もうすぐ3月。
ニューメキシコも日が長くなり、あたたかくなってきました~。
とはいえ、4月になっても急に雪が降ったりするから油断はできません!!
こちらは大きなジュエリーショーが近づき、そして急な出張が入ったり、なんだかバタバタしている毎日です。
さて、本日はAaron Andersonの工房に行った時のご報告。
Jason Takalaが「芸術家」とすれば、Aaron Andersonは「ち密な設計士」という肩書がつけられるのではないかと
勝手につけさせていただきました。
Aaron Andersonの工房は、私たち駐在員の滞在する場所のすぐ近くにあります。
きちんと整列され、整頓された美しく広いスタジオ。
「Let’s Rockn Roll!!」
と大柄な体でがははと笑いながら作業スタート。
まずは、設計士さながらの設計台の上で、トゥファストーンにデザインを刻んでいきます。
アーロンの仕事のほとんどが、このトゥファにデザインを刻むその性格さにかかってきます。
デザインを刻む深さが作品にすべて表れるので、ち密に、かなり正確でなければ美しいラインが出ません。
私たちの工房訪問は午後2時、午前中をかけてこの一本を刻んでくれたそうです。
(すみません、写真は使用後で割れてます。)
左上には、これからペンダントでも作るであろうトゥファが置かれてますね。
そのあと入念にトゥファストーンを温め、
手で温度を測りながら温めていく達人技。ほどよい温度になったら準備完了。
反対側にまっすぐなトゥファをセットしてゴムで止め、
刻んだデザインの中に高温で溶かしたシルバーを流し込んでいきます。
あ!!
Sandia Peak
今日は、ニューメキシコの観光情報をお届けします。
ずっとずっと行きたいと思いながら、なかなか機会がない近くの名所ってありますよね・・・・。
12月に行ってきた、Sandia Peak「サンディアピーク」のご紹介。
どんな所かというと・・・・。(他サイト引用ですみません)
ニューメキシコの主要空港のあるアルバカーキの東にそびえる3,113mのサンディア・ピークには、麓から頂上まで乗客を運ぶロープーウェイがありますが、ギネスブックにも掲載されている世界最長のロープーウェイ。
頂上にはフルサービスのレストランHigh Financeがあり、エレガントな雰囲気の中でアルバカーキの100万ドルの夜景を楽しみながら食事ができます。
こちらが入り口。
「世界最長」という記録は残念ながら近年塗りかえられてしまったそうですが、
ものすごい長いのに、ものすごい速さでロープーウェイが登っていくのにびっくり!
さまざまな山を越えながらどんどん上に。
冬は鹿の足跡を眺めることが出来たり、
夏は熊が散歩していたりするそうですよ~。
ロープーウェイだけでなく、トレイルもあるので夏はトレッキングにも最適☆☆
ようやく頂上に着くと、なんと山の反対側には・・・・・。
スキー場!!!
スキーウェアに道具をかついでロープーウェイに乗り込み、
山の反対側で一日スキーを楽しむ人もいるそうです。
それにしても、頂上は寒かった!!
サンディアピークの近くには、「サンディアリゾートカジノ」という
カジノ&ゴルフ場&リゾートホテルもありますよ☆
芸術家の作品
昨日は大雪で、朝から道が凍っておそろしいドライビングでした・・・。
バレンタインセール、たくさんのお買い上げありがとうございました!!!
こういう機会に、新しいお客様にジュエリーを手に取っていただきジュエリーを知るきっかけになっていただけたらと思います。
またたくさんのいい商品を仕入れていきますのでお楽しみに★★★
さて、本日は巨匠Jason Takalaの工房訪問のご報告です。
仕入れを毎日していると、たくさんの作品を見ていく中ですごい人のすごさをついつい忘れがち・・・。
作品の話よりも日常生活の話の方が多くなりがちで・・・。
今回の工房訪問は、そんな一人ひとりのアーティストの技、他の人との違いを肌で感じ、あらためて作家のジュエリーに対する愛情を感じることができました。
Jasonの代表作、メイズその中のどこにすごさが隠れているのか。
すべて同じように見えますが、パターン(型)を使わないJasonは、一つ一つの作品をすべてコンパスで描き、その線に合わせてカットしていきます。
↑14金の上に描かれたメイズの下書き。
できあがりは特に、「マン」の人の部分はよーくみると全然形が違ったりします。
ホピのほとんどの人が、型を作ってそれをなぞって下絵を描いていくのですが、Jasonは一切型がないため、一つ一つ作品のイメージをスケッチブックにデッサンし、それをもとに
シルバーに絵を描くようにデザインを刻んでいきます。
カットの技もやっぱりすごい!!!
糸のこの選択から、カットの順番などジェイソンならではの細かい技が盛り込まれています。
(せっかくのジェイソンだけの技・・・・なので、あまり公表しないでおきますね。)
それにしても、気の遠くなる作業。
そして一瞬も気が抜けないカット。
重ねられた二枚のシルバーを、ハンマーで形をつけていく力技。
この細い体のどこにそんな力があるのか・・・ホントに脱帽です。
技術ももちろんのこと、イメージをデッサンして考えていくところなど、本当に芸術家の作る作品なんだなと感激します。
ない道具は自分で作り、
今までに誰もやったことのないようなデザインを常に追求し、
その根底には儀式を欠かすことのないジェイソンのホピの魂が宿っています。
ちょうど先週、雪を祈るためのダンスに参加したというジェイソン。
そのダンスのなかで、ホピの男性がキヴァの中で吸っていたという神聖な「ホピたばこ」もご披露いただきました。
なんだか、いろいろ感謝感謝の巨匠探訪でした。
次回はジェイソンお手製のステーキをごちそうになる予定(笑)
こちらの作品も近々入荷しますのでお楽しみに。
今ある作品を、これを知ってから見てみると、またいっそう素晴らしさが分かっていただけるかと思います。
Jason Takalaの作品はこちらから。
今日まで!!!!
新アーティスト!
バレンタインも近づいてきましたねー。
アメリカでも、ハートやラブのモチーフでいっぱいのスーパーになんだか心がやられ中(笑)
日本ではセールも開催しますし、ぜひこの機会に大物を狙ってみてください!
さてさて、新入荷では新しいアーティストが登場してます。
LEE BEGAY
キャスティングの若手アーティスト。
キャスティングを習った師匠は、兄弟の日本でも有名なDarrell Begay氏。
また若手のPhilander Begay氏も彼のキャスティングの先生でもあります。
若手ならではのセンスががっつり出ています!
帰国しているときに、若手のアーティストってどんどんでてきているの?とか、新しい新鋭アーティストは増えているの?と聞かれることが何度かありました。
昔は銀が安かったためシルバースミスは一つの職業として成り立ち、一家に一人、多い所は家族全員がシルバースミスという家庭もたくさんありました。
が、今の現実は銀の高騰、賃金が作りに対して合わなかったりで、シルバースミスがお金を稼ぐツールとして成り立たなくなってきています。
有名なアーティストはお客さんがいるのでまだまだがんばってくれていますが、無名の安いジュエリーを作ってくれていた作家はどんどんシルバースミスをやめ、他の職業についています。
特に顕著なのがホピのアーティスト。
銀の高騰で材料代が上がり、稼ぎがほとんどなくなってしまうため制作をストップしている人が多いです。
なので、貴重な若者の新鋭アーティストは、ほんとにがんばっていってほしいところ。
若手がシルバースミスを継がなければ、作風がどんどん失われていってしまいます。
こういう新しい素晴らしい才能を持ったアーティストは、マライカでもどんどん背中を押していきたいと思っています。
なんか熱くなってしまいましたが、
そんな新鋭アーティストの作品、入っていますよーのお知らせでした。
長年夫婦で頑張っている、こちらの大人気ズニ作家の作品も大量に仕入れることが出来ました★
スーパーボウル&日本&セール
駐在員の一人が、おとといまで短期日本帰国をしておりました。
久々の日本は、
寒かった!!!!
東京でも雪が降った日、海沿いのお店を周りながら、みんなにアメリカの方が雪が降ってて寒いでしょ?と聞かれましたが、日本の寒さはハンパじゃなかったです・・・。
なぜ?
湿度が高いから寒く感じるのか、アメリカでは車で移動するばかりだからか・・・。
なにもかもが小さく感じた私。。。
アメリカンサイズに慣れるというのは恐ろしいことですー。
そしてインディアンジュエリーをたくさん取り扱っている新しいマライカのお店、とてもステキに仕上がっていてうれしい限りでした☆★
もっともっとお客さまの要望にこたえられるように仕入れがんばっていきます!!
柏店。
駅からすぐのとても便利な場所。
地下のスペースにたくさんジュエリーがあります。
とっても落ち着く心地のよい作り。長居しちゃいそうな雰囲気です。
鎌倉店。
小町通りをぷらぷらとゆっくり散歩しながら奥まで行くと、なんだか名所になりそうなマライカが。
2階が高額ジュエリーのフロアになっています。
一見の価値ありです。
そしてそして来週から、ついにセールが始まります☆★
店舗販売優先のため、オンラインでは時間差で買いのがしてしまうことがあるかも・・・。
インディアンジュエリーのセール、なかなかできる機会がありませんのでぜひこの機会に皆様
店舗に足を運んでみて下さいね!!
そして、休む暇もなく今週末はアメリカ全土の大イベント、
スーパーボウル
がやってきます。
アメフトのシーズン終わりの決勝戦。
日本でいえば、野球の日本シリーズみたいなものでしょうか。
アメフトファンはもちろん、イベント大好きなアメリカ人はとにかくこの日に家庭でパーティをして、ビールを飲み、ピザを食べながらスーパーボウル観戦!
そんな全土の注目する視聴率の高いスーパーボウルは、CMも各社大金をだして、気合を入れて作る新しいものばかりなので見逃せません。
が、この時期は毎年仕事の関係でゆっくり見る事が出来ない。。。
きっと日本のニュースでもやるのではないでしょうか??
久々に帰って来て時差ボケで朝早起きをしていたら、こんな素敵な朝焼けが。
日本もニューメキシコも、どちらも癒される場所です。
なんかヒモ出てるよ…
新年明けて久々のLucion Koinvaの訪問。
ポケットからなんか出てますけど…
『あ~これねHosspuwiって言うんだよ。』
ヒモの先にロードランナーやイーグルなど神聖な鳥の羽を結びつけたHOPI族のお守りなんだとか。
年末にHOPI族の男性は祈りを込めて作り、それを新年に村人達は身に付け、しばらく身に付けた後は車のミラーにつけたりして一年のお守りにするんだそうです。
その後来たKevin Takalaもちゃんとつけてました。
HOPI族の人々は本当に信仰の深い部族。
今でも毎月色んな祈りの儀式があり、ちゃんと人々の信仰心が村に根付いています。
セレモニーに参加する事をすごく誇りにしているし、HOPI村を離れて暮らす村人もセレモニーの時期が来ると村に戻ってきます。
HOPI村を訪れた際に驚いたのが、時代が変わってもそのセレモニーの風景は昔の写真と同じだった事です。
今もちゃんと繰り返され、老若男女が参加しています。
そしてHOPI族のジュエリーにもその信仰心は表現されています。
例えば…
雨雲の下に見える?! ロングヘアカチナ
夏にコーンや作物の豊穣を願って雨をもたらす為に祈ります。
(Bennet Kagemveama作 35,000円)
聖なる羽を力強く広げるイーグルカチナ
初夏に人々の雨を願う祈りを精神世界まで持っていくという役割があります。
(Jason Takala作 42万円)
愛嬌たっぷり♪ マッドヘッド
道化やドラムなど実は色んな種類がいるマットヘッドはいづれも霊的なものと人々を繋ぐメッセンジャー。
(Alvin Talor作 20,000円)
悪い子はいねーかー?! ブロードフェイスカチナ
セレモニーの際悪魔を遠ざけ人々を守る〝なまはげ〟のようなカチナ。
(Lucion Koinva作 22,000円)
意味を知るほどにハマるHOPIのモチーフ。
作家によって同じモチーフでも雰囲気が違うのもまた見どころです。
シンプルなだけにその差がわかってくると面白い!
ちょっとこだわり派な方には是非おすすめ!!
わかる人にしかわからない奥深いHOPIジュエリーです。
そうだ…
ロスに行こう!
3連休前日、急に街をでたくなってアムトラックに飛び乗ってみました。
“Amtrak” とはアメリカ全土を走る旅客鉄道の事。
思い立って駅にいくと、1日に1本しか出てないロス行きは出発まであと30分!
急いでトランクに荷物を放り込み駅まで走って、興奮しながら列車を待つ事40分…。
さすがアメリカ…時間通りになんてきませんから~!!
でもこの列車なかなか使えます★
GallupからLos Angelsまで14時間、$65。
夜出発して朝にはロスに到着。
普通座席といっても脚用のシートが出てくるし、長身の私でも足が伸ばせるゆったりシートでした。
乗ってる人もまばらで長距離一緒って事もあり結構みんなフレンドリー。
寝てる間に合い席の人が変わっていたり。
運良く目を覚ますと車窓から日の出が拝めたり。
なかなかドラマのある車内です。
世界の車窓が好きな方なら結構オススメです。
さて…なんでロス?!
答え,
ニューメキシコ州にはない海が恋しくなったんですねー。
そしてチケット代程したロブスター。たまにはね、自分にご褒美♪
番外編でした。
たまむし…アップル…
某有名コレクターよりキャリコレイクを仕入れて参りました。
ジャン!
目にも鮮やかなアップルグリーンのキャリコレイク!
キャリコレイクといえばやっぱりこの顔ですよね。
一時ふんだんに出回ったこのハイグレードのアップルグリーン・キャリコレイクも今じゃホント採れなくなっています。
そして最近出回ってるのはこの淡~い空色のキャリコレイク。
これもまぁまぁな値段がするんですよね。
中にはナンバーエイトに似た表情のもあったりするので、コレはコレで個人的には好きです。
しかし最近ほんとにビズビー、キングマン、キャンデラリア、キャリコレイク…今までイメージしていた顔のターコイズがほんと手に入りにくくなってます。
時代と共に同じ名前のターコイズでも全然表情が違うのがターコイズのオモシロイところ!
自然が作り出した美しい産物。
二度と同じものは手にはいらないこらこそ、その買い時が難しくもあり、ある種ギャンブルでもあるんですね。
超入手困難!!今後価値がグッ!っと上がる事間違いなしのアップルグリーン・キャリコレイク。
いまならまだありますよ~。
Fred Peter作 40,000円
Ivan Howard作 66,000円
Leon Martinez作 250,000円
続きはコチラから→★★★
☆といえば…
休みの日はサンデーフットボールを観る
なんてのがこっちのポピュラーな過ごし方。
先日も知人の家でフットボール観戦をするというので遊びにいきました。ビールにピザにホットウィングそんなアメリカンなスナックを用意していざ観戦。昼過ぎから始まるゲームはおよそ4時間ほど続きます。
こっちの人はとにかく熱い!スラングの混じったヤジを聞いてるだけでも結構面白かったりします。
今日は…ジュエリーファンならご存知!
中には昨年のデモンストレーションで会った方もいるのでは?!
GARY REEVES
彼もまたフットボール大好き!!
ちなみにダラスカーボーイズという★が目印のチームのファン。
以前に私達の車にダラスカーボーイズのステッカーをプレゼントしてくれました。
(ファンじゃないんですけど…)
彼のホールマークにも大好きなダラスの★が光ってます↓
結構このホールマークって作家の性格が出ておもしろいです。
そんなゲーリーおじさんのアイテムも入荷してますよ♪
人気のシンプルなスタンプワークが光るリング。15000円
そしてお馴染みコインのペンダント。18000円
ゲーリーアイテムの魅力はなんと言ってもスタンプ!!
パターンなんてものはなくゲーリーの気分によってモチーフが刻まれていきます。
よくみると一個のモチーフは複数のスタンプで出来ていたり。
まさにシェフの気まぐれ風とでも言いましょうか。
シルバーだけの商品はどうしてもセンスの差が歴然とでてしまうもの。現地でもゲーリーに憧れて似た作風を作る人もいますが、このセンスはやっぱり誰にもコピーできないもの!!
だからこそ長年に渡ってゲーリーのアイテムはインディアンジュエリーの代表格として認知されているのでしょう。
どちらも人気商品なのでお見逃しなく!!
ちなみに…どうしてもターコイズマニアの方に紹介したいこの逸品。
オービルジャックですよーーー!!!