年末にインフルエンザを発症して師走にダウンしていましたが、無事復活しました。
今年もアメリカ駐在ブログを読んでいただきありがとうございました。
来年もまた、新しい情報をもっとお届けできるようにがんばります。
YouTubeの方も着々とアップしています。
マライカのインディアンジュエリーやアメリカ雑貨買い付けのバイヤーブログ
年末にインフルエンザを発症して師走にダウンしていましたが、無事復活しました。
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こちらニューメキシコ州では毎日氷点下で、クリスマスには大寒波が来るとの予報。
アメリカのクリスマスはどこもかしこも街はすっからかんになる唯一の日ですので、買いだめをして家に引きこもりたいと思います。
クリスマスもそうですが、年末になると自分へ何かご褒美を買いたくなりますね。
オリンピックイヤーの前年、2019年にこれをご褒美として買った、とちゃんと自分でも覚えておけそうな分かりやすい年でもあるので、大物を買うお客様も多いです。
年末年始に時間ができたら、少しだけ時間を自分のために使ってお店へ出向き、店員さんと話しながら試着しながらジュエリーを選ぶ。
いつも取ることができないその時間を取るということだけでも、すでにご褒美ですよね。
少し小さめのサイズやいつもとは趣がちがう作品もたくさん入荷しています。
あっという間にサンクスギビングデーが終わり、すっかりクリスマスムードのアメリカ。これから師走が始まります。
12月、2019年の締めくくりですね。
ハンドメイドのインディアンジュエリー、ギフトにおすすめのインレイジュエリーがオンラインショップに揃いました。
「ストーンウィーバー社」の作品。
「石を織る」と名付けられたこの会社では、スタッフ全員ネイティブアメリカンを起用して、それぞれの得意な分野を生かしながら一つの作品を作っています。
インレイのジュエリーの最大の欠点は「石が取れてしまうことがある」ということ。
それをオーナー自ら、「ジュエリーを投げて床に落としても石が取れない」ということを証明するほどそのクオリティには自信があるジュエリーたちです。
工場のような場所で作るインディアンジュエリーに賛否する人たちもいますが、一番の目的は「クオリティを管理する」こと。
そのためストーンウィーバー社のジュエリーには、ストーンウィーバーのロゴではなく、石のデザインをしたネイティブアメリカンアーティストの名前が刻まれています。
アメリカでは非常に人気がある質の高いインレイのジュエリーです。
時間がかかるインレイワークの作品だからこそ、長い時間楽しめるようにシルバーの部分の重量感にもこだわっています。
人気のアジャスタブルタイプのリングも入荷しています。
色味、デザイン、サイズ、すべてが一点ものなので「選ぶ楽しみ」と「出会えた時の喜び」はこの上ないのがインレイジュエリーの醍醐味。
スタイルに合わせて色味の中から選ぶ、「石の織り」を楽しんでください!
インディアンジュエリーのイメージって何でしょうか。。。
ファッション
カッコいい
オシャレ・・・・
実はどちらかというと、現地では「伝統工芸」という役割が強いんですよね。
知れば知るほど、伝統(トラディショナル)という言葉を感じるのがインディアンジュエリー。
でもオシャレ、だから私たちはその魅力に惹きつけられるのだと思います。
知れば知るほど奥が深く、一つ一つのジュエリーに歴史があることがわかります。
たくさんのアーティストがいて、たくさんの作品があるのですべての商品についてすべての背景を説明することはできず、その意味や背景を作り手があえて説明しなかったり、作り手も知らずにつくっていることもあります。
「インディアンジュエリーの背景というものを確認」という意味でぜひ下の動画を見てみてください。
モノがあふれる今の世の中で、「真似して作ること」と「伝統を継承していくこと」は全然違うことなのだと改めて感じることができます。
※日本語字幕もありますので、日本語字幕をオンにしてくださいね!
少しずつアップしていくと思います。
チャンネル登録もお願いします!
ニューメキシコ州では毎朝氷点下を記録しています。
サマータイムが終わり、5時を過ぎると暗くなって急に冬が訪れました!
しかも、あたりはすでにクリスマスへのカウントダウン。アメリカのクリスマス商戦はすごいです。
冬にはシルバージュエリーが似合います。
たくさんのシルバーメインのジュエリーが新着で入荷しています!ギフトも早めに手にしておくことをお勧めします。
こちらはハーヴィーメイスの娘さん、デニスメイスの作品。
燻しをかけず磨きだけで仕上げてあるのでとてもとても上品で、でもフック部分にはしっかりとプチフェザーがデザインされています。
フック部分で長さを調整できるので、短めでも、長めでも、そのままのチェーンだけでも楽しめる作品。
三面スタンプの厚みのあるシルバーバングルBY ペリーショーティも入荷。
ゲーリー&エルシーヨヨキのペンダントも色々なデザインを入れることができました!
メイズもあります。
アーロンアンダーソンのストレートタイプのバングルも数デザイン入荷しています。
寒い日に少しヒヤッとしたシルバーを身に付けて、体温とともにぬくもりを感じていくその瞬間もまた楽しいですよね。
セーターをまくったときに見えるシルバーバングル、たまりません。
昨夜はハロウィンでした!
寒気が押し寄せていてかなり寒かったので今年は少し仮装の人たちが少なかった気がします。
ちなみにマライカインディアンジュエリーのツイッターではかなり面白いツイートを日本の担当がしてくれてますので、ぜひフォローしてくださいね。
ちなみにこちら、世界最強の糸を生み出すクモの記事。
スパイダーウーマンは現代でも私たちに織物の技術を伝えてくれているのです😆グラフェンの水溶液をクモに吹きかけると、そのクモは世界最強の強度をもつ糸を生み出す(wired2015)
➡️https://t.co/RTs3aMlAUb#インディアンジュエリー #蜘蛛 pic.twitter.com/IgcHw9fogu— MALAIKAインディアンジュエリー (@MalaikaOnlineIJ) November 1, 2019
マニアックで面白い!!
さて、そんなツイッターでも新作を紹介しているDan Jackson。
スパイダー→ナバホラグ→ダンジャクソン
という流れなのですがこのつながりが分かる方はかなり通ですね。
インディアンジュエリーは世代が広がり、親子で着ける方も多く見かけるようになりました。ダンジャクソンの作品はまさに、親世代の渋みを帯びた、年輪を重ねた大人の人々にぴったり。
一言でいえばエレガント。
ダンジャクソンの人柄も素晴らしくて、まさに年輪を重ねた人だなといつも思います。
だからこそこのエレガントさが出せるのだとも思います。
これからの季節に、ギフトシーズンに、お正月の正装に、「気品をまとう」装いができるジュエリーです。
本格的な冬がやってきそうなニューメキシコ州。週明けにはどうやら雪が降る様子です。
さて、来週はハロウィン。日本でも盛り上がっていますでしょうか。
ハロウィンにちなみ、今日はインディアンジュエリーにもよく出てくる「クモ」について紹介します。
「スパイダーウェブ」はターコイズのマトリックスの名前としても使われ、クモというモチーフそのものがネイティブアメリカンにとって少し特別なものなのかなという想像はあるかと思います。
スパイダーウーマンとして神話に出てくるナバホ族のクモは、人々に織物と農業の技術を教え、多くの伝説や民話に登場して「一日を救い」、無実を守り、世界の調和を取り戻します。
この伝説上のスパイダーウーマンがナバホ族の女性に織物を教え、だからナバホ族の人々は織物で生計を立てることができるようになったと言われています。
一方でホピ族の神話に出てくるクモは、スパイダーグランドマザー(祖母)として登場して、「良きものの象徴」とされています。
クモの形をしているときはホピ族のキヴァの地下に住み、 彼女が必要とされるときはアドバイスをしたり、薬の治療法を提供するなど、多くの方法で人々を助けました。
クモはナバホ族、ホピ族ともに女性に結び付いています。
ジュエリーは文字がなかった時代にストーリーを刻む方法でもあったという伝統をモチーフから考えさせられますね。
密かに注目はこのエジプシャンターコイズ。先日のアーロン作品にもありましたが、今アメリカ国内の視線を集めているよう。
何せ古代エジプトから連綿と続く歴史あるターコイズ鉱山。➡️https://t.co/XqnEiJtHES#インディアンジュエリー #ターコイズ #エジプト pic.twitter.com/p9sKxYh91b
— MALAIKAインディアンジュエリー (@MalaikaOnlineIJ) October 9, 2019
先日のツイートでのエジプシャンターコイズ。
古代エジプトのターコイズ、枯渇していたと言われていた時代を経て、2015年ごろから再び出回り始め、現在ではかなり高級なハイグレードのナチュラルのカボションも見かけるようになっています。
エジプトで儀式などでターコイズが使われていたというのはとても有名ですね。
ネイティブアメリカンにとって現在も儀式やお守りとして欠かせないターコイズ。
銅鉱山などが開拓される前、ネイティブアメリカンの人々が儀式に使っていたとされるターコイズは主に、ニューメキシコ州セリリョスとアリゾナ州のキングマン付近だったそうです。
1000年以上も前、メキシコのネイティブであるマヤの人々とターコイズやコーヒーをトレードしていたネイティブアメリカンの人々。そこでも現在のキングマン付近で採れたターコイズが使われていたそうです。
それは銅山なんかが入ってくるずっとずっと前。石でターコイズを採掘し、それを空の石、大地の石として儀式に使っていたという話です。
なんだか感慨深いものがありますよね。
キングマン自体は1880年代から銅山として大規模な鉱山となり街も発展していき、数々のオーナーを経て1960年代から現在のキングマン鉱山のオーナーが銅山とターコイズ採掘の契約を結ぶことで採掘を続けています。
キングマンの鉱山へのレポートは以前書いていますね↓
キングマンターコイズの特徴はなんといっても色々な表情。
ブラックスパイダーウェブ
同じキングマンでもターコイズマウンテンピット側から採れるもの。
グリーンのゴールデンマトリックスとか、ターコイズマウンテンと呼ばれて古いスタイルの伝統的なスタンプワークをするペリーショーティやエディソンサンディスミスはこの雰囲気の石が好きです。
同じキングマンでもイサカピークピット側から採れるもの。
パイライトや石英が入ることでもおなじみのイサカピーク。こういった雰囲気の真っ青なブルーのものは最近見かけることが少なくなりました。
ウォーターウェブと呼ばれるタイプ。
スタビライズドされたキングマンターコイズはクラスターやヒシネックレスにも多様されています。
いつも「キングマンターコイズ」一言で説明してしまいますが、採掘量が多く流通量も多いキングマンは、安定して手に入れることができる数少ないアメリカンターコイズです。