美しい!Ivan Howard入荷です。

マライカ一押しアーティスト、Ivan Howardのジュエリーがたくさん入荷しました!
先日のペリーショーティに続き、彼もオールドスタイルにこだわってジュエリーを作っています。シルバーこそコインではないものの、使うスタンプやワイヤー、ドロップなど細部に至るまですべてハンドメイドで作られています。

このサイドのドロップがすべてハンドメイドなんです!
普通のジュエラーはもうつながっているドロップのワイヤーを買ってつけているんですが(いわばお風呂の栓みたいな感じになっているワイヤーですね)、
彼はシルバーを一個一個丸く溶かして、それをつなげてワイヤーを作るところから始めるんです・・・。恐ろしい手間がかかっています。。。


こちらは超ハイグレードキャリコレイクと組み合わせたペンダント。
ため息ものです。こんなグレードのキャリコレイク、かなりレアですね。
大きさも大きすぎず、ステキです。
他の仕事をしながらジュエリーを副業として続けているだけに、本当にジュエリーに対しての愛情とこだわりが人一倍感じられます。
最近彼の中でバングルにこっているらしく、色々なデザインのバングルを見せてくれます。

他にも色々なスタンプを使って、シンプルなバングルを作ってもらいました。
こちらから。

Perry Shortyコインバングル

インディアンジュエリー好きなら一度は聞いたことのあるペリーショーティ
先日ジュエリーを持ってきてくれました。
新しいバングル入荷していますのでご覧ください。→こちらから
伝説のようになりつつあるペリーですが、ごくごく普通のアーティスト。もちろんジュエリーに対するこだわりは強く、徹底的なオールドスタイルを貫いています。
教会で仕事をしているため、普段はジュエリーをあまり作っていないというのは有名な話です。週に1,2回、一回に1時間ぐらいしか作業をしないそうです。それだけ教会がものすごく忙しい様子。土日もないんだと嘆いていました。
彼がこだわり続けるのは、バングル。
ペンダントやリングは、インディアンジュエリーの中では比較的新しいアイテムです。白人バイヤーがやってきて、こんなのを作ってみたらどうかと提案したり、他の国の人々の好みに合わせて変化して今のインディアンジュエリーがあります。
ペリーは、ナバホがどこの文化からも影響されていない時代のジュエリー作りを貫き通す為、コインシルバーを使い、最小限のスタンプだけでジュエリーを作っていきます。このモチーフはもう作っていないとか、そんな色々な伝説もありますが、彼の芯はシンプルなバングル。なので他のアイテムもたまに作りますが、それは本当にまれだとか。
そんなペリーのこだわりから作られているバングル、完璧なスタンプワークと着けた時のたまらない重量感、ぜひ本物をご覧になってみてください。

本当に彼にしかできない作品ですね。うっとりです。

Navajoのオーバーレイジュエリー

連休真っ只中ですね。こちらアメリカは、連休というものがほとんどありません・・・。それだけバケーションがとりやすいようで、時期に限らず色々なところに皆さん出かけています。
さて、今日はナバホのオーバーレイジュエリーのご紹介。
ホピのオーバーレイジュエリーがたくさん入荷していますが、それに負けない美しいナバホのオーバーレイも入荷しました。
ナバホのオーバーレイとして有名なSteven J Begay。彼のジュエリー、とても有名ですね。彼の作品も揃っています。
今日はそのSJBの甥っ子にあたるCharlie Johnのジュエリーをご紹介します。
チャーリーのジュエリーは、マライカの店舗に入荷するやいなや、大反響でした!!
彼のバングルは、のこぎりを入れてから、その時の気分によってデザインされます。一つ一つ違うというのは魅力的ですよね。
カットの美しさはもちろん、磨きもすばらしく、着用した時のフィット感が心地よく、重さも感じません。重さを感じないので、普段仕事をしていても疲れないですし、女の方にもつけやすいです。
そんな彼のバングル、こちら。

今までは少し作ってはギャラリーなんかに持っていっていましたが、ショーに出展することはあまりなく知名度が低かったため、あまり取り扱っているお店がありません。もちろん日本もです。
そんなCharlie Johnのジュエリーの美しさをぜひぜひ日本の方にも知ってもらいたい!!
というわけでこちらぜひご覧ください。
ターコイズと組み合わせたジュエリーも作ってもらいました。彼は個人的に、ロイストンが好きです。たしかに、このオーバーレイの感じと美しい緑が合う気がします。

今後、ハイグレードターコイズと組み合わせたペンダントも入荷予定です。
お楽しみに!

Micheal Kirk入荷しています。

Artistもののジュエリー、続々入荷しています!
ホピ、ナバホ、いずれも新しいアーティストたちが増えましたので、ぜひご覧ください。
本日は、いわずと知れたフェザーの巨匠、Micheak Kirkの商品をご紹介。
ペンダントや、リング、ピアスも入荷しました。

本当に、本物の羽さながらの彫りが入っていて美しいです。
シルバーはもちろん、ゴールドアイテムやインレイとコンビになった商品も入荷しています。

非常に美しいですね。
↓こちらは、14金のピアス。

もちろん、本人から直接購入した作品です。
マイケルカークは、作る専門。本当に職人さんです。
本人に値段を聞くと、えーっと・・・といっていつも娘さんが登場します。しっかりした娘さんと2人で全国のショーに出かけています。
普段使いでき、スタイルを選ばないので男性にも女性にも人気があります。
イスレタ族の数少ないジュエリーアーティストの作品、ぜひご覧ください。

ホピのアーティスト、Greg Naseyowma

本日はホピの新しいアーティストGreg Naseyowmaについてご紹介します。
日本ではほとんど見ることができない彼のジュエリー、ホピの神話を表現したジュエリーがたくさん入荷しました。
彼のカットの細かさと、ところどころに使われた14金、たまらなくそそられますよ。
こちらは、「4th world」シリーズのリング。

ホピの神話では、現在の世界は第4番目の世界と言われています。
ホピの人々が生きてきた、第1、第2、第3番目の世界と現在の世界を、同じモチーフを4回使うことによって表しています。
グレッグのすばらしいところは、シンプルで使いやすいペンダントから、アートのように細かくカットされた神話モチーフのバックルまで作品の範囲が非常に広いところです。
4th worldシリーズや、フェザー、バタフライなどは普段使いで使っていただけますが、やはりグレッグのものはシンプルでも非常にカットが細かく美しいです。
そしてホピの神話を刻んだジュエリーは、グレッグのホピのスピリットがこめられており、他の人には誰も作ることのできない芸術品です。
こちらが、神話を刻んだバックル。

ジュエリーをオーダーした季節が冬だったので、ジュエリーにまつわる神話を聞かせてもらうことができました。夏の間は、農業などが忙しいのであまり話さないことになっているとか。
冬の間、家族で集まって夜を過ごすときに、そんなホピの神話を語り継いでいくというのが伝統のようです。
そろそろ暖かくなってきたので、ホピでもダンスが始まる季節です。
一つ一つ魂を込めて作られた作品をぜひご覧ください。
こちらから→

Hopiアーティスト多数入荷!

ご要望の多かったHopiのアーティストジュエリーが続々入荷しています。
本日ご紹介するのは、ご存知ジェイソンタカラ
マンインザメイズのカットの細かさが非常に有名ですが、カチナを使ったデザインも本当に美しいです。
14金を使ったペンダントやバングルも多数入荷しています。

彼のジュエリーには、パターン(型)がありません。
頭の中に湧き上がってきたイメージをデッサンし、それをシルバープレートの上に書いてカットしていきます。たとえ同じカチナを使っていても、周りのデザインがそのときによって違かったりします。それだけに、ジュエリーを作るのにも時間がかかりますし、オーダーもたくさん抱えています。多忙のため、年に1.2回しかショーに行かないそうです。
ホピの色々な儀式にも参加していて、本当にいつも忙しそうです。
↓マンインザメイズの作り始め。
穴を開けて、そこに糸鋸を入れてカットを始めます。

↓こちらは、バングルのカットが終わったところ。

彼のジュエリーはカットの精巧さはもちろん、磨きやハンダづけもすばらしく、微妙な加減でドーム上になっているペンダントなども必見です。
もちろん、すべてのモチーフに水の流れやカチナ、祈りの羽などホピならではの深い意味があります。
芸術家ジェイソンタカラの作った重量感のある作品、ぜひ一生の宝物にしてください。

もうすぐ農業の季節です。

最近、とても暖かくなってきました。
農業をやるネイティブアメリカンにとって、そろそろ種のまき時です。
今日はGerald Lomaventemaに会ったら、鍬をかかえていました。彼も農業人でした。
彼のジュエリーは近日入荷しますので、お楽しみに!
さてニューメキシコは非常に寒暖の差が激しく、昨日は30度ぐらいあったのに、今日は雪が降っている!ということもよくあります。なので農業をやる人にとっては、種や苗の植え時が非常に重要です。
6月初の遅い霜が終わってから10月の初霜がくるまでの間に収穫できるように、感覚を頼りに風や気候を読み、いい時期を見計らって種や苗を植えます。
知り合いのインディアンたちは、私達がもう暖かくなったからいいんじゃない?と言っても、いやまだ雪が降るよと言って、毎年そのいいころあいの時期を計っています。
家の敷地や湖の近くで農業をする人も多いです。
特に農業がさかんなホピでは、乾燥地帯なので水を引かず、自然の雨にだけ頼る農業もよく行われ、ドライファーミングと呼ばれます。そんな中でも育ちやすいコーンと、カボチャ、ズッキーニやマメがよく植えられます。
コーンは唯一彼らがうまく育てることができる野菜であり、彼らの命はコーンでつながれてきたことから、ジュエリーのモチーフや、祈りの際にもコーンの粉が使われます。
収穫期のフリーマーケットや市場は、まさにコーン祭りといった感じです。
いくらコーンを食べられるか!なんて競争をすることもありました。
知り合いのインディアンは、最高12本!と言っていました・・・。
どんな時でも、食べ物があることへの感謝を忘れてはいけない!とネイティブアメリカンから学ぶことは多々あります。

↑去年、コーンがすくすく育った様子。

Howard Nelson入荷しました!!!

ご無沙汰してます。
しばらくごぶさたしている間に、新しいジュエリーがかなり入荷してます!
今日ご紹介するのは、Howard Nelson
彼の定番である、サンバーストデザインのジュエリーもたくさん入荷しました。

彼のカットの美しさは、まさに職人!
磨き上げられたその表面は、本当に鏡のように輝いています。
様々な国からのオーダーをかかえるハワードは、いつでも忙しそうです。
自宅の横にあるスタジオでは、その大量のオーダーを一つ一つファイルして、ジュエリーの道具をきちっと整理し、そんな非常に几帳面な性格がジュエリーにも表れていると思います。
彼のジュエリーは色々なスタイルに非常に合わせやすく、人気があります。
Tシャツに皮ひもを合わせてさりげなく着けたり、長めのシルバーチェーンと合わせたりしても合いますよ。
ワイヤーやスタンプワークの作品も入荷しています。
特にオススメは、トップグレードのローンマウンテンと組み合わせた作品たち。
1年作業をしてもほんの一にぎり、いやほんの何グラムしか採掘されないローンマウンテン。
鉱山主から直接購入したものを、ハワードネルソンのジュエリーに使用しました。
ぜひご覧ください。 こちらから。

PBRに行ってきました!

PBRは、プロフェッショナル ブル ライディング、ようするに、ロデオです。
ジュエリーとは関係ないんですが、ナバホの人々とロデオは切っても切れない関係なので現地のロデオの様子をご紹介します。
アメリカ南西部にはカウボーイ文化が根付いているので、オス牛に乗って競うブルライディングは、まさにインディアンの娯楽になっています。
ナバホの人たちは本当にロデオが好きで、テレビでもよくやっています。夏になるとニューメキシコでも大会が開かれるのですが、今回行ってきたPBRは全米を回っているプロロデオで、ニューメキシコには年に一回しか来ないので、本当にみんなが楽しみにしていました。
暴れる牛に、いかに長く、美しく乗られるかが競われます。
8秒以上のっていればポイントがつき、それ以下だったらポイントなしです。
今回優勝した人は、ブラジル人。ブラジルのブルライダーたちは結構有名ですが、やはりニューメキシコ出身、アリゾナ出身の人たちの出番になるとよりいっそう盛り上がっていました!
こんな感じです。

入り口では、チケット譲ってください!と立っている人がいたり、その人気ぶりは本当にすごかったです。
色々なジュエラーや、その知り合いや親戚や、とにかくナバホ人口が多く、モチーフに馬が使われる意味がよーーく分かりました!カウボーイハット&ブーツの比率もかなり高かったです!
激しく暴れる牛は、こんな感じでした。真ん中で飛び跳ねています。

もちろん、落ちて首を痛めたり、牛が突進してきたりする場面もありました。
そんな、インディアンの余暇のお話でした。
明日からしばらく出張の為ブログの更新はお休みします。

ターキートラックターコイズ

珍しいターキートラックターコイズが入荷しています。
ターキートラックターコイズは、ロイストンイースターブルーなどの鉱山があるネバダ州トノパから東に約100kmのところにある鉱山からとれたターコイズの名前です。
1950年後半に渓谷で発見されたとても小さい鉱山で、発見された際その鉱山の下にあった鳥の足跡が七面鳥の足跡に似ていた為この名前が付けられました。小さい鉱山のため産出量も少なく市場で見かけることはほとんどありません。
ネバダ州、トノパはターコイズ鉱山がたくさんあり、以前はシルバーや銅山としても非常に有名な地域でした。現在はターコイズと銅の産出が産業ですが、以前よりも産出量は激減しており、ブルドーザーを使って掘り起こして選別してもほんの一握りしか採れないことも多いため産業として採算をとるには難しく、以前に比べると規模がかなり縮小しています。
鉱山を持っていても、その鉱山からの採算だけで生活している人はかなり減り、他の仕事をしながら時間があるときに鉱山に行き採掘作業をするという人が増えています。
もちろんその中でもまだターコイズに情熱をかけてトノパに住み続ける鉱山主もいます。
次にいいターコイズがいつ採れるか分からないので、鉱山主たちはハイグレードの石が採掘されても保存していることも多く、少しずつ信頼できるディーラーに売っていくことが多いです。
今回のターキートラックは、そんな鉱山主が放出してくれた石を購入したものです。
深い透明感のある水色に、赤~茶色のマトリックスが入っています。
非常に珍しい石なので、一見の価値ありです。