Harrison Jim 工房探訪③

さて、いよいよ最終段階。
磨きに入ります。
ちょっと準備が・・・・と息子君がホーガンの裏へ。
ブオーンと発電機をスタートさせました。
ハリソンはでっかいジャケットを羽織って外へ。
磨きのバフマシーンは外にあります。電気がなければ使えないので、いつも発電機を使うんだそうです。
バフをかけて、

できました。

ハリソンのトゥファの作品は、どこかメタリックな、鉄や他の鉱物を連想させるような力づよさがあります。かといって、ナジャなど丸みを帯びたデザインになるととても優しくて、でもすごくきっちりしている、そんな印象です。

ハリソンがバングルなどを作るときにつかう、インゴッドシルバーを伸ばす時のローラー。

古いタイヤのパーツなどと接続させて、自分の使いやすいようにカスタムしたんだそうです。

厚みを変えて何回もローリングすることで、目が詰まった、でもスタンプが深く入るシルバーができるので、インゴットにこだわるんだとか。
その時ちょうどネックレスの製作途中でした。

手間のかかるハンドメイドビーズ、ハリソンはこういった地道な作業も得意です。
しっかりとした重さのあるハンドメイドのビーズをつくる、数少ないアーティストです。
それに合わせられるのがこの豪華なクロスたち。

こんな風に作られました。

簡単そうに見えますが、こうやって細かいところまで均等にシルバーを流していくのってすごく難しいんです。このやり方にはびっくりでした。
この朝も、いろいろな人が訪ねてきてたわいもない話をし、ザ、ナバホというライフスタイルを送るハリソン。そんな中から彼のデザインも出てくるんだなと感じました。夏には毎年トウモロコシを育てているそうですよ。