いや人生に疲れきってしまって…
もう一回いいます。
いや人生に疲れきってしまって…
…
まぁお察しの通り言いたいだけなんですけどね。
というわけで究極の癒しを求めて有名なセドナに来てみました!
どうですか?セドナは癒されますか?
おじいさん?
…
…おじいさん!?
「いや~癒されまくりッスよ。僕の元ネタはケルトのドルイド僧だとおもうんだけど、あんまりにも癒されすぎてコンセプトわからなくなっちゃってるもんね!わかりやすく言うとキャラがブレちゃってるって感じだね!」
そうだよね。ブレ過ぎだよね。
…すみません、セドナのとあるモールの駐車場に突っ込み所満載で立ってたので、つい妄想を…
というわけで、「ニューメキシコ情報」ならぬ「アリゾナ情報」ですけど、こちらもいいところですね。
基本おんなじような赤土というか赤岩の大地なんですけど、木が大きく育っています。
水が豊富なんですね。
だから湿気もちょっとありました。
古くからインディアンの聖地とされている場所は
水がある(もしくは雨とともに川がながれる)場所の近くで、四方を山に囲まれている
という共通項があるように思います。
コミュニティの外からの侵略がしにくい事、定住するための水があることがやはり基本条件なのかな~なんて思ったりします。
メインストリートですね。アリゾナの景観がいい道路として有名なようです。
こちらはターコイズブルーの某有名ファストフード店の看板。レア!
景色も素晴らしい。
フェニックスから2時間でセドナ。
セドナから2時間半くらいドライブでグランドキャニオン
その後ラスベガスで…フフ。
なんて旅もいいかもしれませんね。
ただ、今回山に登ったので、疲労困憊で帰路につきましたとさ。
月別: 2010年7月
ランダーブルー×アーニーリスター!!
なんて贅沢なコラボでしょう!!
皆様、大変お待たせしました!!
以前からお知らせしていた、アーニーリスター氏がついに入荷しましたよ!!
しかも、今回は・・・・・・
あのランダーブルーとの組み合わせ!!
商品詳細はこちらとこちら
さすがアーニーリスター、初登場で豪華すぎます!
このリング、アーニー氏が、古いジュエリーのランダーブルーを外し、コインシルバーを贅沢に使用して作品に仕上げたもので、今回2点入手いたしました。
この明るいブルーの発色、濃くはっきりとしたウェブ、
ぜひ太陽光の下で見ていただきたい絶品です!!
ちなみにこのリング、以前このブログでご紹介した、
この写真の、最大サイズのコインを使用しているそうです。
この一番右端のヤツですね
大体100年前のオールドコイン、1枚あたり20000円の、あのコインです・・・
贅沢のきわみ・・・
皆様ご堪能くださいませ。
素敵過ぎるターコイズ
極上ローンマウンテン!どん!
もう素晴らしいの一言ですね。
1965年、まだローンマウンテンの採掘量が豊富だった頃の話です。
ある人がローンマウンテンを採掘するためにブルドーザーを走らせてました。
と、その時、、、
どーん
と派手に地盤が崩落して、ブルドーザーが落っこちてしまいました。
このままでは採掘を続けられない…
重機をそろえる現金もない…
そこで困ったその人は、とあるショップのオーナーさんに支援を頼みました。
そのショップのオーナーさんは快く支援に応じ、その代わりに採れたてローンマウンテンをたくさんもらいました。
そのショップのオーナーさんはジュエリーを作らず、ずーっと倉庫に置いておきましたとさ。
…
そして時は流れ2010年。
こんな風に僕たちの目の前に現れたのでした。
もう、これだけのものにお目にかかれるかどうか…ってほどの良質の塊ですね。
ジュエリーとして皆様にお届け出来る日が楽しみです。
続々入荷中!
こんにちわ。
日本は梅雨が明けて暑いかと思いますが、なーぜかニューメキシコは雨が多く、たまに肌寒かったりしてます。
さて、続々新入荷しております。
まずこちらSteve Arvisoのハイグレードターコイズを使った作品
キャリコレイクらしいグリーンが映えます
きれいな大ぶりのビズビーを使用しました。
石を引き立てるワイヤーも見事です。
続きましては大人気アーティスト、イスレタ族Michael Kirkの作品
やっぱり夏の日差しに映えます!
本当にきめ細やかな羽のデザイン。
こちらも夏にピッタリなバングルです。
リングも捨てがたいですよね
今後も続々入荷しますのでおたのしみに!!
ゲイリー フェザーリング
サボテン越しのグランドキャニオン。
サボさん:「まさに人生崖っぷちですよね」
そうですね。ごくろうさまです。
そんな夏らしい風景をお届けしてみました。
今回は久々に新入荷のご案内ですよー
・・・といってもちょっと前のですが、オススメなので。
とにかく人気の、Gary Reevesの新作リングです!!
詳細はこちら
定番のフェザーリングも、Garyの手にかかればこんなにワイルドかつ大人のたたずまい。
数種類ありますが、こちらはGaryのトレードマークとも言える、星のスタンプを、
イーグルフェザーの模様に見立ててあしらったもの。
こちらはサイドから。
ワイルドな作りなようで、羽根のスタンプをきちんと丁寧に打ち込んでいる辺り、さすがのバランスです。
Garyの魅力は、ワイルドすぎない、丁寧すぎない、やりすぎない、適度なバランス感覚。
ものづくりをしていると、どうしてもあれもこれも、と詰め込みたくなってしまいます。
が、Garyは止めどころを感覚で知っていて、作り手の押し付けや自己主張があらわになる、その手前のところで完成させるのです。
「やりすぎは良くない」
と、本人が良く口にしていますが、
そのシンプルな言葉と、彼のジュエリーに、
彼の感じ方や、ジュエリーへの姿勢が感じられます。
自己主張の手段でない、身に着けるひとのためのジュエリー。
それが、Garyのジュエリーを不動の人気にさせるものなのでしょう。
フェザーリング、他のタイプも見たい方はこちら!
伝統に縛られない伝統 後編
ひさびさにアリゾナの大自然。
こちらはプエブロ族(HopiやZuniなどの定住インディアン)の前身、いにしえのアナサジ族の聖地でございますよー
なんか右端、すご岩です!!
さて、前回中途半端に終わってしまいましたが、続き。
伝統を守りつつ、伝統に縛られないアーティスト、Gerald Lomaventemaのお話でした。
今回彼の工房を訪ねたところ、「新しいブレスレットが出来てるんだ!!」とのことで、一番に見せてもらったのが、こちらのブレスレット。
彼自身の手でハンドカットされたターコイズのはまった、シンプルで優美なバングルです。
とても素敵だけど、なんだかGeraldっぽくないね、というのが私の返した素直な感想でした。
Geraldっぽくない、というか、Hopiっぽくない。
すると、彼は、
「そうなんだ、新しく教わった技術でさ、それに昔のインディアンが使っていた原始的な技術をあわせて作ってみたんだ」
と答えました。
原始的??そんな風には見えないけれど・・・??
と首をかしげると、
「こっちこっち、作り方を教えてあげるよ」
と、工房の奥へ。
「いい?今から説明するから、ぜひ日本のインディアンジュエリーファンに、どうやって作っているのか見せてね」とのこと。
おやおや、どうもうちのBlogを時々覗いてくれてるようです(笑)
まず、シルバーの板をバングルの形に曲げる所から。
注・この板はすでにカーブしてますが、ほんとはまっすぐな銀板をあてて、Cの字にする感じです。
次は、Cの字になった銀板を、この道具でこつこつたたきながら、反り返ったようなシェイプにしていきます。
こんな具合で、だんだん左の溝に移動して行けば、カーブがだんだんきつくなるわけです。
ちなみにこの道具、車の部品から手作りしたんだとか・・・。
鋼鉄だけど・・・
どうやって曲げたんだろ??
さて、そうして溝を付けたバングルを、真ん中から真っ二つに切ります。きゅいーん、と歯医者さんの音がしますね。
そろそろ勘のいい人は、どうやってあのバングルになるのかちょっとわかったかな?
さて、なんとなく形が見えてまいりました。
右側の原型が、
1・真ん中からカット
2・左右を入れ替える
3・中央部分に銀板を溶着
4・バングルの裏面になる銀板を溶着
5・石をはめ込む
6・磨き
・・・という手順を踏んで、あの最初のバングルになるわけです。
正直、型に流し込んで作る、キャスト方式にしたほうが、ぐっと簡単に量産できる形です。
ですが、そこをあえて、古いジュエリー作りにのっとって、手間のかかる方法を選ぶことで、ひとつのジュエリーに魂が宿るのです。
たんに「Hopiらしくない新しいスタイル」を追うのではなく、
「Hopiらしいジュエリー」「ナバホらしいジュエリー」が別れる前の、古いインディアンジュエリーの技法を使うことによって、
「Hopiらしさ」にとらわれない、よりピュアなジュエリーの美しさを表現したかったのじゃないかなぁ、
と、勝手ながら感じさせられたのでした。
ロロマに憧れ、ロロマスタイルのジュエリーを作るアーティストは多々いますが、
故・チャールズ・ロロマと、スタイルは違えど、
Hopiに育ち、
Hopiの伝統を愛し、
愛するからこそその殻を破って、
シンプルな「美しさ」を求めつつ、
伝統的な技法を守り続ける。
そんな姿勢を持つGeraldをみていると、ロロマの残したものは、Hopiの風に乗って、
目に見えないように息づいているのだなぁ、と感じます。
勉強熱心なGeraldは、今後もどんどんあたらしいジュエリーに挑戦していくことでしょう。
そんなGeraldの新作、なるべく早くHPにアップして、皆様の手元にお届けしたいと思います!!
伝統に縛られない伝統
さてさて、セールも残す所数日。
「どうしよっかなー!」と迷っているみなさま、
土日は下記店舗にゴーですよ!!
★仙台店詳細はこちらをクリック!
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さてさて、ニューメキシコにもとうとう雨季がやってまいりました!!
こいぬ:「うき!うき!!」
いやーはしゃいじゃいますよねー
なんたって、この間までは湿度が5%とかそんなんでしたから・・・
洗ったジーンズが、あらふしぎ、2時間でからからに乾きますよ!!(室内干し)
それが、雨季の今ではなんと湿度30%ぐらい!!
・・・いや、それでも日本の乾いてる日くらいですが・・・
湿気の多い日本にいたときは、雨が降ると「いやーもう今日雨でなんにもやる気しないわー」とかそんなことを言っていましたが、
こちらにきてからは、雨が降りそうになると、つい外へでて
「雨こーい!!ばっちこーい!!」
・・・と雨乞いの踊りをしてしまう始末です。
水道が完備されているこの時代でも、ついこうなってしまう恐ろしい渇き。
昔の人は、それこそ全身全霊をかけて雨乞いの儀式をしたんでしょうねぇ
それはもう、「ばっちこーい!!」と・・・。
そして、雨季の入り口の時期、ちょうどカチナ信仰のある地域(ZuniやHopiなど)では、大規模なレインダンス(雨乞いの儀式)が行われます。
そんな雨をよぶカチナが、こちらのロングヘアカチナ。
Gerald Lomavemtema作・詳細こちら
その名の通りロングヘアのカチナです。
雨や芽吹きをつかさどるカチナで、プエブロの人々(ZuniやHopiなどの定住インディアン)の重要な作物である、コーンとともに描かれることが多いのはそのためです。
さて、一転シリアス、タイトルのお話に入りましょうか。
自然の恵みに乏しい土地に住むインディアンの文化では、伝統的な暮らしを守ることがとても重んじられています。
特に伝統を重んじることで有名なHopiでは、安易な豊かさを求めず、伝統に従い、
今の厳しい大地に住み続けることが、カチナとの約束なのです。
つまり、Hopiでは「伝統を破ること」は、私たちの考えることよりも、ずっとずっと思い意味を持っているのです。
ところが、伝統に厳しいHopiのジュエリーの、伝統を突き破った男がいました。
それが、有名な、故チャールズ・ロロマ氏。
すでに伝説となっているアーティストです。
チャールズ・ロロマについての詳しい解説はここではとばしますが、
とにかく、彼の斬新なスタイルは、同族のHopiからも非難の的となりました。
曰く、「インディアン的でない」「Hopiらしくない」と。
Hopiであり、インディアンであることを誇りとしていたロロマは、苦悩しながらも、毅然として斬新な作品を生み出しつづけたのですが、
とにかく、伝統を重んじるHopiの村で、常に新しいことに挑戦していくのは、非難や苦悩を背負っていくことでもあるのです。
そんなHopiの村で、現在も新しい作風に挑戦しつづけているのが、
先ほどもご紹介した
Gerald Lomaventema。
Hopiの人々が代を重ねて洗練させてきた、オーバーレイの技法を得意とするGeraldですが、
実は人気アーティストになった今も、
他国の銀細工師に学び、
Hopiの技術と融合させ、
独自の新しい技術に挑戦し続けている、熱い心の持ち主なのです。
今回は、そんなGeraldの新しい作風についてご紹介・・・
・・・するスペースがなくなってしまいました(T T)すみません・・・
前後編ということで、次回その作品と、作品が出来るまでのルポをお届けしたいと思います!
乞うご期待!!
ハリソン・ジム
またまた久々の更新になってしまいましたね。すみません!
インディペンデンスデイ間近だっただけに、どたばたといろいろ立て込んでしまいまして…。
さてさて、もう始まってますね。仙台店と青山店。
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この夏、あなただけの一品に出会っちゃってくださいね。
さて、今回とりあげるのはハリソン・ジムさんの作品。
ナバホラグのように繊細な模様をスタンプワークで産みだしていきます。
ホールマークの打ち方も面白い。
彼は間違いなく若手のトップアーティストの一人です。
彼の作品は分厚いシルバーを使って、とても存在感のあるものが多いのですが、その秘密は材料であるシルバーの作り方にあります。
普通、お店で銀板を買って、それを材料にしてジュエリーを作るアーティストがほとんどですが、彼は「スクラップシルバー」を買ってきます。
それを溶かし、プレスして自分自身で銀板を作って、それを材料にジュエリーを作るんです。
手作りのシルバー板とお店で市販されてるシルバー板。
市販のシルバーは、機械でプレス、裁断するため、ほぼ均一な密度を持ちます。
その為、スタンプを打ったとき、その打った箇所が鋭角にシルバーに刻みこまれます。
サンシャイン・リーブスなど、食器やポットなども制作するアーティストや、緻密に刻む手法のアーティストには、こちらのほうが表現がしやすい素材です。
一方、手作りのシルバーの板の場合、溶かして、ハンマー等を使いプレスし、板にする時に、密度が場所によって多少ちがう感じになります。手作りですから機械のように均一にはいかないんですね。
で、そうすると、スタンプ、特にエンボス加工のように「どん!」とスタンプすると、その周辺がほんの少しですが、盛り上がるようになることが多いんです。隕石が落ちるとクレーターが出来る様なイメージですかね。
顕著なのが、アー二―・リスターの作品などです。
アー二ーはコインを溶かしたシルバーを使ったり、コイン半分、シルバースクラップ半分を混ぜて材料を作り、作品を作ったりします。やはりとても「有機的」な仕上がりになります。
まぁ細かいウンチク抜きにしても、明らかに「質感」が違います。
身に付けたとき、肌に触れる触感が違います。
是非、銀板からハンドメイドのジュエリーを試してみてください。
それでは、おやすみなさい。