早めの寒波とマトン。

週末は寒波到来。
近隣の町ではどこも雪が降りました。
寒くて、車の運転は心配ですが、初雪はいつもなぜかワクワクしてしまいますね。
雪の降り積もった次の日はなんか清々しい気持ちです!

そんな寒い日は、このマトンシチュー(羊肉のスープ)に限ります。

誕生日会、パーティー、儀式、どんなときにも登場するマトンシチュー。部族によっていろいろなシチューのスタイルがあります。
こちらはナバホ族のスタイル。
左は、畑でとれるトウモロコシを乾燥させた、マトンシチュー。
右は、野菜を入れて煮込んだ、ベジタブルシチュー。
欠かせないのは、フライブレッド(揚げパン)です。
その上には、ブルーコーンマッシュと呼ばれる、ブルーコーンの粉と灰を混ぜてつくった、おかゆみたいなもの。
このおかゆを少しずつスープに入れて食べます。
最初は驚きましたが、だいたいのスープやシチューは、お肉と野菜などで煮込んだだけ。
何も味がついていません。
なので、食べる前に塩を入れたり、チリを入れたりして好みの味にしてから食べます。
家族の集まりや儀式のときに作られるものなので、食べたい!と思ってもレストランなんかで食べることができない、特別な味ですね。
が、何か儀式や集まりなどがあるときの作る量といったら、すごいです。
羊を5頭、とか、8頭とか・・・・。給食なみの下ごしらえです。
羊を一匹頂くときは、こんな豪華なバーベキューにもなります。

といいながらも、今週はサンクスギビング、七面鳥の日です!

これには感激しました。Dan Jackson

最近自分の父のようにいろいろと心配してくれ、明るく元気をもらっているDan Jackson氏。
何も用がないのに顔を見に来てくれるというのは、本当にうれしいものですね。
ラグデザインの作り方をいつ見に来るのか・・・と言われ続けてなかなか行けてないのですが。
今日も何も用がないのかと思っていたら、ポケットの中からオーダー用のシルバーを見せてくれて、
一瞬動きが止まりました。


これはやばいです。久々の本気「ワオー!」を連発しました。
こちらはこれからリングになるもの。
オーバーレイの部分のシルバーを買い、ラグデザインを方眼を埋めるようにスケッチした段階です。




伝わりますか?とりあえずいろいろな方向から撮影。
これを一つ一つカットして、
こんなリングたちが出来上がりました。

クロスワードパズル?みたいな数字で駒を黒く塗っていくとなにかの動物が浮かび上がります・・・・というものを思い出させます。
この細かさ、71歳になった今でもこの細工。
あらためて、尊敬いたします。
この後に作品を見るとまた、その手間に感謝の気持ちです。
Dan Jacksonの作品はこちらから。

早くもクリスマスの季節!

今日は朝かなりの霜が降りていて、車の氷を解かすのに必死でした。
ショッピングセンターはだんだん「ホリデー色」、赤と緑に彩られてきています。
もう今年も終わりなんて・・・・信じられない。
これからのアメリカは、
今月末にサンクスギビングデー(家族が集まりみんなで七面鳥などをひたすら食べる日)、
クリスマス(日本のお正月のように豪華)、と久々に実家に帰ってのんびりする休日のシーズンです。
去年はかなり大きな七面鳥を焼き、ちょっとトラウマになったのでサンクスギビングが怖かったりしますが、なんとなく国全体がお休みムードに近くなって浮かれてきますね。
そんなクリスマス用!
なかなか新商品をアップできていなかったこのシリーズたちが掲載されましたよ。
クリスマス用のギフトとして、誕生日や記念日のギフトとして、お正月に日頃の感謝をこめて、などなどちょっとしたさりげない贈り物にも最適です。

中でも、時計、マネークリップは人気があるアイテムですのでぜひお早めにチェックしてくださいね!!!

サントドミンゴの巨匠Martin Lovato

今日はニューメキシコ州にあるプエブロの一つ、サントドミンゴ族の大御所、Martin Lovatoについてご紹介します。
マルティンロバトは1948年生まれ、現在65歳のベテランジュエラーです。
90年代から、ジュエリーショーでは様々な賞を受賞しています。
風格も、まさに大御所と言った感じ。
米軍兵士としてのキャリアの後、自分のルーツであるサントドミンゴに戻ってきて、ジュエリー製作を開始、翌年にはすでに賞を受賞するという才能の持ち主です。
今では材料が限られていて高額なため、本当に作る人がいなくなったサントドミンゴで伝統的に作られているジャックラススタイルのネックレス。

宗教儀式の時の正装には欠かせないものです。
実は、伝統的なジャックラスはこの下の部分(この部分を本当はジャックラスと呼ぶんだそう)は、ナイロンコードで結ぶようになっているので取り外しができるようになっていて、
それをチョーカースタイルのネックレスとして作りはじめたのが、マルティンなんだそうです。

それを見て、ジャックラスをバラし、ネックレスとチョーカーとして販売するトレーダーが増えたんだとか。
チョーカースタイルのデザインはもちろんですが、ヒシ部分の細かさにも非常に頭が下がります。個人的にも、合わせやすく大好きなスタイルです。
そしてマルティンお得意のこのスタイル、これも彼のオリジナルデザイン。

「ファン」と呼ぶこのデザインは、まさに日本の扇子を思い出させます。
均一なシェルのカットはもちろん、素材選び、磨きにもこだわりが感じられる非常に繊細なジュエリーです。
繊細な仕事から作られるアートな作品の中にも、伝統的な素朴感が見られるのが、さすが巨匠の職人技だと思います。
ターコイズの細かいカット、コードの美しい編み方、全てにおいて手を抜かないところにうっとりする作品ばかり。
そんな巨匠の風格を漂わせながらも、話すとすぐに家に案内してくれる気さくさがまた素敵なアーティストです。

11月です!

もう11月!早いですね。
これから年始に向かうのもまた早そうですねー。
しばらく更新をさぼっていた間、
レッドソックス優勝!とかハロウィン!とかで盛り上がっていましたよ。
ニューメキシコは昨日からサマータイムが解除され、夕方6時になるともう真っ暗です。

地元紙に上原!思わず写真撮っちゃいました。
さてさてこれからのクリスマスのギフト、ボーナスでの大物ゲットのためにも新入荷はぜひチェックしてくださいね!
ではさっそくご紹介しきれていない新作達を。
まずは久々の入荷、チャールストンルイス
とても人気の若手作家ではありますが、最近ホピの儀式での重要な役割を果たすことが多く、そのために1か月のうちの半分ぐらいを費やしたり、キヴァの中にこもったり、そして自分のメタルバンドもやっていたり・・・・でなかなかジュエリーの入手が困難なアーティストでもあります。
しっかりした厚みのある地金を切り出し重ね合わせることで、彼特有のジュエリーの高級感が人気の秘密。

火や水ヘビ、スカルや熊などの彼独自のデザインとが組み合わさり、彼ならではの作品が完成されます。
幅広でごつっとした印象の作品が多いですが、
今回は少し小さめのペンダントもオーダー。レディース向けでもイケるシンプルなペンダントです。

ロードランナー、ユニバース【宇宙】、カメ、熊と初めて見るデザインもまだ揃っていますよ。
そしてこちら、再入荷はゲーリーリーブスのフェザーチャーム付チェーン。
前回は入荷して本当にすぐに旅立ってしまった作品たちです。
一本でつけても、バチカン大きめのペンダントと合わせても。

長さ違いで、全部で7本入荷してます!
ボウガードとウォレッとチェーンというレアなアイテムも入荷してます。ファンの方はぜひ。
こちらにあります!
いつでも明るいカウボーイ、Leonard Nezのアイテムも、リング、ペンダント、バングル、ボロタイ、バックルとようやくたくさん揃いました。
ハイグレードストーンと合わせた立体カットのペンダントは中でも見ものです。

何層ものシルバーを重ねても、重たくならないようにボックス型になっています。
彼の作風は渋い青みのあるターコイズと最高に合います。
ロデオバックルなんかに使われるカービングを施したカウボーイならではのデザインも隠れた人気です。