ナバホラグ

相変わらず寒いですが、それでもだんだん暖かくなってきたニューメキシコ。
昼夜の寒暖の差はそれはすごいですよ。
さて、今日は新入荷、ラグデザインのこちらをご紹介。


ヒシとラグデザインのリングとペンダントです。

ヒシを使ったバングルは以前から作っていたようですが、ぜひぜひペンダントとリングを!という私たちの無理な要望で作品化しました。
厚みのあるダンジャクソンの作品は、非常に曲げるのが難しいのとヒシの配置がまっすぐである程度の面積がないとうまくできないのとで、とても試行錯誤して作ってもらいました。
しかも、リングはリバーシブル(裏面もラグデザイン入り!)という要望も実現して、とても素敵な作品が出来上がりました。
残念ながらサイズ直しができないのですが、ピッタリ合ったら絶対に!買いですよ。
あまりに大変過ぎて、もう作りたくない・・・とつぶやいていましたので。
さてよく、「ナバホラグ」デザイン!と謳っていますが、根本的なナバホラグについて説明したことがあるかどうか・・・と思ったので少し写真を撮ってみました。



ナバホ族のおる織物、こちらもジュエリーと同じくかなり古い歴史がありまして、
昔の物が押入れから出てきて1億円が付いた!などとニュースでやっていたりします。
ナバホ族と言えば、遊牧民。遊牧民と言えば、羊。
羊毛を手つむぎし、サボテンや玉ねぎの皮などの原料で草木染めをして色をだしていました。
これがラグの作成風景のミニチュアバージョン。

そう、すべて手作り。
機械織りではないんです。
ナバホ居住区の中でもいろいろな地域によって柄が違い、地区によっての特徴も出ます。
日本の織物と同じですね。
現在は化学染料を使っているものが多いですが、それでもこの手間と歴史、現在は作り手が減っていることもあり、玄関マットサイズでも2万円から5万円ぐらいといった値段で取引されています。
ジュエリーと同じで細かさや、素材、作家によってコレクターもいたりして、とても奥深い世界です。