ターキートラックターコイズ

珍しいターキートラックターコイズが入荷しています。
ターキートラックターコイズは、ロイストンイースターブルーなどの鉱山があるネバダ州トノパから東に約100kmのところにある鉱山からとれたターコイズの名前です。
1950年後半に渓谷で発見されたとても小さい鉱山で、発見された際その鉱山の下にあった鳥の足跡が七面鳥の足跡に似ていた為この名前が付けられました。小さい鉱山のため産出量も少なく市場で見かけることはほとんどありません。
ネバダ州、トノパはターコイズ鉱山がたくさんあり、以前はシルバーや銅山としても非常に有名な地域でした。現在はターコイズと銅の産出が産業ですが、以前よりも産出量は激減しており、ブルドーザーを使って掘り起こして選別してもほんの一握りしか採れないことも多いため産業として採算をとるには難しく、以前に比べると規模がかなり縮小しています。
鉱山を持っていても、その鉱山からの採算だけで生活している人はかなり減り、他の仕事をしながら時間があるときに鉱山に行き採掘作業をするという人が増えています。
もちろんその中でもまだターコイズに情熱をかけてトノパに住み続ける鉱山主もいます。
次にいいターコイズがいつ採れるか分からないので、鉱山主たちはハイグレードの石が採掘されても保存していることも多く、少しずつ信頼できるディーラーに売っていくことが多いです。
今回のターキートラックは、そんな鉱山主が放出してくれた石を購入したものです。
深い透明感のある水色に、赤~茶色のマトリックスが入っています。
非常に珍しい石なので、一見の価値ありです。

New artist ダレルキャドマン。

Darrell Cadmanのジュエリーが入荷しました!
ゲーリーリーブスサンシャインリーブスアンディキャドマンドノバンキャドマンの兄弟としてよく知られるダレルキャドマン。
彼はジュエリー作りが本当に好きで、いつも何か新しいデザインを持ってきてくれます。
スーパーで買い物をしているときにふとデザインが思い浮かんだりするので、いつでもメモ帳を手放さないと語っていました。
スタンプワークはもちろん、ワイヤーを使った細工と、裏から打ち出す細かいスタンプを使ったエンボス加工も非常に美しいです。
↓仕上げの磨きが非常に美しく、鏡面のような輝きを放っています。

近年白人トレーダーを中心とするインディアンジュエリー界では、いぶしのかかったオールドスタイルのジュエリーよりも、キラキラと鏡のように磨かれた現代的なジュエリーが人気になってきています。
でもでも、日本ではまだまだオールドスタイルの方が圧倒的に人気のようです。
彼の作品は、仕上げの美しさで白人トレーダーにも大人気。いろいろなところからのオーダーで大忙しです。
彼のジュエリーはオーダーを受け取るたびに、毎回新しい発見があります。「ここが新しいデザインなんだ!」「この仕上がりはどうか?」「このスタンプでピアス作ってみようと思うんだけどどうかな?」などといつも前向きで、本当にジュエリー作りが好きなんだなというのが伝わってきます。
今回の入荷はバングル2点。
これからも色々なアイテムが入荷しますので、ぜひチェックしてください!

ナバホの食生活。

強風が吹き荒れて、歩くのに前が見えない最近のニューメキシコです。
前日は夏のように暑かったのに、今朝は雪が降りました。日本にいると考えられない天気の変化に驚かされます。そんな変化の激しいところだからこそ、自然に身を任せるというネイティブアメリカンの教えが生まれたのかと思わされます。
さて本日は、フリーマーケットや地元のレストランでよく売っているナバホの人々の大好物、フライブレッドについてご紹介。
小麦粉にベーキングパウダーと水を混ぜ、少し塩を入れて混ぜた生地を丸く伸ばし、そのまま油の中へ。
こちらが揚げている様子↓

写真が暗くて分かりにくいんですが・・・・
手前の奥さんが持っているのが生地です。伸ばすのにコツがいります。
ナバホの伝統的食事スタイルは、
このフライブレッド(ひたすら揚げて積み上げておくそうです。)に、自分達でさばいて調理したマトン(羊は頭から内臓まで、すべて調理されます。)とグリーンチリをはさんで食べるというスタイルだそうです。日本人で言う、ごはんとみそ汁と焼き魚といったところでしょうか。
こちらが、よくフリーマーケットなんかで売っている、ナバホバーガー。
フライブレッドのハンバーガーです。

フライブレッドは、砂糖と蜂蜜をかけておやつにしたり、いろいろなものをはさんで食されています。ナバホ人々にとってのパンという感覚でしょうか。
こちらはナバホタコスといって、トルティーヤの代わりにフライブレッドを使い、レタス、トマト、マメ、タコミート、チーズをのせたナバホの人々が大好きなタコスです。

ニューメキシコはグリーンチリ、レッドチリともに香りがいいのでアメリカでも有名なチリの産地です。チリ中毒の人も多く、ナバホタコスには絶対!サルサをかけて食べます。
アメリカとメキシコとネイティブアメリカンの文化が食生活にもよく現れてますね。

Red Mountain入荷!

レッドマウンテンのペンダントが大量に入荷しました。
ネバダ州ランダー郡に位置し、ランダーブルーに近いような細かく濃いウェブが入ることで知られるレッドマウンテン。言うまでもなく入手困難な石で、アメリカのコレクターの人気も高いです。
今回入荷したものはコレクターから直接購入したもので、レッドマウンテンの中でも深く赤茶色のような色のウェブが美しく入っており、非常にグレードがいいです。
一見の価値アリですよ。

Gary Reeves クロスペンダント!

Gary Reevesのクロスペンダントが入荷しています。
ゲーリーのクロスは一つ一つデザインやスタンプの配置が違い、とても魅力的。
大きさもちょうどよく、石の感じもすごくよく出来上がりました。
スタンプの感じが違うので、男性にも女性にも使っていただけますよ。
シルバーのチェーンと合わせてTシャツの上にでもいいですし、長めの皮ひもと合わせてみると、ワンピースなんかにも合わせられます!

スタンプの組み合わせが一つずつ違うのは、その時のゲーリーのセンスでスタンプを押しているから、そして同じものだと飽きるからと本人は言っていましたが、毎日ジュエリーを作り続けているゲーリーにとって、新しい組み合わせをどんどん生み出して使っていくのが楽しんでジュエリーを作っていける理由なのかもしれません。
そんなゲーリーの趣味は、ゴルフとカジノ。最近、近くにカジノができたのでしょっちゅう行っています。もうVIP会員なんだとか。インディアンは本当にカジノが好きです。

ハードミュージアムショー

アリゾナ州、フェニックスで年に一回、ハードミュージアムという美術館で大きなショーが開かれます。今日はその様子についてご報告。
リゾート地としても有名なフェニックス。
そのダウンタウンにある美術館の敷地にテントがはられ、ジュエリーはもちろん、ネイティブアメリカンたちの様々なアートに携わるトップアーティストたちがブースを出して自分の作品を販売します。
毎年600人近い出展者が集まり、世界中からバイヤーや顧客が集まります。開場は8時半ですが、初日は早朝6時前から人気アーティストの商品を目指して会場待ちの列ができます。
来場する人たちの気合がかなり感じられますね。
人気アーティストの商品はすぐ売り切れになり、午前中でブースをたたんで帰ってしまったり、初日で帰ってしまう人も多いです。
それだけ、トップアーティストが自慢の作品を披露する場所であるということでもあります。
ジュエリーの他にも、絵やバスケット、ラグ、壺、カチナなど様々なネイティブアメリカンのクラフト作家たちが集まり、その美しさを競います。
ショーに来場する人たちも、インパクト大のターコイズボロタイだったり、ナジャだったり、自慢のジュエリーを身につけていてとてもステキな人たちばかり。お年を召した方がアーティストの商品を購入し、身につけて笑顔になっている姿は本当に幸せな気分になります。
アメリカではネイティブアメリカンの作品がこんなに生活の身近にあるんだなと感じさせられます。
今オーダーしているアーティストたちもたくさん出展していました。彼らにもいい出会いがたくさんあったようで、このようなアートショーは彼らのジュエリーがもっともっと世界に広まる素晴らしい機会だなと改めて感じました。
こちら、ショーの一部。

今後もまたまたステキなジュエリーが入荷しますので、お見逃しなく。

Gary Custer作サンドキャストのバングル

ゲーリーカスター作、サンドキャスティングのバングルが入荷しています。
砂で型を取り、その中にシルバーを流し込んでつくるサンドキャスト。
このゲーリーカスターのバングルは完成して磨きをかけた後、さらにスタンプを押してもらい、ターコイズとドロップをデザインしてもらいました。
コーンのモチーフを使うことが多いゲーリーカスター、ペンダントやピアスも同じくサンドキャストです。非常に意欲的で色々なショーにも出展しています。彼の作品は仕上げの美しさと、モチーフの個性で白人のトレーダーにも人気です。

Bisbeeペンダント入荷してます☆

人気、入手困難度ともにトップクラスのビズビーターコイズ。
ここアメリカでも、普通に市場に出回っているものはほとんどなく、あってもグレードがかなり低いものばかり。どこの石屋さんも、ビズビーは入手困難だといっています。
お客様からのお問い合わせも多い人気ターコイズ。
そんなビズビーターコイズのペンダントが入荷しました!
シンプルなデザインで作ってもらいましたので、合わせやすいですよ。

シルバースミスの毎日

今日はジュエラーの毎日についてご紹介します。
オーダーしているインディアンたちはインディアンの居住区に住んでいるジュエラーがほとんど。そのほとんどが普通の一階建ての長屋のような建物に住んでいます。
家族と一緒に住んでいるか、近隣に家族や兄弟の家があって頻繁に行き来するような、そんな家がほとんどです。
ナバホの住居として有名なホーガンは、住居として使う家庭は今ではほとんど見かけません。
敷地内にホーガンがあっても、特別な儀式のときに使われたり、時にはガレージ代わりに使われていたり、それでもホーガンはナバホの人にとって特別な空間であることに変わりはありません。
電気もガスも通っていないリザベーションの中の、ホーガン↓

今オーダーしているジュエラーたちのほとんどが男性です。彼らはジュエリーを作って売ることで生計を立てています。
彼らの奥さんはほとんどの家庭が働いています。学校だったり、レストランだったり。
一日中家で仕事をしていることが多いジュエラーは、日本でいえば主夫のような感じで、小さい子供の面倒を見たり、ごはんを作ったりする人も多いです。
なので子供の具合が悪いと仕上がりが遅くなったり、そんなことも多々あります。
意外に生活感のあるジュエラーたち。
たまたまお昼時に行くと、サンドイッチやハンバーガーを作ってくれたりします。
そんな生活感のある家の中の作業場で、みんなジュエリーを作っているんです。
こちらはサンシャインリーブスの作業場の様子。

女性に合わせやすいターコイズ!

ターコイズジュエリーは男性を中心に人気がありますが、女性の方にもぜひハイグレードのターコイズを身につけていただきたい!という思いで、華奢なチェーンにも合わせやすい小さめのペンダントや細めのリングも作ってもらっています。
特にナンバーエイトローンマウンテンを使用した、シンプルなペンダントヘッドはさりげなく本物を身につけられるサイズでオススメです。年齢問わず使っていただけて、石の美しさが分かるシンプルなデザインにしてもらいました。
ターコイズしてます!というアピールをしないので、普段でも使っていただけるハイグレードターコイズの作品です☆
結婚式の「Something blue」、何か青いものを身につけるといいという言い伝えもありますよね。
ゴールドのチェーンなんかに合わせてもステキです。
こちらはハイグレードローンマウンテンのペンダント。