ランダー×14金

先週は外出してターコイズなどのマーケットを見てきましたが、
ターコイズは値段が本当にどんどん上がっています。
ビズビー、ナンバーエイトなどのハイグレードはもちろんですが、今まで一般的だったロイストンなどの比較的リーズナブルなものも、5年前に比べると約4倍!
これからは「ナチュラル」の「アメリカンターコイズ」というだけで価値がある時代になってくるのではないかと思います。
こういった付加価値のあるものは、どんどん少なくなっていくのでは・・・。

ランダーブルー×14金のペンダントです。
同じデザインのリングが、8月のインディアンマーケットのトラディショナルリング部門で一位をとっています。
いい石をシンプルにまとめる、こういう作風はだいぶ少なくなってきたように思います。
ファッションでもあり、投資でもあるインディアンジュエリー。
改めてターコイズの貴重さを感じさせられました。

ロンベドニー

ロンベドニーの新作が入荷しています!
リング、ペンダント、バングルなどその時の気分で少しずつスタイルが変わるロンベドニーの作品は、時間をかけて丁寧に作られた、本当の一点ものです。


知名度に比較すると、あまり数を作ることがないアーティスト。
最近はジュエリーショーなどにも出ることがなくなり、ますます入手が困難になってきていますが、そこを何とかオーダーして作ってもらっています。
丁寧にやすりをかけ磨かれた彼の作品は、着け心地が何と言っても最高にいいです。
地金にも厚みのある銀を使うので、心地よい重さがあり高級感があります。

風情

先日、ニューメキシコ州アルバカーキにあるバイオパークに行ってきました。
動物園、水族館、庭園がある公園ですが、今回は水族館&庭園のみ。
そこには日本式庭園があると以前から聞いていたので、気になっていたのですが、


こんな感じ。
思った以上によかった!竹の林や池などもあり。
そうそう、これ、日本の風情だなぁとのんびりした日を過ごしました。
この石に刻まれているもようにわけがあるなんてことは知らない子供たちは、柵を乗り越えて砂利をじゃりじゃりとあるいてしまうのでした。
そのあとに行ったイタリアンレストランは、学生たちがごった返していて何かと思ったら量が多いことで有名なレストランらしいです。
デザートにティラミスがあったので、お持ち帰り用にしまして、ワインと一緒に楽しもう!と思ったら、

ど、どんぶり大!!!
ティラミスの上にブラウニーを載せてしまう感じが、アメリカ人です。
やはりアメリカ、日本に帰ると自分が巨人に感じるわけです。
「風情」がちょっと吹っ飛びました。
さて細かい作業が得意なズニの新作家、マイロンパンテアの新作が入荷しています。
一味ちがったクリーンなインディアンジュエリーは女性にも人気です。

チャールストンルイスの月と太陽

またたく間に月日が過ぎていく最近、一日ってこんなに短かったっけと思うことがしばしばです。
だいぶ日が伸びてきていますが、今週は再び寒波到来とのことでアーティストたちは週半ばにしてもう今週は仕事を終わらせたい様子です。。。
今日はニュースを見てびっくりしました。
「アメリカはテロリストとは交渉しない」と言ったからか、日本人が人質になるとは。
事件がいい方向に解決することを祈ります。
さて、今日はチャールストンルイスと一緒にデザインした、マライカオリジナルデザインのご紹介。

月と太陽です。
最初は少し大きいサイズから、そしてそれをペンダントまで落とし込んでもらいました。

月と太陽、それにチャールストンならではのスペース(宇宙)やフレーム(火)のデザインをデザインしてもらい、一味ちがったクールな作品に仕上がりました。
この頃問い合わせが多かったのもあり、いつもの定番から抜けて色々なアイディアを出し合いながらオーダーしています。
インディアンならではのちょっと気まぐれなところはありますが、やはりいい仕事しますねぇ。
なんだかここのところホピ押しですが、ナバホアーティストの定番ものもオンラインショップに入荷してますのでチェックしてくださいね。
Darrell Cadman、Donovan Cadman、Harvey Maceなどなど
人気の小さめターコイズペンダントやバングルなど再入荷しています。

すごい作品です。



ただただ息をのんで見入ってしまう、まさに芸術です。
ホピ族のBennett Kagenvemaの作品。
カットの細かさと表現力が抜群で、いつもトレーディングポストで手に取り、これはいったい誰なんだろう?と思っていた作家。
実はベネット、6年前までアルコール依存に苦しみ、その才能を使うことがあまりありませんでした。そんなベネットにシルバーを渡し、道具を貸し、アルコールを断つ手伝いをしたのが、Ruben Saufkie
今ではそのルービンとコラボレーションして作品を作ったり、ルービン自身も、カッティングの技術はホピでNo1だと思うといつも言っています。
本当にまじめで、少しのデザインの違いでも、「ごめん、こここういう風にしちゃったけど大丈夫?」と逐一確認してくれたり、そんな人柄も合わせてバイヤーをやっていて、この人に出会えてよかったなと思えるアーティストの一人です。
長くなりましたが、そんなベネットの力、技、精神、ホピの文化を詰め込んだ作品を何か作ってほしいとオーダーしたのが、この2点のバングル。
デザインなどは何も指定しなかったのですが、ブロードフェイスとサンフェイスを選び、力強くも繊細に描かれたこのバングルたち。


ハンドメイドで作られるインディアンジュエリーは、一体どこまで進化していくんだろうかと思いをはせてしまう素晴らしい出来上がりになりました。

久々の入荷、Lee Begay

お正月が明け、皆様お仕事に戻られましたでしょうか。
こちらはあまり正月気分というのも味わえず、家の水道管が凍った!とか、道が凍結で出られない!とかそんな寒波のニュースが多い最近です。
が、新年から続々と商品のお問い合わせなどが来ていますのでありがたい限りです。
本年も、どうぞよろしくお願い致します。
さて、オンラインショップに久々に新商品が並んだのはLee Begay
リービゲイの作品を見ていると、あ、そうだ、アーティストはみんな「インディアンなんだった」と改めて感じる、ナバホ族の言葉では表せない不思議な世界を芸術で表している、気分が少し神聖な気持ちになる、そんな作品ばかりです。
こうやってずらっとそろうとまた一段と、インディアンという文化の奥深さを感じさせます。



2015年、皆様にとってよい年になりますように。

あけましておめでとうございます!

アメリカはまだ大みそか!ですが日本はもう年が明けましたね。
こちら、クリスマス後は特別なことは特になく年越しを迎えます。
去年もたくさんのお客様にインディアンジュエリーを届けることができ、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
新しいアーティストとの出会い、別れなど変化の一年でしたが、10年、20年と変わらない価値を持ち続けるのがインディアンジュエリーの素晴らしいところだなと改めて感じています。
今年もたくさん新しいジュエリーを仕入れていきますので、ブログ、オンラインショップ共々ご愛顧よろしくお願いします。
オンラインショップではお年玉キャンペーン、ポイント5倍!です。
年末年始にはぜひお近くのマライカで新しいジュエリーをご覧になってください!
オンラインショップには、まだブログで紹介しきれていない新入荷がたくさん掲載されています。
明日は大寒波!のニューメキシコより。
よいお正月をお過ごしください★

ホピ・フロイドのジュエリー


久々の雪景色!
今日は朝から雪かきでしたが、太陽が昇るとこの通り。
雪が降るとハイウェイも閉鎖することがあるので、冬のアメリカ横断には気をつけてくださいね。
さて、今日は冬にもぴったり、ホピの新アーティストのジュエリーのご紹介。
Floyd Lomakyvayaです。
ホピの人の名字はみんな長くて覚えるのが大変ですが、フロイドロマキュヴァヤと読みます。
以前から少しだけ彼のジュエリーは扱っていましたが、今回はペンダント、リング、ネックレス、バングルとずらっと揃いました。
しっかりとした厚みがあるのと、モチーフがキュートなのが彼の特徴です。



いぶしを施したブラックとのコントラストが絶妙なバランスです。
他にも全部で28点が勢ぞろい!!
ぜひ一度見て、さわってみてください。
こちらから。
冬の朝、ひんやりとしたシルバーを肌につける感覚は結構病みつきになるものですよ!

クリスマス!

しばらく更新しない間に、ニューメキシコはすっかりクリスマスモードです。
オンラインショップは、歳末キャンペーンでポイント5倍です!!
クリスマスショッピングはお早めに。
さて久々の今日は、先日日本でデモを行って大反響だったErnie Listerの息子、John Michael Listerのジュエリーが初登場!のお知らせです。


今まで見たことのないデザインですよね。
サンドペインティングと呼ばれる砂絵をつかったナバホ族の伝統的な儀式で描かれるバッファローの精霊が描かれています。
もちろん、90.0%で鋳造されたインゴッドシルバーを使った作品です。
サンドペインティングはナバホ族の人でも私の知っている限り2人しかやったことがない、かなりレアで神聖、とても伝統的な儀式です。
こちらはフォックス(きつね)のモチーフ。


筋肉もりもりのジョンマイケルリスターは、アーニーのインゴッドシルバーのパウンディング(叩き)をこなし、色々なアーティストの仕事を見てきた上で、このオールドスタイルにたどりついたアーニーとはまた違う経歴があります。
こういった若手の洗練されたアーティストがどんどん増えてくることも期待しながら仕入れました。
一味違った仕事です。