新入荷、レイアダカイ

HAPPY VALENTINE’S Day!!!

早朝にナバホ族の母にもらったお花とチョコレート。女性から女性にもギフトをあげてハッピーバレンタイン!!!っていう文化、素敵ですね。

 

さて、今日はレイアダカイの入荷のご紹介です!

 

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ナバホ族、ニューメキシコ州ギャラップ出身のジュエリーアーティスト。父Jack Adakaiは1960年ごろから長きに渡り活躍し伝統的手法で知られた名職人。父からシルバーを学んだレイは道具全てを自身の手で造り、ナバホの伝統的生活の中でジュエリーを製作しており、ファッション界でも多く取り上げられる独特の美学に満ちた作品を生み出している。

『Double Stamp』と呼ばれる両面スタンプワーク作品のシリーズが人気が高く、日本では特に注目度の高いアーティストである。

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表も裏もスタンプが入っていて、表にはバンプアウトが入っているという一見、え⁉って思うこのスタイル。

実はスタンプを施したシルバーの二枚重ねになっています。

最近ではインレイとのコラボワークも人気です。

 

これはヘアバレッタ。バレッタはかなり貴重だと思います。

素朴なスタンプワークがいいですね。

アーティストインタビュー「ダンジャクソン」

ラグデザインで定番人気となっているダンジャクソン。

御年76歳のベテランアーティスト、Dan Jackson。今年はもうリタイアだと言いながらも、コレクターの熱に押されまだ現役でラグパターンの人気ジュエリーを作り続けるダンジャクソン。マライカアメリカ駐在にとっても、オーダーがなくてもただお店に顔を出して世間話をしに来てくれる、アーティストを超えた存在です。

今日はそんなダンジャクソン氏へのアーティストインタビューを記録しました。(敬語は省いてフランクな形で訳してみました。)

 


アメリカ駐在

ダンジャクソン(以下ダン)はどうやってジュエリー制作の道に入ったの?


ダンジャクソン

すべて、父のJohn Nez Begayから習い、始めた。父は106歳まで生きたんだ!故トーマスカーティスやウィルソンジムも彼からジュエリーの基本を教わったんだよ。


アメリカ駐在

106歳!っていうと何年生まれ?


ダンジャクソン

たしか一番最後の娘が35歳の時に亡くなったから・・(電卓を手にして計算するダン氏)・・・・1877年!!


ダンジャクソン

その頃は、道具、銀のシートとか何にもなかったから、スクラップシルバーや銀貨を溶かして作る、今でいう本当のオールドスタイル。そこから学んだんだ。


アメリカ駐在

ダンも最初からラグパターンの今のスタイルだったの?


ダンジャクソン

いや、最初はシャドーボックスやカウボーイスタイルのエングレービングっていう表面に削ってデザインを描くジュエリーを作っていた。  

今のラグパターンでエングレービングしている技術はそこから来てるんだ。


アメリカ駐在

じゃいつからラグパターンのスタイルになったの?


ダンジャクソン

父が亡くなる前。母はナバホラグのウィーバーだった。そこから、父がラグパターンを作るようになった。父が亡くなる前に、自分にそのスタイルを継いでほしいと言われたんだ。

ナバホラグ
ナバホラグ

ダンジャクソン

実はラグパターンって簡単なようですべて自然が由来の深い意味があって、ここのラインははみ出てはいけない、とか、この形はこうでなければいけない、っていう決まりがある。母にそれを教わり、父にそれをシルバーに描く技術を教わった。


アメリカ駐在

そうなんだ、お父さん、偉大ですね。


ダンジャクソン

私の両親は本当にすごい人たちだった。父はモカシンを作る人でもあって、とても伝統的な暮らしをして、母はラグを織って、ものが必要だったらそのラグをトレーディングポストにもっていって食料とトレードしたし、羊を飼ってトウモロコシを育てていたから食べるものはあった。


アメリカ駐在

ザ、ナバホの生活ですね。他にお父さんの教えで引き継いでいることはありますか?


ダンジャクソン

父がジュエリーに関していつも言っていたことが二つある。 「Never Go Light」軽いほうに逃げるな。と、「Never make too much」多く作りすぎてはいけない。ということ。


ダンジャクソン

軽いほうに逃げるな、というのは銀(シルバー)を銅にしたり、ゲージを下げて薄くするということ。私は一番最初にジュエリーを作り始めたときから、シルバーとゴールド以外触ったことがない。ニッケルや銅では絶対に仕事をしない。そしてシルバーの値段が上がっても下がっても、同じ厚みで作り続けている。それは父の教えがあるからで、だからこそ長年使い続けることができる作品になると自分も信じている。薄いシルバーで価値の低いものものを作るのではなく、厚みを確保して家宝になるジュエリーを作る。


アメリカ駐在

なるほどー!すごい深い。


ダンジャクソン

多く作りすぎてはいけない。と言うのは、ジュエリーを作ってお金に換えるというのはあくまでも家族を養うための手段だということを忘れてはいけないという意味。多く作りすぎて、必要以上に多くのお金を手にする必要はない。私は毎年、インディアンマーケットに行くときは自分でたくさんの在庫を作って持っていこうと思うのだけど、どういうわけか、自分では例年19個、以上作れないんだ。これは父がどこかで操作しているに違いない(笑)  なんて冗談だけど、「作りすぎると自分に返ってくるから気をつけろ。」とよく言われたんだ。


アメリカ駐在

作りすぎると市場にあふれちゃって価値がなくなるってことを言いたかったんですかね?


ダンジャクソン

そうかもしれない、当時は今みたいに作家の名前とかが重要視される時代じゃなかったけど、「自分に必要な分を必要なだけ作る」っていうことだと思う。


アメリカ駐在

余計な欲を出しちゃいけないってこと?


ダンジャクソン

そうだね、それはナバホ族の伝統的な信仰でもある。お金を持つことは目的じゃなくて、本来はお金はただ家族を養うための手段であるべきなんだ。なかなかそれができないけどね。


アメリカ駐在

なんかすごい話が聞けました。このお父さんは、トーマスカーティスやウィルソンジムにもシルバースミスの道へのきっかけを作った人なんですよね?


ダンジャクソン

そう、アリゾナ州のDelconにいた唯一の腕のいいシルバースミスは僕の父だったからね。彼しかいなかったっていうのもある。彼らはその後独自のスタイルを作り上げているから、僕の「父に習った」っていうとどういう反応をするかは分からないけど、彼らはみんな僕の家族だし、少なくとも彼からの影響は受けている。


アメリカ駐在

そうなんだぁ。すごい、その後エディソンスミスとかジェニファーカーティスとかもすべてそこからスタートしているんですね。 ダンは自分のジュエリーの継承についてはどう考えてるの?


ダンジャクソン

娘二人はチャレンジしたことが何回かあるけど、根気がないからね。

ダンジャクソンのシルバーのカット前
ダンジャクソンのシルバーのカット前

アメリカ駐在

確かに、このジュエリーはモノスゴイ根気がいりますよね。。。でもぜひぜひ誰かに継いでもらいたいです!!


ダンジャクソン

僕はもともと父のラグデザインを継承したいから、このラグデザインにコピーライトをつけたんだ。甥っ子のトミージャクソンも本当はまねできない。でも時々してるけど(笑) それは家族を守るという意味でそうしたんだよ。僕のマネをしているジュエリーを見かけることがあるけど、ラグデザインの本当の意味を分かっていなくて、変なデザインになっているのを何回か見たことがあるよ。


アメリカ駐在

そうなんだ、ラグデザインの出どころはすごい深い話だったんですね。ダンの奥さんは今も伝統的衣装を作っているし、次回はDelconに行ってレポートしたいです。


ダンジャクソン

うん、雪が解けたらね(笑)

 

インディアンジュエリーのアーティストが「ブランド化」していく中で、「自分の必要な分を必要なだけ作る」を続けていくのは実は結構難しい時代に来ています。そんな真髄を聞くことができたインタビューでした。

ダンジャクソンの商品ページこちら

ダンジャクソンの作品
ダンジャクソンの作品
ダンジャクソンの仕事
ダンジャクソン

2019年も人気絶頂、サンシャインリーブスの新作とゴールデングラブ賞

サンシャインリーブスの色々なアイテムが入荷しています。

今年もまだまだ人気は続く、サンシャインリーブスの作品。今まですぐに売り切れてしまうのもあり定番商品の入荷が多かったのですが、その合間を縫って今までと違うアイテムにも力を入れてもらっていました。

 

 

 

コインシルバーのバングル
14金のスターリング
サンシャインリーブスのスタンプ

そして昨夜のゴールデングラブ賞!!!

受賞した「ボヘミアンラプソディ」に参加した、クイーンのブライアン・メイのボロタイが、ズニ族のもので、思わず巻き戻し、写真を撮る私。Yahoo ニュースにも出てました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190107-00000346-bark-musi

画面で見る限り、このApril Unkestine のボロタイバージョンだと思われます。

アカデミー賞、ゴールデングラブ賞はネイティブアメリカンジュエリーを探すのを楽しみに見ています。

↓以前はモーガンフリーマンが着けてましたね。

http://usa.malaika.jp/2016/01/15/%E5%84%84%E4%B8%87%E9%95%B7%E8%80%85/

チャールストンルイスの金アイテム

あけましておめでとうございます。

本年も、マライカオンラインショップ、店舗、アメリカ駐在ブログ、共々よろしくお願いいたします。

さて、ロングシープの写真から始めてみました2019年のアメリカ駐在ブログ。今年は30日から大寒波が到来し、大みそかには雪が積もり、さらにマイナス20度という世界でなかなかの厳しい年越しを迎えたニューメキシコ州ギャラップです。

さて、新年にふさわしいアイテムが入荷しています。

チャールストンルイスの新作。

厚みのある14金を渡して作ってもらったものです。

まずは、ホピ族の伝統的なデザイン。「ココペリとトウモロコシ」のリング。

過去には何回か金を使ったことがあるとは言っていましたが、10年ほど金の作品は作っていないということで、かなり本人が慎重になっていました。チャールストンは結構(見た目に寄らず⁉)まじめな人。なのでこちらが何も言わなくても毎回サイドのデザインの要望などを聞いてそれに合わせて作ってくれるのですが、今回は14金とあり、二日に一回は必ず電話がかかってくるぐらいの慎重度。

そして少し細めで、チャールストンルイスの人気デザイン、「フレーム」

厚みのある14金を使うというだけで値段がぐっと上がってしまうので、上がりすぎないようにどこに14金を使うかというのも打ち合わせをしました。

サンフェイス部分のみ、バチカンはシルバー。の今までになかったプチサンフェイスのゴールドコンビ。

作品を持ってきた次の日、「どう?日本のお客さんの反応は?」と電話がかかってきました!「日本に着くのはまだ先!」と苦笑いで返しましたが、それほど今回の14金作品の出来に自信があるということでしょう。

バングルも近々オンラインストアにアップされると思います。

年明けポイント5倍は今朝10時までとなっております!!!

7日間限定キャンペーン!

昨日は雪、今日も雪、のニューメキシコ州ギャラップです。

今日でアメリカ駐在も仕事納め。

しかし、日本ではまだまだ元日まで、毎日未公開のジュエリーを追加します。

さらにさらに!! 

↓七日間限定のポイント5倍キャンペーン!!!

↑さて、新作です。

エディソンサンディスミスにピースコインを渡して作ってもらったもの。9枚のピースコインを溶かし、ハンマーで伸ばし、さらにローラーで伸ばし、板にするところから作っています。

コインシルバーの質感を味わうために、「あえて、エディソンの得意なバンプアウトやリポウズを使わず、」スタンプはシンプルに、一見してエディソンの作品とはわかるか分からないか、ぐらいの感じで仕上がってとてもとてもバイヤー的に満足した作品。

それと一緒に、ずっとお願いしていたイーグルのペンダント。

ずっと「ペンダント欲しい」と言っていたのですが、言われたものは逆に作りたくなくなるのがエディソンの性格。本当の職人ってきっとそういうものなんだと思います。それでもずっと言い続けて最近は少しずつペンダントを作ってくれるようになりました。

これらの新入荷もすべて、ポイント5倍です!

壺、フェティッシュ、サンドペイントなど雑貨が入荷。

オンラインショップに、雑貨コーナーが出来上がっています!

長らくご紹介できていないフェティッシュや・・・。

(↓こちらもぜひ参考に)

ナバホ、アコマ、ズニ族などの壺が初めてオンラインショップに多数入荷!!

特にネイティブアメリカンの高価な壺というのは日本では扱っているお店はとても少ないと思います。小さなシードポットから大きなものまで、色々用意しました。色々な部族が作る壺は、日本の磁器を思い起こさせる様々なスタイルがあります。

サンドペイントも入荷しています。

(↓こちらにサンドペイントの記事があります。)



インディアン雑貨のコーナー、ぜひチェックしてみてくださいね。

ロンベドニーの新作

ブログのバージョンアップをしたら、何だかついて行けないぐらい急にアップグレードされてます。

クリスマス一色!

早くもクリスマスまであと2週間を切りました!

そんな中、今日は2018年最終の出荷作業に追われていました。

12月仕入れ

商品パッキング、梱包中。ちらちらと見えるこの感じ。これはほんの一部ですが、今回も今までなかった商品が盛りだくさん。お楽しみに!!

今日はその中の大物、先に見せちゃいます。

美しすぎる。。。。。

ロンベドニーの自信作。左はキングマン、右はキャンデラリア。

ロンベドニーは、実はキングマンターコイズがとっても好きです。自分で選ぶときは絶対にキングマンターコイズを選びます。

そしてこちらはNEWアーティスト。

ヘビーで、しっかりとした細工で、ハイグレードの石。こういう一点ものは装飾品という枠を超えて思い出のこもったの宝物となることが多いです。