だんだんと日が短くなりつつあるニューメキシコです。
先週、ここニューメキシコでは夏のビックイベント、セレモニオがありました。
セレモニオは大規模なインディアンのお祭りで、各部族が集まって歌やダンスを披露します。
1922年より始まったセレモニオも今年で第八十八回目を迎えます。
アメリカ全土から部族の代表が集まり、遠くからはオハイオ州やカルフォルニア州からも参加がありました。
およそ1週間通して行われるこのお祭りは、日本でいう夏祭りのような熱気があり、取引先のアーティスト達も楽しみにしていました。
メインの会場ではジュエリーや絵画の物販があったり、いろんなコンテストが行われました。
こちらがナバホの歌と共に行われたダンスのコンテストです↓
英語が話せないお年寄りの為に司会者はナバホ語でもジョークを飛ばしていました。
こちらがパウワウのコンテスト会場です↓
それぞれ煌びやかなご自慢の衣装に身を包み、ダンスしていました。
この日はかなりの強風で砂埃がひどかったですが、そんな事お構いなしで盛り上がっていました。
そして、こちらがこのセレモニオの中でも一大イベントともいえる、各部族によるパレードです。
およそ2時間にわたり、ダウンタウンの道路を封鎖して行われました。
観客の声援に応えて魅せるダンサー達には圧巻でした。
このパレードではミス・部族も参加していたり、ネイティブ・ドクターも馬に乗って登場しました。
一週間近く朝から晩まで続いたお祭り騒ぎも、最終日のナイトダンスで幕を閉じました。
こちらはズニ族のターキーダンスです。ターキーはズニ族にとってシークレットバードになります。
焚き火の明かりのみで照らされた舞台で歌い踊るダンサー達は美しく、浮き上がって見えました。
部族の伝統を今もこうして伝える姿や、それを老若男女問わず見守るインディアン達の姿に感動しました。