ランダーブルーのペンダント

ランダーブルーターコイズ・・・・・
レア度、質ともにNo1のターコイズとして知られるランダーブルー。1973年ピクニックの途中にリタという女性がこの鉱脈を見つけたというのは非常に有名な話です。40キロあまりしか採れず、そこから採れたターコイズは美しい青に非常に細かいスパイダーウェブが入っており、世界中のターコイズの中でも最高級とされています。もちろん非常に高価で、もうほとんど市場に出回ることはありません。財産になる宝石です。
なかなかめぐり合うことができなかったり、偽物にだまされたり、バイヤーさん泣かせのこのランダーブルー。
ターコイズを知り始めた人はいつか本物を見てみたいと思うのです。
ターコイズの知識が全然なかった頃、先輩がランダーブルーのリングを婚約指輪にしていました。何も知らなかったけど、すごいと思ったのは今でも忘れません。
そんな記憶に残る石。
去年2013年に、古いジュエリーを中心に集めている白人のトレーダーの方の放出品を購入いたしました。
ジュエリーにしてみるとわかりませんが、こんな古めかしいカラット表記のテープがついていたり、時代を感じさせます。

シンプルにシルバーでまとめたペンダントを5点作りました。
渋みと粗さがまた思った以上にマッチしました。





ダイヤモンドもいいですが、世界に本当に一つだけしかない、歴史あるこのターコイズの王様を一生の宝にするなんて、本当にステキですよね。

トウモロコシの話

今日は朝からこんなを拝みました。

5月は、プランティング(種まき)シーズン
色々なアーティストがコーンの種をまいたと言っていました。
乾燥地帯でも力強く育つトウモロコシは、本当に命をつないできた作物。
そうなると欠かせないのが、雨。
今週末からはホピの各村で様々な儀式やダンスがひっきりなしに行われます。
今年は本当に冬の間に雪が少なく、アメリカ東部では洪水のニュースがたくさんある反面、ここ南西部は干ばつがとても深刻になってきています。
今日から3日間は雨の予報!
ですが、今日は30分ぐらいの小雨でした。
ホピのジュエリーにはたくさんのトウモロコシ



コーンメイデン、トウモロコシの少女と呼ばれるこのカチナもよく登場します。
日本でもキビとうもろこしなど昔から重要な食糧源だったと思いますが、メキシコのトルティーヤなどをはじめ世界的にも古代から重要な野菜だったんだなと改めて思います。
今年は私もコーンを植えてみたので、うまく育つといいんですが。

ノーバートペシュラカイ


だいぶいい気候になってきましたが、相変わらずの強風シーズン。
外に出ると砂ぼこりにやられます。
そんなこちらは卒業式シーズンです。

先週高校を卒業したばかりのケリーちゃん。
大学へ行く人が少ないリザベーションでは、高校卒業は成人式並みの大イベントです。
マライカでもお馴染み、<Arnold Goodluck氏が娘の卒業式のために一式ジュエリーを作ったそうです。
ネックレス、コンチョベルト、セットのブレスレット、リング、ピアスを一式そろえるのがナバホ式。
2日前までできていないと言っていたので、できないのかと思っていたら、前日は朝の3時までトンカチやって仕上げたとか。
さて話は変わりまして、久々にノーバートペシュラカイのキュートな作品が入荷しております。
「ペシュラカイ」という苗字、ナバホ語で「シルバースミス」という意味なのをご存知でしょうか?ナバホ族で一番初めにシルバー細工を行ったと言われる人は、「ペシュラカイ」と呼ばれていました。家系的につながりがあるのかは、ノーバート曰く「よく分からない」・・・そうです。
というわけでノーバートペシュラカイ、彼の名前はノーバート銀職人。シルバースミスになるべくしてなった人。それに性格やアーティスト性がついてきているからそれもすごいです。

七面鳥のデザインやロードランナーが新たなモチーフとして仲間入りしました。


カウボーイたちがずらっと並んだ「カウボーイアップ」と呼ばれるバングルや

細かいスタンプが見事なトンボのデザインなど。
他にも新しいデザインの作品がたくさん。
ノーバートの作品は細かいスタンプで織りなされるデザインが本当に一つ一つ違い、表面の質感ややすりのかけ方など細かいところまできっちりと仕上げる職人技が感じられます。
こちらに他のアイテムもあります。

レオナルドネズ

あっという間に連休が過ぎ、すでに5月中旬です!
暖かくなり、夏が近づくにつれてターコイズジュエリーがもっともっと合う季節になってきました。
今日のご紹介はカッティングワークの美しい、レオナルドネズ

ザ、ナバホカウボーイのレオナルドネズのジュエリーは、高級感があふれていて、それでいてカジュアルなスタイルにも合う、本当に合わせやすい作風で人気です。

↑インディアンジュエリー感あふれる感じのスタイルで、

↑こんな感じでシックなスタイルに合わせると一気に上品に豪華な感じになります。

男性にはネルシャツ、Tシャツと合わせて人気のペンダントは、こんな感じで女性がシンプルなスタイルに合わせてもすごくステキに合わせられます。
バックルは、ジャケットスタイルにも合いますよ。

カッティング部分は一点一点違いますので、お好きな石と、デザインが見事ピタッときている作品は、もうまさに本当の一点ものです。
デザインによっては、カッティングの層が2層、3層と技術が凝縮されているものもありますので、じっくりと見てみてください。
レオナルドネズのジュエリーはこちらから。

Happy Mothers Day!

日曜日は母の日ですね。
こちらでもディナーへ行ったり、贈り物をしたりして母へのねぎらいの日となってます。
ギフトには絶対にオススメ、Phyllis Coonsisのジュエリーのご紹介。


女性作家ならではの色使いで人気のアーティストです。
最近ズンバエクササイズにはまっていて、そんなキャラクターも含め、母の日にぴったりです。


本当の花のような美しい作風は年代を問わず長く使えるジュエリーです。
では皆様、Happy Mothers Day!

Local Food メキシカン

今日は久々に、食べ物の話。
最近おかげさまで!?日本人の観光客の方に出会う機会がたくさんありまして、そのときに必ず、どんなもの食べてるんですか?と聞かれます。
というわけで、ニューメキシコ州のローカルフード紹介。
メキシコ人がたくさん来ているニューメキシコには、メキシカン料理屋さんがたくさんあります。といっても、本場メキシコとはまったく違ったアメリカンメキシカン。
こちらは地元の人に愛されるレストラン、ギャラップのJerry’s Cafeのメキシカン。

エンチラーダと呼ばれる、コーンのトルティーヤにビーフかチキン、チーズが入って棒状になったものに、レッドチリがどばーっとかかってます。
メキシカン料理のオーダーで、Red Or Green? とチリの種類を聞かれると言うのはニューメキシコの定番ですが、とりあえずどちらにしても、 「On The Side」と言うのをお忘れなく。小さいカップに入れて別で持ってきてもらえます。
ただのチリだけでなくて、お肉や野菜と煮込まれたチリソースなので、死ぬほど辛い!ってことはなく旨みが出ててすごくおいしいです。(でもたまに死ぬほど辛いときが30回に1回ぐらいあります。。。)
メキシカンプレートのサイドに載っているのは、だいたいメキシカンライスとビーンズの組み合わせ。
メキシカンライスはトマト味でおいしいですが、ビーンズは豆のペーストで、日本人の方は結構苦手な方も多いみたいです。
だいたいこのペーストとセットされるのですが、ダメな人は、No Rice and Beans But Fries!で、ライスとビーンズをフライドポテトに変更することが大体のレストランでできますよ。
このエンチラーダには、ぜひ目玉焼きをつけてみてください。
「With Over Easy Egg」です。半熟の黄身とからんでおいしいです!
夕飯には、このエンチラーダとステーキのセットがオススメ。
カロリーは激しく高いとは思いますが、ニューメキシコにきたら是非、チャレンジです!!

久々、ドンデワ新作

もうすぐ!?ゴールデンウィークですね!!!
今日カレンダーを見るまでまったく気がつきませんでした。
もうすぐ五月、夏はもうすぐですね。
さて、ものすごく久々の気がする、ズニの巨匠、Don Dewa氏の新作がずらずらっと14点ほどオンラインショップに掲載されてます。
気がついたらいつの間にかいなくなっていることが多いドンデワ氏の作品。
今回は人気のリングを中心に、シンプルなデザインのものをオーダーしてみました。
オススメはこのリング。

伝統的な4色、ジェット、ターコイズ、コーラル、シェルの組み合わせが渋い。
ズニの物語には、この4つの石で作られた家に住んでいたとされる精霊がいた、と本で読んだことがあります。

これは、ペンダント自体がリバーシブルで2対のサンフェイスが楽しめます。
カットや磨きの滑らかさ、シルバーの厚みはもちろんのこと、細かいところまで手を抜かない几帳面さが感じられ、やはり巨匠と呼ぶにふさわしいなーという感じ。
ドンデワの技術はもちろんですが、他のアーティストにはない独自のデザインセンスは本当にすばらしいと思います。
以前オーダーした写真を見せて、こんな感じのものと頼んでも、少しずつデザインを変えて、次はこんなのを作ってみたいといつも目を輝かせている、本当のアーティストセンスのある作家さんです。
ドンデワの新入荷、こちらです!

Fred Harvey 入荷

先日はオバマ大統領来日のニュースが大きく取り上げられていましたね!
こちらのニュースでも、天皇陛下との会食の様子がトップニュースになっていたり、ロボットを見学する様子がコメディーショーで取り上げられたりしていました。
あのロボットには日本人の子供が入っている!という冗談で大笑い。アメリカっぽいですね。
ニュースなどあまり興味がなかったからかもしれないですが、こんな待遇で招かれる人を生まれてから初めて見たような気がします。
それはさておき、こちらもビックニュース。
久々に、大量に仕入れました、Fred Harvey Styleジュエリー。


こうやってまとまった姿を写真に収めると、圧巻です。
古さが伝わってきますね。

まだ一部ですが、オンラインショップにも掲載されてます。
古いジュエリー、本当に見かけることができなくなってきました。
価値のある一点もの、みてみてくださいね。

ウィルソンジム揃いました。

昨日はイースター祭。
キリストの復活祭なのですが、地元の人にもよくわからない、タマゴとウサギの日です。
卵をいろいろなところに隠して子供が探すというエッグハンティングが行われます。
カラフルにペイントされた大量のゆで卵をゲットしたので、当分はたまごサンドが続きそうです。。
さて、今日はウィルソンジムのジュエリーのご紹介。
トーマスカーティス、ジェニファーカーティス、
ウィルソンジム、トーマスジム、ダンジャクソン、
ロンベドニー、パットベドニー・・・。
そうそうたるアーティストたちですが、実はこの人たちみんな、父が兄弟などの親戚同士なんです。
すごいですよね。
その中の一人、ベテランウィルソンジム
厚みのあるワイヤーを使ったバングル。


スタンプもそうですが、やすりやラインの美しさに几帳面さが垣間見えます。

細工を施したリング。
ペンダント。

製作数があまり多くないので、こうやって数が揃うことはとても珍しいと思います。
揃っている今のうちに、ぜひいろいろなスタイルのウィルソンワークを見てみてくださいね。

ビーズワーク入荷

日が伸びてきて、ようやく春らしくなってきました。
昨日は美しい夕焼けを拝みました。

そんな中、少しテイストの違うナバホのビーズワークのご紹介。
ビーズワークを作る人は結構多いんですが、昔からデザインの代わり映えがあまりなく、そんなに数を仕入れたことがなかったんです。
でもこの人の作品を見て、久々に入れてみました。


革の質感とブラスビーズ、色合いと細かさがとても美しいです。
このポーチになったものは、コーンの粉を入れて儀式に持ち歩くためのものです。

フェザーのデザイン。カラーグラデーションがとても滑らかです。

こんな傑作もあります。
女性ならではの独特の色使いが美しい、Shawana Goodluckの作品、色のバリエーションがいろいろあります。