ついに、でっかくOPEN !!!

先日、ついに大阪・心斎橋にマライカショッピングビルが立ち上がりました!

今回の心斎橋店は5階建ての造りになっており、全国のマライカの店舗の中でも最大級の面積を持ちます。
各フロアをご覧になりたい方はこちら→  
各フロアたっぷりとスペースをとっておりますので、いつもの商品はもちろん、オンラインでもお馴染みのアンティークビーズ、インディアンジュエリーも豊富に取り揃えております。
オンライン商品の現物がお手にとって見ていただけます!
かなり気合いの入ったお店になっておりますので、、マライカ心斎橋店に是非遊びにきてください。
スタッフ一同、心より御待ち申し上げております!
*住所*
大阪府大阪市中央区南久宝寺町3-3-1
せんば心斎橋筋商店街内
*TEL*
06-6251-2009
詳しいアクセスはこちら→  

サンタフェのショーにいってきました。

先日サンタフェで行われたインディアンマーケットに行ってきました。
サンタフェは街にも多くのインディアンジュエリー屋が軒を連ねており、サンタフェの観光客価格ですが、新しいものから古いものまで豊富にある見ごたえある街です。
そんなロケーションの中行われた今回のショーはジュエリーだけでも300個以上ブースがあり、一日ではとても見切れないほどでした。
今回のビックイベントに、マライカでもお馴染みのゲーリー・リーブスジェーソン・タカラなど、普段はショーにあまり出展しないクライアント達も参加していました。
また、サンタフェはサントドミンゴのプエブロからも近く、普段ショーでは出展の少ないサントドミンゴ族の参加も多数ありました。
ほとんどが白人のお客さんの中、やはり会場はコンテンポラリーに偏っていましたが、それでも私達にとってはいい収穫があったように思います。
ここでの商品は続々とご紹介していきますので、お楽しみに!
ショーでは物販のブース以外に中央のステージで歌やダンスが披露され、訪れた人々を楽しませていました。
ダンサーであるスティーブ・ラランスの息子さんもループダンスを披露していました。スティーブが歌い、それに合わせて息子さんが踊る、親子の共演に会場を沸かせていました。
インディアンジュエリーでもよくあるフープダンサーは、縄跳びの用に器用にフープを跳んだり、いくつかのフープを重ね、イーグルの羽の様に羽ばたかせたりと、動きのある面白いダンスです。
こちらはステージ後のスティーブ達!

ちなみに、今回スティーブはキャストのリングで賞を獲得していました!
そして、こちらがサンタフェの名物”セント・フランシス教会”をバックにした会場の雰囲気です。

ここでニューメキシコの州都でもあるサンタフェという街をちょっとご紹介します。
サンタフェはスペイン系の移民達によって創設されたアメリカ50州の中でも最も古い町になります。サンタフェにはアメリカ最古のものが幾つも残っており、上のセントフランシス教会の聖母マリア像もその一つになります。
ロッキー山脈の南端、標高2000mを越える高地に位置し、西にはリオ・グランデ川が流れています。世界のベストタウンにも選ばれる環境のよいサンタフェはアメリカの「宝石」とも呼ばれているそうです。
開放的なリゾート地として、またインディアンジュエリー好きを楽しませてくれる街だとも思います。

サントドミンゴ族とスペイン文化

先日、サントドミンゴ族のカルバン・ロヴァトの招待を受け、サントドミンゴのセレモニーを見にいきました。
8月4日はサントドミンゴ族にとって、セント・ドミニクの聖誕祭でした。
スペインの入植によって、クリスチャンの文化が融合したサントドミンゴの人々にとっては一年で最も重要なセレモニーの一つになります。サントドミンゴ、この名もスペインがつけたスペイン語の名前になります。
サントドミンゴ族はリオグランデ川流域で発展した部族であり、その川の恵みである貝やターコイズを削ってビーズにし、ヒシと呼ばれるネックレスを作ってきました。
現在ではフィリピン産など、似た雰囲気で機械メイドの低価格のものが参入し、ハンドメイドで時間をかけてつくられる高価なサントドミンゴ族のものはだいぶ下火になってきています。また低価格に押され、最近ではプラスティックのビーズで作ってしまうサントドミンゴの人も多く、カルバンのように、一つ一つすべて手作りでやる職人は10人足らずとなってしまいました。
せっかくの素晴らしい技術なのでとても残念に思います。
こちらはカルバンの作品です↓ビーズを削って作るところから始まります。

さて、セレモニーの話に戻りますが、行く前にインディアン達に”サントドミンゴはかなり暑い”と忠告を受けていました。日本と違って湿度の少ないニューメキシコでは日差しが”熱い”と感じる事があっても、なかなか”暑い”という感覚はありません。ですが、サントドミンゴはほんっとに暑かったです。
そんな中、このセントドミニク祭は朝から夕方まで行われました。
男性の歌い手が50人近く、老いも若きも男女のダンサーが250人、総勢300人もの村人たちが、中央に奉られたセント・ドミニク像に向け、祈りのダンスと歌を捧げます。
地響きにも似た男達の低音の歌に合わせ、炎天下の元、1つ当たり約一時間にも及ぶダンスを何度も繰り返します。
ダンサーには大きく分けて3種類の人がいます。
男性ダンサー、女性ダンサー、そしてカチナに扮したダンサー。
男性は腰にふんどしのような布を巻き、頭にコーンを飾ります。手には”ガラガラ”と呼ばれるマラカスのような楽器を持ち、リズムを刻みます。
それに対して女性はズニ族のような黒っぽいワンピースを着ており、手にはモミの枝を手にしています。
そして、カチナのダンサーは頭にコーンの葉を大胆に飾り、頭から足の先まで白く染め、所々に黒い斑を描いています。一見怖い外見ですが、サントドミンゴの人たちにとっては神聖な存在になります。
いずれも、サントドミンゴらしく、首には貝のネックレスを身につけています。
驚いたのが、中央のテントの中で大事に奉られている、セント・ドミニク像です。装いはフランシスコザビエルのような、クリスチャンなのですが、首にはヒシネックレスがかけられているのです。文化の融合がそこにはありました。
およそ100メートルほどの道をこのダンサー達が埋め尽くし、列をなして踊り続けます。
暑さに見守る観客も体力を使うほどです。
この伝統にか、信仰心に対してか、いずれにせよ一心不乱に行われる儀式に圧倒させられました。
部族の実態はリザベーションのシークレットによって守られ、あまり知られていないですが、それぞれの部族を知ると、また一つずつの商品が違って見えてくるように思います。
インディアンは過去の話ではなく、今もそのスピリッツがちゃんとここにはあると感じられたのが、自分にとっては一番の収穫だったと思います。

街にインディアンが集結!

だんだんと日が短くなりつつあるニューメキシコです。
先週、ここニューメキシコでは夏のビックイベント、セレモニオがありました。
セレモニオは大規模なインディアンのお祭りで、各部族が集まって歌やダンスを披露します。
1922年より始まったセレモニオも今年で第八十八回目を迎えます。
アメリカ全土から部族の代表が集まり、遠くからはオハイオ州やカルフォルニア州からも参加がありました。
およそ1週間通して行われるこのお祭りは、日本でいう夏祭りのような熱気があり、取引先のアーティスト達も楽しみにしていました。
メインの会場ではジュエリーや絵画の物販があったり、いろんなコンテストが行われました。
こちらがナバホの歌と共に行われたダンスのコンテストです↓
英語が話せないお年寄りの為に司会者はナバホ語でもジョークを飛ばしていました。

こちらがパウワウのコンテスト会場です↓
それぞれ煌びやかなご自慢の衣装に身を包み、ダンスしていました。
この日はかなりの強風で砂埃がひどかったですが、そんな事お構いなしで盛り上がっていました。

そして、こちらがこのセレモニオの中でも一大イベントともいえる、各部族によるパレードです。

およそ2時間にわたり、ダウンタウンの道路を封鎖して行われました。
観客の声援に応えて魅せるダンサー達には圧巻でした。
このパレードではミス・部族も参加していたり、ネイティブ・ドクターも馬に乗って登場しました。
一週間近く朝から晩まで続いたお祭り騒ぎも、最終日のナイトダンスで幕を閉じました。
こちらはズニ族のターキーダンスです。ターキーはズニ族にとってシークレットバードになります。

焚き火の明かりのみで照らされた舞台で歌い踊るダンサー達は美しく、浮き上がって見えました。
部族の伝統を今もこうして伝える姿や、それを老若男女問わず見守るインディアン達の姿に感動しました。

お国変われば。

本日は私達駐在員の仕事の一部をちょこっと紹介します。
マライカでもだいぶ扱うアーティストが増えてきましたが、ほとんどは事務所で直接やり取りしてオーダーしております。
現地ではトレーディングポストなどでアーティストのものは買えますが、より日本人の好みに合うものを、また顔のみえる商品を扱いたいという思いからです。
アーティストとは、一年中あちこちで開催されるショーなどをきっかけに、または他のアーティストの紹介で知り合う事が多々です。
本日は日本でもお馴染み、Sunshine Reeves,Gary Reevesの兄弟にあたるDonovan Cadmanが事務所に来てくれたので、その商談風景をご紹介します。(彼もまたSunshineの紹介で知り合いました。)

このように、石を元にそれにあったデザインを起こし、アーティストと一緒に最終的なデザインを固めていきます。
『日本ではこういう方が好まれるんだよ。』と言ったり、
逆に『最近こういうスタンプに凝ってるんだよね』と、アイディアをもらったりします。
お互いに意見を出し合ってデザインを決めるこの時間は、緊張もしますがとても有意義な時間です。
そして、何気ない会話から、インディアンの風習を聞いたりと勉強になります。
今日はふとした事から“へび”の話になりました。
部族によって、または同じ部族でもリザベーションによって解釈は違いますので、これはあくまで一説として受け取ってください。
アジアでは邪気を食べてくれるものとして親しまれている“へび”ですが、ナバホにとって“EVEL”つまり邪悪な存在だというのです。
ある人は車のタイヤにへびが巻き付いていたらので、それ以降その車には乗らなくなったのだとか…。
また、ふくろうも日本では“ふ・くろう(不苦労)”として縁起を担いでコレクションをする人もいますが、ナバホでは不幸を知らせる鳥なんだとか!ちょっと驚きの話ですね。
こうした話は、ドノバンの親世代まで強く信じられていたようですが、時代が流れるにつれて今では迷信になっているようです。
ですが、いまでも信仰心の強いインディアンもおり、私達が気軽にナバホ語で挨拶をする事をも嫌う人もいます。そして、部外者に口外されないシークレットがいっぱいあります。
時代が流れても、それぞれがインディアンとしてのアイディンティティーを持っており、簡単には踏み込めない領域があります。

ボロのNEWスタイル☆

本日は『Pueblo Revolt Day』といって、1600年代にホピがスペイン・カトリックから独立した記念日になります。Geraldホピに住む人々はお祝いの為忙しそうです。
ここニューメキシコにいると、スペインの入植された歴史を意識する事が多々あります。
例えば、その頃の名残で地名にスパニッシュネームが残っていたり、インディアンの伝統的な儀式にカトリックの要素が含まれていたり(このお話はまたのち程ご紹介いたします)。インディアン達の定番カウボーイスタイルも実はスペインの文化なんです。
カウボーイといえば、カウボーイハットにブーツ、そして首元にはボロタイですね。
このボロタイ、元の起源はスカーフにあります。
戦いに向かう男達に、妻や恋人が無事の帰還を願って贈ったそうです。
そのスカーフが時代と共にファッション化して、ネクタイやボロタイなどに変化しました。
日本のサラリーマンも社会という戦場でネクタイ締めてますね!
さて、ボロタイというと、カウボーイのいない日本では、ほぼ年配のおじさん達が独占していますが、本日はカジュアルにもつけられるんだ!というご紹介です。

このように、Tシャツの時にチョーカーの様につけてもかっこいいんです。
もちろん男性の方がスーツスタイルの時にYシャツに締めるのも、遊びがあってかっこいいですが!
ボロタイもお好みに合わせてタイプを選んでいただけます。
石メインのものから、

インレイのもの、

オーバーレイもの、

と、いろいろあります。
最近はベストもだいぶ一般的になってカジュアルに取り入れる人も増えてきました。
Tシャツにベストにボロタイなんて組み合わせもオススメです。
ちょっと人とは違ったおしゃれを楽しみたい方はボロタイを新しいワードローブとしてお試しください。

ZUNIもの入荷しました。

半袖にジュエリーの映える季節になりました。
迫力あるターコイズのアイテムといえば、やはり男性のお客様が多いですが、本日は女性でも着けやすいズニ族のアイテムを紹介したいと思います。

こちらはズニファンには言わずと知れたSammy & Esther Guardianサミー&イスター・ガーディアンの作品になります。
ハチドリと花のコンビネーションは乙女心をくすぐる一品です。
サミー&イスターの作品はインディアンジュエリー好きではない方でも気軽に合わせられるのがいいところです。ハチドリ以外にもロードランナーなど、様々な鳥が使用されています。
鳥の周りの花と葉の表情によって、鳥に動きをつけているのがニクイ!ですね。
ここでちょっと技法の説明です!
シルバーの枠にカットし研磨した石をはめ込む技法を『インレイ技法』を言い、これはズニ族が得意とする手法です。最近ではナバホ族やホピ族でもインレイ技法をコンビネーションで取り入れる人が増えてきました。
そして、サミー&イスターのように、はめた石を周りの銀板と同じく表面を滑らかに研磨した物を特に『フラットインレイ技法』と呼びます。
これは銀板の上に切り込み(模様)を入れた銀板をさらに重ね、そして表面を磨き上げたものです。とても手の込んだ作業になります。
さてさて、『私は可愛い雰囲気のは苦手だわ』というあなたに、ちょっと面白ダネのズニ族のアイテムをご紹介いたします。こちらはカチナに扮したダンサーをモチーフとしたジュエリーです。
こちらが雨を祈るレインボーマン↓

そしてこちらがナイフウィングダンサー↓

もともと自分もズニ族の愛らしいアイテムに魅了され、インディアンジュエリー入門しました。
1個ずつの表情の違いなど、ハマリだすと面白いです。
こういったモチーフは古いもので1930年代から既に作り出されていました。
一見おふざけなアイテムですが、ネイティブアメリカンからしたら祈りのこもったものだったんですね。
いつもの服のワンポイントとして、インディアンジュエリーを始めてみませんか?

Donovan Cadmanアイテム増えました!

連日刺すような日差しの続いているニューメキシコです。
それでも野生の植物は、この時期青々としていて、そのたくましさに感心します。
ところで、先日石のディーラーから美しいキングマン・ターコイズを仕入れました。
早速、何人かの腕に確かなシルバースミス達にオーダーをかけたところ、素敵なジュエリーが出来上がりました。
こちらはDonovan Cadman(ドノバン・キャドマン)の作品です。

そんなにごつくもなく、普段に時計と一緒に身につけて頂く、ちょっとしたジュエリーにぴったりだと思います。
ドノバンのジュエリーの特徴は、兄弟に比べて若干線の太いスタンプと、細部まで丁寧に磨き上げられ、シャイニーも馴染む美しい仕上がりにあります。
そして男性的なデザインから女性的なデザインまで作りますが、いずれも程よく力が抜けた感じが他のジュエリーの邪魔をせず合わせやすいです。
ドノバンはあまり日本ではポピュラーなアーティストではありませんが、Sunshine reevesDarrell Cadman,Andy Cadmannoの兄弟にあたり、現地では割と知られたシルバースミスです。
兄弟の中でも温和な性格で、ドノバンにしたオーダーを他の兄弟に横取りされても笑って許してしまうというエピソードもありました。
ナバホのリザベーションはあちこちに点在しますが、ドノバン兄弟は同じリザベーションに住んでいます。一緒に育った兄弟は大人になった今も大変仲がよく、一人に話した事はなぜか皆に伝わっています。お互いに助け合っていて、ファミリー行事も大切にしています。
彼らの子供たちもまた同い年で仲良く、将来ドノバン達のような繋がりの強い大人になるんだろうな、と勝手に想像してしまいます。

バージョンアップしてます!

ここ最近、続々と新商品が入荷してホームページが大改造されています☆★
今までも扱ってきたアーティストの新商品に加え、新しいアーティストも続々増えてますのでお見逃しなく!!
また、本格的なプレミアムターコイズを使用した、お求めやすい価格のラインをスタートさせました。

オススメはこの二人→Arnold GoodLuckFred Peters
この夏からインディアンジュエリーを始めてみたいな…と思っているお客様!より入りやすく、普段のスタイルに合わせやすいデザインを展開していきます。乞うご期待ください。
現地にはインディアンジュエリー以外にもラグ、ポタリー(壺)、絵画などなど、素晴らしいインディアンのアートがあります。そんなインディアンアートを少しでも紹介できればと、絵画のオンラインショップもスタートさせました。
こちらはズニ族のDuane Dishtaの作品になります。

神話から出てきたようなカチナの絵は、インディアンならではの独特の世界観が表現されています。アーティストの家に遊びに行くとこうした絵がさりげなくインテリアとして飾ってあります。
今後もマライカでは、いつでもお客様にわくわくしてもらえる商品をご提案できるようにと思っております。お楽しみに!