いよいよ!

日に日に日が短く、朝晩が冷え込んできたニューメキシコ。
先週末は朝寒すぎて、暖房を使いました。
なんだか今年は短い夏だったような気がします~。
さてさて、今週末からいよいよGary Reeves氏のデモンストレーションの旅が始まります★
ご存じない方はこちらをチェック!! →→
こちらでは準備万端!必要なものを揃えて、Garyは明日日本へと旅立ちます!
なんだかこちらが緊張してきます。
海外旅行はなんと10年ぶりだそうで、パスポートも新調して、どのキャップかぶろうかな~なんておちゃめな一面も見せてくれています。
「日本でゴルフしたいなー」といって私達の予定を書き込んでいるカレンダーに書き込んでいました。

うーん、でも今回時間とれるかな!?
工具や材料を揃える関係で、当日何を作るかは実はもう決まっているのですが、それは当日までのお楽しみという事にしておきますね。
私達も参加したい!!!ですが私達はアメリカで見守ります。
本当になかなか見られるものではない貴重な機会ですので、ご都合が合う方はぜひいらしてください!!
当日は、たくさんのゲーリーのジュエリーも初お目見えする予定です!!
シルバーワークはもちろんのこと、駐在員としては、時々ブログでもご紹介するゲーリーの人柄、おちゃめな性格、なんとも言えない日本人の様な親近感・・・・・といった魅力をぜひ感じて頂きたいと思います。
予定が合う方はぜひぜひのぞいてみて下さいね!

さて今年の受賞者は??

先週末行われた大きなジュエリーショー。
受賞者は・・・・。
Ivan Howard リングで1位を獲得!

開始から2分で売れた!というリングの写真は残念ながらありませんが、得意のワイヤーワークをふんだんに施したリングが受賞してました。
Thomas Curtis バックルで2位を獲得!

シンプルなスタンプワークが賞を獲得するのは本物の証!といった気がします。
今年結婚50年を迎えるカーティス夫婦。

Wes Willie バングルで2位を獲得!
Jennifer Curtis ボロタイで特別賞を獲得!
たくさんのアーティストの激しい戦いの中、そしてどんどんアーティスティックなジュエリーが増えていく中、多くのアーティストがリボンを獲得していてとてもうれしかったです!
会場は、ものすごくたくさんの人。

とてもステキにジュエリーを着こなす人が多く、見入ってしまいます。


かわいい☆ナバホガールです。
インディアンのダンスを披露するたくさんのイベントも行われていました。

↑ディアダンサー

↑バッファローダンサー

↑フープダンサー
アーティストたちの普段見られない!?大作もたくさん見られました!
収穫はまた後日ご報告します!

「基本用語説明 作り方編②」

さてさて、前回の説明は少し参考になったでしょうか??
文章だけではなかなか分かりにくいとは思いますが、もう少し説明を付けくわえてみます。
①「ゲージ」
シルバーの厚みを示す単位。アーティストの皆さんは、元になるシルバーを購入するときに16ゲージや24ゲージなど厚みを指定して購入します。
数字が大きくなるほど、シルバーの厚みが薄くなります。
0~30ほどまでゲージがあり、厚ければ厚いほど値段ももちろん高くなります。
人によってまちまちですが、石台の部分は28ゲージぐらい、スタンプを施すときは16ゲージぐらいを使います。
よく言うヘビーゲージとは、厚みのあるシルバーを使用したもの。
通常使っている作品につかうシルバーの厚みより、厚いゲージのシルバーを使用したときは、アーティスト達は「これはヘビーゲージだよー。」と言って作品を持ってきてくれます。
この前はJason Takalaがヘビーゲージを使ったためにリングを曲げたときにシルバーにヒビが入ってしまった・・・といっていました。ちなみにホピのオーバーレイはご存知の通りシルバーの二枚重ねです。
皆さんそれぞれの作風にあわせたシルバーを選んでいるので、作品をぜひ生で比べてみる事をオススメします!
②「ビーズ」「ドロップ」
シルバービーズは、丸いシルバーの玉が連なったもの、ドロップは一つのシルバーの玉のこと。

↑こちらは大きさの違うドロップを三つ使っています。
こういった細かいところに手間をかけた作品をみると、愛情こもってるなーとうれしくなりますね。
③「バンプアウト」
スタンプワークの中でも、スタンプを二つ使い、上部分と下部分でオスとメスと呼ばれる二つのセットになったスタンプを使うもののこと。間にシルバーを挟み、上からハンマーでたたいて模様を刻む。

こちらは上から押す方。見た目はスタンプと同じです。

はさんで模様を打ち出すので、裏から見ると良く分かります。
④「リポウズ」
スタンプやたがねを使い、シルバーの板自体に凹凸をつける作業。伝統的に昔から使われていた手法で手間がかかる。


力強く後ろからたたき出されたバングル。裏から何回か叩いて形を出していきます。
⑤「バチカン」
ペンダントの上のチェーンなどを通す部分。


バチカンにも、アーティストのこだわりが現れます。
⑥「アップリケ」
スタンプワークを施したシルバーを切り取り、ろう付けされた飾りのこと。

このサイドの細工。
人によってアップリケと言ったり、コンチョと言ったり、サイドワークと言ったり・・・色々言い方があります。
コンチョ型のものを作るには、こんな道具を使います。

小さいシルバーの塊を入れて、上から叩くとアポロチョコのようなコンチョ型になります。
というわけで、また思いついたら続きを書きたいと思います!
おまけ
ナバホのリザベーションにいた、ホーネット。日本語では、砂漠ツノトカゲだそうです。
たしかに、ツノみたいなものがありました。手のひらサイズ。
ガラガラヘビもよく見かける、昆虫の季節です。

「基本用語説明 作り方編①」

今日は、私たちがよくブログやオンラインショップの商品説明で使う、インディアンジュエリーの用語についてちょこっとご説明しようかと・・・。
自分たちでは当たり前と思っている用語も、実はかなりマニアックな単語だったりして、オンラインショップの説明など、これってどういう意味?と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今さら・・・な方もいらっしゃるかと思いますが、道具の写真なども載せてみますので少しでもジュエリーを選ぶ際の参考にしてください★
①「スタンプ」
先端が削られ、模様が彫られている、シルバーの板に模様を打ち込むための工具。
シルバーの板にあてがい、ハンマーでたたいて模様を刻んでいく。
スタンプの起源は鉄道や車などに使われていた金属を使ったことから始まります。
スタンプの模様や作りには作家のこだわりが現れます。既製品もたくさんありますが、自分で作るアーティストもいれば、あえて自分の車に使われていた金属を使ったりする人もいます。

スティーブアルビソのたくさんのスタンプ
「スタンプワーク」は、このスタンプの模様をシルバーにたたき出していく作業のこと。

②「たがね」
厳密には、鉄材の仕上げや切断に使うものだそうで、シルバーの形自体を整えるのに使う「のみ」のような道具。インゴッドシルバー(シルバーの塊)を切ったり、成形したりするのに使う。

すみませんこちら、道具の写真がありませんでした。
こちらはインゴッドシルバーと呼ばれる、形成前の銀の塊。
この材料がコインになると、コインシルバーと呼ばれます。
③「べゼル」
石枠のこと。ターコイズなどの石がセットされた周りの部分。シルバーの薄い板をセットする人もいれば、厚みのあるシルバーに細工をしてセットする人もいる。

↑石の周りにシンプルなベゼルをセットしています。
④「やすり(ファイル)」

成形や模様つけのために使う、金属でできた道具。
シルバーの端や丸みを出すためにつかうやすりと、べゼルの横などのギザギザのラインを出すための線が刻まれたやすりなどがある。

↑こちらはギザギザのタイプ。

ジェニファーカーティストーマスカーティスのジュエリーは仕上げのヤスリがけが特徴。
スタンプの周りをヤスリをかけ滑らかにする事でスタンプのもようを引き立たせています。
⑤「シャンク」
リングの足(指にあてがわれる部分)のこと。

⑥「ワイヤー」
インディアンジュエリーでは、通常シルバーを指して、ツイストワイヤー(2本のねじられたワイヤー)や、スクエアワイヤー(四角い形をしたワイヤー)などがある。

↑このくるくるした部分。この作品にはツイストワイヤーが使われています。
ただ一つのワイヤーですが、そのツイストワイヤーを作るにもこの太さじゃなきゃダメ!といったアーティストのこだわりがあったりします。
なんだか長くなりそうなので、続きはまた次回!
こういった細かい細工の違いをアーティストの作品で比べてみるのもなかなか楽しいですよ!

最近のNM。

このところ新着情報が立て込んでいたため、ここらへんでちょっと息抜きをしてニューメキシコの近況でもご報告します。
ようやく暖かくなり、夏が来そうな予感を感じさせるこの頃。

ホピの人々がバスケットに使う、このヤッカ(ユッカ)と呼ばれる植物は何回かブログでも登場しています。
根っこはシャンプーに、葉っぱはバスケットに、そして種はつぶして壺の絵を描くのに用いられます。

花の少ないニューメキシコで、一段と目を引くサボテンの花。
この鮮やかさから、カクタスローズ(サボテンのバラ)とも呼ばれています。
花を岩の上でコロコロ転がして細かいとげをとると、食べられるとか・・・。
子供のころ花の蜜を吸うのと同じ感覚でしょうかね~。

こちらはアリゾナの大火事の煙の影響で、赤く染まった夕焼け。肉眼では本当に燃えるように赤くなっていました。
暖かくなってくると日差しも強くなり、よりいっそう空の青さが増します。


おまけ。チャーリージョンの孫たち。

昔々・・・。

みなさま、連休は満喫できましたでしょうか??
こちらは相変わらず風が強く、今日は風速50メートル!!
雪が降っているかのように、チリが舞っています。
こんなときに外に出て、家に帰ってきたときは顔がざらざら、髪は砂を含んでかぴかぴ、耳の中はごそごそ・・・と一目散にシャワーへ駆け込む日々です。
さて、連日異常なまでに高騰していた銀の価格が、ビンラディンをとらえた!というニュースから、一気に暴落・・・。過去に例がないほどの急激な値下がりをしました。といっても2,3年前に比べるとまだまだ2倍ほどと価格は高いのですが・・・。このまま下がり続けることを、銀加工業界としては切実に願っております。
ドルや紙幣に対する信頼感が高まったから、金や銀への依存が減ったとか。
さて、以前お年寄りのシルバースミスに会ったときに、とても興味深いお話を聞きました。
昔々、何の道具もなかった時代。
シルバーを、まきストーブの火で溶かし、石の上に流し、それを鉄や金属の塊で伸ばしてバングルを成型していたそうです。道具は、鉄道で使われていた使用済みのもの。
現在では、銀のシートは豊富にサイズがそろえられていて、スタンプも好きな形をオーダーでき、型で鋳造された土台がたくさん売っており、ジュエリーを作るための道具はすべて簡単に手に入ります。
そんな中、あえて伝統を守り続け現代的な道具を使わずに作られたジュエリーが、日本ではずっと不変の人気です。
「インゴッド」と呼ばれる銀の塊から作り出される作品。
溶かしたシルバーをローラーで伸ばしながら板にするため、銀のやわらかさが現れます。

このハリソンジム、数々の巨匠からのインスピレーション、直接指導によりどんどんと技を磨いています。自らを「計測に狂っている」というほど、デザインする際のマーキングは細かく正確に測り、すべてを完璧にしておくそうです。
だからこそ出るこの「狂いのない」精密なジュエリー。
以前、「このバングルにスタンプを何個打つか数えてみたんだけど、730個だったよ」なんて言っていました。しかも、スタンプの深みを出すためにすべてのスタンプを2回打つとのこと。「だから1500回スタンプ打っていることになるね」と。聞くだけでも疲れちゃいます。
ハリソンジムは、あまりジュエリーショーなどに出店しないアーティストなので、名前はそこまで有名ではありませんが、現地ではすでに名を知らしめているアーティスト。
この作風はすべてインゴットシルバーから作品を作り出す、彼にしか出せない!と思います。

「コインシルバー」
昔の、銀貨を溶かした銀を使用した作品。
銀の純度は低いものの(通常は92.5パーセント、コインの場合は90%ほど)、コインシルバーでしか出ない味は何物にも代えがたいものです。
銀の塊を伸ばした時にできる、表面の傷も年月を経ると非常にいい味を出します。

ジュエリーを身につける理由。

昨日、たくさんのナバホ族のお年寄り方々に会う機会がありました。
おじさん、おばさん、おじいさん、おばあさん、すべての方が素晴らしいジュエリーを身につけていて、思わず見入ってしまいました・・・。真剣なミーティングの席だったので、写真を撮れなかったことがとても残念!
ジュエリーを身に付けるというのは、インディアンの人々にとって、服を着るのと同じなのだそうです。
その部族やインディアンの作ったジュエリーを身に付けることで、ご先祖様に自分がインディアンであることを示し、そうすることでご先祖様が自分の身を守ってくれるのだとか。
いつもいつも素敵なジュエリーを身につけていて、思わず毎回それ誰の?と聞いてしまうナバホの女性。
そういえば出会った日はジュエリーを一つもつけていなかった!という話になり、聞いてみたら、あの日は裸で歩いているような気分だった(笑)と。
「ジュエリーを身につけないと自分が自分じゃないみたいな気分になるのよ。」
と言っていました~。
「どんなに急いでいる日でも、ジュエリーを忘れてはいけない。」
だから特に部族の儀式、卒業式、家族の集まり、などなどハレの日や特別な日は、ありったけのジュエリーを身につけていくのだとか。特にお年寄りの方はその信仰心が非常に強く、たくさんの豪華なジュエリーをつけているおじいさん、おばあさんをよく見かけます。
特に現地ではこのクラスタースタイルが人気で、鮮やかなのでいつも見入ってしまいます。

本当に、身を守るための大切なジュエリーなのですね★

インディアンジュエリー、人気アイテム。

日本のお天気はいかがでしょうか??せっかくの連休、お出かけ日和だといいですね★
こちらはこの二日間、極寒。ニューメキシコでも北の方は雪が降っていました。
今日からは暖かくなるそうですが・・・、乾燥地帯の天気は読めない!
連日報道されているビンラディンのニュース、新聞の見出しは「We got him!」われらは彼を捕えた!でした。
オバマ大統領は、会見後後ろを向いてガッツポーズ!軽く踊ったりして、アメリカらしいなーなんて思いました。
そのビンラディン、暗号名が「ジェロニモ」だったそうで(白人に抵抗して最後まで戦ったアパッチ族のインディンの名前)、なんだか複雑。
現地新聞の見出しは、「What’s in the name?」でした。その名前の意味は?とでも訳しましょうか。
さて話は変わりまして、先日ターコイズ向けのおススメをご紹介したのですが、ターコイズにこだわらず何かインディアンを感じるものがほしいという方も多いのではないでしょうか??
インディアンジュエリーの入りは実はバッファローの形をしたシルバーのペンダントだったとか、シンプルなインレイのジュエリーだったとかいう話もよく聞きます。
というわけで、また個人的な統計からのおススメ。夏はインディアンジュエリーがよりいっそう輝く季節ですからね★
インディアンを感じる何かがほしい!男性→ザ!インディアンを求めている。→ごつめバックル


現地メンズには一番人気のバックル、ザ!インディアン。
インディアンを感じる何かがほしい!男性→でもシンプルなものがいい。→ホピ!


ハマると抜けられないホピのジュエリー。そのバングルって?と聞かれ、「太陽はね、インディアンの世界では命の源なんだよ。」なんて説明してみたりして、そんな魂の込められているジュエリーを身に付けている男性、とってもステキ!・・・。
インディアンを感じる何かがほしい!女性→インパクトのあるものがいい。→ズニインレイ


女性に非常に人気のある、ズニのインレイジュエリー
手間暇かかったジュエリー、身近なモチーフでカラフルな動物やカチナを刻んだジュエリーは、ズニ族ならではです。
インディアンを感じる何かがほしい!女性→さりげないものがいい。→細めインレイ



シンプルなインレイは、贈り物にも喜ばれるアイテムです。
気になるものがありましたら、カテゴリーやアーティストで絞って検索してみるとずらずらーっと色々出てきますよ。

ターコイズのアイテム、迷った時は。

みなさま、連休はいかがお過ごしでしょうか??
こちらはいたって普通の平日ですが、朝からビンラディンのニュースがひっきりなしに流れてます。
ガソリンの値段急上昇、シルバーの値段も高騰・・・という暗いニュースが多かったので、9年半越しのニュースにアメリカ国民はちょっと大騒ぎです。
オバマ大統領の支持率もきっとあがるでしょう。
さて、現在たくさんのご注文を頂き、店舗にも多数のお客さまにご来店頂いているようで、在庫も結構動いております。
気になっているオンラインの商品はぜひこまめにチェックしてくださいね!!
先を越されて悔しい思いをした事のある方も、たくさんいるはず。インディアンジュエリーは、出会いと縁ですからね~。
新入荷も続々入っていますので、連休、のんびり派の人はネットで商品チェック~!アクティブ派の人は、マライカに足をお運びいただいてチェック~!仕事の人も、休憩時間にケータイをいじりながら商品チェック~!
お休みの方は、ぜひ東西南北、消費生活をして日本の経済を明るくして頂きたい!と願っております。
さて、今日は個人的なおススメをご紹介してみようかと。
日本に帰り、お店でお話をしていると、ターコイズを身につけてみたいけどどんなアイテムを選んでいいかよくわからない・・・・という声をよくききました。
この夏、インディアンジュエリーを買ってみたい。ターコイズがほしい!という第一歩を踏み出す方の為に、私の頭の中の個人的な統計を・・・。
今のあなたはどれに当てはまりますか??
ターコイズを身につけたい!男性→ごつめ好き。
石たくさんのバングル、スタンプワーク×ターコイズ


ターコイズを身につけたい!男性→キレイめがお好き。
シンプルなペンダント、リング


ターコイズを身につけたい!女性→インパクトがほしい!→石一個ドーンのバングル、クラスター


ターコイズを身につけたい!女性→シンプルに身につけたい。→華奢めペンダント


あくまでも、個人的な統計なので参考までに。
この夏、素敵な一歩を踏み出して、鮮やかで歴史のあるジュエリーを身につけてみてくださいね☆
マライカの販売員たちのお話しするインディアンジュエリーに関するエピソードやストーリーを聞いてしまったら、
あれもこれも・・・とインディアンジュエリーの魅力にとりつかれること間違いなしです。

4月5日より、愛をこめて日本のために。

本日は少しまじめなご報告。
震災から早くも半月たちました。カリフォルニアでも牛乳から放射能が検出されたとのこと。今日本で何が起きているのか、ニュースだけでは本当にはかり知れません。
この震災で、人的被害はもちろんのこと、今後どれだけの損失がでるのでしょうか。
「日本は強い国。素晴らしい国民性のある国。」
ニューヨークタイムズ紙でも賞賛されていたという記事を読みました。
ニューメキシコでもナバホの地に帰ってきた日本人の記事が、一面に掲載されていました。
何かしなきゃいけない!!と誰もが思い、様々な人が日本のために祈ってくれている毎日。
アメリカにいる私は本当に無力ですが、アーティストたちとはじめた募金が、30万円近く集まりました。
そして震災直後から、とても大きなムーブメントが動き出していました。
多くのアメリカ人シンガーが、日本のために曲を提供している「Song for Japan」
それと同じく、多くのネイティブアメリカンアーティストがはじめたムーブメント、「Native American Artist For Japan」
そうそうたるトップアーティスト&ネイティブアメリカンアーティストが作品を提供し、オークションに出し、その売り上げをすべて日本に寄付するというものです。
震災のあった3日後、Raymond Yazzie氏からこの話を聞いたとき、本当に胸が詰まり、何と言っていいか言葉にならなかったのを覚えています。
日本人として、少しの募金しかできない自分、そしてこんなに日本のことを考えてくれているアーティストたち。
自分のジュエリー制作の時間を削り、ミーティングを開き、たくさんのアーティストに連絡をとり、本当にどんどん大きな輪になって、多くのアーティストが協力してくれています。
いちバイヤーとして、あらためて日本がいかにアーティストにとって大事な国であるか、実感させられています。
というわけで、本題です。
4月5日から、ebayでのオークションが開始されます。日本からの入札もできます。
詳しくは、こちらのHPを随時チェックしてください→→
大物アーティストぞろい、そしてみんな日本のために特別な作品を寄付する!とはりきっていますので、スペシャルな逸品ばかりがずらりと並ぶこと間違いなしです。
アーティストがどんなに日本を愛しているか、愛をこめて作っている作品たちは一見の価値ありです。
1週間に1回、すべてのアイテムが更新される予定ですので、大物アーティストの作品がいつ出品されるかも見ものです。
オークションに関してのお問い合わせは、マライカでは承っておりませんのでご了承ください。
「愛と希望。このオークションは一回きりではなく、できるかぎり続けていきたい。一時的な援助ではなくきっと日本はもっと長期的なプランが必要。」
と、この「ムーブメント」のメインパーソン、リンドンツォーシー氏。
ちなみに彼の作品、先日入荷してます。
現代的なジュエリーを作るリンドンですが、たまにオールドスタイルを作るのが好きなのだとか。

こちら10万円。

ナチュラルキングマン使用、18万円。
近々日本に届けられるかと・・・。
マライカでお預かりしているアーティスト達からの募金も、こちらのオークションに協力させていただくことにしています。
協力していただいたアーティスト。
Ernie Lister
Aaron Anderson
Don Dewa
Steve Arviso
Herman Smith
Octevious and Irma Seoutewa
Sunshine Reeves
Calvin Lovato
Harison Jim
Ola Eriacho
Calvin Lovatoは、はるばる3時間かけて募金をしにきてくれました。
オーダーができたのかと思ったら、なんと募金をしに(涙)
本当に1日も早く日本が復旧しますように。