ハリソンジムの魂のこもったシルバー

相変わらず人気上昇中のハリソンジムのシルバーものが入荷しています。




ナバホ族の伝統的な家、ホーガンに住み、銀の塊からハンマーとトゥファストーンなどの最小限の道具で作られるまさにオールドスタイルのジュエリー。
インディアンジュエリーの荒々しさ、力強さがありながらもどこか洗練されたクリーンなファッションジュエリーにも近い。
彼の正確なスタンプワークや計測の技術は人によってはきれい過ぎるという方もいますが、その正確さから織り成されるクリーンな出来上がりがワイルドさを和らげていると思います。
彼のジュエリーはただのインディアンジュエリーの枠を超えつつある気がします。
聞けば教えてくれますが基本的には多くを語らないその姿勢、バンダナと長い髪、大きな体、昔ながらのシルバースミスは本当にこういう感じだったんでしょうね。

数々の有名なシルバースミスに師事し、基本的にどんな仕事でも出来るハリソンですが、やはりメタルをそのまま活かしたスタイルが私は好きです。
他にもネックレスなども入荷してます。
ハリソンジムの作品はこちらから

ピンクのホーガンが彼の住居。

こちらも久々、ジェラルドFrom Hopi

今週末は、年に一回の大きなジュエリーショー、インディアンマーケットが行われます。
それに向けてアーティスト各々、みんな大忙しの様子。
その中の一人、Gerald Lomaventemaの新作が、久々にオンラインショップに掲載です。
少しずつ入荷はしていたものの、まとまってオンラインショップに並ぶのは、かな-り久々ですが、
ジェラルドならではのモチーフを生かしてオリジナルデザインで作ってもらいました。
コヨーテ、馬、バッファロー、サンフェイス、ハミングバード・・・・
人気のモチーフで作ってもらいました。



特にバングルは、ジェラルドのトゥファキャストのデザインが裏側に刻まれていて、凝った仕上がりとなっています。
ジェラルドの作品はこちらから。

久々の、ウィルヴァンデバー

人気のウィルヴァンデバーの作品が久々にオンラインショップに登場してます。
ちょっと紹介が遅くなってしまいましたが、

コーラルやキングマン


ナンバーエイトなどが新しく入荷しました。
シルバーの重み、繊細なディテール、いぶしと磨きのコントラスト、彼の作品は一目でウィル!と分かる美しい仕上がりです。
最近力を入れていろいろと作ってくれている、ロンベドニー。
まだ作品はアップされていませんが、近日公開予定です。

Ernie Lister Demonstration

オンラインショップを見てすでにお気づきの方も多いと思いますが、

今年はアーニーリスターが来日してデモンストレーションを行います。
ついに実現です。
彼の作風、作品に対する思い、作り方、人柄、語りたいことは山ほどありますが、とにかく、見てください。
力強い作品はもちろん、力強いスピリットがみなぎった彼の人柄もぜひ見てほしいです。
現在着々とそのための準備を進めております。
デモンストレーション&展示会になりますので、そのための特別オーダー品も多数準備中。
どれもこれも今までにない新しいスタイルのものばかりで受け取るたびに興奮してしまいます。
9月の連休、ぜひ予定をあけて見に来てくださいね。

ヒシネックレス

朝晩は寒くなってきて、秋の訪れを感じるニューメキシコですが、日本はお盆なんですよね、すっかり感覚が麻痺してきています。
残りの夏をしっかり満喫しなければ!というわけで
先週は、大好きなサントドミンゴのシチューを食べに、いやジュエリーを仕入れに、
サントドミンゴに行ってきました。
そんなサントドミンゴのカルヴィンロバトのジュエリー、新入荷してます。
夏はもちろんですが、いろいろな色合いでオーダーしてますので季節を問わず使っていただけます。
シックな色合いは年配の方へのギフトなんかにも人気です。
ようやく作ってもらった単色ターコイズ。

先日行われたGALLUP CEREMONIALというイベントでは
この5連のタイプのネックレスが一位を取っています。
やはり洗練された色使いとカット、磨きの美しさは他のヒシと比べられません。

お休みでお出かけの際はぜひ店頭で生の細かさを見てみてくださいね。
細かいところが本当によく作られているなと思う作品がたくさんあります。

ロングヘアーカチナの空

モンスーンシーズンで、突然雷雨に襲われる毎日。
雨が降るのはいいことです。
昨日不思議な雲を見ました。

ロングヘアーカチナが降りてきたかのようなこの雲。
本当に長い髪のようでびっくりしました。

そのあとは虹が現れ、

ダブルレインボーとなりました。

何回見ても思わず写真を撮ってしまうものです。

シンプルな石メインの作品

去年から、少しずつ増やして来た石メインのシンプルな作りの作品たちが少し揃ってきたのでご紹介します。
ワイヤーワークやプレーンシルバーでまとめられた上品な作り。

日本産コーラルのバングル。
革やファッションジュエリーと合わせてカジュアルに、ドレスに合わせてフォーマルにとどんなスタイルにでも合う作りになっています。

ブルーリッジのバングル。

アパッチブルーのバングル
こういった大きいナチュラルの石のものは、アメリカのターコイズ事情がかなり厳しいので本当に見ることができなくなってきています。
バングルの一覧は、こちらから。
続いて、リング、ペンダントです。
あまりフューチャーされることがないこのシンプルな作品たちですが、インディアンジュエリーの少しごつっとした感じが全くないのでギフトや初めてのターコイズジュエリーとして買われる方が多く人気のアイテムです。

ビズビーのリング

ランダーブルーのリング
一点一点が大地からの産物だということを想像させますね。
リング一覧はこちら

日本産コーラルのペンダント
皮ひもにも、チェーンにも合わせやすいシンプルなペンダントは特にギフト人気が高いです。

ブルーオアシスのペンダント
ペンダント一覧はこちら
もうすぐ8月!
爽やかなターコイズの上品な作品で、暑い夏も乗り切りましょう★

心から、感謝

Gary Reevesの旅立ちで、多くの方からのメッセージなどをお届けし改めて彼の大きさを実感しています。
たくさんのゲーリーの作品を仕入れ、値付けをして日本に送ってきましたが、本日最後の作品たちを心を込めて値付けし、近々発送したいと思います。
本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。
一つ一つの作品がこうやって一人一人の作家の手から生み出されることを改めてかみしめ、もっと作家の技術や素晴らしさを伝えながら、大切にみなさまにお届けしたいと思います。
このプロフィールに使っている写真は、一番最初に出会ったときに撮ったもの。

男前に撮れた一枚です。

訃報、インディアンジュエリーファンの皆様へ

インディアンジュエリーファンの皆様へ
昨日午後5時、肝不全、肝硬変によりゲーリーリーブス氏が亡くなりました。
ゲーリーはマライカで初めて直接仕入れをはじめたアーティストで、仕入れた数、お問い合わせの数、お客様に渡った数、すべてにおいて一番数が多い、圧倒的に人気のある作家です。
2011年には、日本へお呼びしてデモンストレーションすることも実現し、自分のジュエリーがお客様の所へ渡るのを目の当たりにでき、ハリウッドスターのようにサインを求められたとうれしそうに語っていました。
歴代バイヤーにとっては、右も左も分からない私たちにたくさんのことを教えてくれ心配してくれた、いちアーティストを超えた特別な人です。
唯一持っているインディアンジュエリーはゲーリーの作品、初めて買った作品はゲーリーの作品という方も多いのではないかと思います。
現地にいてもできることは何もありませんが、ご家族の方に多くの日本の方に伝えてほしいとご連絡をいただきました。
今回のブログではコメント欄に書き込みができるようにしましたので、メッセージやお悔やみ、思い出など、日本語で結構ですので書き込みいただければと思います。
どれだけ多くのファンの方の手に渡ったのか、どれだけ多くのインディアンジュエリーファンの方に影響を与えたのか、皆様のメッセージをできるだけ多く直接届けたいと思っております。
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日本のジュエリーバイヤーの皆様
ご家族の方から、連絡できない日本のバイヤーの方々へも伝えてほしいとご連絡をいただいております。
お客様のメッセージ、バイヤーの方々のメッセージとともに、サンシャインリーブスが現在儀式に使うための寄付を集めております。何か直接届けることができるものなどがございましたら、info@galluptrading.comまでご連絡ください。

新登場のホピ若手アーティスト

どんどん高齢化していくホピジュエリーのアーティストたち。
その中で久々に登場した30代のアーティスト、マーサスコインバの作品が今までのホピジュエリーとは一味も二味も違ったテイストで久々に衝撃を受けました。

カッティング、デザイン、肌理の細かさ全てにおいて手を抜かない完璧さが感じられます。
ホピの一般的なオーバーレイでは、デザインを切り出し、モチーフの形になったシルバーを貼り絵のように貼り付けてデザインしていく事が多いです。
マーサスのは何が違うかというと、シルバーの細いラインを切り出してそのラインとバックの黒とのコントラストでデザインを作り出しているところ。

一番細いサイズの糸鋸の刃を使い、一切ずれることなく完璧に切り出すとてつもない技術の持ち主です。
定番の水の流れ、ウォーターデザインもマーサスの手にかかるとこんな風になります。

さらに彼のデザインも一目瞭然、伝統的なホピジュエリーとは何かが違うと思わせる言葉では表せないユニークさがあります。
ヘビ、クモ、サンフェイス、カチナ、彼が刻むと一気に表情が変わっていくから不思議。
時間をかけている分値段は他のホピジュエリーに比べて少し上がりますが、このデザインを銀板にフリーハンドで書き一つ一つカットして仕上げる職人技を想像すると、アートの価値が見いだせる作品ばかりです。

(こちらはまだオンラインショップ未掲載)