ホピの世界

昨日は雪が降って、高速道路が凍結して閉鎖されました!
昼間も氷点下の本日・・・・。
そんな中、半そででやってきたRuben Saufkie
12月は、ホピの人々にとってとても大切な月。
現在様々な人が、12年12月12日や新しい世界がくるとされる12月22日を心の片隅でどこか気にしているようです。
ホピ族もマヤ暦と同じで、12月22日から新しい世界が来ると告げられています。
そのため、今様々な祈りの儀式がホピ族の村のキヴァの中で行われているそうです。
こちらが、今まさに行われている祈りの儀式を表したもの。

ホピの男性が、キヴァの中でパイプ&タバコの煙をくゆらせ、それに祈りをこめている様子。タバコは日本のタバコ(シガレット)のようなものではなく、英語でもタバコと呼ばれもっと神聖で特別なものです。
キヴァの中には祈りに欠かせない羽が描かれ、祈りはキヴァのはしごを通って天まで届き、雨や太陽の恵みをもたらします。
作物の恵みだけではなく、宇宙全般まで届くとされるその祈りは、環境問題や世界平和までもを含むそうです。
そして、カチナの話も教えてもらいました。
こちらはルービンの仲間、ベネットの作品、ブロードフェイスカチナ。

「なまはげのような存在」として認識していましたが、本当はプロテクター(守り神)であり癒しの神なのだそうです。
手に持ったヤッカと呼ばれる植物でできたムチは、悪いところを癒すためのもの。
悪いところがある人々は、このカチナにコーンの粉をまいてムチで触ってもらうのだそうです。
チベット仏教にもこんなお面がありまして、

Rubenは以前、ダライラマにブロードフェイスカチナを渡したことがあるとか!!
マライカにもこのお面、あったようなー。
すべてはつながっているんだよと語ってくれました。

そしてこちら、イーグルダンサーはメッセンジャー(神の使い)
ワシはとても神聖なもの。昔はカチナや祈りのために使われていたワシの羽。今は儀式のときにカチナの使う分だけしかとることができないんだそうです。
祈りを神に届け、守ってくれるのだそうです。
深い深いホピの世界。