壮大な刻印リストとライルセカテロ

取り扱いアーティストの刻印が一覧になった、ホールマークリストがインディアンジュエリーのオンラインショップに登場してます!

作家の名前がわからないとき、忘れてしまったとき、作家によっての刻印の違いを勉強したい人たち、ぜひぜひご覧ください。

多大な努力で出来上がった刻印リスト、日本チームの皆様に感謝です。

すごくすごく、壮大なリストになってます!!

 

さてネットショップの新入荷、

Lyle Secatero

ライルセカテロ、先日のインディアンマーケットの記事でもご紹介しましたが、

インディアンマーケットではなんとバングルだけで400本完売!(いや、3本だけ残ったって言ってました。)

ライルのジュエリー、シンプルで細かいスタンプなのでもちろん一本づけで、とかギフトにも人気なのですが、何せリピーターが多いんです。

違う形のスタックして、リングと合わせて、

これはリング2種、バングル3種重ねてますが、こんな感じでいろいろなスタイルで楽しむお客様がとても多い。

スタンプが特徴的で繊細だから、メンズもレディスも両方に人気があります。

シンプルなスタンプワークのバングルやリングは、アーティストをミックスしてスタックするのも楽しいです。

リングも近日入荷します!

シンプルな石もの

ハリケーン、「フローレンス」が現在アメリカ南東部上陸中で、すでに停電や浸水などの被害をもたらしています。

自然災害が多いのは世界中。

これも温暖化の影響か、基本的に自然災害の少ないここ南西部も最近では山火事がとても多いです。

サボテン以外何もないような土地でも、極度に乾燥しているのでほんの少しの火花から取り返しのつかないような火事になることが多々。

キャンプファイヤーや花火は許可されたところ以外ではできないのでアリゾナなどに旅行に行かれる方、注意です!

 

さて、いつも忘れがちになってしまう石メインの作品たちがネットショップにアップされています。

その数全部で59点!!

8000円台から豪華なナチュラルストーンのクラスター10万円台まで、石のグレードや種類色々で選んでみました。

今までお店には並んでいましたがネットショップではあまり取り上げることがなかった様々な作家の、様々なスタイルの石もの。レディースのデザインも豊富です。

ターコイズを身に着けていると、「守られているような気がする」というお客様が多くいらっしゃいます。旅や新しいところに行くときのお守りという意味もあるターコイズ。その感覚をぜひ味わってください。

これからの季節に合わせたいゴールドもの

大きな台風が通過するようですね、何事もないことを祈ります!

ニューメキシコ州の今朝は15度を切り、さすがに寒く感じました。秋冬モードで衣替えの季節です。

今日はスタイルブックにも掲載された、ゴールドアイテムのご紹介。

(昨日レイバーデイで祝日だったので久々にショッピングモールへ出かけ買い物をしたんですが、ゴールドジュエリーの多さに改めてビックリ!!日本でも人気のForever21、ジュエリーラックの半分以上が金色で染まっていました。)

ファッションジュエリーとしてでも本当のターコイズを身に着けてほしいと思うマライカスタッフ一同。インディアンジュエリーで使われる14金のジュエリーと、本物の14金だと値段が高すぎる!という方のために14金のゴールドフィルドでジュエリーを展開しています。

総14金×ビスビー×Aaron Anderson

14金のセンター部分の細身オーバーレイリング。しっかりとした丁寧なカットとキュートなモチーフのルーションコインバ

結婚指輪のカスタムオーダーも多い、ジェニファーカーティスの14金。

こちらは、14金ゴールドフィルドの素材でオーダーしたもの。

ゴールドフィルド(GF)は、真鍮の周りに5%以上の純度の14金コーティングを施しているものです。金メッキ(GP)に比べて表面の層が厚いので、表面が剥がれて下地の金属が露出してしまうことがほとんどありません。 また、一般的にアレルギーを起こしやすい物質はほとんど含んでいませんのでシルバーアレルギーの方にもおススメです。

近年ではゴールドフィルドがとてもポピュラーになり様々なパーツでジュエリーが作られるようになっています。

この作品たちは通常のシルバーで作るように様々な地金を取り寄せ、Fred Petersにハンドメイドで仕上げてもらいました。

ナチュラルターコイズとゴールドの色味で一気に高級感がアップします。

 

インディアンマーケット

例年大盛況のサンタフェインディアンマーケット。

観光で来る方も多く見られましたが、やはり何か買わずにはいられないのがマーケットの楽しみです。今年は300人以上のアーティストが入れ替わったと聞いていましたが、新しいアーティストの若手の作品を見ることができて確かに少し雰囲気は変わったかな、という感じでした。マライカで取り扱いのあるアーティストはみんな忙しそうで、何よりです!

アーランドベンのブースの様子。新しい作風が見られるのもショーの楽しみ。知っているアーティストがいるからと言っていつも同じものがあるわけではもちろんなく、今どんなものを作っているのか、というのを知れるいい機会。

ゴールドにローンマウンテン、アーランドベンの作品は作った先からすぐに売れてしまうので、今回はほとんど受注なんだ、と言っていました。

アーニーリスター

大盛況だったライルセカテロ。シンプルな作りでもこだわりと着け心地、合わせやすさで例年人気が上がっていてうれしい限りです。

 

↑突然歌い出すパウワウの歌い手さんたち。

売っていたドラムを叩いているうちに、人だかりができていました。

いい買い付けもできましたので追って紹介しますね!

サンタフェインディアンマーケット2018

早くもこの季節がやってきました。今日はインディアンマーケットの前夜、受賞作品の発表を見てきました。まず目に入ったのはこのコンチョベルト。

ベロニカベナリー

カルヴィンロバトの奥様、ピーラーロバト

こんな風に飾られています。ジュエリーのショーケースには毎年たくさんの人が群がります。

ナバホラグはこんな風に。

ジュエリー部分の総合一位はこの作品。暗くてちょっと見づらいですかね。

そして、ショー全体の総合一位はこちら。

じゃん!!!

ラコタ族、ケビンポウリヤーのバッファローホーンの様々な文化の人々をインレイしたベルトでした。

すばらしいアートの世界です!

明日はまたいろいろと収穫があることでしょう。

以上受賞速報でした。

レスタージェームス

ナバホ族のレスタージェームスの新しいジュエリーが入荷しています。

アーロンアンダーソンとのコラボでインレイワークを施したレスタージェームス。そのインレイの技術の高さは現地トレーダーにも非常に評価されています。

こちらがそのコラボ作品↓


今回入荷したのは、レスタージェームスらしいインレイワークの、少し現代アート的ででもどこかクラシックな一点もの達。

 

ジュエリーショーなどに出店することはほとんどなく、隠れた名工の職人と言えるレスター。石の色味や配置がとても絶妙で、芸術的です。

 

ナバホパール

 

連日暑い日が続いているようですね、

日本はどうだったと聞かれ、日本のじめっとした暑さをどうやっても英語では説明できません。ただ「湿気がある」というと、じゃあ「フェニックスみたいな感じね!それは暑いね。」と言われますが、アリゾナ州の大都市フェニックスは気温は40度に達するときもありますが、少し感じる湿気は日本のジメジメとは比べ物にならないのです。外国人観光客が熱中症になりやすいというニュースも見ましたが、本当に日本は「暑い」の種類が違うと思います。皆様熱中症には十分気を付けてください!

今日は、去年の秋ごろからアメリカでとても人気の出ているシルバービーズのネックレスのご紹介。

「ナバホパール」という言葉を聞いたことがありますか?

ハンドメイドのシルバービーズで燻しをかけたこのスタイルは、「ナバホパール」、訳せば「ナバホ族の真珠」として古くから親しまれています。

シルバーの価格が高騰し、ハンドメイドのシルバービーズを作る作家が激減した後はハンドメイドかマシーンメイドかに関わらず燻しのかかったシルバービーズは一律に「ナバホパール」と呼ばれていますが、新しいラインで作ったこのネックレスはイタリア産のシルバービーズを、ナバホ族のアーティストがつなぎ、燻しをかけ、手で磨きをかけたものになります。

間に合わせているビーズは、ジェットやターコイズ、スパイニーオイスターなどすべてナチュラル、またはスタビライズのビーズを選んでセットしてもらい、コーンの部分もハンドメイドで作っています。

シルバーのタグにはオリジナルの作品のアローヘッド、弓矢のスタンプ。これはネックレスに弓矢のアローヘッドをつけると魔除けになると昔からの言い伝えがあり、それにちなんだもの。

人気が出たので、すべて機械+プラスチックビーズのネックレスもたくさん出回っています。↓こんな感じで、燻しの部分の感じが変わります。

これはこれで鮮やかな感じですが、実は値段が同じぐらいなので、それだったら絶対にハンドメイドネックレス!渋みが違います。

シルバーだけのものもあります。サイズを変えた3連のものは、アメリカではとても人気です。

長めのものを一本着けるのもいいですよ。

というわけで今回名前を憶えてほしい「ナバホパール」、一連のものはすでに結構売り切れてしまっているので、またオーダーしようと思います。

伝統的なものは繋がっている

久々の更新です。

しばらく日本に帰国していました。長年アメリカにいると、完全にアメリカの感覚に慣れ、日本に帰るとすべてがぜーんぶ小さく、自分が巨人になったようなミニチュアの世界にいるみたいな感覚になります。

それにしても今回は日本にいる外国人旅行者の多さに本当に驚きました。観光スポットみたいなところは、本当に外国人観光客がいっぱいでした。

観光スポットの定番、箱根に行ってきたのですが、今までずっと行きたかった寄せ木細工のお店でいろいろお話を聞かせていただき、ネイティブアメリカンジュエリーと重なる所が多々あってとても感動しました。

これが寄木細工の作品。

すべて木でできていて、組み合わせて形を作りボンドで接着したら、それを上から特大のカンナで削ります。

こんな風に紙のような薄さに。

細かい線も、ぜーんぶ自然の木でできていて光で透かして見るとその間に光が差し込みます。

「身近にある材料で、工芸品を作る」

それが伝統工芸品として今も脈々と受け継がれているその本質に立ち返らせてくれました!

マライカの商品では、インドなどのアジアやアフリカなどでもその本質に触れることができて、出来上がりの見た目は違えど伝統的なものはやっぱり繋がっているんだなぁと感じます。

そのものがどこで、どうやって、誰が作っているかという背景を知りながらする買い物は特別ですね。

見れば見るほど深い、スタンプワークもの

今日のランチタイム。

羊のシチューとメキシカンタマリ。

羊のシチューはナバホ族の伝統的ソウルフード、タマリはニューメキシコの人々にとって、サンドイッチ的存在。

そしてランチタイム、サッカー観戦。

私はワールドカップでしかサッカーを観ない完全な「にわか」ではありますが、いい試合でした!メキシコ人が多いので、今朝のメキシコ戦は結構盛り上がっていました。

スポーツの世界、やっぱりいいですねぇ。

と言う今朝のアメリカのトップニュースは、「ラブロンジェームスがレイカーズへ移籍!」というNBAのニュースでしたよ。

さて、ネットショップに入荷しているスタンプもの。

「ナバホ族のスタンプワーク」と常々ひとくくりにしてしまいますが、ただスタンプをシルバーに叩く、それだけの仕事でこんなにも色々なデザインとバリエーションがある、というシンプルな事実に改めて感動させられます。

作家によってスタンプのこだわりがあれば、デザイン性や仕上げの違いがあり、それがハンドメイドジュエリーの一番の良さです。

機械で作られたジュエリーとは違う、ハンドメイド。伝統的であり芸術的であるインディアンジュエリーはやっぱり奥が深いです。

 

独立記念日の日からしばらく日本帰国します。蒸し暑さが久しぶり。

これから帰国前、怒涛のオーダー受け取りです。

ターコイズ物入荷

ここ最近大量に発生している、プレーリードッグ。春生まれた子供たちが今ちょうど外に出てくる時期らしく、多いところでは一メートル範囲に20匹以上はいると思われる大量っぷり。なんだか年々数が増えている気がする・・・。

道の横にたくさんの穴が開いていて、急に飛び出してくるプレーリードッグたち。(そういう時はハンドルを切ると自分の身が危ないので突進しなさいと教えられました!) ヘビやウサギも見られると、あー夏だなぁと感じます笑

砂漠地帯らしい風景です。

さてさていよいよ夏本番に近づき、ターコイズ物が入荷してます!

サンシャインリーブスの定番物、王道のコンチョペンダント。他にもサンシャインリーブスの定番物いろいろ入荷してますよ。

こちらはハイグレード石のアーティストものシリーズ。

透明感があるハイグレードのターコイズが付くと、シルバー物とはまた違い、一気に高級感が増し、これぞ一点ものといった雰囲気になります。

ターコイズのトレードはまだまだ信用で成り立っている深い深い世界。この石がどういう人から、どんなルートでアーティストの手に渡ったのか、そしてアーティストはどういうイメージをもってこの作品を作ったのか、妄想に馳せるだけでワクワクできるのがインディアンジュエリーの楽しみでもあります。

今日はワールドカップ日本戦ですね!サッカー人気は日本やヨーロッパに比べめっきり低いアメリカですが、今回は観たいと思います!