寒気到来!

ものすごい寒気が、アメリカを横断しているここ最近。
暖かいカリフォルニアでも、ものすごい風と雪を巻き起こしたそのストームが、今ニューメキシコを横断中。

これが1週間前のすがた。
今日は、こんな感じ。

今日は学校がお休みのところも多く、もちろん、子供たちは雪合戦とソリ遊び。
年に一回あるかないか、雪のため高速も閉鎖しています。
雪かきも、雪道運転も、だんだん慣れてきます・・・。
でも、高速では何台もスリップして路肩に止まっている車がいました。
雪が降ってても、車ででかけなくちゃ生活用品も買えないところに住んでいる人が多いので、無理してでも出かけるんですね~。
と、休憩に立ち寄ったバーガー屋さんには、栄養を蓄えようとたくさんの人が。
ニューメキシコ州にしかないバーガー屋さん、「LOTA BURGER」

この大きさ!飲み物の大きさもハンパじゃない。
多分、日本のマックより3センチぐらいは確実にでかいです。
飲み物は、マックのLサイズの2倍ぐらい入ってます。しかもお代わり自由。
このバーガー、ニューメキシコ産のグリーンチリが入っているので、有名なんですね。
ポテトも、写真の5倍はあります。アメリカ!って感じ。
だいたい全部食べられませんが、慣れてくると食べられちゃうし、時々バーガーを欲する身体になるから不思議です。
この看板が目印!

そんな雪の日は、みんな家にこもってジュエリーをこつこつと制作してくれるので、このストームが過ぎた頃には新しい作品に逢えること間違いなしです!

いつでも元気、サンシャイン。

最近、サンシャインリーブスが、めきめきと腕をあげてきています。
新しいデザインにもどんどん挑戦し、すごく前向きで見ているこちらもうれしくなります。
サンシャインと言えば、やっぱりスタンプワーク。
中でも一番人気は合わせやすいバングル
幅が色々あるので、シンプルに細みのものをつけたらさりげなくオシャレ、ゴリッと極太をしたらオトコ!って感じでものすごくカッコいいです!!
一本づけしてもいいし、こんな風に重ねづけしても。

バングルはアーティストによって作る丸みが違うのですが、私はこのサンシャインのプレートのスタンプバングルが一番フィットします。
ぜひ店頭でお試しあれ。
石つきのバングルは、シンプルな軽めのシルバーバングルと合わせるとしっくりきます。

いつも大きい笑い声とジョークで場を和ませてくれるサンシャイン、
子供の時から「サンシャイン」と呼ばれているそうです。
あだ名がいつまでもそのままって、なんかインディアンらしいですよね。
ちょっと前に入荷したこちらのペンダント

リバーシブルでしかもハイグレードローンマウンテンやナンバーエイトを使用して
作ってもらいました。
彼の作品である、スタンプワークで作ったヨーヨーをヒントに出来上がった作品です。
裏は、スターだったり、スワスティカと呼ばれるナバホの幸運のモチーフだったり、一点一点違うからそこもなんとも愛らしい作品。

大きさはいろいろ。革ひもとあわせてシャツの上にすると映えますよ~。
ちなみに、彼の得意とするシャドーボックスのペンダント、ターコイズのネックレスと合わせていたお客様がいて、すごくかっこよかったです。
こんな感じ。

シャドーボックスは、すごく薄いシルバーを使う人が多いんですが、
サンシャインのものは重量感があっていいです。

絶景がいっぱい。

こちらは、[Canyon de Chelly]

発音を日本語にすると、「キャニオンディシェイ」です。
上から谷底までひたすら下って、30分。
帰りはひたすら登って、休憩しながら、1時間~1時間半。
以前、クラスターを作成しているZeita Begayに連れて行ってもらいました。

なぜか、こういうパーマのひと、多いです。
Zeitaのクラスターは、ファンも多く、以前は自分たちが工房で作り方を教えていたそうです。色々な人にシルバーワークを教えることで、人々が手に職をつけ、村全体がよくなっていくこともあります。
ところで、アリゾナ州にある「セドナ」はパワースポットとして知られていて、お正月に芸能人が訪れたことでかなり有名になりましたよね。
最近、日本で、アリゾナ州、ニューメキシコ州近辺の観光スポットがかなりブームになっているな~という感じがします。
新しい観光本やエッセイが続々発売されているし、CMの背景に使われていることも多いです。でもでも、まだ観光本に載っていない知られざる絶景がたくさんあります。
観光地化されるのをいやがるインディアンがすごく多いので、自分たちだけの秘密にしている人がたくさんいます。
外に出ていると、こんな夕日によく出会います!
朝焼けもきれいです。

でも今日は「通勤ラッシュ」というものを目撃!
運転中だったので写真は撮れなかったのですが、町の中心部に向かう高速がものすごい量の車で埋め尽くされてました。5車線ぐらいあるのに、渋滞。
中心部からちょっと外れたところに住む人たちは、仕事のために中心部へ向かうんですね。
やっぱりどこの国も同じ!でも日本のラッシュにはかないませんね。。。

ホワイトインディアンネーション

日本でも雪が降ったそうですが、こちらも極寒。今朝は、マイナス7度!
乾燥地帯なのですが、よく雪が降ります。日本みたいに溶けやすいべちゃべちゃっとした雪ではなく、よく積もるさらさらした雪です。
毎年だいたい10回ぐらいは必ず雪が降るのに、雪が降るとよく道路が閉鎖したりします。
なんともインディアンネーションらしい・・・。
↓前回降った雪。

インディアンがよく乗っている、「ピックアップトラック」です。
人をいっぱい乗せられるし、何といっても冬の間はマキをたくさん運べます!!
これ、かなり大事です。みんな家にはまきストーブがあり、夜は家の煙突からもくもくと煙が出ています。日本でもちょっとしたブームになりつつありますよね。
話は変わりますが、私たちがよく使っている「インディアン」という言葉は、偏見や差別の意味を含んでいるので、最近ではよく「ネイティブアメリカン」という言葉が代わって使われています。
でも現地に長くいると、結構「インディアン」という言葉を使うことが多いです。
人々は自分たちのことを「インディアンだ」と言うし、ジュエリーは未だに「インディアンジュエリー」だし、本人たちはあまり気にしていない様子。
大きなショーなどだと、「ネイティブアメリカン」という言葉がよく使われています。その方がよりフォーマルな場で使われる言葉、といった印象です。
なので私たちも「インディアン」という言葉をよく使っています。
ちなみにネーションとは、日本語にすると国家とか共同体とか部族の住む領域のこと。

うーん、何にもないけど、空の色が美しい!

Happy New Year★2010

遅くなりましたが、新年の御挨拶、明けましておめでとうございます。
アメリカらしい新年を迎えたく、近くの街に出てカウントダウンに参加してきました。
お祭り気分の中、インディアンの食事にはめったに出される事のないお酒を飲んでいい気分でした。
アルコール中毒の多いインディアンの間では、飲酒はあまりいいものとされておらず、断酒をするインディアンが大変多いです。ギャラップでは日曜日になると、どこもかしこもお酒売り場のシャッターが閉まり、お酒が買えないというルールまで存在します。
さて、インディアン達の新年はというと…
ナバホズ二は特に儀式もなく家族でゆっくり過ごすようで、
サントドミンゴホピでは新年のセレモニーが連日あったようです。
クライアントの一人でもあるホピのチャールストン・ルイスに誘われてはいたのですが、雪の残る中ホピへの急こう配な坂道運転は怖い!と思い丁重にお断りしました。
私達と彼との出会いは偶然でした。
道に迷って訪ねた家が偶然にもチャールストンのお母さんの家だったのです。
『息子もシルバースミスなのよ。』と紹介され、現れたのが彼だったのです。
よくよく見ると家の中に彼の写真が飾ってあり、若かりし頃のハンサムなチャールストンの写真が見れました。ここだけの話、チャールストンは高校のプロムキング(パーティーの中で一番かっこいい人に与えられるもの)だったようです。
昔やんちゃだったのでは?と思わせる彼の工房は、お父さんになった今もどことなく男くさく、バンド活動もしてる音楽の趣味が垣間見れたりしました。
ロックな音楽が彼の作品にも影響しているんだな、と実感したのを覚えています。
これが彼の作品です。


このサンフェイスとフェザーのコンビデザインが彼の代表的なモチーフです。
どことなくマジックでイラストをかいた様なタッチが私は好きです。
自身のデザインには自信を持っているようで、今後ジュエリー以外の展開も考えているようです。音楽にしろ、アーティスト気質なんですね。
今後はというと、彼らしいちょっとワルいロックなアイテムを頼んでいます。
他のホピのアーティストとは違ったテイストは彼の持ち味です。
かっこいいホピのアイテムをお探しでしたら、チャールストン・ルイスが是非おススメです!!

インディアンとトレーディングポスト

先日はクリスマスを挟んだハッピーホリデーでした。
ウォルマートでさえ閉まってしまうこのハッピーホリデー!インディアンの街もクリスマスムードで、イルミネーションで飾られた家々がキレイでした。
日本では恋人達のクリスマスのイメージがありますが、こちらではクリスマスは家族で暖炉を囲んでディナーをとり、プレゼント交換といった感じのようです。
なので、クリスマス前はなにかともの入りで、普段はのんびりのインディアン達も仕事熱心です。
最近ではインディアンの中にもクリスチャンに改宗する人達も多く、そうでない人達もクリスマスには好意的なようです。
さて、本日はインディアンの街の紹介です。
ルート66といえば、バイカーにダイナーそんな風景を思い浮かべるかと思いますが、インディアンジュエリーを扱うトレーディングポストもまた一風景です。
トレーディングポストとインディアンの付き合いは長く、インディアンはラグなどの織り物を、ここで食べ物や衣服をなどに交換して日常品を手に入れてきました。
そして、自身の財産ともいえるジュエリーを担保にお金を借りたりもできました。
大抵は決まった期限がくると店から連絡を受けインディアン達が取り戻しにくるのですが、そのまま持ち主が現れない場合は質流しとなりお店に並べられました。それが、PAWNジュエリーと呼ばれるもので、コレクターの根強い人気があります。
こちらは旧ルート66沿いにある老舗のリチャードソン・トレーディングポストです。


カウンターの中にのぞく質の札のついたジュエリーの数!!お店に簡単には並ばないすごいジュエリーがあるのでは??と期待してしまいます。
ジュエリー以外にもラグ、馬のサドル、カチナなど様々なものが並んでいます。
店内は古い商品の独特なビンテージのにおいが立ち込めています。
驚いたのが、このホワイトバッファローのはく製!!

およそ3mもある巨体なはく製は圧巻です。まさかホワイトバッファローの本物を見られるとは思いませんでした。
しかし、インディアンにとって神聖ともいわれるホワイトバッファローをこんな事をしていいのか??
というのも、通常バッファローは茶色く、ホワイトバッファローは何万頭に一頭かの確率の非常に稀な品種なのです。
そして、ラコタ族には次の様なホワイトバッファローの伝説が残っています。
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その昔、飢饉で部族の危機にさらされたラコタ族の酋長は戦士を旅に出したそうです。
そして戦士は白い服を着た美しい女性の姿をした精霊に出会いました。神がかりなパワーを持つその女性を村に招待し、代わりに聖なるパイプ貰い、天と地をつなぐ祈りの教えを得たそうです。
その女性は部族を去る際にホワイトバッファローに姿を変え、また地上に調和と平和が必要になった時に戻ると約束したそうです。
ラコタの人々は神からのメッセージを伝えたその女性をホワイトバッファロー・カーフウーマンと呼び、今でも白い服は特別な意味を持ちます。
全ては一つである…ラコタの人々は何万頭に一頭といわれるホワイトバッファローが生まれた時、また世界がまとまる時が来た!と信じています。
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インディアンジュエリーでも“ホワイトバッファロー”と呼ばれる石があり、これは採掘量の少ない事から、希少なホワイトバッファローになぞらえて名づけられたものです。

この石を眺めていると、ラコタのこの伝説を思い出し、なんだか特別なパワーを秘めた石のように感じてきます。

ビズビーターコイズ

『スーパーブルー!』『ブリリアントブルー!』このターコイズの美しさを表現するとき、よく使われる言葉です。今回はそんなうっとりする様な青い宝石、ビズビーターコイズのお話です。
アリゾナのビズビー近郊にあるビズビー鉱山は、全米で最も有名なターコイズ鉱山の一つです。1950年代にフェルプス・ダッジ社によって銅の採掘の際発見されました。すでに採掘しつくされたと考えられているビズビー鉱山は、現在は閉山されており、奇跡でも起きない限りは新たな鉱脈を発見するのは不可能だと言われています。
今では鉱山主、長年収集を続けてきたコレクター、当時働いていた抗夫などが所有しているビズビーが少しずつ市場に出てくる、という具合で、入手は大変困難です。
写真をご覧ください。こちらは私達がアーティストにオーダーをする時に使用しているビズビーです。石の内側から光っているように見える青色は、宝石の輝きです。
●スーパーブルー!!

ビズビーには、他のどのターコイズとも違う、特徴的な美しさがあります。まるでドロップキャンディーの様な、鮮やかで、深い青。思わず見惚れてしまいます。
上の写真のような発色を持ちながら、同時に高い硬度を持ち、きめ細かい蜘蛛の巣状のウェブをもったビズビーはとても希少とされています。
●スモーキービズビー

お次はこちらです。上の写真のようなタイプのビズビーは、赤茶色の薄いヴェールがかかった様な色合いが特徴です。
スモーキービズビーと呼ばれていて、非常に高い人気があります。私個人は、奥ゆかしさのあるこのスモーキービズビーが好きです。
そして、下の写真の様なビズビーは、超ハイグレード、そう簡単には手に入りません。鮮やかな青に、樹枝状のチョコレート色のマトリックスが入ります。希少である事は必ずしも、美しいから、という基準で付けられるわけではありません。ですがこのビズビースパイダーウェブは、一見の価値アリの美しさを持っています。
●ビズビースパイダーウェブ

ビズビーならどれもハイグレード、というわけではありません。私達が取り扱っているビズビーは、じっくりと時間をかけて探し出した、厳選されたターコイズです。手に取った人が、一生の宝物として何時までも身に付けられるジュエリー。そんなアイテムをご紹介出来るように、入手困難なハイグレードビズビーを一つ一つ厳選してアーティストに渡しています。
収集家も多いビズビーターコイズ。年々入手が困難になっているプレミアムターコイズです。際立った美しさを持つビズビーは、きっと身に付けるたびに、時別な気分にしてくれるはずです。

サンシャインリーブス ナチュラルハイグレードビズビー バングル
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人を幸せにするジュエリー

お金は重要ではない。お金は使えばそれで終わりだ、だが美しいものは必ず残る。
これはサントドミンゴ族カルヴィン・ロヴァトの言葉です。
今回は彼の作品についてのお話です。サントドミンゴ族は、ヒシネックレスで有名な部族です。石や貝などの素材をカットし、ビーズにしたものを繋げて作ったネックレスをヒシネックレスと言います。私は写真の様にペンダントを通して使う事もありますし、シンプルにチョーカーとして身につけたりもします。

こちらはメロンシェル。彼の作品でよく使われる素材の一つです。
カルヴィンは全てのビーズを一から自分で制作するところから始めます。素材も多種多様、ターコイスはもちろんのこと、ジェットやサンゴ、サーペンタインなどの天然石や様々な種類の貝を使用します。

これら全ての素材を薄い四角形に、慎重にカットします。まずここで驚くべきことは、彼の作品に使われるビーズは、全て平行にカットされているという事です。平行にカットされたビーズは、実際ネックレスにして身に付けた時、非常に滑らかなカーブを描きます。これはとても重要なことであり、同時に他の作家との大きな違いです。並行でないビーズを、カルヴィンがジュエリーに使うことは決してありません。

その後四角い状態のビーズに穴をあけ、ワイヤーに通します。丸く滑らかなビーズになるまで、カルヴィンが納得いく最高の状態になるまで、何度も何度もグラインドをします。天然の素材を使用するカルヴィン、作業の途中でビーズに亀裂が入ったり、掛けてしまう事も良くあるそうです。
サントドミンゴのヒシネックレスをみると、そんな作業途中のハプニングの軌跡が見てとれます。注意深く観察すると、ネックレスのなかに、少し欠けているビーズをちらほらと見つけることがあります。
ですが、ここでもカルヴィンは絶対に妥協しません。少しでもビーズに傷がつくと、手前までのビーズを全てワイヤーから外し、傷ついたものだけをを取り除きます。ビーズに傷がつくたびに、これを何度でも繰り返し、完璧な状態のものだけが彼のネックレスに使われるのです。この徹底した制作へのこだわりは、尊敬に値します。

使われる天然石や貝の色の選択も抜きん出ています。兎に角実物をご覧ください。
彼が自然の中で発見した配色、サントドミンゴの四季のなかで感じてきた色の移り変わり。目に映る全てのものから色彩のヒントを得ている、というカルヴィン。今年のインディアンマーケットではなんと琥珀を使い、他の誰も真似する事の出来ない素晴らしい作品を出展しました。琥珀が光に当たるたび現れては消える色彩。琥珀の、動きのあるその色の美しさは圧巻です。マライカのオンラインショップでも、彼の琥珀を使ったヒシネックレスをご用意させて頂いております。

カルヴィンは決して急ぎません。これが特別なものなのだということは見てもらえば必ず理解してもらえる、そう信じているからです。決して焦らず、贅沢過ぎるほどの手間と時間をかけて作品を作り上げます。
日本であなたの作品を身につけることになる人たちにメッセージを届けたい、とリクエストしたら、こんな宝物の様な言葉を貰うことが出来ました。
『こういう人間がいたという事を覚えておいて欲しい。
たとえ悲しいときでも、あなたの心が軽くなりますように。身につけるたびに嬉しさや喜びを思い出せますように。
その為に美しいものを生み出そうと努力した人間がいた事を。あなたの幸せを願った人間がいたという事を。』

カルヴィン・ロヴァト 彼の工房にて

ナンバーエイトターコイス

ナンバーエイトターコイスは、人気レア度ともに高い希少なターコイスの一つです。
淡青色の石に走るウェブは黒~茶色、金色まで色の幅があり、淡く非常に繊細な色彩が大変美しいターコイスです。石の色は、淡青、淡緑から濃紺のものまで存在します。

ネバダ州にあるこの鉱山はもう枯渇したと考えられており、多年にわたって産出がなされていません。またナンバーエイトターコイスは産出されたターコイスの塊の巨大さでも大変有名です。1954年6月23日、150ポンド(約68キロ)もの重さを持つ塊で発見されたナンバーエイトは宝石品質に値するとまで評価される程美しく、硬度も兼ね備えたターコイスでした。
ナンバーエイトは最高のテクニックをもつアーティストが、その作品に使用するにふさわしい、まさに宝石のようなターコイスです。
写真をご覧ください。
こちらは今私たちが扱っているハイグレードのナンバーエイトターコイスです。
ナンバーエイトでハイグレードと聞けばライトブルーに金色のウェブ、とお思いになるかもしれませんがこのターコイスもまた、驚くほど様々な表情を持っています。

このブラックのウェブの入ったものや、細かくぎっしりとウェブが張りめぐらされているナンバーエイトには、なかなかお目にかかれません。時にランダーブルーのような非常に色の深いナンバーエイトにも出会う事がありますが、表面の質感はやはりナンバーエイトそのものです。濃紺のナンバーエイトも非常に珍しいです。

そしてこちら、淡青、淡緑のナンバーエイトも不動の人気をもつ強力なアイテムです。

色の薄い石は、ターコイスに限らず、スタンプワークの迫力、シルバーの金属的な色味に負けてしまい易いのですが、ナンバーエイトは甚だ別格です。クラシカルなこのタイプのナンバーエイトは男性に限らず、インディアンジュエリーを今まで試した事がなかった女性の方にも高い人気があります。石の美しさ、繊細さに目が留まって興味を持たれた、という方、多いのではないでしょうか?
マライカのオンラインショップではターコイスのページはもちろん、各アーティストのページでも数多くのハイグレードナンバーエイトを使用したジュエリーをご紹介させて頂いております。オールドスタイルの作品に良くマッチした宝石の様なターコイス。繊細な色彩とナンバーエイトのブルーの発色は、私達日本人の肌に良く映えます。是非お試しください。

●Delbert Gordon作 ナチュラルナンバーエイトバックル

女性に大人気、Zuniのインレイジュエリーたち

インディアンジュエリーに興味を持ったきっかけが、ズニ族の可愛いインレイだった、という女性は多いのではないでしょうか。インレイとは、石をカットしてはつなげ、カットしてはつなげ、を繰り返しながらモザイク画の様に表現する技法です。日本でも樹の皮を切り絵の様にカットして張り付ける寄木細工という伝統工芸がありますが、それの石ヴァージョン、といったところでしょうか。
早くから彫金技術を手に入れたのはナヴァホだ、と言われています。ですがこのインレイの文化自体は紀元前からズニ族が用いていた技法で、彫金を学んだズニ族が、シルバージュエリーに活用したまでの事、ズニ族のインレイ文化はこの数百年で起こったものではありません。陶器などの表面に、ターコイスでまさにモザイク画されたイヤリングなどが発見されており、太古の昔から装飾技術として用いられていたのです。
現在ではジュエリーに見られるインレイの種類も多種多様です。彫刻の様に立体的なスカルプチュアルインレイ、シルバーの中に埋め込んだフラットインレイ(エッチングインレイとも呼ばれます)、石と石の狭間にシルバーがあるチャンネルインレイ、シンプルに石どうしを繋げたソリッドインレイ。どれも大変な手間と経験なくしては出来ない、素晴らしい芸術品です。この細やかな作業と正確さは、日本人には堪らないものがあります。
こちらはS&E Guardianのフラットインレイバングルです。鳥は天からのメッセージを運んでくると信じられています。

モチーフも様々です。幾何学的な模様、動物、植物、カチナ。あらゆる世代の方がご自身に合ったデザインを見つけて頂けるバリエーションの豊富さ、これも人気の一つです。
マライカでは時計やペンダントヘッドを贈り物としてお求めになるお客様が大変多く、私も自分へのご褒美に、と理由をつけては購入していました。
ジュエリーの表面に様々なモチーフがまるで絵の様に表現されているアクセサリー。インディアンジュエリーの好き、嫌いを超えて女性には大変人気のあるジュエリーです。

上の写真の様に黒、白、黄、赤、青の色遣いで表現されたインレイのジュエリーもよく見られます。これは6つの方向を表しています。北→黄、南→赤、西→青、東→白、黒→下、以上全ての色を持ったマルチカラー→上となり、またこれらの色はズニ族のキヴァ(宗教的なグループ)にも深く関係しています。ズニの全ての人々がそれぞれのキヴァを持ち、キヴァはそれぞれ上記6パターンの色で分かれています。
一見可愛らしいジュエリーにも、様々な思いやメッセージが詰め込まれていると思うと、身につけるだけで心が強くなったような気がします。

シンプルなコーディネイトにさり気無く身につける方、スーツの袖からちらっと見える程度に時計をされる方、身につけ方は自由です。また、写真の様なフォークロアがお好きな方にはさらにおススメです。
マライカ各店では一点物の可愛らしいインレイアイテムを沢山ご用意しております。
複雑なルーツや知識はさておき、まずは綺麗だな、可愛いなと感じたものを手にとってみて下さい。ほんの小さなジュエリーにも、それを作った作家の歴史や思いが込められています。本格的なジュエリーは、普段のお洒落をもっと楽しむための大切なスパイスです。