こっちの風景にはこの水車が実によく似合います。
“BAGDAD CAFE”というドイツ映画を御存じでしょうか?
この映画のロケ地もアメリカ南西部のさびれたルート66を舞台にしており、こんな感じの水車の風景に憧れたのを覚えています。
(夜中にまったり観るにはイイ映画ですよ!)
それはさておき、コチラHOPI村の大切な水源である井戸の水車です。
HOPI村は今もアナログな生活をしており、各家庭に電気も水道も通ってないのが当たり前です。
なので、人々は村にあるこの水場から水を汲み、自家発電によって生活に必要な電気を得ています。
(そのせいで冬場はジュエリー制作が遅れたりしちゃうんですが…。)
“必要最低限で暮らす”というのが正しい表現かわかりませんが、この便利なものに頼り過ぎる現代で、そんなアナログな生活をするのにはポリシーを感じずにはいられません。
村にはチェーン店もなければレストランもモーテルも数える程しかなく、そこにはただ原風景が残っています。200年以上も前の石畳の家が残っていたり、『キバ』と呼ばれる儀式を行う地下集会場のハシゴがのぞいていたり。
こちらはピキというオブラードの様な薄いパンを焼くための『ピキ小屋』です↓
この日もインディアンダンスがファーストメサで行われるといので、Kevin Takalaに連れて行ってもらいました。
…屋根に上って見てます、笑。
この炎天下、肌を焦がしながら見る方も、ダンスする方も“無”の境地でございます。