こんなレアアイテムあります。ビズビー編その2

先日ご紹介したビズビーターコイズの作品、今日はTommy Jacksonの作品をご紹介したいと思います。
重量感のあるシルバーを存分に使ってハイグレードターコイズを引き立たせる達人、Tommy Jackson。スタンプワーク、オーバーレイ、トゥファキャスト、インレイと色々な技を組み合わせて出来あがる作品は、古くも見え、新しくも見え、彼ならではの味があります。カラット数のある大きいハイグレードストーンを惜しげもなく使ってしまうのが、彼の特徴でもあります。
こちら。→バングル

母岩が入ったボルダーのビズビーバングル。母岩の部分はただの岩・・・なのですが、この赤茶色の母岩はビズビーならではの色で、他のターコイズでは見られない色。
→リング

細かいウェブが入ってます。
→こちらのクロスペンダントに使われているビズビーも。

→シンプルなハイグレードビズビー

厚み、スタンプワーク、オールドスタイルの仕上げ、男性にはたまらない作りではないでしょうか。

こんなレアアイテムあります。ビズビー編

入荷時にブログでの解説を逃したけどすごくレアな商品がまだまだたくさんHPに掲載されています。毎日少しずつご紹介しなければ!と思いながら日々の業務に追われるこの頃・・・。
ターコイズ好きの中では圧倒的な人気を誇るビズビーターコイズ、現地でもほんとうに手に入らなくなっています。特にハイグレードの鮮やかなブルーの物。どんどん値段も上がっていますので、2~3年前に仕入れていた値段はちょっと考えられないぐらい。市場がこうやって動いていくのも、ターコイズの魅力です。
先日、こんなラフのビズビーを見せてもらいました。


これはすごい!!もちろん売り物ではなく、博物館に行くそうですが、こんな塊、二度とお目にかかることはないかもと思い、写真を撮りまくりました・・・。
チョコレート色の母岩が、ビズビーならでは!!なのです。
何とも言えない赤土の匂いがします。
というわけで今日は、ハイグレードのビズビーを使ったジュエリーをピックアップしてみます!
こちらは珍しいビズビーのクラスタータイプ。

デルバートゴードンのオールドスタイルと、このスモーキー&古めかしいビズビーが何ともマッチしています。ネット未掲載ですが、吉祥寺店の商品です。
こちらはペンダント。

かなり前に作られたと思われる、作り&石の鮮やかさ。

この作品は鮮やかなビズビーがそろった、すばらしいコレクターズアイテム。

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定番もの、入荷してます。

4月に突入しましたね~。
新しい環境に変化する人たちも多いのでは。
私は旅をする時や、何か大事なイベントやちょっと大きなミーティングなど緊張しそうな場には必ずターコイズを持ち歩きます。あくまでも気安めですが、何か効果があるかも・・・。
さて先週は、人気のアーティスト、Gary Reevesの新作、再入荷が入ってます。
ペンダントやバングル、再入荷してます。


↑このトライアングルバングル、メンズにとても人気。
重ねづけもしやすいし、シンプルで合わせやすい。
こちらは新作。
フェザー×ターコイズ。

ナバホ族の伝統アートで、本物のイーグルフェザー(鷹の羽)にターコイズ色などでペイントしたものがあります。車のバックミラーにつけているひとをよく見かけます。
鷹は父なる空の使者、ターコイズは母なる大地の使者、強力なお守りです。
こちらも新作。イーグル(鷹)のモチーフ

サイドの細かいスタンプ、曲線のデザインがステキ。

まだまだアーティストの方々からは心配の声が絶えないですが、「私達の祈りのこもったジュエリーを日本に届けることは、日本にみんなの祈りを届けることと同じことだ」と今日Ernie Listerにありがたい言葉をいただきました。

4月5日より、愛をこめて日本のために。

本日は少しまじめなご報告。
震災から早くも半月たちました。カリフォルニアでも牛乳から放射能が検出されたとのこと。今日本で何が起きているのか、ニュースだけでは本当にはかり知れません。
この震災で、人的被害はもちろんのこと、今後どれだけの損失がでるのでしょうか。
「日本は強い国。素晴らしい国民性のある国。」
ニューヨークタイムズ紙でも賞賛されていたという記事を読みました。
ニューメキシコでもナバホの地に帰ってきた日本人の記事が、一面に掲載されていました。
何かしなきゃいけない!!と誰もが思い、様々な人が日本のために祈ってくれている毎日。
アメリカにいる私は本当に無力ですが、アーティストたちとはじめた募金が、30万円近く集まりました。
そして震災直後から、とても大きなムーブメントが動き出していました。
多くのアメリカ人シンガーが、日本のために曲を提供している「Song for Japan」
それと同じく、多くのネイティブアメリカンアーティストがはじめたムーブメント、「Native American Artist For Japan」
そうそうたるトップアーティスト&ネイティブアメリカンアーティストが作品を提供し、オークションに出し、その売り上げをすべて日本に寄付するというものです。
震災のあった3日後、Raymond Yazzie氏からこの話を聞いたとき、本当に胸が詰まり、何と言っていいか言葉にならなかったのを覚えています。
日本人として、少しの募金しかできない自分、そしてこんなに日本のことを考えてくれているアーティストたち。
自分のジュエリー制作の時間を削り、ミーティングを開き、たくさんのアーティストに連絡をとり、本当にどんどん大きな輪になって、多くのアーティストが協力してくれています。
いちバイヤーとして、あらためて日本がいかにアーティストにとって大事な国であるか、実感させられています。
というわけで、本題です。
4月5日から、ebayでのオークションが開始されます。日本からの入札もできます。
詳しくは、こちらのHPを随時チェックしてください→→
大物アーティストぞろい、そしてみんな日本のために特別な作品を寄付する!とはりきっていますので、スペシャルな逸品ばかりがずらりと並ぶこと間違いなしです。
アーティストがどんなに日本を愛しているか、愛をこめて作っている作品たちは一見の価値ありです。
1週間に1回、すべてのアイテムが更新される予定ですので、大物アーティストの作品がいつ出品されるかも見ものです。
オークションに関してのお問い合わせは、マライカでは承っておりませんのでご了承ください。
「愛と希望。このオークションは一回きりではなく、できるかぎり続けていきたい。一時的な援助ではなくきっと日本はもっと長期的なプランが必要。」
と、この「ムーブメント」のメインパーソン、リンドンツォーシー氏。
ちなみに彼の作品、先日入荷してます。
現代的なジュエリーを作るリンドンですが、たまにオールドスタイルを作るのが好きなのだとか。

こちら10万円。

ナチュラルキングマン使用、18万円。
近々日本に届けられるかと・・・。
マライカでお預かりしているアーティスト達からの募金も、こちらのオークションに協力させていただくことにしています。
協力していただいたアーティスト。
Ernie Lister
Aaron Anderson
Don Dewa
Steve Arviso
Herman Smith
Octevious and Irma Seoutewa
Sunshine Reeves
Calvin Lovato
Harison Jim
Ola Eriacho
Calvin Lovatoは、はるばる3時間かけて募金をしにきてくれました。
オーダーができたのかと思ったら、なんと募金をしに(涙)
本当に1日も早く日本が復旧しますように。

クラスターの季節

春が近づいてきましたね~。
昨日、こちらでも桜を見つけて一人ではしゃいでました。
ニューメキシコではなかなか、四季を感じる事が出来ないもので・・・・。
日本ではたくさんのカラフルな花が咲く季節。
といえば、クラスタージュエリーの季節。

見ているだけで、うきうきしてくるようなHappyなジュエリーたちです。
春~夏真っ盛りまで、そして冬はワンポイントで活躍してくれます。
そんな季節に、新しいクラスターのアーティストが登場しました!!
女性アーティスト、
Phillip Coonsis

石のカラフル感、デザインセンス、女性にはたまらないジュエリー。
ズニ族の彼女ならではの、細かい細工・・・。
そして使用石は・・・・。
ターコイズ、マザーオブパール、スパイニーオイスター、コーラル、マラカイト、ワイルドホース、ジェット、シェル、サーペンタイン
ナチュラルな石の組み合わせでしか出来ない、絶妙な色合い。
実はこのアーティストの作品、すでに一部のお店では販売していたのですが、これを購入されたお客様は、ヨガのチャクラの色に通じるものがある!と言っていました。

なるほどね、スピリチュアルなパワーとシンクロしているのかも・・・なんて思ったり。
ピアス、ネックレス、ペンダントなど色々入荷してます。

ぜひチェックしてみて下さい→→

入荷続々・・・。

晴れているのに雪が降ったり、突然強風になったり、わけのわからない天気が続いているニューメキシコです。
今日は太陽は出ていますが、風速40マイル(約65キロ)に極寒というクレイジーなお天気。
花粉症の人にはとても大変な季節・・・。
木の少ないニューメキシコ州ですが、こちらでも花粉症は日本と同じく。
そして放射能がカリフォルニアまで届いたというニュースを本日やっていました。
心配すればきりがないですね。
さて、アメリカの荷物が届きまして入荷が続々と続いてます~。
Kevin Takala
Darrell Cadman
Michael Kirk
Clayton Tom
Derrick Gordon・・・・・。
どれも見逃せないものたちばかりです!
ちょうどホピのモチーフで登場したKevin Takalaも入荷してます。
すべてご紹介したいものばかりですが、
本日はクレイトントムの新作をご紹介
入荷するとすぐに売り切れになる事が多い彼の作品。
ナバホ族のインレイで作り上げられた、美しい美術品ばかりです。
新作のペンダント。

ナバホ族の神、「イェイ」のモチーフと、細かくデザインされたインレイが本当に見事。
オパールを使用しています。
こちらは、チェーンタイプのブレスレット。

彼の作品はシックな色合いで、若い方から年配の方まで幅広いお客さまに人気のある作品です。
そんなクレイトントムは長い髪を三つ編みにした、ガタイのよい「インディアン」という感じのお兄さん。
そしてナバホ族の「イェイ」が儀式に登場するのは、冬の間だけなのだそう。
奥深いインディアンの伝統が詰まった作品です。

ホピのモチーフ②

さてさて、本日はホピのモチーフのお話の続き。
こちら。

「ロングヘアーカチナ」
たくさんいるホピ、ズニのカチナの中では人気ナンバーワンではないでしょうか。
私も大好きなカチナだったりします。
このロングヘアーも、前回同様、命の恵みの雨を降らせてくれるカチナ。

こちらはケビンタカラのロングヘアーカチナ。


色々なバージョンがいます。
同じモチーフでも作者によって雰囲気が違うので、モチーフでジュエリーを集めてみてもおもしろいですよ。

↑これはかなりレア!真正面のロングヘアーカチナ。
長いあごひげと長い髪が天から地まで届き、雨がそこを伝って流れてくる。
そんな水をもたらすロングヘアーカチナは、ホピやズニ族の様々な儀式に登場します。
なので水やコーン、雨雲のデザインと一緒に刻まれることも多いのです。
さてこちらはマッドヘッド。

その名も泥の顔のカチナ。このカチナ、赤茶色い顔と飛び出た目&口、そしてサザエさんみたいな頭が特徴です。
こちらも有名で人気のカチナです。
百何種類と言われるカチナは、それぞれのカチナが色々な役割を持っています。
子供を叱るカチナ、おどかすカチナ、笑わせるカチナ、時にはムチでたたくカチナ・・・などなど。
マッドヘッドは3枚目のカチナ。お笑い系です。
儀式のときには面白いことをやって場を和ませてくれるカチナです。

暖かくなってきて、春の訪れを感じる今日この頃。
ホピの神話は、冬の間に語り継がれて、夏の間には通常かたられることはありません。
伝統を大事に守り続ける、そんなホピの人たちの神聖な気持ちに思いをはせてみたり。

ホピのモチーフ①

風にも負けず、冬の寒さにも負けず・・・・。
がんばれ東北!!
今日はそんな厳しいホピの村に住む人々のお話。
ホピには、様々なモチーフが使われていますよね。
自分たちの願い、祈り、神話を刻む道具でもあるジュエリー。
なんとなくかわいい!と思ったそのホピのモチーフにも、すべてホピの人々の魂が刻まれています。
すべてが、ホピ族人々の命をはぐくんでいるものなんですよ。
こちら、とうもろこし。

よく見るデザインですね。上には、雨をもたらす雨雲が刻まれています。
とうもろこしは、唯一ホピの村で育てることができる食糧。
ホピ族の人たちを生かしている、ホピ族のお母さんです。

その命のとうもろこしを育てるために必要な、太陽。
そして、水がもっともよくジュエリーに刻まれるモチーフ。

ホピの村ではとうもろこしや他の植物を育てるとき、人工的に水を与えないドライファーミングという農業をおこなっています。
水が少ないため、自然に降る雨にたよる作物の育て方をしています。
水は、ホピの命のとうもろこしを育ててくれるもの。
雨が降りますように、雪が降りますように、とジュエリーに刻みます。

ココペリも豊穣の精霊として親しまれています。
ココペリが笛を吹くと雨がふり、コーンが実る。
そんな願いを込めてジュエリーを刻んでいきます。


そんなホピの魂が込められたジュエリーは、ジュエリー以上の価値があります。
色々なことが起こって、身を守る「ターコイズ」を探している方が増えていると聞きました。空の石、海の石、大地の石・・・。
その石の価値ももちろんですが、願いや思いが込められているということがネイティブアメリカン、インディアンジュエリーのお守りとしての価値を作り上げていると思います。
熱く語ってしまいました。
続きは次回。。。
トップ画面からも、ホピのモチーフごとに分かれてみられるようになってますよ。
→→

祈りのチカラ

インディアンも、白人の方々も、祈るということが日常に根づいています。
たくさんの人々が日本に向けて祈ってくれている、その祈りのチカラが何とか届いてほしいと思う日々です。
本当に一日も早い復旧を願っています。
日本なら大丈夫。
本日はそんな祈りの一環、ナバホ族のサンドペイントのご紹介。
以前ブログでも御紹介したサンドペイント。
「サンドペイントとは、ナバホ族のメディスンマンが非常に神聖な儀式のときに地面に描く砂絵のこと。
通常は、儀式が終わったらすべて消されなければいけないものです。
このようなアートは観光客用に儀式とは関係なく書かれているものですが、ホピやズ二のカチナドール作家と同じく、誰でもが書けるわけではなく、メディスンマンから許された
数すくないアーティストしか書くことが出来ないそうです。」
というとても神聖なもの。
以前デモンストレーションしている所を撮影させて頂きました。

細かい砂をしきつめた上に、カラーの砂で描いていきます。

息をのむ細かさ。

祈りを込めて、時間をかけて。
魂のこもったアートです。

たくさんの部隊、活躍中。

こちらでは、毎日ニュースにかじりついています。
アメリカ、ロシア、中国…たくさんの国からの部隊が活躍していると聞き、本当にありがたく心強く思います。
無力ですが、アーティストたちと募金活動を始めました。
日本のみなさま、本当にがんばってください!!
あるアーティストが、
「神様がこんな震災を日本を選んで起こしたのは、日本はすぐに立ち直れるとわかっているからだ。」と言っていました。
こんなときだからこそ、ブログは前向きに!!
みなさま、お忘れかもしれません、ホワイトデー。
女性に人気のインレイのジュエリーなんかをさりげなく贈ってあげたりしたら、素敵な日になること間違いなしですよ。
さてニューメキシコでは今週末からサマータイムが適用されています。
夏が近づいてます。ターコイズの季節です!!!
こちらもかなり暖かくなってきましたが、気温差が激しくまだ夜はまきストーブにお世話になってます。
火を焚くのもだいぶ慣れてきました~。
そんな夏に向けて、こちらではターコイズネックレスやシンプルなブルーのターコイズのペンダントを着々とオーダー中。
シルバーの値段高騰中の中、アーティストのみなさん必死にがんばってくれています。
5月の連休前には届けられますように★
さて、以前アリゾナでドライブ中、とても珍しいものに遭遇しました。

その名も「ポニーエクスプレス」
車のない時代、馬やポニーで郵便を運んでいた時代。そんな時代のしきたりを今に残そうと、年に一回有志が集まって行うイベントだそうです。
たくさんの警察に誘導され、馬に乗ったカウボーイが郵便を運んでいます。
こちらは次の番のカウボーイスタンバイ中。


馬好きが多いから、ジュエリーにもよく馬が使われていますよ。
昔ながらの伝統を残すためには、努力が必要ですね。