マライカならでは!のレア作品

春の天気は日本でも変わりやすいですが、こちらニューメキシコ州も寒くなったり暖かくなったり、雪がちらついたりTシャツで歩けたり、そんな毎日です。

ここニューメキシコ州ギャラップでは感染者数がとても減ったので、レストランの店内飲食が可になり、今週からついに、ズニの村の居住者のみという制限が外されます。でもこれも山あり谷あり。いつも通り気を付けて少しずつ状況がよくなってくることを祈るのみ。

 

さて、日本のインディアンジュエリー担当がツイッターの方でとても素晴らしく説明してくれたので、本日の商品紹介はそれをただまとめさせていただきます!

出来上がったときには、これはマライカらしい商品だと本当に感激しました。

 

 

 

説明を追加させていただくと、このアフリカから渡った「トレードビーズ」は、18世紀ごろからネイティブアメリカンとも物々交換で取引されていたという記録があります。どちらかというとニューヨークなどの東海岸の方のネイティブアメリカンが多く手に入れていたようなので、ニューメキシコ州やアリゾナ州のネイティブアメリカンまで回ってくるのはとても少量でした。

でもたしかにホワイトハートなどのトレードビーズを使ったジュエリーは70年代のイスレタ族のジュエリーに見られたり、80年代、90年代もトレードビーズは普通に売られていたこともあり、少量だけどネイティブアメリカンに回ってきていたというのは事実。

そんなネイティブアメリカンが昔昔作っていたトレードビーズのジュエリーをリバグッドラックが「復刻」してくれたかのようなこのジュエリー。

様々な歴史が交差するストーリーのある作品です。

いつもとは違うインディアンジュエリーのおススメ

大寒波がやってきて再び雪が降り続いているニューメキシコ州です。

さて今日は、お客様からの相談でたまにある「いつもとは違うものがほしい」という視点でジュエリーを紹介してみようかと思います。

どうしても定番物や一点アーティストものの紹介が多くなってしまうのですが、今回は少し違う作風のものをご紹介します。

 

まずはスパイ二ーオイスターとターコイズ、オールドスタイルのシルバービーズをミックスした程よい幅の3連ネックレス。横にフラットなコーンで留めているので、首回りがもたつくことがないのがポイント。50センチとVネックでもTシャツでも合わせやすいサイズです。

細身のチェーンにプチペンダントなどの華奢系ジュエリーが好きな女性にぜひチャレンジしていただきたい作品です。

こちらはどちらかというとメンズの方にお勧め。

私だったらターコイズとかスタンプワーク好きの「ザ、ナバホ好き」の男性に敢えてお勧めしたい作品。

手法は非常に伝統的ながら、現代的でモダンな感じがあふれるこの作品。でもこのアーティスト、アルバートネルズはシルバースミス歴なんと40年。トラディショナルながらも今の時代に合っちゃうという、インディアンジュエリーの底力を感じる作品です。

こちらは結構前の作品になりますが、大きなスパイニーオイスターを使用したバングル。実はウィルソンビゲイは、アーロンアンダーソンの叔父。本当のお父さんもキャスト作家、義父ウィルフォードヘンリーもキャスト作家なんですね。

個人的にはこういう「絶対に全く同じものには出会えないであろう」という一点ものの作品にはめちゃくちゃグッと来てしまいます。しかもこのスパイニーオイスターの色、今はどちらかと言えば鮮やかな色味が好まれる中、この何とも言えない淡い色味を使っているというのもインディアンジュエリーの時代の変化すら感じる作品です。

次はナバホ族らしいこのピアス、かなりレアで手の込んだ作品です。

ネイティブカルチャーを知らない人であれば一体何?!っていうデザインですが、分かる人には一目で分かるデザイン。キヴァ、イーグルフェザー、コーン、そしてメサがハンドカットで刻まれたピアス。バングルやペンダントではなくてピアスというのも非常に珍しいと思います。

そして最後はこちら、ヘンリーサムのバングル。

この作風、「スネークアイ」(ヘビの目)と呼ばれる細かいターコイズを使った作品なのですが、このスネークアイの作品は今とても探している人が多い作風でもあります。以前はこのような小さいターコイズを市販で買える場所があったのですが、8年ほど前からターコイズの高騰と作業量が割に合わないことから、このスネークアイの作風は今では古いジュエリーにしか見ることができなくなっています。

ズニ族のニードルポイントやクラスターなど、ハンドカットのターコイズ物はみるみる少なくなっていくでしょう。

いつものシルバー物、いつものターコイズ物から一歩上のステップへ、なんとなくいつも同じようなものに目が行ってしまうという方にもおススメの商品紹介でした。

皆様くれぐれもお気をつけてお過ごしください!

バレンタインの贈り物

こんにちは、雪が降った先々週から一転して先週は少し天気が良く暖かくなりました。

昨日はスーパーボウル!アメフトの頂上決戦でアメリカが盛り上がった一日。

そしてここニューメキシコ州でもコロナのワクチンの供給が進んでいて、私も一回目のワクチンを受けることができました。

週末は知り合いの誕生日だったのですがドライブスルーバースデーと称して、ギフトを車から渡して食べ物とケーキをもらうというコロナ対策の誕生日会でした。

今週末はバレンタインデー。

何度も書いているような気がしますが、アメリカのバレンタインは男女関係なく、大切な人に花や手紙、ギフトなどを渡す日。

スーパーのカード売り場はこんな風にたくさんのバレンタインカードであふれています。

カップルや夫婦で少し豪華なレストランに行く日でもありますが店内飲食もできない今なので、皆さん色々と工夫して花を宅配したり、ギフトを早めに渡したりしています。

男性が女性にジュエリーを送るというのもとても一般的。

シンプルで普段使いのできるもの、キュートなモチーフのものなどが人気です。

 

 

緊急事態宣言下でなかなか外出も難しいかと思いますが、アメリカもまだ同じような状況ですので頑張りましょうね!

 

カルビンロバトのヒシ

今年2021年に、再びサントドミンゴ族のとても重要な役割を担うことになったカルヴィンロバト。

3,4年前にも一年間、儀式などの決定をしたりするとても重要な役割を担い、その一年間はほとんどジュエリーの仕事ができなかった時期がありましたが、今年は再びその役割をになうことになったそうです。

その前に、と仕上げてもらったオーダーがネットにアップされました!

 

ピアスの入荷はかなり久しぶりです。

ブレスレットも少し太めで一本でさらっと着けられるようなサイズになっています。

カルヴィンが、「ジュエリーができた後に家の中にある祭壇で作品をとおして人々に幸せが訪れるように祈りを捧げる」というのはご存知の方も多いと思います。

「祈り」をとても大事にするネイティブアメリカンの人々の中でも、カルヴィンロバトはいつも、世界の人々の平和と幸せを願いジュエリーを届けています。

カルヴィン自身も家族を何人かコロナで無くしていて、部族の中心として祈りを世界に届けることの重要性を私にも語ってくれました。「過去を振り返らず、前に向かっていつも笑顔でこれからの未来に向かって祈る」といつもカルヴィンは言っています。つれない顔をしていると、つれない未来しかやってこない。いつも楽しく笑顔でいれば楽しいことがやってくる、そう言っていつも冗談を言い笑わせてくれるカルヴィンのジュエリーは、本当にジュエリーを着けると心が落ち着くような、幸せがやってくるような気がします。

着けていると思わずずっと触っていたくなるヒシの滑らかさや、体温になじんで暖かくなってくる石の温度も理由かもしれません。

 

ド迫力の3点新入荷

新しい大統領となったアメリカ。ワクチンを受ける人が周りにどんどん増えてきて、できるだけ早くコロナ禍から抜け出せる日を心待ちにしていますがまだ時間はかかりそうですね。

こちらニューメキシコ州は寒波が到来し、昨日、本日と道が凍結しています。本来であればアリゾナ州で行われるツーソンのジェムショーに参加している1月末ですが、今年は4月末まで延期されています。

さて、そんな中気持ちを上げてくれるような3点がネットショップに入荷しています。

細身の物や着けやすいものの需要が非常に多かった2020年。そんなオーダーを繰り返している中、ダレルキャドマンが「最近こういう大きいの作っていないよね」といってブレスレットのシャンクを持ってきてくれたのがきっかけで完成しました。

この大ぶりモレンシはよく見るとグラデーションがかかっていて、さらに天の川が流れているようなロマンを感じる大粒のターコイズ。

まずはこのモレンシでバングルを作ってもらってから、あまりにも美しかったのでもう一点作ってもらいました。

 

 

デザインと仕上げを、あえて2点全く違う感じに仕上げてくるダレルの粋を感じます。

そして同じ時にアンディキャドマンもこんなバングルを仕上げてくれました。

大きい石の存在感のあるバングルは、いいターコイズが見つかりにくいのと、材料代が高くつくので最近は積極的に作る人がとても少なくなりました。

細身のバングルをさらっとするのもいいですが、個人的には幅広で存在感のあるバングルを一本すると一気に雰囲気が変わって気が引き締まる思いがします。

緊急事態宣言下でまだ開放感のない時間が続くと思いますが、美しいものを見たり、それに思いを馳せるだけで少し気分が変わるかも。

皆さんくれぐれもお気をつけて!

 

ズニの個性派ジュエリー

アメリカのニュースは連日すごいことになっていますが、ネイティブアメリカンランドでは相変わらずVSコロナの戦いが続いています。

ここに住んでいてまだコロナに感染していないことが奇跡に思えてくるぐらいです。

皆様、本当に気を付けてくださいね。

さて2021年、新着で出ていますズニのジュエリー。

こちらはヴァージニアクアムさんというズニの作家。

70歳を超えるおばあちゃん、少しずつ少しずつ作品を作っているヴァージニア。実はアメリカではレディースではなくメンズの人気が圧倒的です。

日本だとズニ族のカラフルな作風と言えばレディース人気が高い感じがしますが、アメリカのコレクターやインディアンジュエリー好きはこのトラディショナルなカラー(ジェット、コーラル、ターコイズ、シェル)のインレイを普段使いする人も多いです。

四色のトラディショナルインレイと言えば Don Dewa

厚みと高級感のある作風に丁寧なインレイ。見ているだけでもパワーを頂けそうです。

レディースにも人気のドンデワ。

デザインが特徴的で、アーティストとしてのプライドを感じるドンデワの作品は一つ一つが個性があります。

 

こちらはズニの新年をつげる「シャラコ」のモチーフ。

12月に行われるシャラコ、例年たくさんの人が訪れるこのシャラコのイベントは今年は近しい家族のみでの開催となっていました。

 

カラフルで元気が出るという以上に、これを手作りで作り続けているズニの人々に感謝をしたい気持ちになります。

 

 

 

ギフトにまだ間に合うオーガニックデザイン

クリスマスや年末までまだ少し時間がありますが、こちらアメリカでは今年はすべてがオンライン商戦のため荷物が殺到し、現在郵便局の配達が大幅に遅れています。

お世話になっている人たちへのギフトを満足に選んだり、一年の感謝を伝えるクリスマス会を開催したりことができないというのは何とも寂しい話ですが、今年はとにかく我慢の年。コロナ禍が終わり気兼ねなく集まれる日を待つのみです。

ギフトでこちらアメリカでもとても人気なのがこのアーティスト、スティーブイエローホース。

スティーブの作品は「オーガニック」という言葉がとてもしっくりきます。

アートというよりも、自然をそのままモチーフにして、余計な装飾をそぎ落としながらクリーンで合わせやすいスタイルを貫いたオーガニックデザイン。

こちらはすべて新入荷のものです。

さらっと身に着けやすく、とても自然に着けることができます。

エスニックやオーガニックな洋服にもとても合わせやすい作品です。

 

 

Jennifer Curtis x High Grade Stone

こちらニューメキシコ州は只今午後3時で気温二度。今日はすごく寒くて週末は雪が降る模様です。

まだコロナは落ち着く気配が全然ありませんが、少しずつ春に向けてオーダー準備などできるようになってきてようやく少し先を見ながら進められているような気がします。

さて、首をながーくながーくして待っていたジェニファーカーティスの石ものが、二年の歳月をかけて(笑)ようやく到着しました!

スタンプワークの定番が人気のジェニファーカーティス。石ものを作るのは自分の気分がよっぽどのっているときなので、ターコイズをのせた作品というのは非常に貴重。ましてや小さいペンダントなんて本当に本当によっぽど気分が乗らないと作ってもらえないのですが、すべてが首を長くして待っていた甲斐があったと思う傑作が出来上がっています。

見ていただいてわかるように、すべてがハイグレードかつ、1970年代から80年代のレアでハイグレードなターコイズを使用しています。

それをシンプルに飾るにふさわしいジェニファーカーティスのシンプルで重厚感のあるシルバーワーク。

ペンダントながらしっかりとした重さもあり、それでいてゴツすぎない仕上がりは本当にさすがの一言です。

もう二度と出会うことができないあろうハイグレードターコイズは70年代から80年代の一点ものなので、価格は安くありません。すべてが一生ものの作品です。

全部で8点。

キングオブターコイズ、ランダーブルーも一点入っています。

 

 

定番ジュエリーなんとかクリスマス前に間に合いました。

こちらニューメキシコ州、ロックダウンは解除されましたが感染者数は減らず、またいつロックダウンが再開するか分からないという師走。

でも!クリスマス一色になるアメリカはやはり少しだけ華やかで年末に向けて気分も上げて頑張っていきたいところです。

さて、なんとかクリスマス間に間に合った「ド定番」のジュエリーの再入荷をご紹介します。

インディアンジュエリーと言えばゴツイとか重いという印象をお持ちの方もまだいらっしゃいますが、そのイメージを一気に覆しながら、でも安っぽくない。

ハーヴィーメイスのイーグルフェザーバングルです。

6MM、9MM、13MMと幅が3つあるので、細身の好きな方や重ね付けしたい方には細め、一本でさらっと着けたい方はミドル幅、しっかりと主張したい方には13mmと、幅によって印象が変わる、とにかく万能なバングルです。

それぞれの幅で、シルバーのみ又は12金ゴールドコンビがあるので、スタイルの違う日本を重ねたり、左右に着けたりするのもいいですね。

 

そしてジェニファーカーティスのプチペンダント。

ジェニファーカーティスは実は最近ようやくコロナから復帰したのですが入院には至らなかったものの回復までに一か月半もかかったそうです。何よりも良かった。

そして、ブルースモーガンのバングルもようやく再入荷いたしました!

シンプルなラインも人気ですが、やはりこのダイヤモンドが入ったデザインは不動に人気。今年はバングルの需要が多そうですので、クリスマスギフトというテイで、ぜひ一年間頑張った自分にご褒美を。

 

ピアス一挙紹介

アメリカは11月後半からクリスマス一色になるところですが、今はショッピングモールもロックダウンでクローズ中。感謝祭もステイホームの雰囲気の中でなかなかクリスマス気分は味わえませんがネットショッピングでクリスマス気分を味わっています。。。

今日はあまり光を浴びることがないけれど、在庫があまり揃うことがなかったピアスを一挙公開します。

クリスマスギフトには最適なピアスたち。すべてハンドメイドのピアスです。

価格も様々なバリエーションがあります。

ちなみに、ピアスの穴が開いていない人もあきらめないでくださいね!

↓下のような「ペンダント型に丸フックが付いているタイプ」は、イヤリング金具に付け替えることができます。

ナチュラルキングマンピアス 12000円

ハンドメイドビーズピアス 38000円

ハンドメイドビーズのシンプルで味のあるピアス、個人的にも愛用しています。

サントドミンゴ、モザイクインレイピアス 8900円

細かい仕事ですがシルバー使いが少なめでほとんどシェルや石を使っているのでこのお値段。

ダレルキャドマンピアス 29000円

こちらも個人的に愛用している大きめのコンチョピアス。

スタンプワークピアス 38000円

最近人気のロングピアス。スタンプワークがほどほどで合わせやすいです。

 

アメリカでも即売するベネットのピアス 45000円

残り二点。

シルバー×ターコイズピアス 27000円

最近はあまり見ることができなくなった大ぶりの石のハンドメイドスタンプワークのピアス。

ロングスタイルのモザイクピアス 20000円

写真をクリックするとピアスの一覧に飛ぶようになっています。こんなピアスもあったんだーと思っていただける、かなりバラエティ豊かな品ぞろえになっています。