした。
インディアン達も含め、ニューメキシコの人々はなにやらお祭り気分で楽しそうでした。
あちこちの家庭でアメリカの国旗が飾ってあり、それぞれ親しい友人や家族集まって、庭先でバーベキューをしたりと微笑ましい光景を見かけました。
夜9時くらいになると四方八方で花火が上がり、しかもそれが夜中まで打ち上げられ続けました。日本を離れ、夏の風物詩をあきらめていましたが、思わぬ花火に私達駐在員も心を躍らせました。
ちなみに、ここニューメキシコでも“スイカ”はポピュラーであり、よく見るとカチナドールがスイカを持っていたりします。
さて、今回は「Yei(イェイ)」のモチーフでお馴染み、ナバホのインレイの達人クレイトン・トムの紹介です。

この四角い顔のモチーフがイェイです。
イェイは先のブログでも紹介しましたが、ナバホ族にとってはカチナの様な神聖なものです。
このイェイを使ったジュエリーが彼の代表作になります。
彼の作品は白人の方を中心に絶大な人気があります。
その神業ともいえる細やかなインレイ技法は圧巻です。
こちらではゴールドをシルバーの代わりにあしらった、もはや宝石ともいえるハイグレードなジュエリーをジュエリー屋さんでみかける事もあります。
しっかりとした迫力と細部まで丁寧にはめられた石は一見の価値有です。
彼自身もジュエリーをもってくる時は一個ずつ丁寧にティッシュに包んで大事そうに持ってきます。
そんな彼自身はどんな人かというと…
長髪を後ろで一本に縛り、ロックバンドのTシャツをきた恰幅のいいおじさんという感じです。見た目は結構ファンキーな感じですが、ジュエリー作りに対しては確固たる誇りとプロ意識を感じます。
彼のジュエリーは男性から、ミセスに至るまで、幅広い層の方に楽しんで頂けるかと思います。一点でも豪華なクレイトン・トムのジュエリー、他にも多数入荷しております。是非ご覧ください

トミージャクソン×ビズビー!!!

お待たせいたしました。
トミージャクソンの新作がついに入荷しました。

しかも使用されている石は入手困難、人気高騰中のビズビーになります。
ナバホ族のアーティストの中でも名匠と言われるだけあって、とても丁寧なスタンプワークが施されています。
トミージャクソンは元は小学校の先生をしていたそうです。
先生をする傍らシルバースミスとしても実績を積んでいた訳です。ショーでの数々の受賞暦もあり、今年のハードミュージアムでも彼のブースは白人の方を始め、とても賑わっていました。
彼の両親も名の知れたシルバースミスであり、また叔父にはダンジャクソンを持つというなんともサラブレットな家系に育ちました。彼にジュエリー製作を教えたのは彼の父だと言います。
人気に押されて、ここ数年は先生の職を辞め、ジュエリー製作に専念している様です。
彼は非常に情熱的なシルバースミスであり、石のショーで熱心に石を選んでいる姿も見かけたりします。ハイクオリティーな石を使ったオールドスタイルから、インレイもの、オーバーレイものとその幅にも驚かされます。
今回はトミージャクソンに焦点をおきましたが、使われているビズビーも透明度のあるハイクオリティな物です。
最近馴染みの石屋さんにビズビーが入ったとの連絡をもらい見にいきました。
残念ながら、買うに至らないクオリティでした。そしてそれでも驚く価格で市場では売買されているという事実にびっくりしました。
そうなんです、今本当にビズビーは手に入りません。どうぞお見逃しなく!!

新鋭アーティスト、Ivan Howard!!

まずはこちらをご覧ください。

百聞一見に如かず!と、言います様にいろいろ書くよりも、まずはご覧頂いた方がいいかと思いまして。
こちらはナバホ族の新鋭アーティストIvan Howardの作品になります。
アイバン・ハワードの作品の素晴らしい所は全てが手作りであるところです。
このドロップ(石の周囲にあるまるい飾り)から、使用するスタンプに至るまで全てハンドメイドで行われているのです。
それは気の遠くなる作業ですが、その一つ一つに彼のジュエリーへの熱意が伝わってきます。
そしてもう一つの魅力はオールドスタイルとコンテンポラリーを掛け合わせたスタイルにあります。
男性的なシンプルなジュエリーも作りますが、男女共に身につけて頂ける華やかなスタンプをあしらったジュエリーも作ります。
いづれも普段使いして頂けるジュエリーです。


ジュエラーとして活躍する傍ら、普段は他の仕事もしている為、とても多忙ですが、今年は春に行われたHeard Museumのビッグショーにも参加しました。
このショーは誰でもブース代を払えば出展出来るという訳ではなく、半年前から行われる審査を通ったアーティストのみの参加になります。数多くあるインディアンジュエリーのショーの中でも最高峰な訳です。
1個ずつ丁寧に仕上げるので彼のジュエリーは時間がかかります。その為まだそんなにあちこち出回っていませんが、これから伸びる事間違いなしのオススメアーティストです。

ファン必見Gary Reeves新入荷!!

日本にも根強いファンを持つGary Reeves
彼の作品はいろんな表情があって実に多彩です。
同じデザインをまとめてオーダーするとだいたい似たり寄ったりで作ってくるシルバースミスが多いですが、ゲーリーの作品は同じデザインであってもいろんなスタンプで一個一個表情が違います。なので、もしお気に入りのデザインが見つかったらお近くの店舗巡りをして、好みの一個を見つけて頂くのも楽しいかもしれません!
ゲーリーは作品についてあえて多くを語りませんが、作品を見ていると一個ずつ楽しんで作ってる様子が伺えます。
この星のスタンプはいかにもゲーリーらしい作品ではと思います。

大胆なデザインの中にも随所に可愛いらしさがでるのが彼のジュエリーの特徴です。
 また、今回は少しハードめのこんなリングも作ってきてくれました。

キャストの地にワイヤーワークとコンチョが施された、実に手の込んだ味わいある一品です。
石は最近入手困難なビズビーを使用しています!
少し大きめの迫のあるリングをお探しのお客様にはピッタリです。
そんなゲーリーの仕事場はというと…

ご自慢のスタンプがこんなにズラリ☆
リビングの一角にあるこのスペースが彼の仕事場です。
目の前には西部映画を見るための大きなテレビがあります。そして以前日本に招待され、観光した時の殿様コスプレの写真なんかも飾ってあったりして、おちゃめな部分も垣間見れたりします。
日本にも何回か行った事のあるゲーリーは日本食も大好きです。寿司や沖縄そばなんかがお好みのようです。
いつでも遊び心を忘れないゲーリーのジュエリー、是非お試しください!!

ぜひ実物をご覧ください!

ようやく夏らしくなってきたニューメキシコです。
先月からバケーションシーズンに入り、観光地には全米から家族連れが多く見られるようになって来ました。夏になると観光客が訪れたり、ショーが増えたりでジュエラーたちも大忙しになります。
そんな今日は、入荷している数々のジュエリーが、マライカ各店でご覧になれる!というお知らせです。
オンラインショップの商品が、お近くのマライカでご覧になれるようになりました。
デザインやターコイズの色味など、実物をご覧になりたい商品がありましたら、注文画面にご希望の店舗名をご記入いただき、ご注文ください。(※店舗からもご注文できます。スタッフにお伝えください。)
写真では伝わらない細かいところの美しさを、ぜひ実物でご覧になってください!
重みや着用した時の感じなどもお確かめください。
オンラインショップには、クラスタージュエリーも入荷しています。

クラスターは、写真のような細かい石を花のようにデザインしたジュエリーのことで、ナバホ族の人たちが普段よく身につけています。スーパーやフリーマーケット、マクドナルドなどでもよくクラスターのバングルやナジャをつけたナバホの人々を見かけます。クラスターは代々受け継がれることが多く、質屋には多くの古いクラスターがずらりと並べられています。
こちらはある質屋ジュエリーショップでの一枚。

特に儀式の時や記念写真を撮る時は、リング、バングル、ナジャ、コンチョベルトなどすべてクラスターでそろえて着飾るのが伝統的なナバホ族のスタイルです。ナジャは女性が着用することが多いですが、バングル、バックルなどは男性もよくつけています。

写りが悪いですが、インディアンのお祭りでの写真。若い人たちも普通につけています。
シンプルな黒や白のTシャツにナジャを合わせている女性が、コマーシャルに出ていたりもしました。日本でも桃井かおりさんがテレビでナジャをつけていたという話も聞きましたよ。
一つでインパクト大で大活躍のクラスター、ぜひご覧ください。

隠れた凄腕アーティストSteve Wikviya LaRanceの商品入荷!

意外と日本に出回っていないSteve Wikviya LaRanceの作品ですが、現地ではショーの常連でもあり、数々の受賞歴もあります。私達が最初に出会ったのもサンタフェのショーでした。
“伝統的なトゥーファキャストという製法とコンテンポラリーなデザイのミックス”
彼の頭の中で絶妙な融合をとげた作品は、もはやアートと言っても過言ではありません。
最近では白人のコレクターの需要のせいか、だいぶショーもコンテンポラリーの作品に偏ってきていますが、彼の作品はその中でも抵抗なく日本人が取り入れやすいコンテンポラリーなのではないでしょうか。


表面は勿論の事、是非見ていただきたいのが裏面のこだわりです。

全ての作品の裏面に、自身のサインの他、彼の氏族であるサンフェイス、伝説の羊ビッグホーンシープなどが刻まれています。そして表面の燻した表情とは違って、裏面はサンフェイスやサインから放たれているかのような光沢があります。裏面にまで気を遣う、ここにスティーブの作品への気持ちが込められているように思います。
モチーフはシンプルながらも洗練されたデザインと愛らしさは、つけた人を虜にして事でしょう。
是非、店舗で直接質感を確かめて頂きたいスティーブの作品です。
余談ですが、あのGerald Lomaventemaにトゥーファキャストを教えたのも彼になります。