ここニューメキシコにも夏のイベントが続々と開催されています。
ダウンダウンでは毎日のように2時間程の公開用のセレモニーが行われたり、一週間通してロデオ大会が開催されています。
今回はそのロデオの紹介です。
ロデオは北アメリカ発祥の家畜、主に牛や馬を使った伝統的なスポーツになります。
その種類は実に幅広く、
・暴れる雄牛や馬に乗ってタイムを競うライディング
・馬をどれだけ早く正確に走らせるかを競うレーシング
・乗馬しながら牛をロープ捕まえるローピング
などなど様々です。
今回私達をロデオのイベントに連れて行ってくれた、スティーブ・アルビソもローピングを趣味で行っています。
彼の練習してるローピングは二人一組で乗馬しながら縄で牛の角と脚を捕まえるというものです。
いつか甥っ子と組んで大会に出るのが夢なんだと、嬉しそうに語ってくれました。
もともと狩猟をしていたナバホの人達と馬や牛はとても繋がりの強く、規模は小さくなったものの、今もなお、各家庭で飼っています。
それぞれ、ウチの馬はここがいいんだ!と遊びに行くと馬自慢が始まります。
カーボーイスタイルはここニューメキシコでは結構ポピュラーであり、若者たちはすっかり流行りを追いかけたファッションをしていますが、おじさん達の中ではまだまだ主流です。会場にはちびっこカーボーイもいて、本当に可愛かったです。
早い子だと5つくらいからローピングを習い始めるそうです。街にはロデオを習える所もあるそうです。
イベントではそのちびっ子カーボーイの見せ場もあり、ローピングをする子もいれば、牛ならぬ羊に乗ったりする子もいます。
大人のマネ事のようで観ているこちらは可愛く笑ってしまいますが、本人達は至って真剣、終わりの挨拶も一丁前です。
インディアンも大好き、ロデオはここニューメキシコならではのスポーツだと思います。
そしてこのような老若男女問わず、家族で楽しめる娯楽というのが素敵だと思います。日本ではだいぶ少なくなりましたが、インディアンの家庭では今もこうした家族ぐるみの行事がいろいろとあり、なんだかんだ団らんの時間が多いです。