ナバホの食生活。

強風が吹き荒れて、歩くのに前が見えない最近のニューメキシコです。
前日は夏のように暑かったのに、今朝は雪が降りました。日本にいると考えられない天気の変化に驚かされます。そんな変化の激しいところだからこそ、自然に身を任せるというネイティブアメリカンの教えが生まれたのかと思わされます。
さて本日は、フリーマーケットや地元のレストランでよく売っているナバホの人々の大好物、フライブレッドについてご紹介。
小麦粉にベーキングパウダーと水を混ぜ、少し塩を入れて混ぜた生地を丸く伸ばし、そのまま油の中へ。
こちらが揚げている様子↓

写真が暗くて分かりにくいんですが・・・・
手前の奥さんが持っているのが生地です。伸ばすのにコツがいります。
ナバホの伝統的食事スタイルは、
このフライブレッド(ひたすら揚げて積み上げておくそうです。)に、自分達でさばいて調理したマトン(羊は頭から内臓まで、すべて調理されます。)とグリーンチリをはさんで食べるというスタイルだそうです。日本人で言う、ごはんとみそ汁と焼き魚といったところでしょうか。
こちらが、よくフリーマーケットなんかで売っている、ナバホバーガー。
フライブレッドのハンバーガーです。

フライブレッドは、砂糖と蜂蜜をかけておやつにしたり、いろいろなものをはさんで食されています。ナバホ人々にとってのパンという感覚でしょうか。
こちらはナバホタコスといって、トルティーヤの代わりにフライブレッドを使い、レタス、トマト、マメ、タコミート、チーズをのせたナバホの人々が大好きなタコスです。

ニューメキシコはグリーンチリ、レッドチリともに香りがいいのでアメリカでも有名なチリの産地です。チリ中毒の人も多く、ナバホタコスには絶対!サルサをかけて食べます。
アメリカとメキシコとネイティブアメリカンの文化が食生活にもよく現れてますね。