こんなレアアイテムあります。ナンバーエイト編

皆様以前ブログでも紹介したこちらのオークション、毎週水曜に更新されますので、たまにチェックしてみると、お!こんなものが。ってマニアにはたまらないものも掲載されていますよ。
ジュエリー以外の雑貨や絵画などなかなかお目にかかることのできないものもあります。
本当にまだまだたくさんの方が、日本を応援してくれています。
 さて最近、雑誌PVなどでマライカのインディアンジュエリーを付けてくださる方が多く、夏の訪れを感じています。
今日は男性にも女性にも大人気のターコイズ、ナンバーエイトの作品をピックアップしてみます。
ナンバーエイトターコイズはマライカでもとっても人気のあるターコイズ。
ナンバーエイトというのは、採掘権をもつ8番目の人がこのターコイズを掘り当てたことからついた名前だそうです。1925年から採掘されていたこの鉱山、もともとは青味のある色×細かーいブラックウェブのあるターコイズが採掘されていました。現在ではこの青味のある色×細かいウェブのナンバーエイトはほとんど見かけられません。もし見つけたら、絶対に買い!です。もちろん値段もとんでもなく高いケースが多いですが。


こちらは昔のナンバーエイトを使用した作品。
そんなレアナンバーエイトが採掘された後、現在出回っているような空色のナンバーエイトが採掘されました。色が薄くなると、硬度ががくんと弱くなることが多いターコイズですが、ナンバーエイトは薄い色のターコイズの中でも比較的硬度のあるターコイズです。
ハニーウェブと呼ばれる、はちみつ色のようなウェブが入ったもの。


こちらはブラックウェブ。

青味のあるウェブがじんわりと入ったもの。

ナンバーエイトターコイズ鉱山は1976年、金の鉱山としてGold Minningという会社に買収されたことにより、ターコイズ鉱山としては閉山しています。
今ここにあるターコイズたちは、1920年代~70年代に採掘されたものたち。
とても歴史を感じるターコイズです。

こんなレアアイテムあります。キャリコレイク編

ニューメキシコ州では毎日日差しが強く、紫外線対策が欠かせない季節になってきました。家の中からだとすごくよい天気に見えるのですが、なんせ風が強く、飛んでくる砂と闘いながら外に出る毎日です。
日本は桜が美しいようで・・・。私も気分だけ、携帯の待ち受けを桜にしてみたり。
さてそんな春の訪れを感じさせる、キャリコレイクの作品を今日はご紹介します。
鉱山主から購入した石を使っている、ハイグレードなシリーズ。
キャリコレイクは成分に亜鉛が含まれるためにグリーンになることが知られていますが、実は昔はグリーンのものはターコイズではないということで、捨てられていたそうです。時代を経て代表的で人気がある色がグリーンにかわってきたため、現在ではあまり採掘されないブルーのキャリコレイクも、ハイグレードのアップルグリーンの色と同様にレアだったりします。

「ブルーグリーン」と呼ばれる、一つの石の中にブルーとグリーンの色が混じっているキャリコレイクも存在します。こんな色の混じった作品も。

半分半分、色が違うのが分かりますでしょうか?
ウェブの入り方も、この重量感のある作りも、愛着がわくこと間違いなし。かなりのヘビーゲージです。石の厚みも素晴らしい作品。
キャリコレイクは、体温や身体からの自然なオイルによって鮮やかに少しずつ自分色にかわっていくターコイズでもあります。
こちらはダレルキャドマンの作品。

石の厚みが、ぜいたくー!
並ぶと、こんな感じ。

そんなキャリコレイクの豆知識。
猫で、キャリコというと三毛猫のことを意味するように、キャリコレイクというのは「色々な色が混ざった湖」という意味。もともとあった湖が乾き、そこの土地から掘り出されているターコイズが現在「キャリコレイクターコイズ」と呼ばれています。ランダーブルーやレッドマウンテンなどのハイグレードターコイズを生み出しているネバダ州ランダー郡に位置するターコイズです。
こちらの石の厚みも素晴らしいバングル。
このデザインは、女性にもマッチします。というわけで、女性サイズ。


そしてこちらは博物館クラス、キャリコレイク×3個のバングル。
アップルグリーンの深い色あい、石の大きさ、何重もされたシルバーの細工、本当に出会うことのできない逸品です。見ているだけで、うっとり。

こんなレアアイテムあります。ビズビー編その2

先日ご紹介したビズビーターコイズの作品、今日はTommy Jacksonの作品をご紹介したいと思います。
重量感のあるシルバーを存分に使ってハイグレードターコイズを引き立たせる達人、Tommy Jackson。スタンプワーク、オーバーレイ、トゥファキャスト、インレイと色々な技を組み合わせて出来あがる作品は、古くも見え、新しくも見え、彼ならではの味があります。カラット数のある大きいハイグレードストーンを惜しげもなく使ってしまうのが、彼の特徴でもあります。
こちら。→バングル

母岩が入ったボルダーのビズビーバングル。母岩の部分はただの岩・・・なのですが、この赤茶色の母岩はビズビーならではの色で、他のターコイズでは見られない色。
→リング

細かいウェブが入ってます。
→こちらのクロスペンダントに使われているビズビーも。

→シンプルなハイグレードビズビー

厚み、スタンプワーク、オールドスタイルの仕上げ、男性にはたまらない作りではないでしょうか。

こんなレアアイテムあります。ビズビー編

入荷時にブログでの解説を逃したけどすごくレアな商品がまだまだたくさんHPに掲載されています。毎日少しずつご紹介しなければ!と思いながら日々の業務に追われるこの頃・・・。
ターコイズ好きの中では圧倒的な人気を誇るビズビーターコイズ、現地でもほんとうに手に入らなくなっています。特にハイグレードの鮮やかなブルーの物。どんどん値段も上がっていますので、2~3年前に仕入れていた値段はちょっと考えられないぐらい。市場がこうやって動いていくのも、ターコイズの魅力です。
先日、こんなラフのビズビーを見せてもらいました。


これはすごい!!もちろん売り物ではなく、博物館に行くそうですが、こんな塊、二度とお目にかかることはないかもと思い、写真を撮りまくりました・・・。
チョコレート色の母岩が、ビズビーならでは!!なのです。
何とも言えない赤土の匂いがします。
というわけで今日は、ハイグレードのビズビーを使ったジュエリーをピックアップしてみます!
こちらは珍しいビズビーのクラスタータイプ。

デルバートゴードンのオールドスタイルと、このスモーキー&古めかしいビズビーが何ともマッチしています。ネット未掲載ですが、吉祥寺店の商品です。
こちらはペンダント。

かなり前に作られたと思われる、作り&石の鮮やかさ。

この作品は鮮やかなビズビーがそろった、すばらしいコレクターズアイテム。

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モレンシがキテます。

無事アリゾナから帰還しました~。
週末はものすごく良い気候で、先週の寒さは一体何だったのかと・・・。
さて、Tucsonで色々な鉱山主さんやコレクターさんに会ったのですが、みなさん、モレンシが全然手に入らなくなっている!!と言っていました。
確かに、こちらでも2,3年前はよく見かけたブルーのモレンシは今全然見かけません。
今日老舗のトレーダーさんと話していたら、モレンシはこの先5年でビズビーに匹敵するぐらいのレアストーンになる!と豪語していました。
唯一見つけた、ハイグレードのモレンシラフストーン。

カットすると、鮮やかなブルーが出る事間違いなし!!!
そんなモレンシ、買うなら、たくさん種類のある今のうちかも・・・。
こちらはパイライト入り。

ハイグレードの石を豊富に使っているものは、これから少なくなってくるかも・・・。

といってもターコイズは、閉山したといってたくさんコレクターから出回ったりするのでなんとも言えないのが本音。
でもレア度の★が一つ増えたことは確かです!!
その奥深さが人々をとりこにしているのも確かですね。

大人のインレイウォッチ


ユッカさんたち;「すくすく!!」
こちら、前回のブログでご紹介した、バスケットの材料、ユッカさんでございます。
すくすく育ってますねー
腰ぐらいまでの高さの物から、3mぐらいまで成長する物まで!
真ん中にまっすぐぴょんと伸びているのが茎で、ここに花が咲き、実を付けます。
葉っぱが繊維質でとっても丈夫なユッカさん。
根っこはすりおろして石鹸に、
実はスモモみたいで、食べてもおいしいユッカさん。
とってもありがたい植物、ユッカさん。
そして、晴れたニューメキシコの空がとっても似合うユッカさんなのです。
さてさて。
今回は、新入荷の時計をご紹介。

こちらの時計
なんと、贅沢にも、キングマンターコイズを使用しています・・・!!
通常、こういったタイプはスリーピングビューティーという、インレイに適した、色むらのない石を使うんですよね。
この作品なんかはその代表です。
色むらがないし、比較的、切ったり彫ったりの加工のしやすい石ですし、何より、ナチュラルターコイズの中では比較的安価です。
ですが、このタイプのインレイ、もう見慣れちゃって・・・という通の方、多いんじゃないでしょうか??
そんな方には今回のキングマンインレイウォッチ

どうですか!!この細かいウェブ!
透明感のある
まるで、ユッカさんの背景の、ニューメキシコの空のようです!!

・・・ちょっと興奮してしまいました、すみません
さておき。
通常、こういう作品には、キングマンは使いません。
切ったり削ったりして、ロスする工程が多いので、もったいなくてみんな高い石は使わないんですね。
なので、作った工房の方も、「試しに作ってみたけど、加工は難しいし、あんまり数は作れないし、なによりコストがかかりすぎて・・・」とぼやいていたほど。
スタビライズド加工されているとはいえ、これだけの発色と、美しいウェブをもつ石は、下手なナチュラルターコイズよりもずぅーっと高価なんです。
そんな少量作品、
あるだけ全部買い占めてしまいました
いぇい
だって、ステキなんですもん・・・
ごめん工房のおじちゃん!
出来上がりたての新作を、全て買い占めたのはわたくしです!
そんなキングマンを愛する工房のおじちゃんのチャレンジ時計、
明るい色のインレイと比べて、
身につけるとぐっとしっとりと落ち着いていて、
しかもさりげなくとがった感を演出。
大人の色気が全開になります・・・
とくに、男性陣には本当にオススメ。
詳細は→こちらをクリック
3点入荷しましたが、どれも色味が違って、個性のある子たちばかり。
じっくり見比べて、運命の1点を探してください。

Turquoise in しぇる???

日本も随分残暑が和らいだようですね!
こちらも日々秋が深まっておりますよ。
昨日は珍しく“しとしと”と穏やかな雨が降りました。
大抵こっちの雨は短時間で一気に強い雨が降る事がほとんどなんです。
お陰様で今日は良いお天気でありました。
こんな良く晴れた日の午前中に、太陽の元でターコイズ見ると一番きれいなんですよね。
まだ試した事のない方は是非お手持ちのターコイズで試してみてください。
ナチュラルのターコイズ程美しく、ターコイズの本当の姿が見れますよ!!
さてさて、ちょっと今日某コレクターさんに珍しいものを見せて頂きました!
びっくり!! “Turquoise in Shell” でございます。
以前ご紹介致しました、“ドドン!ナンバーエイト”のコレクターの方の、
これまた(気持ち的に)ドドン!なコレクションなんですけどね。
(以前のブログは→コチラから)
はい、こちら!!

この奇妙なまるいフォルム、貝の中で形成されたから、なんだそうです。
幾度と繰り返された地殻変動によって、こんな事が起きてもおかしくないんですけど、
いやーーーロマンありますよね。
ちなみにこちらアップルグリーンの美しいハイグレード、キャリコレイクです。
思わず『それ、私にください!』と言うのをグッとこらえました。。。
こういうロマン感じる逸品っていうのに弱いんですよね。
…当然彼の宝物なので無理ですけど。
他にも木の化石と共に年月を重ねたキャリコレイクなんていうのもお持ちでした。

…確かに樹皮を感じさせます。
こういうのを見るとやっぱりターコイズは自然が作りだした産物なんだなぁ、と思いがはせます。
ちなみに…
せっかくなので、ドサクサ紛れにコマーシャル!!

Andy Cadman作
ナチュラル ハイグレード・キャリコレイク使用
¥98,000ナリ
キャリコレイクのジュエリー達もどうぞよろしくです。
もっと他にもご覧になりたい方はコチラを→クリック

ただいま!ニューメキシコ~★


この青く広い空をみると『帰ってきたな~!』って感じがします。
いやぁ、実に9ヶ月ぶり。
日本にいてなにが一番恋しくなるかというとやっぱりこの雄大な景色ですね。
空は同じなんだろうけど、こっちでみる空は格別なりっ!
なんて言ったらイヤミに聞こえるのでしょうか…すみません。
インディアンジュエリーを買い始めた頃は可愛らしく、そして時にヘンテコなモチーフに惹かれてZUNI族のジュエリーばっかり買ってました。
それがこっちに駐在に来てからこの空をみて、ターコイズにはまってしまうとは…
青いターコイズは“父なる空”
緑のターコイズは“母なる大地”

初めて、本によくあるこのフレーズをほんの少しだけ理解したものです。
すべては環境が生み出すのだ!と、深く感動したのを覚えています。
なので、今はこの自然が作り出した美しさにハマって日々給料以上の買い物をしてしまう訳です…。

だってこんなに鮮やかなブルーが自然にできるなんてっ!!
この乾いた大地にですよ?!
インディアンでなくても『これは聖なる石!』と言いたくなってしまいます。
いやぁ、ほんとこの美しいターコイズを眺めていると、ターコイズに賭けた数々の人生があったんだろうなって、少しわかるような気がします。
自分のピンッ!とくるターコイズは絶対にあると思います。
そんなターコイズに出会えたら、それは一生ものです。
皆さんもそんな一期一会を探してみませんか?
ターコイズ一覧は→こちら

ランダーブルー×アーニーリスター!!

なんて贅沢なコラボでしょう!!
皆様、大変お待たせしました!!
以前からお知らせしていた、アーニーリスター氏がついに入荷しましたよ!!
しかも、今回は・・・・・・
あのランダーブルーとの組み合わせ!!

商品詳細はこちらこちら
さすがアーニーリスター、初登場で豪華すぎます!
このリング、アーニー氏が、古いジュエリーのランダーブルーを外し、コインシルバーを贅沢に使用して作品に仕上げたもので、今回2点入手いたしました。
この明るいブルーの発色、濃くはっきりとしたウェブ、
ぜひ太陽光の下で見ていただきたい絶品です!!
ちなみにこのリング、以前このブログでご紹介した、
この写真の、最大サイズのコインを使用しているそうです。

この一番右端のヤツですね
大体100年前のオールドコイン、1枚あたり20000円の、あのコインです・・・
贅沢のきわみ・・・
皆様ご堪能くださいませ。

素敵過ぎるターコイズ

極上ローンマウンテン!どん!

もう素晴らしいの一言ですね。
1965年、まだローンマウンテンの採掘量が豊富だった頃の話です。
ある人がローンマウンテンを採掘するためにブルドーザーを走らせてました。
と、その時、、、
どーん
と派手に地盤が崩落して、ブルドーザーが落っこちてしまいました。
このままでは採掘を続けられない…
重機をそろえる現金もない…
そこで困ったその人は、とあるショップのオーナーさんに支援を頼みました。
そのショップのオーナーさんは快く支援に応じ、その代わりに採れたてローンマウンテンをたくさんもらいました。
そのショップのオーナーさんはジュエリーを作らず、ずーっと倉庫に置いておきましたとさ。

そして時は流れ2010年。

こんな風に僕たちの目の前に現れたのでした。
もう、これだけのものにお目にかかれるかどうか…ってほどの良質の塊ですね。
ジュエリーとして皆様にお届け出来る日が楽しみです。