ナバホ族のオーバーレイ作品

ブログの更新が久々になってしまいました!

どこも世界中大変な状況にありますが、アメリカ駐在は元気でアーティストのみなさんも少しぺーすを落としながらではありますが、ジュエリーも少しずつ新しく入荷することが出来ています!

さて今日は、マライカでは10年も前から定番のアーティストとなっているチャーリージョンについて。

ナバホ族のオーバーレイ作品で有名な人と言えば、ナバホラグ柄のダンジャクソン、そして故スティーブンJビゲイです。

そのスティーブンJビゲイが叔父にあたる、チャーリージョン。叔父と言っても歳はチャーリージョンとほとんど変わらないので、同時期に同じような作品を作って来た一人です。

チャーリージョンの仕事は、とにかく細かく正確。

伝統的スタイルからインレイまで、実はすべてのスタイルを作れる器用な人でもあり、地元のバスケットボールチームのロゴをシルバーで切り抜き作ったり、警察官のバッチをカスタムで切り抜いて作ったり、一点ものでありながらその正確さにはいつも脱帽させられるアーティスト。

日本で取り扱いがかなり少ないのは、他ギャラリーやトレーディングポストなどにあまり売りに行かないから、彼の作品は地元のトレーディングポストでも普通に見る機会はとても少ないです。

オーバーレイの作品だとどうしても重くなりがちですが、それを軽すぎず、重すぎずのちょうど着けやすい重みで作っているのがチャーリージョン。

彼の真骨頂はこのハンドカットのサンバースト。

ラインのスタンプを打つのではなく、すべて糸鋸で切っています。

そして、革細工もできるチャーリーはボロタイ部分も自分で編んでいます。

真の職人!というのはこういうこと。

彼の技術を思う存分に発揮するにはやはりボロタイやバックルなど大きな作品になるのですが、もう少し着けやすい日本人サイズで作ってもらったのがこちらのバングルやリング、ペンダント。

カットとスタンプが両方施されていて、燻しとのコントラストも他には似たものがない唯一無二の作品です。

 

オンラインでしかコミュニケーションができない今、オフラインでずっとジュエリーを作り続けてそれを手渡しで会って渡すという「ザ、ネイティブアメリカンジュエラー」の人たちの生活がまたどんどん変わっていきそうです。

今はというとナバホネーションの感染拡大は少しずつ停滞してきていて、ニューメキシコ州での生活も元に戻り始めていますが、学校はまだ開かず、もちろん夏のイベント類はすべて中止。

インディアンマーケットというネイティブアメリカンジュエリー界の稼ぎ時であるはずの8月は、作り手にも売り手にも初めての非常に厳しい夏となりそうです。

都会では反対派と賛成派に真っ二つに分かれていますが、今はナバホネーションやニューメキシコ全体でもほとんどの人がフェイスカバーまたはマスクを着用しています。まだまだ先は長そうなこの生活ですが、そんな中にいるアーティストが作ったんだと作品への思いを馳せて、ジュエリーを通して世界のつながりを感じていただきたいと思います!

 

 

 

久々のコレクションアイテム

18金×ランダーブルー By Ernie Lister

地金を用意するところから始まり、時間がかなりかかってしまったこの作品。

ランダーブルーを使用した18金の作品。

インディアンジュエリーの世界で金と言えば14金が主流ですが、それよりも純度が高い18金で仕上げてもらったスペシャルな作品。

 

18金×ランダーブルー By Ernie Lister

こちらはさらに大粒のランダーブルーをスクエア型のトップとロゼッタスタンプで飾った作品。

代々受け継がれることになるであろう価値のある作品です。

 

 

このバングルはすでにSOLDになっていましたが、ご購入されたお客様お目が高い。

ハイグレードで大粒の石を使った幅広のコレクションアイテム的なバングルは本当に出会うのが難しくなってきています。

Harry Begay x Kingman

ハリービゲイの作品は、とにかく持って触っていただきたい。

重量級の作品でありながら、細かいところまでスキが無いところが非常にぐっときます。製作数がどんどん減ってきている作家でもあります。

 

 

ハリソンジム&ゲーリーリーブス

こんにちは!

こちらアメリカニューメキシコでは、ニュースで見る第二波というものが続いていて、仕事を再開しながらも気をつけながら、という感じです。

これから夏本番がやってくる。ということで、コロナの暗い気持ちをジュエリーで吹っ飛ばすような新しいジュエリーがどんどんネットショップにアップされています!

メンズに人気の高い「ハリソンジム」。

ハリソンと言えばチゼルワークのシンプルな作品を思い浮かべる方も多いと思うのですが、「どんなものでもきれいに作り上げる」のが彼の特徴。

今までの定番でシンプルなチゼルワーク、サンバーストに追加して、一風変わった一点ものも今回入荷しています。

サンバーストのペンダントの小さめ、でも重量感のあるタイプ。

 

今まで見たことのない新しいスタイルの一点ものジュエリーは、ハリソンジムの美しさが際立った作品たちです。

さらに、ツイッターでご紹介している、故ゲーリーリーブス作品。

皆様のご要望に応えまして、今までネット掲載していなかった商品たちを一挙追加しておりますが、すでにかなり在庫がなくなっています。

ゲーリーリーブスらしさが現れた作品は、身に着けているだけで気持ちが引き締まるようなそんな作品ばかりです。

夏はこれから!背景のあるインディアンジュエリーを愛でながら身に着けていきましょう!

 

ニューメキシコ州とアリゾナ州の現状

気付いたら更新が久々になってしまいましたが、ニューメキシコ州では少しずつ店が再開しつつあります。

人権運動のプロテストがここニューメキシコ州にも広がっていて、先週は暴徒化したプロテストから守るため、ガラスにベニヤ板を貼っている店もかなり見られました。そのニュースとビジネスの再開でコロナが忘れ去られたような感じがありますが、ナバホネーションの拡大はまだ広がっていて人口に対する感染率はニューヨーク市を超え、まだ夜の8時から朝の5時迄は外に出てはいけないという門限が張られている状態です。

ナバホネーションの土地はニューメキシコ州、アリゾナ州、コロラド州、ユタ州にまたがっていますが、やはり一番感染が深刻なのがここニューメキシコ州ギャラップ近隣の居留区と、アリゾナ州の居留区。

州全体では感染が少し収まりつつあったので、州全体では20%以下の人数制限有で店を開けてもいいよというOKが出たのですが、まだ感染が拡大しているこのエリアでは銀行などの窓口もまだ閉鎖中で、地域によってかなり差が出てきています。

ほとんどのアーティスト、作家が感染がまだ収まらないニューメキシコ州とアリゾナ州に住んでいるので買い付けの再開もまだ慎重に、お互いがリスクにならないように進めているという状況です。

まだ重い雰囲気はありますが、あともうちょっと!という感じです。

さて近況報告はこれくらいにして、私たちはジュエリーで作家に還元できるようにコツコツと頑張ります!

ターコイズ物のシンプルな作りの作品はすべて、石を選びアーティストに作ってもらっています。

 

そして今日YouTubeに登場したこの人。

皆さんが疑問に思っているであろう、どうやって作っているの?の一部が映像化されています。いやーすごいです。

78歳。

なんというかやっぱり作品がずっと愛されている人って考え方が凄い。

でもすごいだろーって言わず当たり前にやっているところもぐっときます。

必見。日本語字幕を付けてご覧くださいね。

ゆっくりとジュエリーを見返す

こんにちは、こちらニューメキシコ州では15日に解禁される予定だった外出禁止令が5月末まで延長になり、まだまだ予断を許さない状況が続いています。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、その中でもナバホ族居留地での感染拡大は非常に深刻。さらにホピ族やズニ族の村に通じる道は封鎖され、必要不可欠ではないジュエリービジネスは完全にストップしています。

緊急事態で外出禁止令が出ている中、今自分たちのことを優先させてジュエリーを動かすことで人命に関わってしまうこともあります。ほとんどのアーティストはただステイホームをしていて、政府からの援助もかなりあり、気分は落ち込んでいる人もいるけれどみんなで励まし合い、元気にしています。

今は商品を見直し、やれなかったことをまとめて片付けるチャンスだと思い毎日コツコツとジュエリーと向き合っています。

さてコロナ話はどうしても暗くなってしまうので、現状報告はこれぐらいにして、

ツイッターではネイティブアメリカンの歴史や作品と関係する豆知識を載せて東京のインディアンジュエリー担当が発信しています。

実は今、ジュエリーの需要って高まっているんですよね。

特に、ネックレス。

オンラインミーティングの色どりに、リングは家仕事には難しいという方も、一回つけてしまえば寝る前まで着けっぱなしでパワーを身に着けられるネックレスがメンズ、レディースどちらも人気。

そんなネックレスのまとめがこちら

ハンドメイドチェーン、ヒシネックレス、大ぶりのスクオッシュからシンプルターコイズまで、たくさんの作品が勢ぞろい。

今までちゃんと見たことのないネックレス単品。もちろんペンダントでもいいと思います。

ネイティブアメリカンの人々の魂のこもったジュエリーをいつも身に着けていると守られているような気がして、身に着けないことが不安になる、そんな気分にもなります。

色々なサポートの形があるとは思いますが、ジュエリーを買うことでオーダー受け取りができる時になったらまたいっぱい仕入れることができて、最終的には作家のためになるということもバイヤーの身としては伝えておきたいです!

見るだけでも涎が出てにやにやしてしまうような作品たち。

自分が身に着けたらさらににやにやが止まらないですよね。

 

エディソンサンディスミス新作

オンラインショップに続々と新商品がアップされています!

この機会に、新作だけではなく過去にあまり紹介することのなかったジュエリーも紹介していけたらと思います!

今日はエディソンサンディスミスの作品たち。

素朴な人ですが、非常にこだわりのある作家でもあります。

こちらはコインシルバーの作品。

エディソンの象徴ともいえる花のような形のバンプアウトを使わず、スタンプのみで整然と仕上げられた伝統的なスタイル。

コインシルバーの優しさとマッチしたような、温もりを感じる作品です。

石を使った作品はあまり作らないのですが、少し石を渡してオーダーしました。

渡した石も丁寧にやすりをかけて、作品にマッチするように仕上げています。

こちらは「エディソンの丁寧さ」が詰まった作品。

アリゾナ州の奥深いリザベーションに住んでいるエディソン。

テレビがなくてラジオだけど、大丈夫。それより日本は大丈夫か?シルバーは店が閉まる前にたくさん買ってあるから大丈夫だと言っていました。

 

ネイティブアメリカンの人たちとのつながりも感じながら、ジュエリーを見てぜひ気分転換してくださいね!

 

 

 

ジュエリーには意味がある

アメリカはコロナでなんだか大変なことになっています。

経済も大変なことになってますね。

ニューメキシコ州のギャラップはまだ感染者は確認されていませんが、主要空港のあるアルバカーキ付近では21人の感染者が確認され、ドライブスルーでのテストも実施されています。

スーパーからはトイレットペーパーや除菌系はもうすでに姿を消していますが、ネイティブアメリカンの大好きなジャガイモがなくなっていたときには文化を感じてしまいました。

でもみんな、通常通り。

アーティストたちはいつも家で仕事をしているから特に生活に変化はなく、ポジティブでそんなにパニック状態ではないように見受けられます。

こういう時に落ち着いていつも通りでいられるというのは本当に大事ですね。

さて、タイムリーな動画、我らがスティーブアルビソのインタビューがなんだかとても心が洗われるような気持ちになるのでご紹介。

ジュエリーというものだけではなく、「そこに込められているもの」を感じてこの重苦しい雰囲気を乗り越えられるように頑張りましょう!

※字幕で日本語が設定できます。

 

 

 

元気がでるターコイズ

急にこの数日でアメリカのコロナウイルスの状況が変わり、ちょっとしたパニック状態です。

ここネイティブアメリカンの人口が多いところの大きいスーパーは毎月1日の年金支給日、人がごった返すのですが、その非じゃないぐらいにすごい混雑で、みんな買い出しに急いでいるようです。

トイレットペーパーが消え、除菌スプレーが消え、学校は三週間休校が決まり、ナバホリザベーションにある公園、モニュメントバレーやアンテロープキャニオンも観光客の制限を始めました!

こうやって書いてみると非常事態な感じがしますが、ネイティブアメリカンの人たちと話をしていると、なんか人間の本質みたいなのを考えさせられます。

「僕たちは小麦粉二袋あれば当面は生き延びれる」とか

「やることがなくてベビーブームが起こるんじゃない(笑)」とか

「その間にオーダーで忙しくて作れなかった創作ができそう」とか。

いや、みんなポジティブ。生きる力を感じます。

私たちの使命は雑貨やジュエリーを通してみんなの気分を明るくすることに尽きますね。

というわけで、新着のターコイズ物を紹介します!

このシルバーワーク。写真だけ見てもすごいけど、カッティングワークや細かいスタンプなどのこだわりがものすごくあるチャーリージョン

レザー部分も自分で手編みしています。

 

次は思い入れのあるこちらのリングたち。

正面、サイド、裏面の写真。

裏面を見ていただくと分かりますが、指輪のサイズ棒に入れるとサイズが大きくできるように調整可能で作ってもらっています。

これ、石をセットするのにすごく時間がかかったので個人的に思い入れもあり、しかもサイドスタンプ、石の組み合わせ、すべてが一点もの。

クラスターは大きく見えがちですが、中心の周りを小さい石でまとめてもらっているので、大ぶりだけどごつすぎず、サイド部分もフラットなのでとてもなめらかな着け心地です。

 

そしてメンズに鉄板のこちら。

よく見るデザインのような感じがするかと思いますが、このスタイルは本当に人気。

今回はまたスタンプとサイドのデザインがラインで締められているので、シュッとした感じが一層高まってます。

キャドマン兄弟は細かいところが丁寧で、力を抜くところのバランスを心得ています!

ターコイズが映える季節。桜とターコイズとか最高ですね!

 

器用な作家

今年のニューメキシコはとても雪が多いです!

今夜もまた雪が降る様子。

 

さて、今日の紹介はこちら。

誰の作品か一目で分かった人はすごい!

 

「家族代々伝わる作風」というのがもともとあるアーティストも多いので、「○○さんと言えばこのスタイル!!」っていうとらえ方をついしてしまうのが私たち。

スタンプワークと言えば●●

インレイと言えば○○

とか。

 

でも彼らは作り手なので、別にどんなスタイルを作ったっていいんですよね。

実は、この人のこんな作風見たことない!っていう作品にまた熱狂してしまったりします。

でも実際の所、アーティストはその人と言えば○○という「定番人気のスタイル」のオーダーが尽きず、新しいものにチャレンジする時間というものがそもそもなかったりします。

以前サンシャインリーブス×スティーブアルビソの動画で、

「自分たちの作っているものは作ろうと思えば誰だって作れると思う」

と言っていました。

 

そもそも、「新しいスタイルが作り出せるデザイン力」と「そのデザインを形にできる技術」がある人は本当に一握り。

それがこのような限られた道具で、リザベーションにある掘立て小屋で(失礼。。。)作られているとなるとジュエリーそのものの裏にある背景が浮かんできて、すごみが増します。

 

そうこれは、ハーマンスミスの作品。

 

以下、全部同じ人の手から作られたと思うと、なんだか色々なスタイルの作品を作り続けたピカソを思い出すような。。。。

新年の新作紹介

新年あけましておめでとうございます。

本年もマライカ、アメリカ駐在ブログならびにマライカをどうぞよろしくお願い致します。

2020年という節目の年ですね。

今日は新たな作品のために石をせっせと選んでいました。シルバーの作品ももちろんですが、やはり現地で選んでセットしたターコイズ物の作品はまさに一点もの。

「ターコイズは私にとってお菓子屋。」

Turquoise is Candy store for me.

ターコイズに魅せられたアーティストはこういう風に表現するのですが、好奇心がかきたてられてワクワクしてしまうのがターコイズの不思議な魔力です。

このブログの読者の方にも多いのではないでしょうか。

 

以前のインタビュー記事でも少し書いているのですが、アーノルドの曽祖父はインディアンジュエリーのパイオニアの一人。

そんなすごい人だったとは全く知らなかったそうですが、その歴史を知ってより一層ジュエリーを作るという意味が深くなったと言っていました。

↓日本語字幕ありです。最初ナバホ語で話しているのがとてもいいです!

 

 

続きまして、パットベドニーの新作のご紹介です。

今日は情報が盛りだくさん。

リクエスト&入荷待ちのお客様が多いパットベドニーの作品が一気に入荷しました!!

早い者勝ちです。

その他も、今回入荷した作品はすべてオンラインショップに掲載しています。

ぜひお早めに!